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ショタ攻めの記事 (40)

鶯命丹 2023/12/03 16:51

淫魔ショタ×ガチムチおっさんヴィーニャ編

【あらすじ】
 不器用空回り系、黒山羊下半身の褐色淫魔ヴィーニャくんが、ラーイと健介との研修を終えた後、お気に入りの宿主を見つけた話。
 全文14000文字程度
 3Pのおまけストーリーあり(3000文字程度)
 おまけは支援者様限定

【傾向】
 ショタ攻め、ガチムチ受け、攻めフェラ、尻舐め、手マン、潮吹き、♡喘ぎ、濁点喘ぎ

【登場人物】
 ヴィーニャ――攻め、褐色の肌と黒山羊の下半身、黒山羊のツノを持つ淫魔。17、8歳くらいの青少年期の外見をしてるが、生まれて間もないばぶちゃん。元気でやる気はあるけど不器用で空回りしがちなダメダメ淫魔。
 肉厚で食い出がありそうな人が好きらしいことがわかった

 熊谷保憲くまややすのり――受け、髭面眼鏡のコックさん。ガタイが良く、強面で前科者・ヤクザって友達に揶揄われてる。絶対格闘技やってたでしょ?柔道部?ってよく言われるけど手芸部だった。
 顔が怖くて子どもに泣かれちゃうけど本人は子ども好きだし困った人をほっとけない心優しい男。親の残した小さなレストランを営んでいる。美味しいので繁盛してる。
 おじさんて言われると気になる30代前半。


 

【おまけあらすじ】
 せっかく見つけた好みの人間なのになかなかえっちできないよぉふえぇ……ってなったヴィーニャ君がラーイお兄ちゃんのところに行って健介の精気をもらう話。3P。

 
【傾向】
 ショタ攻め、ガチムチ受け、攻めふたり×受けひとりの3P、イラマチオ、串刺し、窒息、潮吹き、♡喘ぎ、濁点喘ぎ
 
【登場人物】 
 ラーイ――金髪で色白、華奢で儚げな天使みたいな容姿してどこに出しても恥ずかしくない強欲で淫乱な淫魔。
 宿主の健介を快楽責めにして食い荒らすのが好き。

 健介――ラーイの宿主。ガチムチのドM。精気をドチャクソ喰われるのが好き。淫紋があるので死後の魂もラーイのもの。

 おまけ(3000文字程度)は支援者様限定。
  
――――――――――――――――
 
「よーし、腹いっぱいにもなったし頑張って獲物探すぞー!」
 ヴィーニャの元気いっぱいはりきった声が夜空に響いていた。
 ――しかし数日後……
「だめだ……全然いい奴見つからない……」
 意気込みむなしくヴィーニャはすっかり飢えて、裏路地にしゃがみ込んでしまった。
 獣の脚と同じ毛皮に覆われた脚を折り、膝を抱えた腕に顔を伏せる。
「おれ……やっぱり淫魔の才能無いのかなぁ……」
 涙に詰まったひとり言をぽつりと呟いて、ヴィーニャが鼻を啜ったその時……
「おい、大丈夫か?」
 低い声が、ヴィーニャの頭上から落ちてくる。
「えっ?」
 飢えで涙目になっていたヴィーニャが顔をあげると、心配そうに眉をひそめたメガネをかけた髭面の男が屈み込んでいた。
 真っ白く、襟の少し高い服に身を包んだ男は、男らしく角ばった顎を噛み締め、髭に囲まれた口角をへの字にさげている。太い眉が気遣わしげに下げられているが、見ようによっては険しい表情にも見える強面だった。
 少し曲げた膝に付いた手は大きく筋張っていて、突っ張っている腕は筋肉質で太い。
 男盛りと言った様相の男を視界に捉えた途端、ヴィーニャの胸が高鳴り、身体の奥が熱をもつ。
「あ……見つけた……」
 ヴィーニャの淫魔としての本能が悟った。
 目の前の男こそ、自分の好物である。と――
 ヴィーニャは飛び上がるように立つと男の逞しい肩をガッと掴んで詰め寄った。
 間近に覗き込む男の目は驚愕に見開かれていたが、そんな表情さえ、ヴィーニャの鼓動を早くする。
 男の黒目に、喜色満面な自身の顔が映り込んで、ヴィーニャは更に破顔した。
「おれ、ヴィーニャって言います! あ、あの、あのっ! ご、ご飯っ、食べさせてください!」
 ヴィーニャの勢いに気圧され、折っていた膝を伸ばして上体を引いてた男。
 驚愕にぽかんと口を開き、呆然とした目でヴィーニャを見ていたが一瞬ののち、ぶふっと吹き出した。
 男くさく厳しい顔が、破顔により一気に親しみやすくなる。
 男はくつくつと肩を震わせて笑っていたが、大きく息を吐くとヴィーニャを見た。
「すっげえ正直だな! いいよいいよ。飯食わせてやるからこっちおいで」
 笑って頷く表情は案外柔らかい。
 そんな表情すらヴィーニャの食欲を刺激する。
「はぁ~い♡」
 目尻にほんの少し皺の寄った男の顔を見つめ、ヴィーニャは久しぶりのご飯の予感に、胸と股間を熱くして男の後に続いたのだった。
 
 しかし……
 ヴィーニャが俯いていたのは建物と建物のあいだ、狭い路地である。
 その狭い路地を形成している片方の小さな建物の裏口に入っていく男を追うと、そこは小さなレストランだった。
 ヴィーニャは物珍しさにキョロキョロと視線を動かしていると、前を歩いていた男が振り返って言った。
「そこに座ってろ。今準備する」
 男が視線で指すカウンターの一席に腰掛けると、奥にあるキッチンへ入って行く男。
 見える男の背中の逞しさにニヤニヤと相好を崩しているが、ヴィーニャはかすかに誤解が生まれていることを予感していた。
「もしかして……言葉通りの意味だと思われてる……よね。これ」
 どうやって訂正しようか……言葉を探っているうちに、男は手に皿を持ってヴィーニャの前に現れた。
「おまちどうさん。賄いで悪いが、まだ残ってるから好きなだけ食えよ」
 男は破顔してヴィーニャの前に皿を置くと、大きな手でぐしゃぐしゃと頭を撫でた。
「うわっ! あ、ありがとう……いただきます……」
 ――ご飯からでもまぁ、なんとか、微かに精気を頂けるから良いか。
 ヴィーニャは諦めにも似た思いで目の前の料理を口に運ぶ。
「うわ! 美味い! おじさんこれ超美味い!」
 ヴィーニャは瞳をきらめかせて男を見上げた。
 うまいうまいと思わず口から感想が漏れてしまうヴィーニャの姿に破顔した男は照れくさそうに首を摩る。
「そんなに喜ばれると嬉しいもんだな。どんどん食えよ」
 男の言葉を待つまでもなくヴィーニャは料理にがっついた。
「おじさんて、コックさんなの?」
 がっつきながらヴィーニャが質問する。
「ああ、小さい店だけどな。ここは俺の親父から受け継いでんだ」
 男は熊谷保憲(くまややすのり)と言う名であり、この小さなレストランを営む料理人であると言う。
 「あー、ぽい! おじさんおっきくて料理上手そう。料理上手のクマっぽい」
 ヴィーニャがなんとも感覚的な感想を言うと熊田は「たしかに。昔から身体が大きくて、名前も熊田だし、クマって呼ばれてたなぁ」と口髭に覆われた口を大きく開けて朗らかに笑った。
 
 すっかり胃袋を掴まれたヴィーニャはクマの元に足繁く通う事になった。
 
 小さなレストランはなかなかに繁盛している。
「クマ! 3番テーブルランチB2つ!」
「おう! これは1番さんだ!」
「はぁい!」
 ヴィーニャは賄いだけでいいからここに置いてください! と頼み込んだ。
 最初は渋ったクマだったが、路地でうずくまるヴィーニャに声をかけるくらいのお人よしだ。
 最終的にはヴィーニャの頼みを断りきれず「本当に賄いしか出ないぞ」と言い承諾してくれた。
 ヴィーニャにとってはなんとかクマとの接点も持ち続けるための苦肉の策であったが、店の仕事はなかなか楽しい。
 人間ごっこを楽しむヴィーニャに、クマも、店の常連たちも暖かい眼差しを向けている。
「ヴィーニャ君とこうしているとな……なんか、子どもがいたらこんな感じかなって思うことがあるよ」
 クマは目を細めて穏やかに笑っている。
 顎髭の中で厚く男らしい唇の端がくっと上がったその男らしい笑顔に、ヴィーニャの胸が高鳴った。
「おれも、クマと一緒にいると楽しいよ」
 ――おれら式の食事もできたらもっと楽しいんだけど……
 クマの隣、同じソファーに腰掛けてヴィーニャはときめきと煩悶を味わっていた。



「クマとは良い感じだけど、魅了の魔法がうまく効かないのかなぁ……なぁんか、いまいちエロい空気にならないんだよなぁ」
 クマの店に居候するようになって数ヶ月――ヴィーニャはいまだにクマと清い関係のままであった。
「クマの作るご飯も、精気がこもってて美味いけど……そろそろ精液も食べたいなぁ……ラーイのとこ行こ〜」
 ヴィーニャは与えられた部屋から出て階段を降りて行く。
 クマの店のある建物は、上階が居住スペースとなっていた。
 玄関に向かうヴィーニャの背後から、クマが声をかけた。
「ヴィーニャ君、出かけるのか?」
「うん! ちょっと友達んとこ行ってくる」
「夜遅いから気をつけろよ? 鍵は持ったか?」
 クマは眼鏡の奥の目をすがめて渋面を作る。一見すると不機嫌で威圧的な表情だが、これは心配している顔だ。
「おれ、淫魔だよ。心配すんなって!」
 不安げに顔を曇らせるクマに笑いかけてヴィーニャはドアノブを捻る。
「鍵も持ったから先に寝てて。行ってきます!」
「おう」
 クマの渋面に明るく手を振り、ヴィーニャは玄関を飛び出した。


