【クリエイターさん向け】DLsite作家の文美国保の入り方
こんにちは! さみどりです。
2024年3月初旬から問い合わせを開始して、丸3カ月かかって、やっと6月から文芸美術国民健康保険組合(略して文美国保)に入れることになりました……!!
わぁ……!
この記事は、文美国保に入るにあたって、わたしが事前に知りたかったことをまとめています。
お役に立てたら嬉しいです!
文美国保とは?
文美国保とは、日本在住のクリエイターが加入できる国保組合です。
国保は所得が高いほど保険料が高くなりますが、文美国保の保険料は所得に関係なく保険料が一定のため、国保に比べて安くなる場合があります!
(国保と文美国保、それぞれメリット・デメリットがありますので、ご自身の状況に照らし合わせてご判断ください)
文美国保の存在は「お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!」という本をとおして知っていましたが、とはいえどうやったら入れるのかがわからず、思考停止していました。
ちなみにこの文美国保、加入するにはまず前段階として「加盟団体に加入する必要」があります。
「ネットをとおしてえっちな小説をダウンロード販売しているわたしに加入できる団体はあるのか……?」と、その時点で迷子でした。
結論からいうと、わたしは「一般社団法人 日本ネットクリエイター協会(JNCA)」に加入して文美国保に入ることができました!
※以下長いのでJNCAと記載します
JNCAにたどりつくまで:
「作家だから、加盟団体のなかだと該当するのは、日本文芸家協会……? え、でも推薦が必要なの? むりむり!」とあきらめていました。
でもある日、偶然「同人作家 文美国保」で検索したことがきっかけで、JNCAの存在を知りました。
文美国保加入の流れ
★JNCAの入会希望メールフォームから申し込み
↓
(JNCAから入会申込書類一式が送られてくる)
↓
★書類を揃えてJNCAへ送付
↓
(JNCAで審査・手続き)
↓
(JNCAから文美国保へ必要書類を送付してくれる)
↓
(文美国保で審査)
↓
(審査に通れば自宅に保険証が送付される)
↓
★(保険証が届いたら)従来の国保脱退
↓
★JNCAに文美国保に入れた旨を連絡
★=自分がおこなった作業
※2024年5月末時点の流れのため、参考程度にご覧ください。
作品例
JNCAに送付する書類のなかに「作品例」がありました。
作品例は「A4用紙にコピーまたは印刷し、制作年や納品先名称、作品名が明記されたもの」と記載があったのですが、なかなか迷いました。
わたしが審査の際に印刷したぺージ:
・作品の販売ページ(サムネイル・発売日・DL数・作者名などを含む、作品内容すべて)
・作品(PDF)の冒頭の数ぺージ
・作品(PDF)の最後の数ぺージ・奥付
・サークル一覧のぺージ
・DLsiteからのメール(作品公開の際のお知らせ)
補足:
※2023年に販売を開始した3作品をピックアップして、それぞれ印刷しました。
※わたしは「サークル名」と「作者名」が同一だったので、比較的証明がしやすかったのかもしれません。念のため、作者名にも「さみどり」を追加して印刷しました。
思わぬトラブル
「預金口座振替依頼書が届いていない」と文美国保から連絡があり、一カ月審査が遅れました。
JNCA宛てに送付する前に、不安だったため、封入物一覧をスマホで撮影しました。その際の写真に預金口座振替依頼書が写っていたため、わたしのほうで封入を忘れたとは考えにくいのですが……。
もしかしたらJNCA→文美国保のどこかのタイミングで、紛失してしまったのかな? と思います。
文美国保に預金口座振替依頼書を再送いただいてから、もう1度銀行で手続きをおこないました。
「こんなトラブルあったんだ」くらいに思ってもらえれば!
文美国保の審査で重視される(と思われる)ところ
最近は、確定申告書の職業欄が重視される傾向にあるそうなので、文美国保加入を検討されている方は、ご注意いただいたほうがいいかと!
ちなみにわたしは「文筆業」で申請しました。
ドージン・ドット・タックスでも文美保険加入手続きの案内をしてくれるそうですが、「個人で試行錯誤してもできたよ~!」と伝えたくて記事を書きました。
最後に補足ですが、JNCA・文美国保ともに審査があり、このとおりにしたからといって確実に審査にとおることを保証するものではありませんので、あしからず……!
いち個人の体験談として参考になれば幸いです。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
では!
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