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陰キャラでなにが悪いの記事 (10)

レモネードオアシス 2022/07/06 12:40

陰キャラでなにが悪い!5

授業中の教室でうんちおもらし事件。


目次

陰キャラでなにが悪い!(カテゴリー)

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「ぁっ、がっ、ごっ……っっ」

 メキ、メキメキメキ……。

 固い棒状のものに直腸を無理やり拡張されて、ついに固いものがショーツに当たってしまう感触。
 それでも意図しない排泄は終わってはくれない。

(う、嘘……。うんち、漏らしちゃってる……!? 出てきちゃ、だ、だめぇ……)

 メリメリメリッ。
  ぷすす……。

 どんなにお尻に力を入れても、カチカチうんちを止めることはできなかった。
 座ったままの失便――。
 お尻と椅子のあいだにうんちが溢れ出し、ショーツが少しずつ膨らんでいく。

(ま、前に……、広がってきて……ぁっ、ぁぁぁっ)

 メキリ、メキメキメキッ。

 千影の小さな身体がうんちによって押し上げられていく。
 お尻に広がりきったうんちは、今度は会陰を伝って前のほうにまで押し寄せてきた。
 ふっくらとした少女の一番敏感な器官が、忌むべき不浄で穢されていく。
 それでも千影にはどうすることもできなかった。

 ぷ~ん……。

 教室に、饐えた茶色い香りが立ちこめていく。
 漏らしている千影でさえも鼻が曲がりそうな臭い。
 二週間ものあいだ、お腹のなかで腐敗していたのだ。そのへんの生ゴミよりも悪臭を放っている。

『なんだ? 一階の理科室で硫黄の実験でもしてるのか?』
『玉子が腐ったみたいな臭い……』
『温泉の匂いよりも強烈かも』

 まさか千影がうんちを漏らしているとは知らず、教室のクラスメートたちは口々にいう。
 固いうんちは、音もなく排泄されていく。
 だけどいつまでもカチカチなわけではない。
 身体の奥のほうにあるうんちは、まだ大腸に水分が残っているから緩いのだ。
 そして、ついに――、

 ブリ! ブリブリブリ!

「あっ、がっ、ひっ、ひい!」

 千影のお尻から、穢らわしいくぐもった音が教室中に響き渡ってしまう。
 この時になってようやくクラスメートたちは、この臭いの原因に勘づくことができたらしい。
 一瞬にしてクラス中の視線が千影へと集中した。

「あうっ、ううう! こ、これは……その……っ」

 ブリッ! ブリュリュ!
 ブボボッ!

 必死になって言い訳を考える。
 だけどそのあいだにも千影のショーツはモリモリと盛り上がっていき、小さな身体を押し上げていく。
 もう、ごまかしようがないほどの大決壊だった。

「お、おかしいな……、勝手に漏れ出して……うっ、ううう!」

 ブボボッ!
 ブリブリブリブリ! ブポポッ!

 柔らかくなったうんちは、穢らわしい音を立てて排泄されてしまう。それも大量に。
 スカートの上からでもお尻が盛り上がっているのが分かるほどだった。
 千影の穿いているネコさん女児ショーツは、あっという間にパンパンに膨らんでいた。

「ううっ、あううっ、お尻、止まりゃないよぉ。ぱんつから、はみ出してきちゃ、いやぁ……っ」

 ブリュリュ!
 ブボボボボボボボ!

 女児ショーツが前のほうまでパンパンに膨らみきっても、うんちモリモリと排泄されていく。
 行き場がなくなったうんちは、やがてショーツの足口からはみ出してきてしまう。

「あっ、あああっ! だめぇ……っ。うんち、勝手に、出てきちゃ……うう!」

 ブババッ!
 ブボボボボボボッ!
 ブリュリュ!

 軟便はやがて下痢になって直腸から噴き出してくる。
 カチカチだったはずのうんちは、信じられないほどにドロドロで、ほとんどお湯状だった。

「あううっ、お腹……痛い、よぉ……っ」

 ブボボッ!
 ブジュジュジュジュ!

 ――ゆうべのエクレアが原因。
 だけどそのことが今ごろ分かったところで、千影の大決壊が終わってくれるわけではない。
 お湯のような下痢が噴き出してきて、ショーの足口からはみ出してくる。
 ぷつぷつと、スカートに覆われているお尻にも斑点状の汚泥が浮き上がってきていた。

「あっ、ついよぉ……。ううっ、あっ、あひっ」

 ブビビッ!
 ぶじゅじゅじゅじゅ!