――――――――――――――――
「ただいま〜。はぁ〜楽しかったぁ~……クマ、もう寝ちゃったかな?」
 玄関ドアを開けて、ヴィーニャが階段を登ると、暗く静かなリビングが出迎えてくれた。
 しん、と冷えたリビングにクマの気配は無い。
 淫魔であるので暗い部屋でも困らないヴィーニャが時計を見ると、いつもならまだクマはリビングでくつろいでいたり、キッチンで料理の研究をしていたりするような時間だ。
「珍し~な……クマぁ……」
 訝しみながらリビングを抜け、クマの部屋の前に来たヴィーニャがはた、と足を止めた
 ヴィーニャの鼻腔に濃い精気の匂いが漂ってくる。
 驚きと、歓喜に大きく息を吸い込んだヴィーニャは目の前の扉を勢いよく開け放った。
 そこにはベッドの上に仰向けになって、自身の陰茎を扱くクマの姿があった。
「あっ! こ、こらっ! 突然開けるなっばかっ! 早く出てけっ!」
 急に現れた同居人の姿に気付いたクマが、顔を真っ赤に染めて怒鳴る。
 しかし、ヴィーニャは命令に反してにまにまと顔を綻ばせて小走りにベッドへと乗りあがった。
 局部を隠そうとするクマの手を握り退けると「まぁまぁ! おれに任せてよぉ~」と大きく口を開けて勃起した陰茎に食い付いた。
「お゛っ♡こ、こらっ! あ゛っ、まてっ、あぅ……うぅっやめ、ろっヴィーニャ、あ゛っ♡」
 クマは腰を引き、太い腕でヴィーニャの肩を掴むと必死に逃げようとする。
 しかし、ヴィーニャはクマの太い腰にしがみつく。
 喉の奥まで勃起肉を飲み込み、じゅる♡じゅるるっ♡、と音を立てて硬い肉を啜り、舌を絡めてむしゃぶりついた。
「ん……♡はぁっ♡ふぁ……♡クマのちんぽ、うまぁ♡ずっと食いたい♡って思ってたんだぁ♡クマには性欲ないと思ってぇ遠慮してたんだけど……オナニーするなら言ってくれれば良かったのに♡」
「んおッ♡ヴィーニャッ♡ヴィーニャくんッ♡こらっ♡やめろっ! あ゛っ♡だめ、ダメだッ♡口、離してくれ゛ッ♡こんな……あ゛ッ♡咥えるなんて、あっ♡やめてくれ゛ッ♡」
 クマは拒否する言葉を繰り返しつつも、腰はひくひくと揺れ、太く逞しい足がぐっ、とシーツを蹴り、快感に伸び始めている。
「クマ気持ちいい? ちんちんびくびくしてるぅ……はぁ、嬉し~♡早く射精しろ~♡新鮮精子飲ませろ~♡」
 ヴィーニャがねっとりとした我慢汁と、唾液にまみれた口内で根本からカリ首まで扱き、強く吸う。
 とぷとぷと我慢汁を溢れさせる鈴口を、舌先でちろちろとくすぐる。
「ゔゔぅッ♡あっ♡待て! 待っ♡ん゛ん゛ッ♡あ゛あ゛ッ♡」
「我慢しなくていいんだって〜♡早く♡早く♡精子出せ♡いっぱい精液飲ませろ〜♡」
 ヴィーニャはにこにこと機嫌良く手淫を施し、喉奥まで勃起ちんぽを咥えると、張り詰めた肉が口内でびゅくっ♡びゅくっ♡と収縮する。喉奥に勢いよく精液が叩きつけられた。
「ン゛ッ! お゛ッ♡お゛ッ♡ゔぅ゛ッ、あ゛♡あ゛あ゛っ♡」
「あぁ~うま♡ねぇ、ねぇ♡もっとしよ? 俺、もっといっぱいクマの精気ほし~♡」
「あ゛っ! おいっ! だめだっあ゛♡ど、どこ触ってんだっあぁ♡ぅぐぅ♡」
 射精の余韻にびく、びく、と収縮するちんぽを舐めしゃぶりながら、むっちりとした尻肉をかき分けて窄まっている尻穴をぐにぐに揉むヴィーニャ。
 クマはヴィーニャの細い指から与えられる刺激にかすかに腰を揺らしながら、いたずらを止めさせようと手を伸ばす。
 しかし、クマが止めるよりもヴィーニャの細い手がクマの膝裏を掴む方が早かった。
 重量のある男の足を軽々と持ち上げると、クマの尻穴はあっけなく天井へと晒されてしまった。
 窄まりを隠そうと手を伸ばして、クマは顔を真っ赤にした。頭の方へ足が来ているせいで苦し気な声が必死に叫んでいる。
「うお゛っ! こらっ! ヴィーニャッやめろっは、離せっ!」
「大丈夫大丈夫。ちゃんと研修も受けたし、きちんと気持ち良くしてあげるから、ね♡」
 怒鳴るクマを無視して膝裏を持ち上げたヴィーニャは、少年らしい無邪気な笑みを浮かべると、れぇ、と舌を伸ばしクマの晒された秘所を舐めた。
「い゛ひぃっ! やめろっ! あ゛っ♡いやだ、あっ♡だめっ、あ゛ぁ゛♡」
「らめ? そうなの? でもクマの雄尻は俺の舌でペロペロするたびきゅん♡きゅん♡て締まって嬉しそうだよ? ほら♡」
「んぉぉッ♡やめ♡らめらぁ♡あ゛っ♡あ゛っ♡ぁひぃぃん゛♡」
 ヴィーニャが舌を広げて尻穴から会陰をれぇ♡と舐る。
「ほらぁ♡気持ちいいでしょ? んっ♡はぁ♡……たくさんペロペロするからトロトロケツマンコになってね♡」
 ドロドロと唾液にまみれたヴィーニャの舌が、ひく♡ひく♡と蠢く肉の輪を舐り、ちゅぷっ♡と音を立てて侵入していく。
「ああぁ〜ッ♡やだ♡やら♡うぅぅッ♡ヴィーニャくん゛ッ♡らめッ♡それやら゛っ♡」
「ほれっへ? どれ? ベロちゅぽちゅぽするやつ?」
 ヴィーニャはクマの雄尻に尖らせた舌先を細かく何度も突き入れた。
 ちゅぽッ♡ちゅぽッ♡ちゅぽッ♡といやらしい音が部屋にこだまする。
「お゛ッ♡おぉッ♡それぇ゛ッ♡それやめ゛ッ♡め゛ッ♡あ゛あ゛ぁ゛ッ♡」
 ぢゅぷぷぷッ♡と長く濡れた音を立ててヴィーニャの舌がクマの尻穴に深く入り込む。
「ヴィーニャッ♡ヴィーニャく、ん゛ん゛ッ♡舌♡舌抜いて♡抜いてぐれ゛ぇ゛ッ♡ナカやら゛♡変らから゛ぁ゛ッ♡」
 きゅぅ、きゅぅとヴィーニャの舌を締め付けるクマの雄尻のフチ。クマは驚愕に瞳を見開きながら、喘ぎ、逞しい肉体をくねらせている。
 温かく濡れた粘膜を味わうようにヴィーニャの舌先が跳ねまわった。
「ダメなの? じゃあ指にするね」
 言うと、ヴィーニャは指をねっとりとくわえ舐め、それをクマの尻穴にゆっくりと挿入していく。
「あ゛ぉ゛ぉ゛♡お♡お゛ッ……ふぅぅ♡指、おぉっ♡指、だめだっ♡指あ゛あ゛っ」
「指の何がダメ? 痛い?」
「いだぐ、ないそこ♡、ぐりぐりやめ゛お゛ッ♡……へんに、なる゛ぅ゛♡」
「らいじょぶらっへ♡変じゃらくて気持ちいいだよ♡」
 初めての快感に分厚い肉体をびくつかせて戸惑うクマのことを宥めながら、ヴィーニャはとろりと唾液をたたえた舌を尻穴へ差し込み、肉の輪の内側を舐めた。
 更に唾液をまぶしてぬるぬるになった指でゆっくりと腸壁を揉み、抽送の快感を身体に刻み込んだ。
「ん゛あ゛ぁ゛ッ♡あ゛ッ♡ひぃ、ん゛っ♡ゆび♡ゆびやめ゛っ♡え゛ぇ゛♡」
「指ダメ? そうかなぁ? クマの雄尻は俺の指がぬぷぷって入るたび嬉しそうにひくひく♡って、してるし、出て行こうとするときゅぅ♡ってしゃぶりついてくるよ? ほら、ここだってコリコリ♡ってするの気持ちいい〜♡って雄尻が跳ねてる♡」
「ぐお゛ぉ゛♡お゛ッ♡や゛め゛ッ♡オ゛ォ゛ォ゛♡ほッ♡お゛ッ♡お゛ォ゛ォ゛〜ッ♡」
 ヴィーニャのほっそりとした指が抵抗もなく体内へ侵入してくる感触にクマは潤んだ目を見開き、抜けて行く感触にぞくぞくと肌を粟立てた。そして腹側を柔く指で押されると頭がのけ反るほどにきつい快感がクマの肉体を襲う。
 クマの理性はやめてくれと懇願するが、肉体はあられもない吠え声をあげ、腰をヘコヘコ♡と揺らしヴィーニャの与える快感を貪欲に求めていた。
「ちんぽもまたバッキバキに勃起してるし、ドロドロ我慢汁が溢れてきてるよ♡かっこいい勃起ちんぽ♡いっぱい精液出せ♡」
 ヴィーニャは可憐な唇で鈴口に吸い付き、太い幹に舌を這わせながら、更に増やした指で前立腺を揉み尻穴をほぐした。
「あ゛ッ♡あ゛ッ♡ア゛ア゛ァ゛ァ゛♡ヴィーニャぐッ♡ゔお゛ッ♡ほお゛ぉ゛ッ♡」
 快感に、クマの肉厚で毛深い身体がぐね、ぐね、とくねる。
 逞しい腰が痙攣のように跳ね、前立腺を揉むたびにぴゅっ♡ぴゅっ♡と潮が吹き出ていた。
「ぶはっ! ははは♡すっげ〜、クマってばメスイキ潮吹きしまくってる!」
「ほひっ♡ヒィッ♡い゛い゛ッ♡ひぃ゛ぃ゛ッ♡」
 自ら漏らした潮にまみれ強すぎる快感に歯を食いしばるクマを見下ろしてヴィーニャは舌なめずりをすると自身の下半身でそびえ立つ勃起ちんぽをしごく。
「そろそろいいかな~♡」
 勃起ちんぽを尻穴に当てるヴィーニャはわざと自身の我慢汁を塗り付けるようにひく♡ひく♡と口を開ける尻穴へ亀頭を擦り付けた。
「あっ♡ふ、ぅぅっ♡ヴィーニャ、まっへ♡あう♡熱いの……擦り付けんな♡あ゛っ♡」
 すっかり尻穴が敏感になったクマは、亀頭が擦れるたびに低く掠れた嬌声をあげ、どっしりとした身体を卑猥にくねらせている。
「あっつくてヌルヌルの亀頭で、雄尻の穴擦られるの気持ちいいでしょ〜? クマがエッチだから俺も我慢汁ドロドロになってるんだよ♡」
「んあっ♡あっ♡……ダメだ……ダメだって……こんな……」
「ダメなの? どうして? クマは、俺のこと……嫌い?」
 端正な眉を下げて哀しげな表情をするヴィーニャに正面から覗き込まれて、クマはぐっ、と息を詰める。
「き、嫌いじゃない……ヴィーニャ君のことは、好きだけど……それは、弟とか、子どもみたいに思ってて……」
「好きなら良いじゃん! 俺はずっと、クマとえっちしたいって思ってたよ。それに、雄尻の中の気持ちいいとこ、熱くて硬い勃起ちんぽでぐりぐりされたらすっげー気持ちいいよ? やってみたくない?」
 硬く張り詰め、ぬるぬるの体液をまとった勃起ちんぽを、真っ赤に熟れ、ひく♡ひく♡と開閉する穴へ擦りつけるヴィーニャ。
「んっ♡……それは……く♡あっ♡」
 催淫効果の含む体液を弱い粘膜に塗り付けられ、強い快楽を味わった人間の肉体は、淫魔の囁きを拒絶し切れない。
「じゃあ入れるね♡雄尻の穴、力入れて広げといて♡」
 ヴィーニャの言葉に思わずクマは眉根を寄せて、ぐっといきむ。
 広がった穴に、ぐちゅっ♡、と音を立ててゆっくりと体内に埋まっていくヴィーニャの勃起ちんぽ。
「ン゛ォ゛♡お゛お゛ぉ゛ッ♡ほッ♡お゛ッ♡ほぉ゛っ♡お゛ォ゛ォ゛〜♡」
 ずる、ぬぢゅっ……ぬぷぷぷッ♡
 体内の粘膜を擦り上げ侵略してくる熱く硬い肉棒にクマの肉体は痺れるような甘美で強烈な快楽に支配される。
 快楽に迸る吠え声を上げながら、クマは戸惑った表情を浮かべいる。
「俺のよだれでべちょべちょにしたし、ちんちんも我慢汁まみれでねとねとだから、初めてのクマもちゃんと気持ちくなれてるよな? なぁ? 気持ちいいよな? 俺はぁ……あッ♡う、ぁ♡ああっ♡超、気持ちいいぃぃ♡」
「うぅッ♡い゛い゛っ♡い゛い゛ぃ゛ぃ゛ッ♡ヴィー、に゛ゃ゛ッ♡あ゛っ♡ら゛め゛ら゛ぁ゛~♡ぐる゛ッ♡変なの゛ぐる゛ぅ゛ッ♡い゛い゛ぃ゛ン゛ッ♡イ゛ぐッ♡イ゛ぐぅ゛ぅ゛ッ♡ゔゔゔッ♡」
 ヴィーニャの勃起ちんぽがゴリゴリゴリッ♡と腸壁を擦り上げ、最奥を突くたびに、クマの肉棒から潮が噴き出している。
 ヴィーニャが獣の毛に覆われた細い腰を引くたびにずるずる♡と快感に狭まる肉筒を擦りながら抜けて行く勃起ちんぽを惜しむように尻穴のフチが壺口となってしゃぶりつく。
 抽送のたびに、びくんッ♡びくんッ♡と巨躯を跳ねさせているクマの太い腕が、逞しい足が、ヴィーニャの身体にしがみつく。
「あぉ゛ン゛ッ♡お゛ッ♡おぉッ♡おほ♡ほッ♡ぉ゛お゛お゛〜ッ♡」
「あ♡キツッ♡ちんぽがクマの雄尻に搾られてるぅ♡出そ♡ああっ♡んんッ♡も、だめ♡もう出ちゃう♡あッ♡♡出るン゛ッ♡」
 クマのうねる雄尻の奥へ、ぐりぐりと亀頭を押し付け、細い腰をへコヘコ♡と揺らして、ヴィーニャは貪欲に、最後の一滴まで残らず、クマの雄膣のナカへと精液を吐き出した。
「んんッ♡ふっ……ん、はぁぁ~♡気持ちいい~♡ねぇ、気持ちよかったよね? クマ」
 クマの巨体にしがみついて頬擦りしながら語りかけると、クマの眉尻は下がり、眼鏡の奥の目を潤ませている。
「んっ♡うっ♡……はっ♡……お、お、れは……こんな……ヴィーニャ君のこと、息子のように、思ってた……のに……」
 事後の、色を滲ませた荒い息を吐きながら、鼻声でぐずぐずと呟くクマの髭面にちゅっ♡ちゅっ♡と口付けを落としながらヴィーニャは機嫌よく微笑む。
「えぇ〜? おれだって、クマのことお父さんみたいに思ってるよ♡お父さんとえっちするの気持ちいいね♡……ん、ぁぁ……♡クマの泣き顔、かわいい♡またちんちんバキバキになってきちゃった♡」
 少年らしく快活に微笑んでいたヴィーニャが、とろりと瞳を淫靡に蕩かせ、硬さの蘇った肉棒をぐちゅっ♡ぐぢゅっ♡と抽送し始めた。
「あ゛ッ♡だめっ♡だめだッ♡ちがうっ、む、すこっ♡……息子と、こんな、あっ♡あッ♡あ゛ッ♡ん゛ぁ゛ぁ゛ッ♡」
「えぇ〜、だめ? 気持ちよくない? 痛い?」
 ヴィーニャが腰を打ちつけながらしょんぼりとした顔で尋ねると、クマの眉根にシワが寄り、ぐぅ、と唇を噛み締めた。淫蕩に潤んだ瞳はひそかに、ヴィーニャの与える法悦をねだっている。
「い゛ッ♡ひッ♡い゛い゛ッ♡い、痛く、ないっ……あ゛ッ♡き、気持ちいい♡……ひ♡いいッ♡いいぃ゛〜ッ♡い゛い゛ぃ゛ッ♡い゛い゛ぞッ♡ヴィーニャッ♡きもちい゛い゛ぃ゛ぃ゛〜ッ♡」
「よかった~♡クマもきもちイイよね♡あっ♡雄尻ぐにゃぐにゃしてる♡かわいい♡クマの雄尻に、俺のちんちんしゃぶられてる♡たまんない♡」
 パチッ♡パチッ♡と肌を打つ激しい音がする。
 ぐちゅ♡ぬぢゅっ♡、と交じる粘膜が立てる、いやらしい水音が絶え間なく響く。
「ふぉ゛ッ♡お゛ッ♡ケツい゛い゛ぃ゛ッ♡♡むすこのちんぽ♡ケツでちんぽしゃぶるのぉ゛♡イ゛イ゛〜ッ♡むすこちんぽぎも゛ぢィ゛ィ゛ィ゛ッ♡」
クマの背がぎゅっと丸まり、身体全ての筋肉が緊張する。逞しい手足がヴィーニャの細い身体にしがみつき、濡れて痙攣する腸壁がぎゅぅぅッ♡と締まった。
「あははッ♡めちゃくちゃ締まった♡ちんぽ取れそうッ♡♡精液搾り上手♡クマ、息子ちんぽきもちいい? これからいっぱいしよーね♡おれ、クマの精気すごい好き♡クマの精気ずっと欲しい♡おれのこと息子って思ってくれて嬉しい♡あっ♡出るッ♡クマパパの雄尻の奥に、息子のおれが種付けするッ♡良いだろ? 良いよ♡って言って? パパの奥に種付けしていい♡って言って?」
「ふぉ゛ッ♡お゛ッ♡お゛ぉ゛ッ♡お゛ん゛っ♡お゛ッ♡い゛い゛ッ♡♡い゛い゛ぃ゛ッ♡♡パパの゛お゛ぐ♡おぐぎでぐれ゛ッ♡パパの゛な゛がッ♡な゛がに゛種付けッ♡精液出じでほじぃ゛ッ♡い゛い゛ぃ゛ッ♡」
「あっ♡うれしい♡いっぱい出すッ♡パパに種付けするッ♡クマパパの奥にいっぱい出すッ♡あっ♡あぅッ♡出る、出ちゃうッ♡ん゛ん゛ぅ゛ッ♡」
 ヴィーニャは狭まりうねる腸壁に搾られるまま、亀頭を最奥の肉へと擦り付け、精液を叩きつけた。
「ン゛ッ♡んぉ゛ッ♡お゛ッ♡……ふぅ゛ッ♡……ぐ、ぅ゛♡」
 ぐりぐり♡くちゅくちゅ♡と残滓を吐き出すためのゆるい腰振りにさえ、クマは低く蕩けた唸り声を上げ、肉体を跳ねさせている。
「はぁッ♡はぁっ♡……はぁぁ〜♡……気持ち良かったぁ♡クマの精気すげぇ美味かった〜♡」
 淫らに蕩けた表情で、虚空を見つめるクマの顔に、ちゅっ♡ちゅっ♡と執拗に口付けを降らせる喜色満面のヴィーニャ。絶頂の余韻に震え続ける肉厚の身体をぎゅっ♡と抱きしめて赤くほてった耳に唇を寄せた。
「クマ、これからずぅっと一緒だよ♡」
 そう囁くヴィーニャの言葉に呼応するように、クマの下腹部に不思議な紋様が浮かび上り、明滅していた。



 ―― 了 ――
 

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鶯命丹 2023/11/18 11:32

ハロウィンの夜に

【試し読み】


【あらすじ】
 ハロウィンの夜に人外吸血鬼ショタに食われながら抱かれるスキンヘッドの小太りのおっさんの話。
 
【傾向】
 ショタ攻め×おっさん受け、吸血鬼、美少年攻め、デブ受け、吸血行為、カニバリズム、尻舐め、濁点喘ぎ、汚喘ぎ、ハート喘ぎ


 吸血鬼ショタ咲夜君とペットの子豚ちゃん厚司おじさんがハロウィンにかこつけていつも通り食ったり食われたりしながらやってるだけのやおい話。
 全文15000文字は支援者様限定


 ――――――――――――――――――

  吹き抜ける山の空気がひんやりと冷えてきた。
 小さな山ではあるが、秋の訪れが街よりも早く、既に木々が色づき始めている。
 夏の頃には濃い緑色をした葉が、徐々に赤や黄色に染まっていく景色を見るともなしに見て、厚司はもう秋になるのかとぼんやり思った。
 ついこの間までは土いじりにしても、屋敷の掃除にしても、すぐ汗だくになっていた気候が今は半袖では涼し過ぎるくらいだった。
 吹き抜ける風に混じって甘い金木犀の匂いがする。
 学も風雅も解さない厚司でも分かる、匂いの強い黄色い花をつける樹木を思い浮かべていると、ゴロゴロと台車の転がる音が聞こえてきた。
 振り向けばそこには台車を押す門真と、その横に着いて歩く咲夜の姿があった。
 厚司の視線に気づいた咲夜が手を振る。
 作業を止めて台車の方へ近づくと主従はにこやかに厚司を迎えた。
「見て! もうすぐハロウィンだからカボチャいっぱい持ってきたの」
 はしゃいだ咲夜が腕に飛びつく。しかし、厚司の視線は台車に注がれたままだ。
「これ、食えるやつですか?」
 鮮やかなオレンジ色をしたカボチャを指差すと門真は優雅に首を振る。
「いいえ、これは食用ではなく飾り用です」
「一緒にランタン掘ろうよ」
 そう言って咲夜は厚司の腕を掴み屋敷の玄関前へと座り込む。
 門真が続いて、懐から取り出したのは小さなナイフだった。
「お願いします」
「ああ、はい」
 差し出されたナイフを受け取って厚司は目の前のカボチャたちに目と鼻と口を入れるため、オレンジ色の皮に刃を突き立てた。
 
 掘り始めは、ハロウィンの夜にふさわし過ぎる不気味でグロテスクなジャック・オ・ランタンを生成していたが、三つ目にもなると、なかなかの出来映えになったかぼちゃを見て、厚司はひとり小さく頷く。
「上手になってる」
「なかなか良いだろ?」
 覗き込む咲夜が、にっこりと笑って言った。
 そうして量産したジャック・オ・ランタンたちを玄関やリビングなどに飾っていく。
 季節のイベントごとなど縁のない人生を送ってきた厚司だが、やってみると案外楽しい。テーブルの上にドンと居座るランタンをぽんぽんと叩いて、口元を綻ばせた。
 真似るように小さな白い手を伸ばしぽんとランタンを叩く咲夜が「今日ね、かぼちゃのポタージュだって」と嬉しげに言う。
「へぇ、そんな洒落たもん食ったことないな」
「楽しみだね」
「お前も食うのか」
「ううん、食べないけど」
 咲夜は、人間の食事をあまり食べない。
 食べなくても問題ないし、食べてもほんのり味の付いたガムや砂を食うような味気なさを感じるのであんまり。とは咲夜の弁だ。
 自分には関係のない他人事を楽しみだと笑う咲夜を見下ろして「食べないのかよ」と、厚司は笑う。
「うん。子豚ちゃんが美味しい物食べてるのを見るのが好きだからね」
 恥ずかしげもなく言って笑う咲夜の存在は、厚司をどうにもむず痒い気持ちにさせる。
 うろうろと視線を彷徨わせた。
「ふぅん、そうか」
 まっすぐに向けられる気持ちに対応しきれず、不自然な物言いをしてしまう厚司を見て、咲夜は更に相好を崩した。

 
  薄暗い部屋で本をめくっていた厚司の元にコツコツ、とノックの音が響く。
 厚司が返事をする前に、部屋の中にかぼちゃのランタンを持って咲夜が入ってきた。
「見て! ほんとにランタンにしたの。かわいいでしょ」
 ろうそくと、かぼちゃの橙色に照らされた咲夜はにこにこと機嫌良く笑っている。
「かぼちゃのランタンて、重くないか?」
 吊るすのではなく腕で抱えるように光るかぼちゃを持っている咲夜を見て、厚司も笑った。
 暖かそうな色に照らされ、背後のドアに咲夜の影がうつり、厚司は一瞬固まった。
 咲夜の影の形がおかしい。
 妙にいびつで、不自然に盛り上がったり、凹んだりしている。
 まるで咲夜がこの世のモノではないのを知らせるように、人とは違うの姿をした影がドアから壁に伸び、ろうそくのゆらめきにしては大きく、脈打つように蠢いていた。
 厚司は影から目を離せず、震える息をか細く吐きながら大きくなる影を見上げている。
 そこに――
「子豚ちゃん」
 呼ばれた声にハッとして視線を下へ向ける。
「おわっ! き、急に、ちけぇよ……驚かすな……」
 ドアの前にいた咲夜は、いつのまにか厚司の目の前に移動していた。
「子豚ちゃんがよそ見してるからだよ。ね、こっち見て」
 咲夜はおもむろにかぼちゃをテーブルに置くと、ソファーに膝をつき、厚司の膝を跨ぐ。
 小さな白い手が厚司の顔や頭を撫で、まるであやすように顔中にキスを降らせてくる。
「やめ、ぉむっ」
 やめろという前に唇で塞がれ、出かけた言葉ごと食いつかれた。
 ぬるりと侵入してくる舌に、舌さえ絡め取られたが、厚司は抵抗しなかった。
 ただ、横から当たる橙色の灯りに炙り出された影は今どうなっているのか、それが少し気がかりだった。
 じゅっ! と強く舌を吸われる。
「ゔ、ぐ」
 痛みに呻く厚司を笑う軽やかな吐息。
 笑われた腹立ち紛れに、厚司は咲夜の細い顎を掴むと、お返しに舌を絡め、吸い、唇を唇で喰み引っ張った。
「ふふっ、はははっやめて子豚ちゃん! 唇引っ張らないで」
 咲夜は破顔し、頭を振って厚司から逃げた。
 仕返しに成功した厚司は、追撃に手を伸ばして咲夜の髪をくしゃくしゃに混ぜた。
 
