陰キャラでなにが悪い!2
射精とは極限にまで尿意を我慢することと見つけたり。
ネットで気軽に調べた千影は射精感を体験してみたいと思い、おしっこを限界まで我慢して放ってみることにする。
しかし授業中に耐えがたい尿意に襲われてしまい……。
●2章目 学校でおもらし。
「……んにゅ、もう朝か……」
千影が目を覚ましたのは、深夜アニメを見てから数時間後のことだった。
確か午前三時までアニメがやっていたから、四時間くらいしか寝ていないことになる。
いつもこんな感じだから、千影はいつも寝不足気味だった。
「あー……」
千影は吐息を漏らしながら身体を起こすと、ショーツのなかへと手を突っ込んでみせる。
ツルンとしたゆで玉子のようなパイパンは、既に愛液でヌルヌルになっていた。
クロッチの裏側に貼り付いている少女の汚れは発酵してカスタードクリームのようにネットリと変色し、愛液はおねしょをしたかのようにお尻の方にまで広がっていた。
「ゆうべは寝る前にちょっとだけエロゲーをやったのがまずかったか……」
多分寝ているあいだにエッチな夢を見てしまったのだろう。
汁が多い体質の千影は、よくこうやってショーツを汚してしまうことがあった。
「おしっこ」
呟くと、眠たい目を擦りながら千影はトイレへと行き、洋式の便座にちょこんと座る。
降ろしたショーツ……そのクロッチの裏側には洗濯しても取れない茶色い縦染みが刻まれ、更にはよく見ると黄ばんでいた。
オナニーを覚えてからというもの、いつもエッチなことを考えて愛液でネトネトにしてしまうから、すっかり染みになってしまっていた。
「お尻の方までヌルヌルになってるし。……んっ」
しゅいいいいいい。
おまたの力を抜くと、パイパンから勢いよくおしっこが噴き出してくる。
家では音姫なんか気にしなくていいから、思いっきりおしっこをすることができる。
朝一番のおしっこは濃厚な黄色をしていて、ツーンとしたアンモニア臭が強かった。
「はああ~~~。至福~~~」
しゅいいいいいい……。
……ぷしゅっ!
ぶるるっ。
千影は小さな身体を大きく震わせると、朝一番の放尿はあっという間に終わった。
一気に出せるぶんだけすぐに終わる。
女の子の尿道は太いのだ。
トイレットペーパーでツルツルおまたをグニッと拭いてショーツを穿く。
「んっ」
ショーツを上げすぎて、クロッチに縦筋が刻まれる。
甘美な電流が全身を駆け抜けていくと、ジュワッとおまたが生温かくなった。
すでにクロッチの裏側はヌルヌルだけど……、
(ぱんつ換えても、すぐに駄目にしちゃうんだよね)
ただでさえ多汁体質。
しかも四六時中エッチなことを考えているから、千影のおまたはいつもムラムラしていて、愛用しているネコさんショーツは全部おまたの形に縦染みが刻まれてしまっている。
(着替えよ)
ショーツを換えたところで昼になるころにはぐしょぐしょになっているだろうから、そのままで制服に着替えていく。
桃色のブレザー。
水色のタイ。
赤のスカートから伸びる太ももが病的なまでに真っ白い。
そこに黒の靴下を穿けば、千影のいつものスタイルだ。
季節は春。
出会いと恋の季節なのだろうが――。
(けっ、なにが出会いだ。恋だ。リア充なんて爆発して四散すればいいのに)
千影は色恋沙汰にはめっきり疎いのだった。
……ギャルゲーやエロゲーでなら何十回も攻略してるけど。
洗面台の鏡の前に立って適当に髪をとかす。
頑固な寝癖が中々取れてくれないし、目の下にはくまができていた。
「あー、そろそろ髪切らないとなー。最後に切ったの、いつだったっけ」
数ヶ月前に、たしか自分で前髪をいじったきりだったと思う。
お尻を隠すほどの髪も、伸ばしたというよりも勝手に伸びていったというほうが近い。
『千影ー、朝ご飯できたわよー』
「はーい」
母親の声にリビングに行くと、こんがりと焼き色がついたトースターと目玉焼きが皿に載せられている。
(パンをくわえて登校すれば、転校生とぶつかって出会いが~♪ とか?)
考えてしまって、一笑に伏してしまう。
そんなシチュエーション、今時のギャルゲーでも見かけない絶滅危惧種だ。
トーストに目玉焼き載せて天空の城風にして食べる。
さあ、登校だ。
☆
(おしっこを限界まで我慢してから出すと、射精したかのような快楽をえられる……ふふふ)
千影が心の中で呟いたのは、退屈な午後、古文の授業を受けているときだった。
ちなみに千影の席は廊下側の一番後ろ。
教室で一番日当たりが悪いところだ。だけどその場所が千影は気に入っていた。
(……やば、そろそろも、漏れそう……っ)
昼休みにはたくさんお茶を飲んだ。
今ごろ、この小柄な身体の膀胱にはおしっこが一滴一滴濾過され続けていることだろう。
幸いなことに、あと十五分もすれば放課後――。
だから、それまでの我慢だ。
(うぉぉ……っ、これは思っていたよりも、ツラい……ッ)
限界まで我慢するのなら家で試してみればいいのだろうけど、千影はあえて学校で我慢することにした。
あえて自分を追い詰めていくスタイルというわけだ。
じゅわり……。
(あっ)
ただでさえ愛液でぐしょ濡れになっているクロッチの裏側に、生温かい感触が広がる。
どうやら残されている時間はそれほど多くないらしい。
(ヤバい、ヤバいよ……。ううっ、トイレに行かせてもらう?)
一瞬だけそんなことを考えてしまうけど、小さく首を横に振る。
せっかくここまでおしっこが溜まったのだ。
ここで妥協したら、ここまで我慢した苦労が水の泡になってしまう。
じょぼぼっ、
じゅわわ……っ。
(あっ、だめぇ……)
ショーツが生温かくなる感触に、必死になっておまたに力を入れる。
ちょっとずつ漏れ出してきているおしっこは縦筋を伝って会陰を濡らし、お尻の方にまで広がっていく。
もしかしたら椅子にはお尻の形でハートマークのようなスタンプができあがっているかもしれなかった。
(あ、あともうちょっとぉ……っ)
何度も。
何度も呟き、少しずつ時計の針が動き――、
やがてチャイムが鳴ってくれる。
(あっ、危なかったぁ……っ)
いつも通りのチャイムが、千影にはまるで福音に聞こえた。
あとはもう帰りのショートホームルーを乗り切れば放課後だ。
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なんとか授業中の尿意を乗り越えることができた千影。
はたして思いっきり尿意を解放することができるのだろうか!?