 穢らわしい音を立ててショーツから下痢が溢れ出してくると、千影の脚のあいだに下痢で土石流ができあがる。

「あっ、ひっ、ひい! おまたに、食い込んで……きて……りゅっううっ」

 マグマのような下痢はおまたに食い込んでくると、容赦無く少女の宝石を蹂躙していく。
 その背徳的な快楽に、千影の尿道は緩んでしまう。

 しゅいいいいいいいい……。

「あっ! ひっ! ひっぐ! おしっこぉ……」

 おしっこが勝手に漏れ出してきて、土石流のようなうんちと混じり合って床に落ちていく。

 ベチョッ、ベチョベチョッ。

 小さい身体の、どこにこんなに溜め込んでいたのか……。
 千影自身もビックリするほどの量が漏れ出してきていた。
 床に潰れたうんちは、無様にも飛び散っていく。

「ああぁ……す、すぅん……」

 ブボボッ!

 気泡が混じった炸裂音。
 その音を最後にして、千影の大決壊は唐突に終わった。
 生み出されたのは、醜悪な悪臭を放つ汚泥――。

『千影ちゃん、おトイレ、行こうか』

 最初に声をかけてくれたのは、保健係の女子生徒だった。
 お下げを三つ編みにした、見るからに内気そうな生徒だけど、こういうときはしっかりした性格らしい。
 女子は千影の手を取って、立ち上がらせてくれるけど――、

 ベチョッ、ベチャベチャ!

 立とうとしたその瞬間、スカートの内側にあったうんちがベチャベチャと落ちてきてしまう。
 床に飛び散るけど、女子は眉一つ動かすことなく手を引いてくれた。
 だけど、ただ立つとこでさえも今の千影にとっては難しいことだった。

「あっ、あああっ」

 ぶりっ!
  ぶりゅりゅりゅりゅ!

 椅子に座っていたから、それだけでもお尻の穴を塞がれていたのだ。
 立ってしまうと、それだけで直腸から下痢が漏れ出してきてしまう。

「ああっ、ダメ……っ、ぱんつから、は、はみだしてきちゃうっ」

 その千影のいうとおり、

 ベチャベチャ!

 ショーツから溢れ出してきたうんちが床に落ちていってしまう。
 千影の病的なまでに白い内股は、もうすでに下痢の滝に塗れている。
 それでも保健係の女子は千影の手を繋いで、教室の外へと連れ出してくれた。
 そして廊下に出ると、優しく問いかけてきてくれる。

『おトイレにする? 保健室にする?』
「……トイレが、いい」
『分かった。それじゃあトイレに行ってて。私は着替え持っていくから』
「……うん」

 千影が頷き、顔を上げる前に女子は教室へと戻って行ってしまった。
 どこのトイレに入るか伝え忘れてしまったけど――、
 それはすぐにいらぬ心配だったと気づく。
 なにしろ、千影のショーツからはうんちがはみ出していて、こうして立っているだけでもぽつぽつと茶色い斑点を落としていたのだ。
 それはまるで、千影の足跡のように。

        ☆

 あの後――、
 千影はトイレの個室で汚してしまったショーツや制服を軽く洗って、女子が持ってきてくれた体操服とブルマに着替えて早退することにした。
 漏らしてしまったモノの掃除のことは……、あまり深くは考えたくはない。

(うう、最悪だよ……)

 明日はどんな顔をして登校すればいいのだろうか。
 そのことを考えるだけで気が重たくなる。

(風、冷たいし)

 春の温かなそよ風は、しかしブルマで剥き出しな太ももにはあまりにも冷たく、心許なく感じられる。
 ブルマで下校――、
 それは学校でおもらしをしてしまいましたという、なによりもの合図。
 千影は気まずくなって、足早に帰路を急いだ。


陰キャラでなにが悪い!6につづく!

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レモネードオアシス 2022/07/05 13:28

陰キャラでなにが悪い!4

賞味期限切れのエクレアが牙を剥く!