 
 夜。
 部屋で一人でいるとノック音がする。
 いつもなら間髪入れずに入室してくる相手が、入ってこない。
「どうした?」
 不信がりつつ扉を開けると、やはり相手は咲夜だった。
 気に入ったのかまたランタンを抱えてにこにこと笑みを浮かべている。
「お菓子をくれなきゃいたずらするぞ」
 淡い色の唇が開き、咲夜はハロウィンの常套句を呟く。
「お菓子なんかねぇよ」
 そう答える厚司の脇を抜け、勝手に入室する咲夜。
 厚司はその後を追ってドアを閉めた。
 咲夜は我がモノ顔で、室内を歩くと枕元にランタンを置き、くるりと振り返る。
 ランタンの光で逆光となった少年が、影の濃く落ちた顔でにやりと笑った。
「あるじゃない。こんなおいしそうなお菓子が」
 橙の光に照らされた白い手が差し伸べられる。白く、細い子どもの手に映る、揺れるろうそくの光。
 その手の意味を理解する前に、厚司の手は反射的にそれを掴んだ。
 ふっと笑いを含んだ吐息が漏れ聞こえる。
 柔らかく引かれた手に従って、厚司の身体がベッドへ、ストンと腰掛けた途端、咲夜はするりと膝の上に乗り上げてきた。
 ほの暗いランタンの灯に浮かぶ、咲夜の蠱惑的な微笑みが迫る。
 しなやかな腕が首に回され、笑んだ唇がそっと触れた。
「ん……」
 柔らかく小さな感触に慣れず、思わず身体が揺れた。
 そんな厚司の反応に、咲夜は「ふふふ♡」と笑い、そのゆるく開いた唇で喰むように口付けが深くなる。
 小さな唇がちゅ、ちゅぅ、と唇を喰み吸う。
「ん、う……あ♡」
 舌先がつぅ、と歯列をなぞる刺激に厚司の喉から甘ったるい声が漏れた。
「はっ……ふ、ぅん♡」
 咲夜の小さな唇からでろり、とはみ出る舌は、人間ではあり得ないほど長く太い。
 異形である咲夜の大きな舌に、口内がいっぱいになる。
 限界まで頬張った口内を異形の舌がぬるぬる、ぞりぞりと舐っていく。粘膜をくすぐられる感覚に厚司の背すじがぞくぞくと粟立った。
「ん゛♡ふっ……はぁ、あ゛っ♡ぅう♡」
 這い回る咲夜の舌が口内を征服している。大人の男が苦しむほど頬張ることになる舌の質量が、目の前の小ぶりな顔のどこに入っているのか不思議で、厚司は咲夜の両頬を包み弾力のある柔肉をむにゅと揉んだ。
 薄く閉じた瞼の隙間から咲夜の目がニンマリと細まるのが見えたその時――
 ブヂュッ
「あ゛がぁ゛ッ! あ゛ッ! はあ゛あ゛ッ」
 厚司は濁った悲鳴を上げる。
 ずる、じゅる、と吸い出された厚司の舌の真ん中には大きな穴が開いている。
 どぷ、どぷ、と脈拍に合わせて血が穴から盛り上がり、舌先に伝わり垂れる寸前に咲夜が食い付いた。
 じゅっ、ずる、ずるる
 体液を啜る、不快な音がろうそくの光に揺れる部屋に響く。
 反射的に身体を丸め俯く厚司の顔を、細い指が捕えて離さない。溜まった唾液と血液を舌ごと啜られ厚司が呻いた。
「うぐっ、ぉ゛お゛……ん゛、ふっ……お♡」
 苦痛に満ちていた呻き声が徐々に甘さを含んだ嬌声に変わっていく。
 吸血鬼の体液に含まれる淫毒が痛覚を鈍らせ、代わりに快感を強く感じるように獲物の感覚を作り変える。
 顔を掴んでいた咲夜の指が淫靡さを滲ませて厚司の猪首を撫でた。
 首筋を撫で降りて行った咲夜の手が服越しに尖った乳首をいじくる。
「ん、う♡ふ……あ♡はぁ、あっ♡」
「乳首、勃ってる♡」
 両胸の乳首をかりかり、すりすり、と指先で優しく愛撫され、血の垂れる舌を強く吸われると厚司の肉体にはえも言われぬほどの甘い痺れが広がっていく。
「あっ♡あぅ゛っ♡うぅ、ふ♡ぐっ、ゔぅッ♡」
 舌を吸い出し、ちゅぷ♡と音を立てて離すと、出血はすでに止まっていた。
 次の血を求め、咲夜の唇がちゅっちゅっと頬に、鼻に、瞼にと、落ちてくる。
 捕食のための品定めとわかっていても、厚司の身体は口付けの度にぞくぞくと甘く痺れ、甘美な期待に熱っぽい息を吐いた。
「ふぅ♡……あ♡」
「やっぱりここかなぁ。すごくドクドクしてる」
 咲夜の唇が顎を辿り、太い首へと下がっていくと脈打つ首筋を見つけた。形の良い唇を美しい笑みの形にして、咲夜はちゅっ♡ちゅぅ♡と厚司の首筋を吸い、長い舌で、れぇ♡、と舐めた。
「はぁ♡かわいい♡美味しそう……はぁ♡好き♡食べちゃいたい♡」
「うっ……あ゛ぁ゛ッ♡」
 熱い息を吐き、首筋に吸い付いていた咲夜の牙が、厚司の肌を噛んだ。
 ずるッ、じゅぶ、じゅる、と傷口にむしゃぶり付き、血を啜る振動が厚司の肉体に快感として認識される。
「い゛ッ♡ひぃ♡はっ、はっ♡はぅ♡ン゛ッ♡ん♡あ゛あ゛っ♡」
 咲夜の唇が更に大きく開き、がつ、がつ、と肉を齧り取る。
 生きたまま少しずつ喰われる経験など恐怖と苦痛しかない筈が、厚司のだらしなく開いたままの唇から溢れるのは低く蕩けた喜悦の声に他ならない。
 じゅる、ずる、ずるる
「あ゛あ゛うッ♡ん゛っ♡……はぁっ♡はぁ♡あ゛あ゛あ゛〜ッ」
 強く吸われる振動が、傷口を抉る舌が、肉を噛む牙が、厚司の脳を、快楽で焼き尽くす。
「はぁ〜……♡おいし♡」
 傷口から顔を上げた咲夜の口の周りが血だらけだった。
 長い舌を伸ばし、ぺろりと血まみれの唇を舐める咲夜の顔が、オレンジ色にぼんやりと浮かび上がる。
「まだこんなにたくさんあるなぁ……僕のお菓子♡」
 咲夜がにんまりと厚司を見下ろす。
 丸い腹を撫で、やわやわと胸を揉む。
「うぅ♡ふ、ぅ♡……は、ぁ♡」
 厚司は眉をひそめ、かすかに肉体をよじらせている。
 咲夜の小さな白い手が、分厚い肩を優しく押す。
 その手に従って厚司はごろりとベッドの上に寝転がった。
 咲夜は艶然と微笑みながらお気に入りのお菓子のラッピングを解く。
 裸に剥いた厚司の胸には、ツンと乳輪から尖った乳首を貫通するピアスがわずかな光を反射して瞬いている。
「かわいい乳首♡いつ見てもかわいい♡ずっと興奮できる♡」
 咲夜の唇が祝福のように優しく、尖った乳首に降り注ぐ。
 何度も何度も触れるだけの柔らかい口付け。
 厚司の胸が、口付けの度に反り、何かをねだるように卑猥にくねった。
「あっ♡咲夜……ふぅ♡うぅ♡……咲夜♡頼む、乳首♡乳首吸ってくれ♡乳首、噛まれたい♡頼む♡」
 とうとう口に出してねだる厚司の顔は剃り上げた頭まで真っ赤に染まっている。
「乳首噛んで欲しい? ここ、ガリッて噛んで赤ちゃんみたいに吸っていいの?」
 咲夜は細く小ぶりな指で両の乳首を摘むと、弾力を楽しむように潰したり、ひねったりともてあそんだ。
「あ゛っ♡うぅ♡そう、だ♡咲夜に噛まれて、乳首、吸われるの好きだ、から……頼む♡」
 厚司は太く毛深い腕で顔を隠すと、欲望を吐露した。
 鎖骨まで赤くなり、血の止まったはずの首筋からつぅ……と血が垂れる。
 垂れた血を、長い舌でべろりと舐め取って咲夜はにっこりと無垢な子どもの顔で微笑んだ。
「僕も子豚ちゃんの雄っぱい吸うの好き♡」

 
「んっ♡んん゛ッ♡ふ、ぅ……♡うっ♡」
 ちゅっちゅっ♡ちゅくっちゅくっ♡
 可愛らしい吸引音がランタンの揺れる灯りに照らされる部屋に響く。
 咲夜はうっとりと、安らかに目を閉じて厚司の胸に顔を埋めて乳を吸っている。
 片方の乳首は、手なぐさみにいじくり回している。
「ん゛ッ♡んお゛っ♡おっ♡おん゛ッ♡」
 赤く腫れあがった乳首を強く吸い、牙を立てる。
 ぶちゅっ、と肉を噛み破る感触に咲夜の唇がほころび、こぼれ落ちる血が咲夜の口内を赤黒く染めた。
 舌で乳首を転がすとコロコロ、コロコロと当たるピアスの固さが咲夜を楽しませた。
「ん゛ん゛っ♡うぅ♡おッ♡」
 ちゅっ♡ぢゅっ♡ちゅくっ♡
 短く強く吸うたびに厚司の喉から短く低い呻きが漏れる。
 その声を聞くたびに、咲夜は自身の胸に愛と欲が湧き上がるのを感じていた。
 快感に喘ぐ目の前の男を噛み締めて、肉を食い破り、甘い血を飲み干してめちゃくちゃにしたい。
 全部食べて飲み込んで自分のものにしたい。
「あッ♡さくや゛ッ♡あっ♡あぁッ♡」
 欲望のままに強く乳首を吸うと、厚司はひときわ大きく吠え、太い腕で咲夜の頭を掻き抱いた。
 ぢゅる♡ぢゅっ♡ちゅく♡
 強く吸うたび鮮血が溢れ、ぷるぷると弾力のある乳首が舌で踊る。カチカチ、とピアスを歯で噛み鳴らす。
「ひっ♡うぅ♡う……ん゛ぅ゛ッ♡」
 厚司の反応を見るたびに、尖らせた乳輪を貫くピアスを見るたびに、咲夜の脳は愛着に蕩けて顔がゆるんでしまうのだ。
 強い愛しさを感じていつも、乳首を吸って欲しいと言うようにしむけて、そして思惑通りにねだる厚司が愛おしかった。
 ちゅぷっ♡
 血の止まった乳首を唇から解放する。ぷっくりと腫れて扇状的になったそこへ軽く口付けをすると仰向けで喘ぐ厚司をころりと転がしてうつ伏せにした。
「今日は後ろからしよ? 子豚ちゃんの雄尻後ろから食べたい♡」
 淫毒と快楽に犯された厚司の唇は動く事なく、ぽっかりと開いたまま、荒い息をこぼしている。
 咲夜はじっとりと汗ばんだ広い背を見下ろした。むっちりとした尻たぶをわし掴むとむにぃと形を替えるそれに、咲夜はバラ色の頬を綻ばせる。
「ふふふ、子豚ちゃんの雄尻かわいいね♡」
 咲夜が機嫌良く呟き尻たぶを揉みしだくと、厚司の腰がびくっ♡びくっ♡と跳ねた。
「いつも僕のこと気持ちよくしてくれるかわいい穴も見たいなぁ♡」
 細い指に力を込めてぐっ、と尻たぶを広げると、ひくつく窄まりが暗いオレンジの光にかすかに見える。
「いた♡かわいい穴にキスしてあげる♡」
 にんまりと、喜色満面に微笑む咲夜が尻肉に顔を埋め、長い舌で、窄まりをれぇ♡と舐めた。
「んぉ♡おっ♡おぉ♡おぉん♡んっ♡んんっ♡」
 ずる、ずるる
 はしたない音を立てて、舌は窄まりを舐め回す。
 平たくした舌で広く舐り、尖らせた舌先で窄まりの中心を突くと、招くように口を開けて舌を飲み込んだ。
「あ゛ッ♡あぁッ♡ケツ♡ケツすごッ♡お゛ッ♡お゛ッ♡ナカ♡あ゛っ♡あ゛っ♡い゛い゛ぃ゛ッ♡」
 敏感な粘膜を、ぬめる唾液をまとった長大な舌に容赦なく舐め回され、強烈な快楽が厚司の脳を燃やしていた。
「お゛ッ♡お゛ッ♡お゛ほッ♡オ゛ォ゛ッ♡ひッぃ゛ン゛ッ♡い゛い゛ぃ゛ぃ゛ッ♡」
 厚司の脚はいつのまにか開き、はしたないガニ股になっていた。
 肉厚の尻がカク♡カク♡と卑猥に揺れて自身の弱点を咲夜にさらけ出し、擦り付けている。
 肉の快楽に正直に動く肉厚の身体を撫でながら咲夜はほくそ笑む。
「あ゛っ♡あ゛っ♡あ゛ッ♡ぁ゛ぁ゛ぁ゛〜〜ッ♡」
 枕に埋まった厚司の口から、だらしなく蕩けきった遠吠えが漏れた。
 緩んだ口元から血の混じったうす赤色の唾液が垂れる。
 ヘコッ♡ヘコッ♡と揺れる太い腰は、快感に正直にベッドへ勃起肉を擦り付け、雄膣の気持ちいいところを咲夜の舌に押し付けていた。
 それに気づいているのは咲夜だけ。
 ぢゅぷッ♡ぢゅっ♡ぐちゅッ♡
 きつく収縮する雄膣を舐りながら、咲夜はにんまりと目を細めて乱れる厚司を見つめている。
 ずる、ずるる、ぢゅっぽッ♡
 「お゛、あ゛ぁ゛ン゛ッ♡」
 ゆっくりと窮屈になった肉壺から抜けていく異形の舌。
「はぁ……♡おいし♡……美味しい子豚ちゃんのナカ、今度はおちんちんで食べさせてね♡」
 うっとりと妖艶な笑みを浮かべる咲夜が、うつ伏せの厚司の肉体に乗り上げ、じっとりと汗の滲んだ後頭部を優しく撫でながら、子どもの身体には不釣り合いの、勃起した巨根で豊満な尻肉を掻き分けた。
「あっ♡んぅ♡子豚ちゃんの雄尻のお肉、気持ちいい♡むちむちお肉でおちんちん挟むの♡好きぃ♡」
「あ゛ッ♡あぁ♡はぁ♡あっ♡」
 尻肉に擦り付けられる熱い肉塊を、厚司の尻がヘコヘコ♡と扱くように動く。
 挿入を待ち侘び、媚びる腰振りに咲夜の頬が艶笑を浮かべた。
「子豚ちゃん、おちんちんおねだり上手だねぇ♡あっ……♡ん♡はぁっ入った♡……入っちゃったぁ♡あふっ♡ふふ……雄尻、きゅう♡きゅう♡って僕のおちんちんおしゃぶりしちゃってるねぇ♡」
「ン゛ッ♡お゛お゛〜ッ♡お゛ッ♡ほ♡ぉおッん♡」
 擦り付け合っていた互いの秘所が、ぐぢゅっ♡と音を立ててひとつになった。
 亀頭を舐るように収縮する尻穴の淵を突き抜け、ずるずると濡れた体内へ張り詰めた巨根を挿入していく咲夜。
 厚司は弱々しく震えた遠吠えを上げ肉体をビクッ♡ビクッ♡くねらせている。
 ……ぱちゅ♡……ぱちゅっ♡……くちゅ♡
「お゛♡、ほぉぉ〜♡おんっ♡ん゛ッ♡ほぉ゛ぉ゛〜ッ♡」
 ゆるやかに刺突する咲夜の勃起肉。ゆっくりと引く肉棒に吸い付く雄膣はその口をはしたなく壺口に伸ばしている。
 カリ首に引っかかりめくれかけた尻の淵を、今度はゆっくりと押し戻していく。咲夜の薄い下腹が厚司の肉厚の尻肉に触れるまでゆっくりと腸壁をくすぐり続ける巨根。
「ひ……ぉ♡おぉぉ♡ンッ……ほ、ぉ゛ぉ゛〜ン゛ッ♡」
 既に前後不覚に陥り、淫獣の如く快楽に媚びた吠え声を上げている厚司を見下ろし、咲夜はあえて話しかけた。
「ねえ、ゆっくりピストン気持ちいい?」
 ……ぬぢゅっ♡……くちゅっ♡ずぷぷぷ……ぐちゅっ♡
「あ? ……え? ン゛ン゛♡……あ゛ぁ〜♡ひっ♡ふうう〜ッ♡う?」
 淫毒に侵された厚司の脳は、咲夜の問いかけに応えることが出来なかった。
 かろうじて問いかけられていることはわかったらしく、疑問符を浮かべただらしない嬌声が開きっぱなしの唇から漏れた。
「僕もゆっくりピストン好きだよ♡でも子豚ちゃんの奥におちんちんの先っぽ、くちゅくちゅするのも好き♡」
 咲夜は突っ張っていた腕を曲げて厚司の背にぴったりと身体を預けると、肉の詰まった腹に腕を巻きつけ小さな尻をぐりぐりと回すように動かした。
「あ゛ぉ゛♡お゛♡お゛ほ♡ぉ゛お゛ん゛ッ♡」
「あははっ♡ぐりぐりするたび気持ちいい声出ちゃうねぇ♡」
 パンパンに張り詰めた亀頭で結腸口を捏ねられ、バッキバキに充血した巨茎で前立腺を揺すられて、厚司の腸壁はうねうね♡ぐにぐに♡と、激しく収縮し続けている。
 射精を伴わない雌の絶頂が止むことなく厚司の肉体に降りかかっていた。
「お゛ゔッ♡ゔッ♡っ……ぅぐっ♡……ッゔゔゔッ〜〜ッ♡」
「はぁ〜♡むちむちしてて気持ちいい♡パンパンに詰まった肉袋ちゃん♡かわいい♡パンッて破裂させたい♡」
 うつ伏せの厚司の上に身体預けきって分厚い身体をきつく抱き締めると、咲夜は欲望のままに激しい抽送を繰り出した。
「あっ♡あっ♡子豚ちゃん♡かわいい♡お肉の中に出す♡あっ♡ンッ♡あったかお肉にぶっかけるの好き♡はぁっ♡アッ♡イくッ♡」
 咲夜はひときわ深くに勃起した巨根を突き刺すと、華奢な腰をくねらせ、射精した。
「あ゛ッ♡あ゛づ、い゛♡お゛ぐ♡ひぎ♡……グッ♡グる゛ッ♡……ッ、イ゛ィ゛ィ゛ッ♡♡」
 組み敷かれ、体内に種付けされた肉袋たる厚司は尻穴で咲夜の勃起肉の収縮と、最奥にじんわりと広がる熱い温度に一瞬、身体をぎゅっと緊張させ、すぐに体内の肉膜をぐにッ♡ぐにゅ♡、と蠢かせた。
 ビクッ♡ビクッ♡と痙攣する背中にはじんわりと汗が滲んでいる。濡れた背中を長い舌でれぇ♡と舐って小さな口いっぱいに肉を吸う。
「ひッ……ぐぅッ♡」
 肉を吸われたことにより、厚司の雄膣をぎゅぅ♡と狭まり、背中が跳ねる。
 その反応が可愛らしく咲夜は口いっぱいに頬張った肉に思いっきり牙を突き立て噛み締めた。



