『ダメ!ぜったいデス!!』撮影設定ひながた。

ちゃんと作ってますダイジョウブデス（定期ポスト）。

現在の『ダメ!ぜったいデス!!』は「出来てる出来てる」って思ってもらえるような目に見えた成果を提示しづらい作業のターンが進行中なのでCi-enの記事も停滞気味なわけですが生きてます作ってます。

そんな地味な作業の中でも絵面的に分かりやすい「撮影」というものをご紹介。

アニメの花形はもちろん作画なのですが、画面の最終形態を作るのは撮影で、みなさんの目に触れるアニメは必ずこの撮影という工程を通って出来上がります。

ザックリと撮影工程で何が起こってるのかというのを見てもらった方が手っ取り早いからいくつか並べて紹介しますので、まずはこの2つの画像を見比べてください。

下の画像が撮影処理後のもの、上の画像はセルと背景を重ねただけのもの（重ねただけ……とは言いながらセルには下処理がしてあります）。

雰囲気を出すためのエフェクトや温度湿度環境などを考慮した環境エフェクトを入れたり光やカゲを追加したり調整したりして画面全体をまとめるのがこの工程です。

ここに掲載しているのはあくまで雛形で、カットによって必要に応じて変化を加えるので、後からのいじりやすさを考慮したプロジェクトファイル構造にしてテンプレートプロジェクトを作ってあります。

家庭菜園のアニメの場合、ストーリーパートの会話シーンは表情や口パクの変化は多彩にはしてありますがキャラ自体の動きは少ないため「長尺を持たせられる」ような画面を心がけています。

えっちシーンは作画で動くし肉感処理とか質感効果も加わるので割と派手めに見えますけど会話シーンは画面自体で勝負するしかない。

今どんな場所にいてこれから何が起こるのか、何が起こっているのかという雰囲気を感じ取ってもらい、えっちシーンに移入して頂けるようにストーリーパートで出来ることは最大限やっているつもりです。