目次

陰キャラでなにが悪い!(カテゴリー)

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√3章目 授業中にうんちおもらし……

「ふ~、ふ~。ずるずるずる~」

 時は深夜。
 自分の部屋であぐらをかいて美味そうに豚骨のカップ麺をすすっているのは千影だった。
 深夜アニメをリアル視聴して小腹が空いたので、寝る前の腹ごしらえというわけだ。

「冷蔵庫にエクレアも発見したし最高だね。ちょっとだけ賞味期限ブッチしてるけど」

 豚骨ラーメンのスープまで完食した千影は、エクレアにかぶりつくと、一瞬にして平らげる。
 甘いものは別腹だ。
 あとは歯を磨いて寝るだけだが……、

「その前にトイレ行っとこ」

 千影はみんなが寝静まった廊下を忍び足で進みトイレへと行くと、白のワンピースタイプのパジャマを捲り上げてショーツを降ろして洋式の便座に腰掛ける。
 降ろされたネコさんショーツのクロッチの裏側は、既に愛液でヌルヌルになっていた。
 さっきまで官能小説を読んでいたのだ。興奮すれば濡れるようにできているのだから仕方がない。
 濡れたショーツがおまたに食い込んでくる感覚が好きだったから、クロッチの裏側には洗濯で落ちない焦げ茶色の縦染みが、くっくりと刻み込まれていた。

「はぁぁ~」

 しゅいいいいいいい……。

 おまたの力を抜くと、赤ん坊のようなパイパンから勢いよくおしっこが噴き出してくる。
 家だと思いっきりおしっこができるから好きだ。

 しゅわわわわわわ……。
 ――プシュッ。

 ぶるるっ。
 小さな身体を震わせると、千影の放尿はすぐに終わった。
 だけど千影はすぐには立ち上がろうとはしない。
 むしろお腹に力を入れていく。

「んっ、んんん~!」

 だけどどんなにお腹に力を入れても、大腸に眠っているモノは出てきてくれる気配さえもなかった。
 そろそろでてきてくれてもいいのに。

「もう二週間も出てきてくれてないよ」

 最後に出てきてくれたのは二週間ほど前。
 それっきり音沙汰なしだ。
 そのあいだに食べたものが溜め込まれているのだ。
 お腹が張って結構苦しい。
 水分は大腸で吸収されておしっこになって、その残りカスはうんちになってカッチカチに固まっていることだろう。
 この二週間、食べたもののぶんだけ体重が増え続けていた。
 ……その割には夜食にカップ麺を食べまくっているけど。

「ううっ、おなかパンパンだよ」

 ハンバーガーにポテトフライ、それにカップ麺に鶏の唐揚げ。
 二週間食べたものが、この小さなお腹に詰まっている。
 おへその下が、ぽっこりと膨らんでいた。

「ぬぅ~、今日も出ない……」

 はぁ、
 ため息をつくと、ショーツを上げてトイレを出る。
 もうすぐ夜明けだ。
 それまでに睡眠時間を稼いでおいたほうがいいだろう。

        ☆

「……眠い」

 千影は不機嫌そうに呟く。
 目元には色濃いくまが浮き上がり、無造作に伸ばされた黒髪にはところどころ寝癖が立っている。
 時は五時限目の理科の授業中。
 昼休みで食べたご飯が消化されて、一日で一番眠くなる時間帯だ。

 黒板には人体の断面図が図解入りで貼り出されていて、教師がそれぞれの臓器について説明していた。
 千影のお腹のなかでも大絶賛臓器が稼働中なわけだが……。

(あー、早く授業終わらないかなー。帰ってエロゲしてー)

 そんなことを考えながら、板書をノートに書き写していく。
 授業では食べたものがどのようにして消化されていくのかを解説していた。
 もっとも……、

(あたしのお腹には二週間分のカッチカチのうんちが詰まってるわけなんだけど……)

 順調にいってくれれば大腸で適度に吸収して排泄物にとして体外に出てくれるんだろうけど、千影の大腸にはたっぷりとうんちが詰まっている。

(今、こうしている瞬間にも大腸では水分が吸収されて、カチカチになってるんだよねー。あー、やだやだ)
 
 どこか他人事のように考えていると――、

 ぐる、ぐるる~。

 お腹から、久しく忘れていた信号が発せられる。
 久しぶりすぎて、この感覚が一瞬なんなのかを理解することができなかったほどだ。
 だけどお腹は千影の意思とは無関係に、急速に覚醒していく。

 ギュルッ、ギュルルルルッ!

(はぁう!? この感覚は……まさか腹の封印が!?)

 二週間ものあいだ眠りについていた大腸が目覚めると、急に波打ち始めたのだ。
 まさか、授業中にいきなりくるだなんて。

(まだだ、まだ慌てるような時間じゃない……)

 自分に言い聞かせるように念じるも、しかし一度目覚めたお腹はそう簡単に収まってはくれない。

 ギュルッ!
  ギュルルルルッ!

(な、なにが原因だ!? 今朝食べたヨーグルト!? それとも深夜に食べた豚骨のカップ麺!? それとも賞味期限ブッチしてたエクレアか……!?)