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鶯命丹 2023/11/07 14:55

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鶯命丹 2023/10/23 18:03

【ゲームシナリオ】ショタ×成人男性②【コミッション作品】

こちらは、ゲームシナリオのコミッション作品です。選択肢、SE、スチル等の指示が記入されております。
後半はプロット状態
 お読みになる方は小説の形ではないことをご了承の上お読みください。
 長い・見づらくて申し訳ない

 【作品傾向・注意事項】
ゲームシナリオ(SEやスチル指示などあり)、BL、ショタ攻め、成人男性受け、ショタおに、挿入なし(バッドエンドルートのみ挿入あり)、SM要素過多(玩具責め、ディルド、プジー、貞操帯)足コキ、兜合わせなど

 主人公ショタが攻め
 受けが成人男性二名の各ルート
 主人公×同級生のバットエンドルートあり・同級生ルートのみ挿入あり 


 
  


 以下URLはシナリオをご依頼くださった拓彦様が制作した漫画作品
 https://lovetropette.booth.pm/items/5186170





以下【ゲームシナリオ】ショタ×成人男性①【コミッション作品】の続き
Ci-enのみまとめての投稿が出来ませんでした。
こちらはプロット状態ですので、前回よりも更に読みづらいモノになってます。

 ――――――――――――――――――――

プロローグ後信也ルート

 以下よりプロット状態のゲームシナリオ。指示等が表記されてます。



 
 明登 攻め・○学生
 信也 受け・成人男性・教師

 
 
 一日目、早朝描写からすぐ放課後へ
 今日はどうしようかなぁ……
 からの選択肢
 
 選択肢
 1学校に残る→信也ルート
 2駅ビルに行く→克己ルート
 
 【学校に残る】で信也編へ

 教室で残り一人仕事をする信也を見つける明登
 先生っていっつも真面目でお堅いけど……どんな風にえっちするんだろ……っていうか、真面目な男がぐずぐずに堕ちるところ見た~い!
 明登がにんまりと笑って信也へ近づく
 先生こんにちは!と明るく声をかけて先生のお仕事手伝います!
 

 ※※※
 明登へ声をかける信也
 生徒の様子が違うので(記憶が戻って)

 初めてのR18シーンの後に
 信也視点を入れる
(小学生とやってしまった後悔とか快感を得たことに罪悪感など抱いてるシーンを書いてほしい)
 

 雑談(選択肢)
 この時、年頃の子どもらしく先生って彼女いるんですか?みたいなおませな質問(選択肢形式でいくつか聞く)をする。先生の人となりがわかる選択肢のイメージ
 1先生って彼女いるんですか?→今までいたことある?→初めての彼女っていつできた?
信也回答イメージ(どうして急にそんなこと!?う……あの……
い、いないよ……ああ、なんで答えちゃったんだ!葉梨君、みんなには秘密にしてね……→今までは……まぁ……→初めての彼女?!どうして今日はそんなことばかり聞くのかな……こ、高校生の時の後輩で……ってなんで僕も答えちゃうんだっ!葉梨君っ本当にみんなには言わないでね!先生として生徒とこんな話するなんて……)
 2先生ってキスしたことある?→それっていつ?!
 3今日地理で習った○○のことなんですけど……
 ※3を選ぶと嬉々として答えてくれるけど、エロゲ的好感度は上がらずバッドエンドルートへ
 
 会話が終わると先生のお手伝い終了し、一日目終了

 二日目
 早朝描写
 ※以下の会話イベは一日目に信也ルートを選択していると見れる、とお得かな?と思いましたが、難しかったり面倒だったら共通イベントでもいいと思います!
 朝、登校時にクラスメイトに出会う
 クラスメイト、明登をからかうのにお前って絶対ドMだよなぁとからかう
 信也、校門から騒ぎを聞きつけてこらっ!って怒る
 【学校に残る】で信也ルート
 ※二日続けて同じルートを選ばないとバットエンドルートへ

 雑談(選択肢)
 1先生の好きなタイプって?
 2先生ってSMどっち?
 3算数の宿題、わかんないです。教えてください
 ※3を選ぶとバットエンドルート

 1、2の質問を選び終えた時点で信也は明登のフェロモンにだいぶ侵されている(口が軽くなってる・明登の言いなりになってる)
 明登が先生~っていきなり甘えるように信也に抱きつく
 どうしたの?
 驚く信也。明登がくすくす楽しそうに笑っているので警戒もせずとんとんと明登の背を叩いて受け止めてあげている。
 ボク先生とたくさんお話しできてうれしい!先生のこと尊敬してたけど、もっと仲良くなりたかったんだ
 明登の言葉に息を吞む信也
 僕、そんなに近寄りがたいかな?とちょっと落ち込んだみたいな物言い
 近寄りがたいって言うか、面白みがないって言うか?
 信也の首に腕を回したままかわいらしく小首をかしげる明登
 明登の言葉にショックを受ける信也
 でもボク、先生の真面目なところ好きですよ
 ニコニコしてするりと信也の膝の上に乗り上げる明登
 信也はまだまだこどもなんだなと思ってる
 僕も、葉梨君がこんなに子供らしい一面があるなんて知らなかったですって軽口を返す信也
 間近で信也の顔をのぞき込んで笑う明登
 ええ~……子どもっぽいかなぁボク?と言いながら信也にキスする
 べろべろにディープなやつをぶちかます明登
 元淫魔のディープキスに腰砕けになる信也
 ぎゅっと抱きついてぴったりと身体を寄せる明登。腰を揺すると擦れ合う勃起した陰茎同士
 先生は子どものキスでこんなに勃起しちゃうんだ?と耳元で囁く明登
 耳舐めと服越しに陰茎を擦り合わせて愛撫する明登の手管に信也は早くもヘロヘロになっている
 先生ってば、本当に付き合ったことあるの?もう全然腰砕けじゃんと嘲笑う明登
 素早く信也の膝を降りてフェラからの飲精
 美味しかったごちそうさまと艶笑する明登
 今度は先生がお返しして?とお返しフェラを要求する明登
 信也、夢遊病のようにふらふらと椅子から滑り降りて明登の足元に跪く
 明登見上げてくる信也の後頭部を撫で、自分の方へ引き寄せ顔に陰茎を押し付ける
 信也の目はうつろだがじっと明登の陰茎を見つめて荒い息を吐いている
 うわごとのように葉梨君、葉梨君と明登の名を呼んで、陰茎を口に含む
 一生懸命おしゃぶりする先生可愛い~とはしゃぐ明登の手にはキッズスマホ
 口内射精する明登
 先生ごっくんして?できた?あーんして?
 口の中を見せる信也
 その顔も写真に納める
 信也自身は、一連の明登の行動・自分の状況を認識してるけど理解できてない(夢だとわかってるけどコントロールできない夢のよう)
 あーんできてえらいえらいと信也を褒める明登
 ご褒美にディープキスもしてあげるし写真も撮る
 最後赤い舌で信也の唇を舐めて先生さよーならと別れを告げて教室から出て行く明登

 夜
 一人部屋でご機嫌の明登
 堅物を淫乱に堕とすの楽しいなぁ!ととびきりの笑顔で呟く明登

 次の日
 早朝から出会う会うふたり
 動揺する信也とにっこり微笑む明登
 おはようございます信也先生といったて普通に挨拶する明登
 動揺してる信也を見て内心ほくそ笑んでる
 お、おはようございます葉梨君となんとか挨拶を返す信也
 放課後
 また教室で仕事してる信也に近づく明登
 先生またお仕事?手伝いますってにこやかに声をかける明登
 え、あ、大丈夫ですよ葉梨君……と断ろうとする信也から
 平気ですよ?ボクの家夕方までお母さん戻らないし、ひまなんです。このプリントまとめるんですか?と雑用を取り上げてお手伝いする明登
 あ、ああ……ありがとう……
 動揺してる信也を横目で見つついつも通り良い子の明登くんで先生のお手伝い
 雑談しつつ作業してる明登
 雑談と同じトーンで昨日は気持ち良かったですねと話しかける。
 信也固まる。その驚いた顔に、嗜虐心をくすぐられる明登
 ボクのお口に射精した時のせんせとっても気持ちよさそうだったなぁと思い出話に浸る
 ボクのおちんちんを頬張る先生……とっても必死で可愛かったなぁ。先生はお口がお上手なんですね。おちんちんが大好物なんですか?と微笑む明登
 そ、そんなわけないだろ!なんてことを言うんだ!と真っ赤になって憤慨する信也
 しかし、元淫魔が与えた強烈な快感は早々忘れられるものじゃない。信也の身体は昨日の快感を思い出して勃起してる。
 あれ?でも先生、おちんちん勃起してません?昨日の気持ちいいの思い出して勃起しちゃったんだぁと指摘する明登
 違うっち、違うんだ……これは、違うと必死に否定する信也。
 仕方ないよ。だって先生こんなに気持ちよさそうだったもん。思い出し勃起しちゃうのも無理ないよ
 明登はスマホをかざす
 そこには昨日、生徒の未成熟な陰茎をしゃぶる信也の姿が映ってる
 動画を見て絶望する信也に明登は恍惚の表情を浮かべる
 動画を見ながらこれ、もう一回やってあげるよ。先生と笑う明登に、信也の喉がごくりと動くのを見た
 明登がゆっくり近づく。じりじりと後ずさる信也。隅にある机に追い詰められる。ガタンとぶつかり足がもつれ、机の上に乗り上げてしまう信也
 詰め寄る明登。じっと信也の瞳を見つめてながら間近で囁く
 ほらほら、おちんちん出してごらんと蠱惑的に微笑み、信也の股間をスラックス越しに撫でる
 明登の言葉に従うようにのろのろとスラックスと下着を下ろす信也
 良い子だね〜と下着から飛び出した勃起した陰茎をフェラしたり扱いたりする明登
 美味しいよ。先生の精液艶然と微笑む明登
 二回ほど搾り取られてもう出ない!扱かないで!って涙声で言う信也に大丈夫だよ〜まだいけるいけるってポケットから小さなボトルを取り出す明登
 ローション使ってお尻ぐりぐり気持ちいいマッサージしてあげると明登
 
 尻穴と会陰から前立腺ぐりぐり押されてまた絶頂する
 潮も吹く
 びしょびしょになってヘロヘロになってる信也を見て嘲笑する明登
 先生ったらお漏らししてびしょびしょだ〜ダメだよ。これ、××の机だよ。明日来て机が生臭くてびっくりするだろうなぁ××
 や、らめ……言わらいで……
 言わないよぉ。ボクと先生だけの秘密ね?
 ヘロヘロになりながらも言うなと懇願する信也に明登は微笑み頷いた。
 そして潮まみれの信也をスマホに収めるとまた明日ね〜と朗らかに帰って行った

 次の日
 5時間目の体育の授業
 終わってみんなで片付ける
 あらかた片し終わった時信也はクラスの生徒たちにあとはもう大丈夫だからみんな教室に帰って着替えてきなさいと優しく語る信也
 子供たちは皆、いそいそと教室へと戻る
 最後の備品を体育倉庫に置いた信也
 その背中に声をかける明登
 体育倉庫に入ってすぐドアを閉め鍵をかける
 信也がビクッと肩を跳ね上げ振り返る。
 その絶望感たまんないなぁと恍惚の表情で微笑む明登
 信也に近づく明登とそれから逃げようとして、乱雑な倉庫の品物につまづき驚いてよろける信也。
 うわー!先生大丈夫?と明登が駆け寄ると、信也飛び箱に激突し頭から跳び箱の段にはまり込んでしまう信也。
 身動きが取れない信也。
 ダメ、ダメです葉梨君!こっちに来ないでください!
 怯えながら明登を拒絶する信也
 もがき慌てる信也をニヤリと見下ろして先生ってついてないあなぁって嘲笑う
 うまい具合にお尻を向けてる信也。
 ラッキースケベってこういうこと言うんだろうなぁとご機嫌で信也のジャージと下着を下げてお尻を露出させる明登
 先生にプレゼントがあるんだ〜と嬉々として信也の尻穴に遠隔リモコン操作式の卵型バイブを挿入する
 お尻開発中の先生にもっと気持ちよくなって欲しくて用意したの。いっぱい楽しんでねと電源を入れる明登
 震え出すバイブに悲鳴染みた喘ぎが漏れる信也
 とめ、止めてぇ葉梨くぅっ、んん゛っ!
 懇願する信也
 これ、奥へ奥へと進もうとする機能が付いてるんだって!先生のお腹の奥までぶるぶる気持ちよくしてくれるよ。明登は信也の話も聞かずバイブの機能を説明する
 振動のパターンを変えて信也の反応を楽しんでたら体育館に足音がする。
 しんやせんせー?と体育館に響く生徒の声
 口を押さえて慌てて喘ぎを飲み込む信也
 先生どこ行った?片付けしてたから倉庫かな?と呟く生徒
必死に喘ぎ声を抑えようとして鼻息が荒くなってる信也。
 明登は最高に良い笑顔でそれを見下ろしてバイブの振動を強にする
 ん゛ん゛っ!思わず漏れ出る悲鳴
 先生?倉庫にいる?
 子どもガタガタと倉庫のドアを開けようとする。
 あれ?閉まってる?先生ー?
 ドアがノックされる
 声を抑えてる信也の体にぴったりと寄り添って明登は返事してあげないとじゃないですか?先生?と話しかける
 信也は首を横に振って断る
 でも先生。このままあの子に何も言わないと信也先生がいないって職員室に行くかも?倉庫の合鍵持って他の先生が来ちゃうかもよ?と囁く。
 信也はその虚言に惑わされど、どうしたんですか?と声を張り上げ倉庫の外にいる生徒に問いかける?
 あ、先生!次の授業で使う道具、教室に持っていって教卓の上に置いておけば良い?
 生徒は特に訝しむ様子もなく信也へ用件を問う。
 あっ、は……はいっお、おっ願い……しますっうぅっ
 なんとかそれだけ口にする信也
 わかりましたー!と元気よく口にして生徒は走っていく。
 他の子にも教えてあげれば良いのに〜。先生は生徒に開発されて悦ぶヘンタイだってと笑う明登
 その足音が遠ざかって行くのと同時に信也の身体がビクビクと跳ね、くねりだす。尻穴がきゅうきゅうと卑猥に蠢いてるのを見て絶頂間際だと知った明登
 バイブの振動を止めて信也のズボンと下着をいっぺん上げて尻を隠す。
 信也、戸惑いといきそこねた物足りなさに、情けない声が出た
 そんな信也を無視して明登はさぁそろそろ戻ろう先生。
 ヘンタイ先生の授業聞きたい。と跳び箱の段を抑えて信也が脱出するのを手助けする

 6時間目が始まった
 信也はジャージ姿のまま、黒板の前に立ってる
 いつも通りに見えるが、顔が赤いし汗ばんでる。息も弾ませたり、唇を噛んだりしてる
 必死に快楽と戦う信也を見てると楽しくて仕方ない。
 明登は目を細めて楽しげに信也を見てる。
 気まぐれに強度を変えたりして、突然立ち止まってしまった信也を見てる。