 最近食べたものを思い返してみるけど、心当たりが多すぎてなにが原因なのか分からない。
 こうしているあいだにも、大腸は蠢動を開始する。

 ギュルルッ!
  グルルルルルッ!

(こ、これはキツい……!)

 まるで大腸を雑巾絞りされているかのような痛み。
 あまりの痛みに額に脂汗が浮き上がり、背筋を滝のように汗が流れ落ちていく。
 教室の前にある時計を見上げると、授業が終わるまであと十五分もあるらしい。
 我慢できる自信など、まったくなかった。
 ブラもショーツも脂汗でグショグショだ。

(トイレに行かせてもらう!? ううっ、でも立ち上がっただけで、も、漏れそう……!)

 お腹に手をあてて、大腸が眠ってくれることをお祈りするけど、千影の意志とは逆にうねっている。
 意思とは無関係だから自律神経というのだ。

(どうする? どうする……!?)

 ギュルッ!
 ギュルルルル!
 …………ぷうぅ……。

「ぁっ」

 あまりのお腹の痛みに、おならをしてしまう。
 それはとても小さな音だったけど、静かな教室では十分すぎるほどに響き渡ってしまう。

『誰だよ、屁こいたやつ~』
『言い出しっぺが怪しいぜ』
『俺はこんなにくせー屁はしねぇよ』

 おならを聞いた男子たちが、途端に騒ぎ始める。
 まさかこんなに臭いおならを女子がしてしまっただなんて、男子たちは想像さえもしていないだろう。
 だけど、まだこれはプレリュードでしかない。
 本当の大決壊は、これからなのだ。

(あっ、むっ、むり……! お尻が、勝手にひ、ら、く……! 魔封壁の封印が……!!)

 メリメリメリ……。

 カチカチに固まったモノによって、直腸がこじ開けられていく。
 それはまるで石のように固くなっていて、千影という少女の小さなお尻の括約筋で止めることなどできるはずがなかった。


陰キャラでなにが悪い!5につづく!

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レモネードオアシス 2022/07/04 12:52

陰キャラでなにが悪い!3

おしっこを限界まで我慢してから放つと、射精に近い感覚を味わえるらしい。
そのことを知った千影は、学校でおしっこ我慢の限界にチャレンジしてみることにする。


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(うおおおおっ、おしっこ! おしっこしたい!)

 放課後になった瞬間、千影はカバンを持って廊下を早歩きしていた。
 本当は走り出したい気分だったけど、そんなことをしたら振動で失禁してしまいそうだった。

 じゅわ、じゅわわ……。

(ううっ、先走り汁が! まだだ、まだ出てくるなぁ……っ)

 尿道を引き絞めながら歩き、しかし千影が目指しているのは近くにある女子トイレではなかった。
 放課後になったばかりの女子トイレには、当然他の女子もたくさんいることだろう。
 そんなところで思いっきりおしっこをするのは恥ずかしすぎる。
 きっと滝のような音を立てて放水されるに違いないのだ。

(人気がない場所……ッ。体育館のトイレなら誰もいないはずっ)

 目指すは体育館の女子トイレ。
 今日は部活がない日だから、よほどの暇人でなければ来ないだろう。

(うおおおおおお! 射精させろぉぉぉぉ!!)

 早歩きで廊下を急ぎ、階段を降りていく。
 階段を降りるときの振動でさえも少しずつおしっこが漏れてきてしまう。
 もう限界はすぐそこにまできていた。

 じゅわっ。
  じゅわわっ。

「うっ、ううー!」

 体育館の入り口にまで辿り着いたとき、気が抜けてしまったのかやや多い量のおしっこをチビってしまう。
 内股を、ナメクジのようにおしっこが這い、くすぐっていく。

(誰もいないなら恥ずかしいけど……っ)

 もう贅沢はいってられない。
 幸いなことに誰もいなかったので、ひとまずカバンを放り投げて、スカートの上から両手でギュッとおまたを押さえる。
 前抑え――。
 それは女子にとって、あまりにも屈辱的なポーズ。

「うっ、ううー!」

 じゅわっ、
  じゅわわっ。

 それでもおしっこを止めきることはできなかった。
 両手で抑えているおまたがジンワリと温かくなって、太ももにおしっこの筋ができあがる。

「うう! 先走りが……! ザーメンが……出る!」

 ぽたぽたと、おしっこの雫を足跡のように残しながら歩く。
 あまりにもおしっこを我慢しすぎてお腹が痛い。
 千影は、自然とへっぴり腰になっていた。
 そのうえで、ぽたぽたとおしっこの足跡を残していく。

 トイレがあるのは、体育館の入り口の反対側――。
 その距離を千影はよろめきながらもなんとか歩ききった。

「か、勝った……! これで射精できる!」

 女子トイレへと続くドアを開き――、

「ふぁ!?」

 しかしそこにあった現実に、千影は変な声を上げてしまった。
 なにしろ、トイレの個室のドアには、

『故障中』

 と、書かれた貼り紙がセロテープで貼り付けてあったのだ。
 しかもご丁寧にも五つあるトイレの、全部に。

(あっ、終わった……)

 だけどいくら故障しているとはいえ、一回くらいおしっこをしても問題ない……よね?
 もしも水が流れなかったら、バケツで水を流せばいいし。

「せっかくだから、俺はこの赤い扉を選ぶぜ!」

 赤というか、ピンク色の扉を開けようとするも――、
 ガチャンッ!

「……えっ?」

 いつもなら押せば簡単に開くはずの扉は、どんなに押しても相手はくれなかった。
 他の扉も試しに押してみるけど、開く気配は全くない。
 どうやらご丁寧にもすべての個室に内側から鍵をかけていったようだ。

「あう、あうあうあ……」

 目の前にトイレがあるというのに。
 たった一枚の薄い壁によって用を足すことができないなんて。

 じゅわっ、
  じゅわわっ、
 じょぼっ、じょぼぼっ。

 前抑えしている股間に、取り返しのつかない温もりが広がっていく。
 スカートの上から前抑えしている両手に、おしっこが滲み出してきている感触。
 一度おしっこをできると思ってしまったから、それだけもう余裕が無くなっている。

「えっ、あっ、ちょっ……っ、出てきちゃ、だめぇ……っ」

 じゅわわ……、
  じょぼ、じょぼぼぼぼっ!

 ギュッと前抑えしても、もう止めることはできない。
 もうここで漏らすしか、千影には道が残されていないのだ。

「ち、ちんちんさえあれば……、もっと我慢できるのにぃ……」

 だけど急にちんちんが生えてくることなんて、当然ない。
 女の子の尿道は、太くて短いのだ。
 その尿道からじわじわとおしっこが漏れ出してきて、前抑えしていると膀胱が破裂しそうなくらいに痛い。
 そして、ついにそのときは訪れる。

「あっ! も、もう……、むりっ」

 膀胱が破裂しそうな痛みに、ついに千影は前抑えしている手から力を抜いてしまう。
 するとすぐに生温かいせせらぎが、千影の内股に出現した。

 じゅわわわわっ、
  しゅいいいいいいいいい。

「ひっ! ひっぐ! あっ、ヒイ!」

 しゅいいいいいいい……。

 ショーツの中からからくぐもった水音が聞こえてくると、
 太ももを撫で回していく生温かい感触に、千影は引き攣った悲鳴を上げてしまう。
 太ももを、ふくらはぎを流れ落ちていき、黒の靴下を侵して上履きもグショグショに濡れていく。
 それでもおしっこは止まらなかった。
 むしろ、その勢いを増していく。

「ふぁ、ふぁぁぁぁ……。気持ち、いぃ」

 失禁してしまっているというのに、千影の頬は朱が刺し、吐息は熱くなっている。
 我慢してからおしっこを出すと、射精したような気持ちよさを味わえる――、
 それは本当だったのだ。

 しゅいいいいいいいい。
  びしゃっ、びしゃびしゃびしゃっ。

 足元に大きな水たまりを作りながら、千影は感じてしまっている。
 おまたを抑えている指先でクリトリスがある場所を刺激すると、

「んっひい!」

 ぷっしゃああああああ!

 ショーツとスカート越しだというのに、甘美な電流が全身を駆け抜け、射精をしたかのようにおしっこを噴き出してしまう。
 ガクガクと腰が震え、小さなお尻がキュッと後ろに引かれる。

「ああぁんんっ、もっとぉ……はぁう!」

 キュン! キュン!
 プシュッ! プッシュウウウ!

 クリトリスを圧迫するように押すと、秘筋がキュンキュン痙攣して、おしっこが噴き出してくる。
 それはまるで、射精のように。

(あっ、これが射精、なんだ……。気持ちいいけど……、もうグショグショだよぉ……っ)

 しゅわわわわわわわわ。
 じょぼぼぼぼぼぼぼぼ。

 もはやなんの躊躇いもなく失禁。
 おしっこを噴き出すように漏らし、小さなお尻が小刻みに震えてしまう。
 失禁しているというのに感じている。こんなの絶対におかしいのに。新しい快感に目覚めてしまいそうだ。
 尿道を勢いよく出ていくおしっこの勢いに頭が真っ白になり、圧迫しているクリトリスから甘美な電流が発せられる。

 シュイイイイイイイイ……。
  ……ぷっしゅう!