 選択肢
 1もうやめる
 2まだ続ける
 まだ続けるを三回繰り返すと信也、教室で絶頂。背中を丸めて痙攣させる、ひくっひくっと喉を引きつらせている……みたいな少し文章が変化・イラスト差分が増える的選択肢のイメージです

 
 先生大丈夫?と子どもが異変に気づいて声をかける
 た、大丈夫です……少し立ちくらみが……と誤魔化す信也
 立ちくらみって可哀想〜先生休んでくださいと心の中でほくそ笑んで最強の振動にしてやる明登
 ひっと息を呑む声をあげて信也はしゃがみ込んでしまう
 先生!大丈夫?!と子どもたちがわらわらと信也へ群がる
 だ、いじょぶ……と懸命に誤魔化そうとしてる信也
 明登が立ち上がって先生に近づく
 ボク保健委員だから先生と一緒に保健室行くよと先生の手を掴む明登
 クラスのみんなは大丈夫?とか明登君手伝おうか?と心配してる
 大丈夫だと思うよ。先生は他の人にも手伝ってもらいますか?と信也の手を握り、引き起こそうとしながら問う明登
 大丈夫……葉梨君、すみませんが、手伝ってください……他のみんなは教科書22ページをよく読んで……隣の問題集をやっててください
 信也は赤い顔で目を潤ませながら生徒たちに指示を出している
 真面目さを捨てきれないくせに快感をしっかり感じてる信也の姿に明登は口元がにやけるのを止めるのに必死
 廊下でもバイブは止めないし、強弱つけたりイタズラする。
 廊下で喘いだら声が響くだろうなぁって楽しそうに呟く明登。じっと信也を見る。
 信也はやめてって懇願しながら必死に歩く。
 
 保健室に行くと保険医は不在。
 二人で入って鍵を閉める
 ベッドに横たわる信也に先生お尻出してと命じる明登。
 素直に尻を出す信也
 膝裏持って、お尻の穴を見せて。
 明登の言葉に抵抗もせず従う信也
 バイブを入れた尻穴に指を入れて前立腺マッサージしてあげる明登
 バイブに奥を明登に前立腺を刺激されてメスイキする信也
 イッても止めずに刺激し続ける明登
 信也は下腹部をベコベコと凹ませて絶頂を繰り返してる
 先生気持ちいい?お腹ベコベコさせてよがってるの?さっきからイキまくりだねぇ
 明登の言葉を素直に認めてよがる信也
 潮吹きまくってびしょびしょになる。
 あーあー保健室のベッド、潮まみれじゃん。ヘンタイ先生。イカせてくれてありがとうございますは?
 嘲笑混じりにお礼を強要すると
 ありがとうございますとヘロヘロ舌っ足らずに礼を言う信也
 ちゃんとお礼言えて偉いねぇと褒めてあげる明登
 キスしてあげるともっともっととおねだりしてくる信也。
 先生ったら。今日はもういっぱいイッたでしょ。と離れて行く明登を悲しそうに見る信也。
 その顔最高にそそる〜とほくそ笑む明登
 おしゃぶりなら良いよと信也の前にM字に足を広げて誘う明登。
 信也はゆっくりと身体を起こして明登の股間へ顔を埋めて、おしゃぶりする。
 保健室で下半身丸出しにして、潮まみれの先生ってどう見てもアウトですよねぇ。真面目な信也先生が必死になって生徒のおちんちん食べてるなんて。
 愉快そうに言う明登
 言われるたびに身体を震わせる信也
 あれ?興奮してるんですか?ヘンタイって分からせられて喜んでるの?
 信也の頭を掴んでイラマチオする明登。
 呻く信也
 口内射精する。ごくごく飲み干した後も明登の陰茎にしゃぶりついてる。
 ほらほら先生おしゃぶりはもうおしまいですよって取り上げる。
 その瞬間終業のチャイムがなった。

 次の日
 昼休み、子供達に囲まれてる信也の元に明登は近づく。
 信也先生!こっちとこっちどっちが良いと思いますか?
 明登はポケットから首輪を出して見せる
 クラスメイトはそれを見て
 明登くん犬飼うの?いいなぁとか言ってる
 うん。先生も犬飼うのに協力してくれたから、意見聞きたくて。どっちが良いですか?先生
 明登の瞳を見て、一瞬目を蕩かす信也。
 そうだなぁ。どっちも素敵だけど……こっちが良いかな。と笑顔で片方を選ぶ信也。
 わかりました!ありがとうと言って去る明登

 放課後
 二人きりの教室
 椅子に座る明登とその前に立つ信也
 犬が服着てるの変じゃないかなぁ?と明登
 でも、こんなところで……と戸惑うが、全裸になる信也
 首輪つけてあげる。おいでと呼ばれて四つん這いで明登の元へ行く信也
 
 選択肢
 1首輪は信也が選んだものを付ける
 2ボクが選んだものを付ける
 ※イラスト差分のイメージです

 首輪をつけて満足げ明登
 うん、可愛い。
 こんな……変じゃないかな?と恥ずかしそうにする信也
 うーん、変と言えば先生、犬なのに尻尾が無いですよね?尻尾つけてあげるからお尻見せてと尻尾つきバイブをランドセルから取り出す明登
 仰向けで服従ポーズを取る信也。膝裏を持って尻穴を明登に向ける
 既にギンギンに勃起した陰茎から先走り汁が垂れているのを見て明登は目を見開く
 あー!先生ったら、もうおちんちんから涎垂らしてるの?お行儀が悪いワンちゃんは躾し直しだねと淫靡に微笑む。
 瞳を蕩かせた信也の喉から甘えた犬のような鳴き声が漏れた。
 なぁに?嬉しいの?ご主人様に躾してもらえるの嬉しいの?
 剥き出しで既にベコベコと凹む腹を撫でまわし、乳首をつねるとひゃっと喘ぐ信也。鈴口からとろりと先走りが溢れる
 尻穴へバイブを挿入すると快感で体を捩る信也。尻尾が揺れて喜ぶ犬のよう。
 尻尾振ってご主人様に媚びてる先生、とても可愛いよ。いっぱい精液出して、ボクにご奉仕してね
 明登の言葉に信也は嬉しそうにはい!と返事した

 ――信也編 了――

 

――――――――――――――――――――

バッドエンドルート

 プロット状態
 

 好感度が足りない場合攻略対象とフラグが立たずバッドエンドルートへ
 バッドエンドは同級生ルート
 

 明登 攻め・○学生
 翔真 同級生・受け・挿入あり



 放課後、ヒマを持て余した明登が教室に戻ってくるとひとりで居残り課題をしてるクラスメイトがいる
 げ!明登じゃんって嫌そうな顔するクラスメイトだが、愛とか情欲とか淫魔は敏感に察知するので、クラスメイトが自分のコト好きなのはわかり切ってる明登
 ヒマだしこの際こいつでもいいかなぁって明登はクラスメイトに近づく
 翔真くんまだ残ってたんだ?居残り?
 机に向かう翔真のすぐ横に立って課題をのぞき込む
 ち、ちけぇよキモイ!あっち行けよと悪態をつく翔真
 椅子に座ってる翔真と横に立つ明登
 じっと翔真の瞳をのぞき込んで近いとダメなの?課題を見るのに遠いと見えないよ?
 翔真の目は面白いくらいに泳いでいる
 み、見なくていい……弱弱しい翔真の声
 本当に?見なくていいの?ボク、見たいなぁ。翔真くんの淫らな顔
 え?
 顔を上げる翔真の小さな唇を吸う明登
 小さな口内に舌を忍び込ませて柔らかい頬肉を舐り、上顎をくすぐるとあうっうぅ……と甘えたような高い声が漏れる
 声変わりもまだなんて、精通はまだしてないかなぁなどと他事を考えつつ、舌を絡めて吸う明登
 ふあぁっあっぅぅ
 翔真の喉から喘ぎ
 キスしながら股間を撫でると勃起してる
 腰をへこへこと振りながら喘いでる翔真を見つめて一丁前に勃起して腰振ってんじゃんと笑う明登
 早々にひざをついて翔真の足を開かせズボンを脱がす
 な、なにすんだよと泣きそうな声のくせに翔真の視線は欲にぎらついてる
 すっごい気持ちいいことしてあげると微笑む明登
 目が合うと翔真は蕩けた顔をして頷いた
 勃起した陰茎を咥えて吸ってやると大きな声で鳴く翔真
 そんなに大きな声出したら先生がきちゃうよとからかうと両手で口を押える翔真
 お尻もっとこっちにずらしてと言うとずりずりと尻を明登の方へ差し出してくる
 脚上げるねと足首にズボンをまとわりつかせたままの翔真の足を頭上の方へと折りたたむ
 陰茎を吸いながら尻穴を指でほぐしてやる
 尻、気持ちいいっちんちん溶けちゃうよぉと泣き声を上げる翔真
 うんうん、溶けちゃうくらい気持ちいいよね。と同意しながら尻をほぐし、陰茎をしゃぶる
 あっという間に絶頂した
 口内には何も発射されてない
 尻穴がきゅうきゅうと明登の指を締め付けた
 やっぱ精通してないかぁ……しょうがない。オナホにするか……
 明登は指を引き抜くと自身の陰茎にローションを垂らして扱く
 それを見て翔真はごくりと唾を飲み込んだ
 それ、どうするんだよ……期待して上ずった声で翔真が聞いてくる
 ボクのおちんちんを翔真くんのお尻に入れるんだよ。ここの亀頭のとこでさっき翔真くんが気持ちよくなった部分をゴリゴリ擦ったり、お腹の奥をとんとんしたりするととっても気持ちよくなれるよ?どうする?なりたい?
 グチュッグチュと陰茎を扱きながら聞く明登
 翔真は再び喉を上下させるとなりたい。と答えた
 本当にいいの?翔真くん。この気持ち好さを知ったらもう戻れないけど……それでもいい?
 わざとらしく翔真を気遣うような言い方で質問する明登
 へいきだっそんなの!と強気に言う翔真
 そう?じゃあいいか
 翔真の尻穴に挿入する明登
 最初は浅い所をくちゅくちゅと往復させると尻穴が広がり、ずるりと腸壁を撫でられる快感に翔真が嬌声をあげた
 少しずつ慣らすように奥へ奥へと広げていく
 侵食されるたびに絶頂しているのかぎゅうぎゅうと締めつける尻穴に口の端を上げる明登
 狭いから気持ちいい~翔真くんは気持ちいい?
 きもちぃぃっいいよっいいぃっおかしくなるぅっ
 見も世もなく喘ぐ翔真
 いいよいっぱい気持ちよくなっておかしくなっちゃえ
 奥まで突き上げると背を反らす翔真
 痙攣する身体と、収縮する腸壁にあはっ!またイッたんだぁイキッぱなしじゃん!と歓声を上げる明登
 ぎゅうぎゅうと収縮し狭くなる天然のオナホ気持ちいいっ最高ぉっ明登も盛り上がって激しく腰を振る
 中出しするねっボクの精液飲めるの嬉しいでしょ?
 うれしっうれじぃっ
 快感に蕩けた翔真はオウム返しに言葉を発するだけ
 本当におかしくなってる!あははっおっかしいぃ~
 最奥に叩きつけるように射精する明登
 はぁ~……気持ちよかったぁ~……
 最後まで出しきるように腰をへこへこと振る明登
 尻から陰茎を抜き、呆ける翔真を起こす。
 ほら、翔真くん。最後はちゃんとお掃除フェラして。ボクのおちんちんペロペロしてきれいにしなくちゃ
 激しすぎる初体験に朦朧とする意識で翔真は椅子から降り、明登の足元に座り込むと舌を伸ばして舐める
 ふふっくすぐったぁい!ペロペロキャンディー舐めてるみたい
 明登はくすくすと笑う。そのかわいらしい顔を見上げて翔真は頬を赤らめた
 もっとちゃんとお口の奥まで咥えるんだよ。舌を伸ばして包むようにするの
 明登のアドバイスに従って一生懸命おしゃぶりする翔真
 そうそう!上手上手!ボクも一緒に手伝ってあげる!
 明登は自分で陰茎を扱く
 あっあんっ翔真くんお口、お口開けてっナカに出すから
 手淫で昂った陰茎を翔真の口に突っ込むと明登は喉奥めがけて腰を振る
 むせる翔真
 飲み切れなかった精液が口と鼻から漏れた
 あーごめんごめん。翔真くんには量が多すぎたかな?
 明登はポケットからハンカチを出すと翔真の顔を拭ってやった
 その後、居残り課題を手伝ってやる明登
 
 な、なぁ俺たちって……付き合うとか……そういうやつなのか?
 帰りの校舎で翔真が聞く
 え、うーん……翔真くんが精通したら、考えるよ
 精通って?
 精液が出るようになったら。でもボク可愛いからたくさん侍らすけど?
 侍らすって?
 恋人いっぱいってこと
 なんだよそれ!ウワキじゃん!
 うーん、ボクはみんな好きだし……ま、翔真くんが精通してまたエッチしたくなったら声かけてよ。気が向いたらしてあげる。
 校門に着き、さっさと翔真へ背を向ける明登
 あ!待てよ!
 引き止める翔真
 何?迷惑そうなのを隠さない明登
 少しもじもじした後、翔真が聞く
 こういう事って他のクラスの奴にもしたのか?
 えっち?他の子にはしてないよ
 あんまりと言う言葉は問答が長くなりそうなので飲み込んだ明登
 表情が明るくなる翔真
 じゃあこれはオレたちだけの秘密な!
 ああ、うんいいよ
 どうでもとはつけなかった明登
 じゃあな!
 すっきりした顔で帰っていく翔真にはいはい、じゃあねと手を振り返して家路につく明登

 
 ――バッドエンドルート 了――

 
 

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鶯命丹 2023/10/23 17:59

【ゲームシナリオ】ショタ×成人男性①【コミッション作品】

こちらは、ゲームシナリオのコミッション作品です。選択肢、SE、スチル等の指示が記入されております。
後半はプロット状態
 お読みになる方は小説の形ではないことをご了承の上お読みください。
 長い・見づらくて申し訳ない

 【作品傾向・注意事項】
ゲームシナリオ(SEやスチル指示などあり)、BL、ショタ攻め、成人男性受け、ショタおに、挿入なし(バッドエンドルートのみ挿入あり)、SM要素過多(玩具責め、ディルド、プジー、貞操帯)足コキ、兜合わせなど

 主人公ショタが攻め
 受けが成人男性二名の各ルート
 主人公×同級生のバットエンドルートあり・同級生ルートのみ挿入あり 


 
  


 以下URLはシナリオをご依頼くださった拓彦様が制作した漫画作品
 https://lovetropette.booth.pm/items/5186170


――――――――――――――――――――
 
 コミッション作品・ゲームシナリオSEなどの指示あり
 

(プロローグ)

※納品作品
 
 △背景 退廃的な雰囲気の背景

美しい淫魔がいた。
その淫魔の美しい姿をひとめ見れば、どんな人間もたちまちそれの虜となって、すべてを捧げずにはいられない。
その淫魔の涼やかな声に命じられると、どのような不条理でも叶えずにはいられない。
その淫魔に与えられるものならば、どんな苦痛も極上の悦びへと変わった。
淫魔がほんの少し口の端を上げれば、虜になった男たちは歓喜の涙を流し、麗しい眉をひそめれば、憂いを取り除こうと躍起になった。
男たちは自分のすべてを淫魔に捧げたがった。その命でさえも――
滑稽な人間の生きざまを見て、淫魔は嗤った。
あるとき、そんな傲慢な淫魔に神の雷が落ちる。
神の雷は、淫魔から力を奪い去り、その魂を人間へと転生させた……

 ※時間経過 朝
 △背景指定 明登の部屋

母「明登~朝よ。いい加減に起きないと遅刻するよ」

 SE:ごそごそ音(ベッドから起きる音)

明登「ふあぁ~……わかったぁ……」

 ●明登・パジャマ(記憶が戻る前)

なんだか変な夢を見た気がする……
胸がドキドキして、頭がボーっとして、瞼を何度も擦ってあくびをした。
昨日は早く寝たのになぁ……
もぞもぞパジャマを脱ぐと、じっとりと湿ってる。
下着も冷たいからこっちも着替えよう。

 SE:ごそごそ音(着替え)

パジャマと下着を一緒に脱ぎ捨てるとき、背中が痛む。
部屋の姿見に映った背中を振り返ると、肩甲骨のところらへんに黒いあざ。
産まれたときからあるって言われてる背中のあざを見て、首をかしげる。

明登「なんだろう。今日は背中のあざがじくじくする」

 ●明登・上半身裸背中、肩甲骨の部分に黒いあざが一対

母「明登~!ちゃんと起きてるの~?!」
明登「お、起きてるよー!えぇっもうこんな時間!?ご飯食べてるヒマないよ!」

 SE:ドタバタ足音
 △背景 明登宅玄関

明登「行ってきまぁすっ!」

ボクは急いでランドセルを背負うと玄関を出て、学校に向かって全速力でダッシュした。

 ※時間経過 朝
 △背景 教室

明登「はぁ~……間に合った」

 SE:チャイム
 SE:引き戸が開く音

席について大きくため息を吐いた瞬間、チャイムがなった。
チャイムの後すぐ、教室のドアが開く。
担任の信也先生が入ってきた。

先生「おはようございます」
日直「起立、礼」
生徒一同「おはようございまぁす!」

 ●信也先生・教壇へ立つ
 SE:生徒たちが挨拶のため椅子を動かす音

信也「はい、おはようございます。今日も一日勉強頑張りましょう。四時間目の体育はみんなの大好きなドッヂボールだよ。怪我しないようにね」

信也先生が優しく笑ってる。
教室がにぎやか歓声に包まれた。
普段だったらボクも嬉しくて声を上げてたかもしれないけど……
お腹が空いてる今日は憂鬱だった。
先生にバレないようにぐでっと机に突っ伏した。

明登「はぁ~……もうお腹空いてきたのに、給食前に体育があるなんて……今日はついてないなぁ……」

 ※時間経過 昼前 
 △背景指定 学校の校庭 
 SE:ホイッスル音

信也先生「試合初め!」

 SE:楽しそうな子どもの声・ざわめき
 ●体操着の明登(だるそう・記憶戻る前)

モブ生徒1「うわっボール来た!」
モブ生徒2「逃げろ逃げろっ!」

校庭に、ボールから逃げ回るみんなのはしゃいだ声が響いてる。
……お腹空いた……もう倒れそう……ぐうぐうとお腹が文句を言い続けてる。
なんだか頭もふらふらしてきた。

モブ生徒3「あ!明登くんそっちにボール行ったよ!」
明登「え?」

遠くから自分の名前を呼ばれて、そっちを向く。
気づいた時には、もう目の前にはボールしか見えなかった。

 SE:打撃音(ボールが顔に当たる音)
 SE:倒れる音(明登、倒れる)
 SE:ざわめき

?「――んっ!明登くん大丈夫っ!?」

顔がジンジンして、熱くて痛い。
体中がひりひりする。
目を閉じてるのに、ぐるぐる目が回る感覚がして気持ち悪い。
立ってた場所が崩れ落ちて、すごい高さから落ちていくみたいな気持ち悪い浮遊感に、ボクは意識を失った。

 ※時間経過 明登の夢の中(前世)
 △背徳的な雰囲気の背景

淫奔を謳歌していた淫魔は、神の雷に打たれてしまった。
奔放さを表すような羽根は千切れ、のびやかだった四肢は動かない。
人間の淫欲を掻き立てる肉体が焦げて、ボロボロと崩れていってるのがわかった。
頭の奥にゾッとほど神々しい声が響く。

⁇「淫猥な淫魔。人間の精気を食い殺す悪魔よ。今まで貴様が食い殺してきた弱い人間に産まれ変わり、その忌まわしい性根を直しなさい」

 ※時間経過 夕方
 △背景 保健室

ゆっくりと目を開けると、既視感のある天井が見えた。
左右に視線を映せばどうやら学校の保健室のようだった。

「ボク……本当に人間になっちゃったのか……」

改めて背中に手をやると、やはりあの頃持っていた自慢の大きな羽根は存在しなかった。
神様は淫魔だったボクを、本当に人間の男の子に生まれ変わらせたのを実感した。

明登「まあ、消滅させられなかっただけマシかな……」

どうやら今まで、前の世で淫魔だった記憶はすっぽりと抜けていたのに、ボールにぶつかった衝撃で思い出したらしい。
運が良いのか悪いのか……なんにせよ、淫魔の特殊能力を使うことも、空を飛ぶことも許されないのなら、不便なことこの上ない。
思い出さないほうが幸せだったかもしれない。

明登「…………精液」

しかし本能は覚えていた。
あの甘美な味を、魅惑的な感覚を、感動を、前世の記憶を取り戻した幼い身体は確かにソレを欲して疼いていた。

信也「あ、明登くん!よかった、目が覚めたんだね」
明登「せん……せい……」

ベッドを区切るカーテンが開かれ現れたのは先生こと信也だった。
額をつたう汗やハの字に下がった眉を見るに、どうやら相当焦っていたらしい。
そりゃあそうか。齢十ほどの子どもが気絶なんかしていたら、大人は……ましてや担任の教師など気が気ではないだろう。
目を覚ましてやったことを感謝してほしいくらいだ。

信也「体調はどう……?頭が痛かったりする……?」
明登「……」

体調はというと万全だ。最早それどころの話でもないのだ。
今一度、自分の置かれている状況を整理したい。
そのためにはこの心配そうに顔を覗き込む教師は邪魔だ、さっさと安心させてやろう。

明登「全然大丈夫です」
信也「本当?!どこか痛むところとかは……」
明登「どこも痛くないですよ、本当に」

そう言いながら起き上がろうとすると、先程よりやや戸惑っている先生に慌てて止められた。
どうやら親に連絡をしてあるようで、迎えが来るまで安静にしておかないといけないらしい。
たかがこの程度で早退かとも思ったが、むしろ好都合だった。
家に帰って、ゆっくりと状況を整理するとしよう……

 ※時間経過 夜
 △背景 明登の部屋
 ●明登姿見・自分をじっと見る

明登「しかし、子どもの身体なんて面白いな」
大人の手より小さい手を天井にすかしたり、軽い身体を鏡越しに見下した。
あの後、迎えに来た母に付き添われ、帰宅する。
母親はいろいろと心配そうに話しかけてきたが、うっとうしかったので疲れたから部屋で休みたいと伝えると、彼女は眉根を寄せてそれを了承した。
実際、負傷したからか……それとも急に記憶を取り戻したせいで脳に負担がかかったのか、身体にだるさがまとわりついている。

 SE:電気を消す音
 △背景 明登の部屋 暗い

ボクはため息を吐いてゆっくりとベッドに身体を横たえ目を閉じる。

明登「こんな風に疲れるなら、イキすぎて気絶もするだろうな……」

前世の記憶が、瞼の裏にぼんやりと浮かび上がる。
人間の精液を貪って生きた愉快な記憶と、快楽に喘ぐ人間の蕩けた表情。
鼻をくすぐる精液の卑猥な匂いと、血が沸く快楽。
懐かしい欲望の日々をたどるように、ボクの意識は夢の中に落ちてった。

 ※ 朝
 △背景 明登の部屋 朝
 ●明登・パジャマ(記憶が戻った)
 SE:お腹の鳴る音

明登「お腹空いたな……」

早朝、空腹を感じて目が覚めた。
ぐうぐうと音を上げる腹のあたりに手を置くと、肉の内側がうねる感触がする。
前世では感じたことのない飢餓感にため息をついて、ベッドから出た。
常に人間の精気に満たされていた淫魔のボクが、食物から栄養を得ないとならない人間の身体になるとは……
煩わしさに首を振ると、ボクはパジャマに手をかけた。

 ※時間経過 朝
 △背景 学校 校門

体調はどうだ?気持ち悪いなどの不調は無いか?と心配し、質問攻めにする母親を振り切って登校する。
学校だなんて、面倒くさいことこの上ないが、休みなどすれば病院だなんだと検査に行かされるだろう。
そっちの方がよっぽど煩わしかったので、ボクは重たいランドセルを背負ってさわやかな朝の通学路を重たい足取りで歩き、校門前に到着した。

信也「明登くん!具合は大丈夫ですか?!」

校門に立っていた信也先生が、ボクを見つけた途端走り寄ってきた。
心配そうに眉を下げ、ボクに視線を合わせるように腰を屈めている。
人間というのは随分と心配性なんだな……
面倒だったが、無視するのも今後を考えると厄介だろう。
そう判断してボクは信也先生を見つめ、返答した。

明登「ああ、先生。おはようございます」
信也「お、おはようございます……昨日はすみませんでした。僕の監督不行き届きです。クラスの生徒に、授業で怪我をさせるなんて……」

信也先生は一瞬面食らったように眼鏡の奥の目を見開いたが、そのあとすぐに眉根を寄せて、すまなそうに頭を下げた。
教師とは、なんとも滑稽な職業だと思う。
児童を教育し指導するという手間のかかる役目とともに、ひとたび児童に何かあれば世間から責め立てられる、窮屈な職業。
こんな面倒なことを生業に選ぶ人間の気が知れない。
とんでもない被虐趣味なのではないだろうか?
実際、今こうしてボクに頭を下げるこの男の姿は、真剣そのもの。やらされてる感や不貞腐れるような感情は見られず、真に心の内から湧き出る謝罪を言葉にしている。
哀れな男は嫌いじゃない。
ボクは自然と口の端が上がっていくのを感じた。

明登「全然平気だから、そんなに気にしないで先生」

かわいそうな男が項垂れた頭を、よしよしと撫でてあげた。
信也先生はバッと、ばね仕掛けのおもちゃのように勢いよく頭を上げ、唇をぽかりと開けた呆けた顔をしている。

信也「あ、明登くんっ?!」

その滑稽な顔に思わず笑みが深くなる。
人間の記憶しかなかった時は、落ち着いた大人の男のように思っていたが、突然の接触に動揺するさまは童貞のそれだ。
案外そうなのかもしれない。
そもそも、淫魔のボクから見れば落ち着いた男など存在しない。どんな男であろうとも、ボクに熱狂して堕落していたのだから。

明登「元気出た?じゃあ教室でね」

ボクは信也先生に手を振って教室に向かった。

 ※時間経過 午後 夕方
 △明登の部屋

ようやく学校が終わって自室に戻ってきた。
ランドセルを放って椅子に腰かけると、ドッと身体に疲れがのしかかってくる。
人間の子どもの身体は疲れる。
いや、疲れだけじゃない。前世の記憶を思い出した肉体が、あの味を渇望していた。
欲しいのに得られないストレスが、ボクの身体をずっと重だるいものにしているのだと思う。

明登「どこかで精液を摂取できたらいいんだけど……」

人間の肉体に押し込められているが、元淫魔の魂は、人間の感情や欲情を感じ取れた。
それを使って今日、あらためてクラスメイトを観察していたが、肉体が大人になりきれていない子どもばかりだった。
彼らからは大人の男の発する性欲が感じられなかった。
実際に子どもなのだから仕方ないが、もう少し精通を済ませてる生徒が多くてもいいのに……
がっかりとした気持ちを思い出し、唇からため息が漏れる。
しかし、精液を諦めるのはまだ早い。

明登「そうなるともう少し触手を伸ばして、先生とかかな」

 SE:時計のアラーム

その時、部屋の中で電子音が鳴り響く。
顔を上げて机にある時計を見ると、今日が塾の日であったことを思い出す。
ようやく学校が終わったと思ったら、今度は塾か……
こちらも、休みたいと言えば病院に行かされるかもしれない。

明登「やれやれ……人間てのは、忙しないな」

塾のリュックに勉強道具を詰め込み部屋を出て、駅までの道のりを歩いていく。
学校がダメなら、塾はどうだろうか?
もう少し年齢が上の人間たちも集まっていたようだし、学校より楽に獲物が見つかるかもしれない。
そう思いつけば、面倒な塾も楽しみになってきた。
先ほどよりも少し速足で駅へと向かう。
人間にされたからと言って、大人しく殊勝に過ごすのはボクの趣味じゃない。
むしろ困難が多いほど過程も楽しいし、手に入れた時の感動もひとしおだ。

明登「神も詰めが甘い。人間になったから心を入れ替えますだなんて、言うと思ってたのかな」

日が傾き始めた街の中を歩く。
神の愚かしさに口の端を歪め、人混みに紛れ駅へ向かった。

――プロローグ 了――
 

――――――――――――――――――――

(プロローグ後・克己ルート)

 納品作品


 明登(あきと)――攻め・○学生
 克己(かつみ)――受け・成人男性
 

 ※時間経過
 △夕方の駅のホーム
 SE:電車が来るアナウンス・駅のざわめき

夕方でも早い時間だからか、駅のホームに人はまばらだ。
両親が買って渡してきたキッズスマホを見ていると、アナウンスが聞こえてきた。
スマホから顔を上げ、何気なく周囲を見渡す。
ホームの端にひとり男が立っているのが目に入った。
明登「……あんな端に誰かいる」

 ●ホームの端にボーっと立つ暗い雰囲気の男性(克己)

がっくりと落ちた両肩と、手入れのされてない髪に隠れる俯いた顔、身なりも適当で部屋着のような雑さ……
ずいぶん暗い雰囲気だ。
男を横目で見てると、突風とともに電車が到着した。
周囲の人間が、わらわらと開いた電車のドアに向かって歩いて行くが、その男はじっと足元を見たまま動かない。
ボクも、その男を見ながら周囲に流されるように電車に乗り込む。
電車のドアが閉まり、ゆっくりと走り出す。
通りすぎる車窓から、男を見つめる。長い前髪に覆われて、表情は見えなかった。
……死にそうな男だな。
電車のドアに寄りかかって、心の中で呟いた。

 ※夜
 △電車内

明登「ふぅ、ようやく終わった……まさか授業が長引くなんて……」

退屈な塾が終わり、ボクは大きく伸びをしながら身体のコリをほぐす。
いつもよりも遅い時間の電車は、帰宅ラッシュも終わり電車の中も空いている。
それだけは良い点だなと思いながら暗い車窓をぼうっと眺めた。

 SE:電車の走行音
 △駅のホーム 夜
 
ホームに降り、夜風を感じながら首をぐるぐると回すと、ホームの端に立ってる男が目に入る。
塾に行く前にも見た、猫背の暗い雰囲気の男だった。
もしかして、夕方から夜にかけて、あの男はずっとあそこに立っていたのだろうか?
訝しく思い、じっと男を見て首を傾げる。

明登「自殺とか、しそうなんだよな」

指を顎に当て、思案する。
今のボクは人間であり、そのような必要はないにもかかわらず、精液が欲しくてしょうがない。
しかし、ボクの周囲にいるクラスメイトはいまだに精通すらしてない子どもばかり……
そんな飢えた状況のボクの目の前に、成人済の男がいる。
その男はどう見ても自殺志願者だ。と、いうことはボクの目の前で精気がひとり分失われそうになっている……

明登「もったいないな……」

思わず声に出して呟く。
心の内からの……魂の叫びだった。
せっかく精液を出せる身体が、むざむざ死を迎えようとしてるなら、ボクが精気をいただいても構わないだろう。
もしかしたら快楽を経験したら、あの暗い人間も生きる気力とやらが湧いてくるかもしれない。
ボクを勝手に人間に転生させた神も、そうしてやったら満足なんじゃないか?
まぁ、その辺はどうでもいい。
男が自分の身体を捨てるというのなら、その身体を捨てる前に、ボクが有効に使えればそれでいい。
そうと決まれば善は急げだ。
ボクはホーム端に立つ男へと近づいていった。

 ★選択肢
 1話しかける(好感度↑)
 2やっぱりやめる
 (2を選ぶと一日目終了) 

 ★2やっぱりやめる
……やっぱりやめておこう。
自殺を考えてる人間にかかわると、ろくなことにならないだろう。
それでなくても、今日はいつもの帰りが遅い。
ポケットに入っていたスマホを見ると母親から着信が数件入っていた。
口やかましく説教されるのはかったるい。
思い直して踵を返すと、速足で改札へ向かった。
 →一日目夜へ

 ★1話しかける。
 ●項垂れている男の人の立ち姿(克己)

明登「こんばんは、お兄さん。何してるの?」

ボクは男の隣に立って話しかける。
子どもらしさを意識して、首を少し傾け顔を覗き込むが、男は無表情で無反応だった。
ボクのことをちらりとも見やしない。
この無反応さは思ったより重症かもしれないな……
とにかく、もう少し話しかけてみよう。

明登「今日、結構風強いよね。寒くない?」

男は相変わらず無反応だ。
しかし、構わず喋り続ける。

明登「お兄さん名前なんて言うの?ボクは明登って言うんだ。今はね、塾帰りなの」

 SE:スマホ着信音

明登「あ!お母さんからメールだ。ちょっとごめんね」

男に断ってスマホを見る。
メールを開いて、内心舌打ちした。
今日は授業が長引いたからな……こういう時、子どもの身体は面倒だ。
ボクは男の顔を覗き込み、小さく微笑んだ。

明登「お兄さんはここ、最寄り駅?いつもよくここにいる?ボクはまた明後日塾に行くから駅に来るんだ。その時もっとお話ししよ」

 見上げた顔はやっぱり無表情だった。

 ★選択肢
 1じゃあまたねと声をかける(好感度↑)
 2急いで改札に向かう

★1じゃあまたねと声をかける
明登「じゃあまたね!」

無表情の男に向かって愛想よく手を振ると、駅の改札へ向かった。

★2急いで改札に向かう
ボクは男に背を向けて、急いで改札へ向かった。

 ※時間経過 (一日目終了)(話しかけない選択肢を選んだあとはこちらへ)
 △明登の部屋 夜
明登「……今日も結局搾精するヒマなかったな。明日はいい精気が手に入るといいんだけど」

あの男、次に会うまでに生きていて、精液を摂れれば都合がいい。
じりじりと焦れる飢餓感をごまかすようにベッドの中に潜り込む。
柔らかな枕に頭を乗せるとあっという間に意識が溶けていった。
 
 ※時間経過
 二日後の午後
 △明登の部屋

明登「今日は塾の日だ。あの男、まだ生きてるかな?」

俯いた男の姿を思い浮かべながら、塾用のリュックを背負う。
人通りの多い道を歩いて駅へと向かった。

 ※時間経過 夕方
 △駅のホーム

ホームに着いて、きょろきょろと見渡す。
いた。

●項垂れている男の人の立ち姿(克己)

人がまばらな夕方の駅のホーム。
一昨日と同じ場所に、あの男は立っていた。
まさかずっとあそこに立っていたのだろうか?
……まさかね。
だが、男はそう思わせる程、無気力な雰囲気で佇んでいる。
まあ生きていて、精液を摂れる可能性があるならそれでいい。
ボクは男の隣に歩みよると、にこやかに話しかけた。

明登「お兄さんこんにちは!また会えてうれしいよ」

俯いて髪に隠れた顔を覗き込むと、男の暗い目がふると揺れ、ボクの方を見た。
意外だ。今日は反応がある。
少し驚いたが、ボクはすかさず微笑み、男に質問する。

明登「お兄さんはいつもここにいるの?」

この前と違ってボクの言葉に反応するように、男の目が揺れている。
だけど、答えは返ってこない。
構わず質問を重ねた。

明登「お兄さんのお名前知りたいな」

ボクが首を傾げると男の、乾いて割れた唇が小さく開いた。
はくはくと何度かか開閉を繰り返した後、低く掠れた声がかすかに聞こえてくる。

克己「あ、う……ん」

長く黒い髪の中を覗くように、もう少し首を傾げて見る。
初めて聞いた男の声はか細く、怯えるように唇がぶるぶる震えてる。
上手く喋れなかったからか、男の目にはじんわりと涙が滲んで、ぱちぱち、ぱちぱち、と瞬きを繰り返していた。
怯える男を慰めるように微笑んで、ゆっくりと頷いてみせた。