 ぶるるっ!
 最後の痙攣をすると、千影のおもらしは終わりを告げた。
 すべてが終わり――、
 千影の下半身は、既におしっこに塗れていた。
 黒の靴下も、上履きも、スカートもぐっしょりだ。
 おもらしショーツがペッタリとお尻に貼り付いてきて、早くも冷えてきている。

「せめてぱんつくらい洗いたい……」

 そう思って蛇口を捻るけど、どうやら水道から故障しているようだ。
 どんなに蛇口を捻っても、水は出てきてくれなかった。

「そんなぁ~」

 仕方がないので諦めるにしても……、スカートまでおしっこでビタビタになってしまったというのはちょっとマズい。
 お尻の方は黒髪で覆い隠せるけど、前は……、

「カバンで隠せばなんとかなる、かな?」

 体育館の入り口で放り投げたカバン……、革製の四角いカバンを回収して、股間を隠すように前で持ってみる。

「なんとか、できそう……?」

 ちょっと不自然なポーズになってしまってる気がするけど、この際贅沢はいってられない。

 まさかこの年にもなって学校でおもらししてしまうだなんて。
 しかも射精してみたいという、エッチな好奇心のために。

「はぁ……、散々だったよ……」

 体育館を出た千影は、大きなため息をついてしまう。
 だけど冷たくなったショーツ……そのクロッチの裏側はヌルリと熱くなっていた。

(でも、気持ちよかったかなー。あぁ……、なんかぱんつがお尻にペッタリ貼りついて……気持ちいい、かも……? おまたに食い込んできて……なにこれ、変な感じする……)

 千影の内股は官能に桃色に染まり、トロリとした体液が滝のように流れていて――、

 チリリッ、

 ヌルリとしたクロッチに少女のツボミが擦れると、ドプリとおもらしのように淫汁が溢れ出してくる。
 それでも千影は澄ました顔で歩き始める。
 女の子っていうのは、ちょっとくらいショーツを汚してしまっても平然としていないといけないのだ。


陰キャラでなにが悪い!4につづく!

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レモネードオアシス 2022/06/30 07:23

陰キャラでなにが悪い!2

生まれついての陰キャラ・小野千影(おの ちかげ)。
今日も深夜、官能小説を読んで昂ぶってくると性欲を持てあます。


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√2章目 女の子だって射精したい!

「……んにゅ、もう朝か……」

 千影が目を覚ましたのは、深夜アニメを見てから数時間後のことだった。
 確か午前三時までアニメがやっていたから、四時間くらいしか寝ていないことになる。
 いつもこんな感じだから、千影はいつも寝不足気味で目の下にはうっすらと隈があった。

「あー……」

 千影は吐息を漏らしながら身体を起こすと、ショーツのなかへと手を突っ込んでみせる。
 ツルンとしたゆで玉子のようなパイパンは、朝一番だというのに愛液でヌルヌルになっていた。
 クロッチの裏側に貼り付いている少女の汚れは発酵してカスタードクリームのようにネットリと変色し、愛液はおねしょをしたかのようにお尻の方にまで広がっていることだろう。
 ショーツがお尻に貼り付いてきている感覚でなんとなく分かる。

「ゆうべは寝る前にちょっとだけエロゲーをやったのがまずかったか……」

 多分寝ているあいだにエッチな夢を見てしまったのだろう。
 汁が多い体質の千影は、よくこうやってショーツを汚してしまうことがあった。

「……おしっこ」

 呟くと、眠たい目を擦りながら千影はトイレへと行き、洋式の便座にちょこんと座る。
 降ろしたショーツ……そのクロッチの裏側には洗濯しても取れない茶色い縦染みが刻まれ、更にはよく見ると黄ばんでいた。
 オナニーを覚えてからというもの、いつもエッチなことを考えて愛液でネトネトにしてしまうし、何度もおもらしオナニーをしてきたからすっかり染みになっていた。

「お尻の方までヌルヌルになってるし。……んっ」

 しゅいいいいいい……。

 おまたの力を抜くと、パイパンから勢いよくおしっこが噴き出してくる。
 家では音姫なんか気にしなくていいから、思いっきりおしっこをすることができる。
 朝一番のおしっこは濃厚な黄色をしていて、ツーンとしたアンモニア臭が強かった。

「はああ~~~。至福~~~」

 しゅいいいいいい……。
  ……ぷしゅっ!