明登「うん、うん。大丈夫だよ……あ、そうだ。お茶飲む?」

リュックの中から水筒を取り出して差し出すと、男はボクと水筒を交互に見て、震える指で水筒を受け取った。
男が水筒を開けて中身をあおる。
ごく、ごく、と上下する喉仏がなんとも美味しそうで、ボクはこっそり唇を舐めた。

克己「っ……はぁ~……」
明登「美味しかった?」

よっぽど喉が乾いていたのか、男は水筒から唇を離すと大きく息を吐いた。
男の濡れた唇が扇情的に映り、目を細めてそれをじっと見入る。
夢中で水筒をあおっていた男に言葉をかけると、男はきょろきょろと目を泳がせてから口を開いた。

克己「あっ、う、うん……ありがとう……あ、ごめん……水筒の中身、ほとんど飲んじゃった……」
明登「いいよ、塾でお茶買うから。で、お兄さんのお名前、聞いてもいい?」

男は、ボクへ水筒を返しながら、小さな声で謝罪している。
リュックの中に水筒をしまいつつ、かまわないと首を振って、男の名前を尋ねた。
男は躊躇うように唇を噛んだ後、か細い声でようやく答えてくれた。

克己「あ、犬束、か、か……克己(いぬつかかつみ)……」
明登「克己さんか。いい名前だね、お兄さんに似合ってる」

更に男と言葉を交わそうと口を開きかけたその時……
 
SE:電車が来るアナウンス

明登「あ、電車。来ちゃった」

ガタガタッガタガタッ、と大きな音を立ててホームに電車が入ってくる。
せっかく男が心を開きかけたというのに、無粋に入り込んできた電車を一瞥して、ボクは克己のだらりと垂れた腕を掴むと、抱きつくようにぎゅっと身体を寄せた。

克己「は、ひっ」

克己は急に近づいたボクに動揺したようで、息を呑んで身体を硬直させている。
動揺する克己のリアクションは、ボクの飢餓感を少し和らげてくれた。
心から溢れる笑みで強く克己の腕を引っ張ると、ボクの意図に気付いたように身体を屈めてくれた。
近くなった克己の耳にこしょこしょと小さな声で内緒話をする。

明登「克己さん、まだここにいる?」

ボクの言葉に克己はこくこくと何度もうなずいている。
目の前にある耳は真っ赤でおいしそうだ。
思わずふふ、と吐息で笑うと克己の身体が跳ねた。
びくっと小さく震える大きな身体が可愛くて、熱くなった耳に唇で触れながら言葉を紡ぐ。

明登「じゃあ、ボクが帰るまで待っててくれる?」

克己はボクの問いかけに、首振り人形みたいにこくこくと頷き続けている。
滑稽な仕草だが、その初心な反応に胸がときめいた。

明登「ありがと、克己さん。そしたらボク、塾行ってくるね」

囁き終わったと同時に電車のドアが開き、人の流れがホームに起こる。
ボクは克己から身体を離すと、小さく手を振って電車に乗り込んだ。
電車のドアから克己を見ると、耳を抑えて呆けたようにボクの方を見つめている。

明登「ふふ、可愛い」

ぼんやりしている克己へ、ドア越しにもう一度手を振ってあげる。
電車がゆっくり走り出す。
あっという間に、あたふたと動揺する克己の姿が見えなくなった。
速く過ぎていく車窓を見ながら、楽しい予感に口元が自然とほころんでしまう。

明登「今日の夜が楽しみだな」

 ※時間経過 夜
 SE:電車が止まる音
 △駅のホーム

明登「やっと終わった……」

退屈に凝り固まった身体を大きく伸ばして、駅のホームに降り立つ。
視線を動かしホームの端を見ると、居た。
克己は相変わらずホームの端に立って、足元をぼんやりと見ているようだった。
克己の近くへ歩み寄りながら、これからの楽しい予感にこっそりと唇を舐める。

明登「本当に待っててくれたんだ。嬉しい」

話しかけると、俯いていた克己がパッと顔を上げる。
一瞬目を見開いて、ボクを見た後、克己はすぐに俯いてしまった。
そしておずおずとペットボトルを差し出した。

克己「あ、う、あの、これ……」
明登「これ、どうしたの?」

小さな声で呟く、克己の手にあるペットボトルを見て問う。
克己はペットボトルをいじりながら、蚊の鳴くような声で応えた。

克己「さ、さっき……お茶、飲んじゃったから……ご、めんね」
明登「わざわざ買ってくれたの?ありがと」

ペットボトルを受け取って礼を言うと、克己はもじもじと手を組み合わせている。
早速、蓋を開けて一口お茶を飲むと前々から気になっていたことを克己へ質問する。

明登「克己さんはここでなにしてるの?」

克己はびくりと肩を跳ね上げた。
顔色がさっと暗く陰り、視線がウロウロと彷徨っている。
躊躇う克己の様子をじっと見上げ、言葉を待つ。
克己は、ボクと線路の方を何度も交互に見やりながら、ようやく口を開いた。

克己「あ、え……あの……うぅ……こ、ここで……」
明登「ここで?」

言いよどむ克己に寄り添うように優しく相槌を打った。
ボクの顔色を窺うような視線が絡みつく。
その哀れな視線に微笑み返すと、とうとう克己の震える唇が言葉を紡いだ。

克己「こ、こ、ここで……し、し、死のうと思って……」
どもりながら、低く答える克己。
やっぱりな。
克己の暗い立ち姿から受けた印象そのままの答えに、ボクは内心頷いた。

明登「もったいないな……」
克己「え? も、もったいない?」

小さく呟いた声が、克己の耳に届いたようで問い返された。

明登「あ、いけない。思わず本音が……」

唇を抑えて黙るボクを克己はぱちぱちと瞬きをして見つめている。
誤魔化すようににっこりと微笑んで……

 ★選択肢
 1死んじゃったら家族がきっと悲しむよと一般的なことを言う
 2どうせ死ぬ気なら正直に搾精させてほしいと言おう(好感度↑)
  1を選ぶと二日目終了バットエンドルートへ
 (以前のプロットの名残でここに選択肢がありますが、シリーズものなら要らない選択肢かも?)
 
 ★1バッドエンドルート
明登「死んじゃったら家族がきっと悲しむよ」

いけない。つい本音を言ってしまうところだった。
ボクはにっこりと取り繕って笑うと、克己は少し目を見開いた後、無表情に俯いた。

克己「そう、だね……」

再び暗くなった瞳を見て首を傾げる。おかしいな?また反応が無くなった。
もう一度何か話しかけようと口を開いた瞬間……

 SE:電車が来るアナウンス

明登「あ、電車……」

今日はいいところを邪魔されてばかりだな。
電光掲示板を睨み付けると克己の小さな声が、低く響く。

克己「ごめんね……俺、この電車に乗るから……」

克己は無機質な声でそう言うと、ホームに入って来た電車へふらふらと歩いていく。
人の流れに乗って車内に乗り込むその姿は、まるで幽霊のように生気が無かった。
ドア付近に立つ克己の俯いた暗い顔が、ゆっくりと電車に運ばれていく。

明登「行っちゃった……」

 (以下バッドエンドルート・オチ)
 ※時間経過
 △駅のホーム
あれ以来、ホームの端に立つ俯いた人影は現れなかった。

 ―― バッドエンド――
 
 
 ★2
そうだ。
どうせ死ぬ人間になら取り繕う必要もない。
わざとらしく子どものように振舞うのも飽きてきたし、ちょうどいいか。
そう思ってボクは口の端を上げて克己の不思議そうな顔を見つめて言った。

明登「克己さん、どうせ死んじゃうならボクにその身体ちょうだい?ボクの食事にならせてあげる」

開き直って正直に告げると、虚ろな目がちょっと見開かれて驚いた表情を浮かべている。
そんな表情すら面白く、ボクは笑みをこぼしながら克己の腕を引っ張って駅のホームを速足で歩きだす。

克己「え?え?ど、どういうこと?もったいないって……」
明登「怖がらなくても大丈夫だよ。楽しくてすっごくいい気分になれるから」

腕を引かれるまま歩く克己へ振り返る。驚きで白黒と揺れる克己の瞳が、ボクの笑みを深くした。
そうしてホームの反対端に設置されているトイレへたどり着く。
うす暗いトイレは人気なく、しんと静まり返っていた。
ぽっかりとドアが開いている個室に克己を押し込み、素早く鍵をかける。

 SE:鍵のかかる音

明登「このトイレ、うす暗くて人が全然来ないんだ」

克己の胸をトンと押すと、蓋のされた便器へよろよろと座り込んだ。
ボクより少し高い所にある克己の顔は驚いた顔のまま、あんぐりと口を開けている。
 
 ●便座に座る克己と、床に膝をつき克己の膝の間にいる明登
 
驚愕している可愛い顔ににっこりと微笑んで、克己の膝の間にしゃがみ込むと柔らかい股間に顔を埋め、素早くファスナーを下げた。

明登「わぁ……克己さんのちんぽ、ずっしり重くて長い……」

ボクは久しぶりに目の前に現れた男の陰茎に、思わずはぁ……と発情した息を吐いた。
急展開に着いてこれないのかあわあわと声にならない声を呟いてる克己を放って、大きな口を開け、ひとくちに克己のちんぽを飲み込んだ。

克己「えっ?え、あ……あ、ああっ!」
明登「んっ、ふぅっ……はぁ……おいし♡んっふ、はぁ……」
 
 SE:フェラ音
 ●スチル差分 明登、うっとりした顔で克己の陰茎を咥える・刺激に目を瞑る克己

久しぶりのちんぽの味にボクは夢中で食い付いた。
柔らかかったちんぽはあっという間にガチガチに固くなる。
ボクの舌先にペロペロされる亀頭から、とろとろと美味しい先走り汁が溢れてくる。
克己さんの手が必死にボクの頭を抑えようとしてるけど、震えて全然力が入ってない。
元淫魔の手練手管に抵抗できる人間なんてそういないよ。

克己「ひぅっ!うっぁッ……やめ、ぅっんんんっ!」
明登「ふふっ……んぅ、はぁっ」

 SE:フェラ音(強)

可愛い抵抗に思わず笑うと、喉奥に咥えた亀頭がびくっびくっと揺れている。
克己の腰が呼応するようにびくっびくっと痙攣して、喉奥に亀頭を擦りつけてくる。
射精したいって欲望を感じる腰振りにぞくぞくと背筋が震えた。
早く……早く精液が飲みたい。
熱くてねっとりとした、男の欲情に満ちたそれを速く胃に飲み込みたくて克己のバキバキに固くなったちんぽを強く吸う。

克己「あっ!だめっイクッ♡で、ちゃっ!あひっ、ひっぐっ」

克己が低く痺れた声を上げて、ひときわ高く腰を上げた。
固く張りつめた勃起ちんぽから精液が噴き出す。
びゅくっびゅくっと、喉奥に叩きつけられる精液の甘く濃い香りが鼻を抜け、ねっとりとした熱が口の中に広がる。
ボクはその懐かしくもかぐわしい味をごくりと飲み込んだ。

 SE:射精音
 SE:飲み込む音

明登「はぁ~……美味しかった、ごちそうさま」

 ●スチル差分 舌なめずりする明登

喉にまとわりつく後味に頬に熱が上るのを感じる。
涎にまみれた唇をぺろりと舐めると、克己の顔がかぁっと赤くなった。
黒い目がきょろきょろと揺れて、じわじわ涙の膜が張っている。

明登「ああ、ごめんね。急にびっくりした?でも、気持ちよかったでしょう?」

 ●スチル 克己の膝の上で向かい合わせ抱き合う二人

涙目になっている克己の可愛い顔を見てたら、胸が高鳴る。膝上に向かい合うように乗り上げて、慰めるように震える瞼に口付けてあげる。
優しくゆっくり髪を撫でて、動揺する目をのぞき込んだ。
薄く男っぽい唇が弱々しく震えている。
怯える小動物のような克己の顔色が、ボクの嗜虐心を刺激した。

明登「克己さんどうせ死んじゃうなら、ボクの好きにしてもいいでしょ」
克己「あ! んっふぅっまっ、てぇ……うっ、んんっ!」

 ●スチル差分 キスする二人
 SE:粘着音

哀れな獲物に嚙みつくように、ボクは彼の唇に吸い付いた。
薄く開いた唇の中に舌を入れて、柔らかい頬肉を舐めたり、舌をつついたりすると、鼻に抜ける低い甘えた声が漏れてる。
弱弱しい反応に、ボクの胸に充足感が広がる。
いっとき唇を離すと、うっとりとため息が自然と零れた。

明登「はぁ……可愛い…克己さんのちんぽ、またガチガチになっちゃったね。キス、気持ちよかった?」

ボクの下にいる克己のちんぽは、じっとりとした熱を放出して、固く勃起していた。顔が綻ぶ。
人間の雄の体温と精力がほほえましい。つるりと張りつめた亀頭を撫で、血管の浮いた太い幹をしこしこと扱き上げる。

 SE:扱く音

克己「あっひっ!や、やめっああっだめ、だめだよっお、うぅっ、ぐぅ」

手淫に翻弄された克己が腰をびくびくさせて喘いでいる。
快楽に蕩けた声を上げてるのに「ダメ」だなんて。随分なことを言う悪い口に喰い付く。
克己の唇を甘く噛み、口内を舐め回し、舌を吸う。
トロトロと我慢汁を垂らす勃起ちんぽを扱き続けた。
ボクの手と口に翻弄されて、ぎゅぅっとしがみついてくる大きな手。
赤面する克己の頬につぅと一筋涙が落ちているのを見て、胸が締め付けられる。

明登「克己さんのその余裕のない顔……とっても可愛い……はぁ、なんか興奮してきちゃった。ふふ、ねぇ、見て?ボクのちんぽ、勃起してる」
克己「う、ぁ……ほんと、だ」

ズボンから、ピンと勃起してるちんぽを取り出して見せる。克己は蕩けた瞳を見開いて、じっとボクのちんぽから目を離さない。
乗り上げた膝でにじり寄って、もっとぴったりくっついて、ちんぽ同士を擦り付ける。

明登「んっふふ……ガチガチちんぽ、気持ちいいっ」
克己「あっ! な、なにして、るのぉっ……あ、んぅっ」

お互いの先走りのぬるぬるとぬめり、熱いちんぽの肉感に克己はびくっと身体を震わせる。
まるっきり処女の反応だ。

明登「ほら、克己さん。ここ、こうやって握ってみて?ボクのちんぽと克己さんちんぽ、一緒に扱くんだよ?」
克己「いっ、ひぃんっ……こ、こう?こうで、いいの?あ、あぁっいいっきもちいっ♡」

 ●スチル 膝の上にいる明登・二人のちんぽを握る克己
 SE:扱く音

克己の大きな手をとって優しく導いてあげる。
一緒に握られた成人男性のちんぽと、ボクのまだまだ未発達のちんぽ。
不慣れだとわかる手淫だけど、その不慣れさも可愛い。
上手だよいいこだねと頭を抱きしめ撫でてあげる。

明登「うん、上手っ。とってもきもちいいね……はぁ、かわいい……克己さんはいい子だね。ん、ほらもっとキスしよ?」
克己「はぅ、ふぅっん……ふ、ふぅっはぁっああんっ♡」

ボクのキスに必死に答えようとしてる克己は、はふはふと不自然な呼吸を繰りかえして苦しそうだ。
もっと喘ぐ姿が見たくて、ボクはゆさゆさと腰を振ってちんぽにちんぽを擦り付ける。
克己さんが喉を反らして大きく喘いだ。

克己「あぁぁ~ッ♡」
明登「ふふっそんな大きな声出したら誰かに聞こえちゃうよ」

曝け出された喉仏にしゃぶりつき、ぐちゅぐちゅとちんぽを擦り付ける。
克己の手の動きが速くなっていった。
ちゅく、ぐちゅっ、とねばついた音が徐々に大きくなり、うす暗いトイレに響く。

 SE:扱く音

克己「はっぁあッごめんっ んっうっふぅ……んんっ!も、うぅもう出るっ、いっ、ぐぅ」
明登「はぁっはぁっ……ぁ、んっいい、いいよぅ……一緒にイこ?一緒に精子ぴゅっぴゅってしてきもちよくなろ?んっあ、ああっ♡んっボクも、もう出そう♡あっいいっ、イクぅ♡」
克己「あっあっ、あっぁぁっも、出るっぅ♡ぅぅんっ♡」

 SE:射精音

ガッチガチに固くなったちんぽが、びゅくっびゅくっと収縮してる。
克己の手から溢れだした熱い精液がお腹にかかって、背すじがぞくぞくと震えた。
あぁ……この感覚、久しぶり……やっぱり最高

明登「はぁ……よかった……♡ありがとう克己さん」

絶頂の余韻で放心している克己に、最後にお礼にキスをして膝から降りた。
トイレットペーパーで飛び散った精液を拭い、服を直す。
克己に目をやるといまだに真っ赤な顔で、潤んだ瞳でボクの動きを追っていた。

明登「克己さん、大丈夫?」

赤い顔の前でひらひら手を振ると、ハッとしたように息を吞み、俯く。
蚊の鳴くような声でぶつぶつと答えた。

克己「だ、ぁ……大丈夫……平気、です」
明登「そう?大丈夫ならいいんだけど。じゃあボク、そろそろ帰るね」
克己「えっ!あっ!う、うん……そう、そうだよね……あ、あ、あのっ」
明登「今日はごちそうさま、克己さん」

今まで身体を苛んでいた飢餓感が抜け落ちて清々しい気持ちでトイレを後にする。
足取りが軽い。
心が弾む。
このまま家まで飛んで帰れそうなくらいだ。
身体中に満ちる充足感がボクの頬を緩ませた。
晴れやかな顔で駅の階段を軽やかに上り、改札を抜けて帰宅した。