 ぶるるっ。
 千影は小さな身体を大きく震わせると、朝一番の放尿はあっという間に終わった。
 一気に出せるぶんだけすぐに終わる。
 女の子の尿道は太いのだ。
 トイレットペーパーでツルツルおまたをグニッと拭いてショーツを穿く。

「んっ」

 ショーツを上げすぎて、クロッチに縦筋が刻まれる。
 甘美な電流が全身を駆け抜けていくと、ジュワッとおまたが生温かくなった。
 すでにクロッチの裏側はヌルヌルだけど……、

(ぱんつ換えても、すぐに駄目にしちゃうんだよね)

 ただでさえ多汁体質。
 しかも四六時中エッチなことを考えているから、千影のおまたはいつもムラムラしていて、愛用しているネコさんショーツは全部おまたの形に縦染みが刻まれてしまっている。

(それにお尻にペッタリ貼りついてきてる感覚、大好きだし)

 ショーツを換えたところで昼になるころにはぐしょぐしょになっているだろうから、ショーツはそのままで制服に着替えていく。
 桃色のブレザー。
 水色のタイ。
 赤のスカートから伸びる太ももが病的なまでに真っ白い。
 そこに黒の靴下を穿けば、千影のいつものスタイルだ。

 季節は春。
 出会いと恋の季節なのだろうが――。

(けっ、なにが出会いだ。恋だ。リア充なんて爆発して四散すればいいのに)

 千影は色恋沙汰にはめっきり疎いのだった。
 ……ギャルゲーやエロゲーでなら何十回も攻略してるけど。
 洗面台の鏡の前に立って適当に髪をとかす。
 頑固な寝癖が中々取れてくれないし、目の下にはいつものように隈が浮き上がっている。

「あー、そろそろ髪切らないとなー。最後に切ったの、いつだったっけ」

 数ヶ月前に、たしか自分で前髪をいじったきりだったと思う。
 お尻を隠すほどの髪も、伸ばしたというよりも勝手に伸びていったというほうが近い。

『千影ー、朝ご飯できたわよー』
「はーい」

 母親の声にリビングに行くと、こんがりと焼き色がついたトースターと目玉焼きが皿に載せられている。

(パンをくわえて登校すれば、転校生とぶつかって出会いが~♪ とか? ハッ、なに言ってるんだよリア充が!)

 考えてしまって、一笑に伏してしまう。
 そんなシチュエーション、今時のギャルゲーでも見かけない絶滅危惧種だ。
 トーストに目玉焼き載せて天空の城風にして食べる。
 さあ、登校だ。

        ☆

(おしっこを限界まで我慢してから出すと、射精したかのような快楽を得られる……ふふふ)

 千影が不気味な笑みを浮かべたのは、退屈な午後、古文の授業を受けているときだった。
 ちなみに千影の席は廊下側の一番後ろ。
 教室で一番日当たりが悪いところだ。だけどその場所が千影は気に入っていた。

(……やば、そろそろも、漏れそう……っ)

 昼休みにはたくさんお茶を飲んだ。
 今ごろ、この小柄な身体の膀胱にはおしっこが一滴一滴濾過され続けていることだろう。
 幸いなことに、あと十五分もすれば放課後――。
 だから、それまでの我慢だ。

(うぉぉ……っ、これは思っていたよりも、ツラい……ッ)

 限界まで我慢するのなら家で試してみればいいのだろうけど、千影はあえて学校で我慢することにした。
 あえて自分を追い詰めていくスタイルというわけだ。

 じゅわり……。

(あっ)

 ただでさえ愛液でぐしょ濡れになっているクロッチの裏側に、生温かい感触が広がる。
 どうやら残されている時間はそれほど多くないらしい。

(ヤバい、ヤバいよ……。ううっ、トイレに行かせてもらう?)

 一瞬だけそんなことを考えてしまうけど、小さく首を横に振る。
 せっかくここまでおしっこが溜まったのだ。
 ここで妥協したら、ここまで我慢した苦労が水の泡になってしまう。

 じょぼぼっ、
  じゅわわ……っ。

(あっ、だめぇ……)

 ショーツが生温かくなる感触に、必死になっておまたに力を入れる。
 ちょっとずつ漏れ出してきているおしっこは縦筋を伝って会陰を濡らし、お尻の方にまで広がっていく。
 もしかしたら椅子にはお尻の形でハートマークのようなスタンプができあがっているかもしれなかった。

(あ、あともうちょっとぉ……っ)

 何度も。
 何度も呟き、少しずつ時計の針が動き――、
 やがてチャイムが鳴ってくれる。

(あっ、危なかったぜ……!! 俺はやりきったぞ!!)