 ※時間経過 二ヶ月後
 △駅のホーム 夕方
 SE:ざわめき

搾精した日から、克己の姿は駅のホームに現れなくなった。
童貞には刺激が強すぎて、本当に冥途の土産にしたとか?
もう何度か搾れると思ったんだけど……カンが鈍ったかな?
塾に向かうために駅のホームに来るたび、ぼんやりとそんなことを考える。
 
 SE:近づいてくる足音

??「ようやく会えた……」

 ●スーツ姿のスマートな男性(かっこよくなった克己)

声が聞こえた方に視線をやると、そこには見るからにお高そうなスーツを着た、洗練された男が立っていた。
男はじっとボクの顔を見つめている。
その瞳はうるうると潤み、感動も露わに揺れている。
しかし、ボクの中にこの男の記憶はない。
パチパチと何度かまばたきをして彼を見つめ返す。

明登「あの、なんですか?お兄さん、誰?」

子どもらしく少し怯えたような声で男へ問いかける。
ボクのその言葉に、男は大きく目を見開き、それからうっとりした笑顔を浮かべて駅のホームに跪いた。

 ●跪いて、明登の手を両手で握る克己

克己「ああっお、おれ……俺です。あの時の……あの時あなたに救われた克己です!」
明登「えっ克己さん?すごい変わったね。気づかなかった」

その言葉に、今度はボクが目を見開いた。
目の前にいるスマートな男は、前に自殺を企んで背を丸めて暗い表情で駅のホームに立ちすくんでいた克己だというのだ。
まじまじと見つめても、どうしてもあのぼさぼさで暗い雰囲気の男の記憶と、ボクの手を握るキラキラした男とが結びつかない。
驚くボクの手を震える両手で握り、大事なものを捧げ持つようにして自身の額に当てた。

克己「あ、あの日……あなたに出会わなければ、俺の人生は終わってた……あの衝撃からずっと、あなたの隣にふさわしい人間になるために努力してきました……明登くん」

語り切ってゆっくりと顔を上げた克己の瞳は今にも涙が落ちそうに潤んで煌めいてる。
唇は歓喜に緩んでかすかにふるえていた。
克己の表情に懐かしさがこみ上げる。
かしずかれ、恋い慕う蕩けた瞳で見上げられるこの感覚。
ボクにすべてを奪われても構わないと、精気を捧げて死んでいった過去の男たちと同じこの瞳。
郷愁にかられ、ボクは唇に笑みを浮かべる。

明登「克己さん、たくさん頑張ったんだね。えらいえらい」
克己「ああっ!あ、明登くんに褒めてもらえるなんて……」

うるうるした目でボクしか見てない克己さんは、人目を気にして立ち上がるそぶりも見せない。
包み込む手から抜け出して、溜まり始めた涙を拭って、優しく言い含めてあげる。

明登「克己さん、ここ駅だから立ってね」
克己「え、あ……はいっ失礼しましたっ!」

克己はボクの言うことに従順に従い、ピッと切れのある動きで立ち上がる。
羞恥を感じているのか、顔が夕焼けよりも真っ赤で可愛らしい。

明登「うん。素直な子は大好きだよ」
克己「あ、ありがとうございます……あの、明登くん……こ、これから俺の家に来ませんか?ここより、ゆっくりお話しできるし……」

潤んだ目がボクをじっと見下している。可愛い雌のおねだりの目だ。
先日出会った時にはボクにされるがままの初心な男だったのに、自分から部屋に誘ってくるなんて……
見かけだけでなく心根もスマートに変わったのかもしれない。
ボクに気に入られるように努力する男は可愛らしい。
行ってあげても良いかと思うのだけど……

明登「うーん……行きたいけど、ボクこれから塾なんだよね」

期待に満ちた瞳で縋るように見つめられると、ついつい意地悪したくなってしまう。
ボクがすまなげに小首を傾げ、告げると克己の顔はありありと絶望を映し出す。
あまりにも正直な表情にボクは思わず口の端を上げた。
ボクの笑いに克己はすぐに姿勢を正して取り繕う。

克己「大丈夫です!明登くんに会えない間、明登くんのために小学生の学習範囲をきちんと勉強してきました!塾講師よりもしっかり、きっちり明登くんのためだけの試験対策もできます!お話の後、勉強を一緒にしましょう!」

克己は自信満々に胸を叩く。
どうやらボクの気を引くために塾講師の真似事までしていたとは……
その必死さが初々しく、とうとう噴き出してしまった。

明登「ふふっ!克己さん必死すぎっ……ふふふっ、くくっ」
克己「ひ、必死すぎ、ますか……?すみません……明登くんと同じ時間を過ごしたくて、つい……」

今度こそしょんぼりと肩を落とす克己さん。
なんだか叱られた犬のようだ。犬だったら耳が垂れてたかも。
従順な犬は嫌いじゃない。
ボクに気に入られるために努力した犬と遊んであげてもいいか。

明登「うん、分かった。そしたらお部屋に案内してくれる?」
克己「あ、ありがとうございますっ!ご案内します……お、お手を取っても、いいですか?」
明登「ふふ……いいよ」

ボクが手を差し出すと、克己はそれを恭しく取って、そっと握る。
大きな手はかすかにふるえているが、顔には満面の笑みがうかんでいた。
今度はぶんぶん激しく揺れる尻尾が見えそうなくらい、克己は張り切って、改札の方へ歩き出した。

 ※時間経過 夕方
 △克己の部屋
 
克己「どうぞ、こちらです」

案内された克己の部屋はすっきりと整理されている。
しかし殺風景で、物が極端に少ない。ベッドとPCデスクくらいしかない部屋をぐるりと見回して克己を見た。

明登「さっぱりとした部屋だ。なんにもないね」
克己「す、すみません……」

𠮟られたと思ったのか、しょんぼりと肩を落とし謝る克己。いちいちリアクションが犬なんだよなぁ。
ボクの挙動に感情を乱される男の姿は大層可愛いらしい。
機嫌よく部屋に上がると歩いて、ベッドへとん、と腰掛ける。
克己は、さっと素早く寄ってきて、ボクの足元に跪いた。

 ●スチル ひざまづく克己とベッドに座る明登

明登「ねえ、克己さん……したいのは本当に、お話かな?」

従順な眼差しでボクを見上げる克己の肩がぴくっと跳ねた。
従順な眼差しがゆらゆらと揺れて、つるりとした頬がじんわりと赤くなっていく。
目を逸らした克己の髪をそっと指先で撫でながら、もう一度問いかける。

明登「本当に、お話だけでいいの?」
すっと顎を指先でくすぐり、跪いた太ももを足で軽く踏む。

 ●スチル差分 足で股間を踏みつける

克己「あ、えっ、と……あのっんっ!」

ボクの足が、克己の太腿をゆっくりと昇り、股間をぎゅっと優しく踏みつけた。
ぎゅむ、ぎゅむ、と緩急をつけ踏みつけると柔らかかった克己のモノがどんどん固くなっていく。
その淫靡な感触に思わず口の端がにやりと上がる。

克己「んっ、あっ、あぅっ……あ、明登くんっうぅっぐっ」
明登「あ~あ、お話するだけなのに、固くなってきちゃったねぇ?」

ぎちぎちに固くなって、お高そうなスラックスを持ち上げている克己さんのちんぽを足ですりすり、すりすり撫でまわす。
克己はビクッビクッと腰を跳ね上げ、息を弾ませている。
瞳は恍惚と蕩けだしうるうると揺れていた。
そんな可愛い目で見つめられると、もっと意地悪したくなってしまうな。
ぐりぐりと先ほどより強く克己の勃起したちんぽを踏んだ。

克己「あっあっ、明登、明登くんっ待って、あぁっダメ、あ、ああぁ♡」
明登「ね、どうしたい?教えて、克己」

快感に俯く克己の顎を持ち上げる。勝手にボクから逸らすなんて許してない。
潤んだ瞳をじっと見下すと、克己はふるふると唇を震わせて白状した。

克己「あ、明登くんにっ……明登くんと、気持ちいいこと、したいですっあ、あ、あっう……ふぅっ」

ようやく白状した克己は、羞恥に耳まで真っ赤に染めながらも、ボクの足に踏みつけられる快感に喘いでいる。
低い声を甘く掠れさせる克己の姿は、ボクの心は高鳴った。

明登「よしよし、ちゃんと言えてえらいね。じゃあ克己、ちんぽ出して」

克己は乙女のようにかぁっと頬を赤らめると、ボクの命令に従順に従い、震える指でスラックスのファスナーを下げる。
ボクはそれを、目を細めてワクワクとした気持ちで見つめた。
高揚感が身体を火照らせるこの感覚……
懐かしさに目を細めるボクの視線の中で、スラックスの中からぼろんと勃起したちんぽが飛びだした。

明登「わぁ♡ガッチガチで、トロトロのお汁まで垂らしてる……よしよし、いい子だね」

見本のように勃起した克己のちんぽに、ボクはにっこりと破顔する。
快感に正直な勃起ちんぽを、靴下越しに足で撫でた。
ぎっちぎちに固くなった肉の感触と、燃えるような熱さがじわじわと足裏に伝わってくる。
とっても美味しそうなそれに足を這わせ、ごしごしと扱いてあげた。
 
 ●差分 ちんぽを踏みつける
 SE:扱く音

克己「あぁっ、あっ、あっあき、明登くんっ明登くんの足っ……足が気持ちいいですっ」
明登「ふふ、克己はちんぽを踏まれて気持ちよくなっちゃうんだ。気持ち悪いヘンタイだね」

ボクの言葉に克己は唇を震わせて眉を下げている。
罵られて傷ついているような顔をしているが、相変わらず勃起ちんぽはギンギンで、ビクッと跳ね続けていた。
可哀そうに。
快感と羞恥に涙目でボクの目を見上げている克己に、微笑みながら更に足を激しく動かした。

克己「あひっ!ひぃっ……あきっあ、んんっ!あきとくっぅぅっもう、もうでちゃっうぅ……♡」
明登「もう出ちゃうの?ずいぶん早いね。ボクの足に踏まれてあっという間に射精しちゃうんだ?」

克己の勃起ちんぽは亀頭からどぷどぷと先走りをこぼし、ボクの靴下をじっとりと濡らす。
本当に限界が近いのだろう。
足を押し返すほどの固さとなってビクッビクッと痙攣している。
克己の手が、遠慮がちにボクのすねを掴み、腰がへこへこと足裏に押し付けられる。
快楽に溺れた瞳が、うっとりとボクに縋った。

克己「あ、ぁぁっ♡明登っあき、とくぅっだ、だめっ……でるっイッちゃっ……ああぁッ♡」
明登「良いよ。ボクの前でイッて見せて」
 
 SE:射精音

ぐりぐりっと強く足で克己のちんぽを踏みつけると、亀頭から白くねばついた精液が噴き出した。
射精の痙攣を足裏に感じ、顔が綻ぶ。
絶頂した克己はぽっかりと開いた口から荒い呼吸を繰り返しながら、余韻に腰をへこつかせ続けている。

克己「はぁっ、はぁっ……あぅ、ぅ……」
明登「気持ち良かった?あ~……靴下汚れちゃった。きれいにして?」

精液に濡れた足先を克己の顔の前に持っていく。
克己は発情した目を潤ませ、でボクの顔と足先を交互に見てる。
にじり寄った克己の手が、ゆっくりと丁寧に靴下を脱がす。
素足の先に、はぁ、はぁ、と熱く荒い息がかかる。

明登「ふふっ克己の息、くすぐったい」
克己「し、失礼します……」

克己は恍惚とした表情で唇を開くと、赤く湿った舌先をボクの足にぴっとりと当てた。
柔らかな舌がねっとりと足を舐めしゃぶる。
指の股をちろちろと細かく舐められ、じゅる、じゅる、と唾液とともに啜られると下腹部の奥がじくじくと疼いた。

 ●スチル 足を舐める克己
 SE:粘着音・しゃぶる音

明登「あっ、ふふ、んっ……はぁ♡いい……ボクの足を必死にしゃぶる克己、とっても可愛い……どうしよう、あっ勃ってきちゃった♡」

足先を舐め回される快感に、ボクのちんぽも熱を持ってピンッと勃起し始めた。
わざとらしく脚を広げて、膨らんだ股間を撫でると克己の目がじっと股間に釘付けになってる。
正直な視線は嫌いじゃない。
微笑むボクの目と、熱っぽい克己の視線が絡み合う。

克己「はぁっあ、あぁ……明登くんの……明登くんの勃起したちんぽ、舐めさせて欲しいです」
明登「ふふ……いいよ」

顔を真っ赤にしてねだる克己の後頭部を優しく押しながら、ボクはゆっくりと足を広げた。
克己は震える指でズボンのファスナーを下ろすと、慎重な手つきでボクの勃起ちんぽを取り出した。
その慎重な手つきがじれったく、胸が高鳴ってくる。
ピンッと飛び出したボクの未熟な勃起ちんぽに、荒い息を吹きかけている克己に、早くして。と想いを込めて後頭部を押す。
ボクの想いを正確に受け取ったらしく、克己は大きく口を開けてちんぽを咥えこんだ。

 ●明登の股間に顔を埋める克己
 SE:しゃぶる音

克己「んふっ、うぅっ……はっふ、はぁっふ、ぅぅ」

克己は勃起ちんぽに舌を這わせ、れろれろと舐り、口に含んでしゃぶっている。
はふ、はふ、と息を吐きながら一生懸命おしゃぶりする克己だが……残念ながらあんまり気持ちよくない。
スマートな見かけになっていても、まだまだ未熟な性技に口元が綻ぶ。

明登「ふふっ、克己はまだまだだね」

下手くそな克己に失笑しながら、ボクは好きに動くことにした。
克己の頭を掴んでごちゅごちゅと腰を振りたくる。

 SE:しゃぶる音(強) 

克己「ぶっ!んぅっ?ふぅッ♡うっんんっ」

ああ……そのびっくりした顔……最高にぞくぞくする……
涙目になって目を白黒させてる表情に肌が粟立ち、腹の奥がうねり勃起ちんぽがビクッビクッと震えた。
苦しそうに鼻息荒くして、小さく唸っている克己の表情に、射精感がじわじわと上がってきた。

明登「はぁっ、んっああっ♡克己……克己のお口、気持ちいいよ。んっ、ああっそう、そうっ♡もっと吸ってっあっあぁぁ……いい、いいよ」
克己「んんっ♡ふッ……ぅんっ」

褒められたからか、克己は潤んだ目を嬉しそうに細めていた。
一生懸命ちんぽを吸って、ボクの腰振りに合わせて首を振っている。
ワックスで形を保った髪に指を指し入れ、きゅっと握ると更に早く腰を振る。
強くなってきた射精感に抗わず、快感を求めて克己の口の奥に容赦なく精液を叩きつけた。

明登「あんっあ、あぁっ克己、出すよっ。お口に出すから全部飲んでねっあ、うぅっ♡んっ♡」
 
 SE:射精音

克己「はっあ、あぁ、うっ……ありがとう、ございます……明登くんの精液、美味しいです」 
明登「ちゃんとごっくんできた?いいこだね」

息も絶え絶えになりながら嬉しそうに礼を言う克己の顔は紅潮している。
唾液精液に濡れた唇を拭い、乱れた髪を整えるように撫でて褒めると克己は目を細めて、ボクの手に頬を摺り寄せた。

 ※時間経過
 △克己の部屋

明登「この部屋ずいぶん何もないね。買い物とかあんまりしないの?」

ボクはもう一度部屋の中を見回して話しかけた。
克己はボクを見てポケットからスマホを取り出すと差し出した。
ボクは差し出された意味が分からずスマホと克己を交互に見ると首を傾げる。
克己はなぜかこくりと頷く。

克己「はい、どうぞ。何か欲しいものがあったら好きに買っていいですよ」
明登「え?あ、うん。ありがと」

どうやら克己は、ボクが欲しいものがあって買い物の話題を出したのだと勘違いしたのだろう。
好きに買っていいなんて随分と太っ腹だ。
金持ちなのかもしれない。
ボクはにこりと微笑んで克己のスマホを受け取った。

明登「いいの?」
克己「ええ、もちろん。なんでもいくらでも、明登くんの好きなものを好きなだけ買ってください。そのために働いてきたので」

克己はにこやかに頷いて、ボクへ買い物をするように促した。
そうまで言ってくれるなら……
ボクは克己の好意に応えてあげようという気持ちになる。
ボクは受け取ったスマホを操作し、ネットショッピングを始めた。

明登「どれがいいかなぁ?沢山あって迷っちゃうなぁ」
克己「明登くんが好きなもので。明登くんが必要なら遠慮なく買ってください」

ボクは克己のスマホを操作して、気になった品物を片っ端からカゴに入れていく。
サイトをざっと巡りながら物色するボクの背もたれになり、克己は顔を蕩かせている。
嬉しそうにしている克己をそのまま放って買い物を続けていく。
そうしていくつか適当にぽちった後、スマホを克己へ返した。

明登「ありがと。じゃあボク帰るね。届いたら教えて」
克己「も、もう帰るのですか?!」

ベッドから立ち上がるボクの後ろを不安そうについてくる克己。
不安そうな顔は、飼い主に捨てられる犬のようだった。
ボクは思わず吹き出し、眉を下げた克己の顔を撫でてあげようと手を伸ばす。
その手にすかさず反応し、克己はひざまづいてボクの手を恭しく握った。

明登「そんな顔しなくても大丈夫だよ。頼んだ品物が届いたらまた会いに来るから、ね?」
克己「少しの距離も辛いです……」

ボクの手のひらにちゅっちゅっと吸い付く克己の、不安そうな顔。
その顔は情けなく哀れで、とっても可愛い。
そんなボク好みの顔をされてしまうと

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