 いつも通りのチャイムが、千影にはまるで福音に聞こえた。
 あとはもう帰りのショートホームルーを乗り切れば放課後だ。


陰キャラでなにが悪い!3につづく!

この小説は同人誌の『大決壊! 陰キャラでなにが悪い!』に収録してある小説です。
フルサイズのイラスト6枚も収録されています。
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レモネードオアシス 2022/06/29 07:37

陰キャラでなにが悪い!1

生まれついての陰キャラ・小野千影(おの ちかげ)。
今日も深夜、官能小説を読んで昂ぶってくると性欲を持てあます。


目次

陰キャラでなにが悪い!(カテゴリー)

この小説を最初から読む!


√1章目 真夜中のオナニー

「……ぱんつ、ぬるぬるになってるし」

 時は草木も眠る丑三つ時。
 官能小説を読みながら、ポツリと呟いたのは一人の少女だった。

 白のワンピースタイプのパジャマで包んだ小柄な身体は痩せ細っていて、お世辞にも女の子らしいとは言えない。
 肌は病的なまでに色白で、それとは対照的にお尻を隠すほどにまで伸ばされた黒髪はつややか。
 だけどその黒髪は綺麗に整えられているというよりも、無造作にここまで伸びてしまった感がある。
 そんな少女は、自分の部屋のベッドにうつぶせになって本を読んでいた。

「無数の触手たちが魔法少女の四肢に絡みつくと、服の上から乳房を蹂躙していく――ふふっ、たまんねぇや」

 少女が読んでいたのは、いわゆる官能小説というやつだった。それもかなりハードでマニアックな。
メインターゲットは男性向けなのだろうけど、昔からこの手の小説をよく読んでいた。
 こんな少女の名前を、
 小野千影(おの ちかげ)、
 という。

 同じ年頃の女子たちはすっかり女性らしい体つきになっているというのに、千影は私服を着ていると小学生の男子と間違われてしまうくらいにチビで貧乳だった。
 だけど、頭と身体つきは男っぽくても、千影の秘部はどうしょうもないくらいに少女なのだ。

(エッチなこと考えてたらムラムラしてきちゃったよ)

 ベッドでうつぶせになっているとショーツがヌルヌルしてきているし、それに貧乳とはいえ乳首が張って擦れて痛い。
 千影はベッドから降りると、ぺたとりフローリングの床にお尻をついて座る。
 ワンピースタイプのパジャマを捲ってみると……、

 むわ……っ

 千影自身でさえも甘ったるく感じるほどの女臭が立ち昇ってきた。
 こうなってしまったのも、暇つぶしに読み始めた官能小説が思っていた以上に面白くて感情移入してしまったから。
 男は興奮してもチンチンが立つだけで済むけど、女は興奮するとショーツを汚してしまう。

(ネコさんショーツ、ぐしょぐしょになっちゃってるし)

 千影が愛用しているのは、白のコットン100%のふかふかショーツだ。
 ネコさんの顔が描かれたフロントプリントのデザインが気に入っている。
 そんな子供っぽいショーツは、既におもらしをしたかのように愛液で濡れそぼっていた。
 女の子の恥ずかしい染みを隠すための二重布……クロッチは既に外染みができて縦筋に食い込んでいて、

 ヒクク――ッ、

 おまたが痙攣すると、縦筋に食い込んでいるクロッチも痙攣してみせる。

(男はいいよね、興奮してもチンポが勃つだけだし。女はエッチな気分になるとショーツ汚しちゃうなんて)

 千影は特に濡れてしまう体質らしかった。
 ……ただ単にいつもエッチなことを考えているだけだということもあるけど。
 さっきお風呂に入って新しいショーツに換えたばかりだというのに、もうおもらしをしたみたいにグッショリだ。

(まだ深夜アニメ始まるまで時間あるよね)

 時計を見て時間を確認。
 アニメが始まるまであと十五分はある。
 それならどうせショーツを換えるなら、その前にオナニーをしておいたほうがいいだろう。
 このままムラムラしっぱなしだと、ショーツを換えてもすぐに汚してしまうだろうし。

(ちょっとオナニーしよ。オナろう)

 フローリングにお尻をついて座っている千影はお行儀悪く足を投げ出すように開くと、ワンピースのパジャマを脱いでパンツ一丁になる。夜はノーブラ派だ。
 千影は汁が多いから、いつもパジャマは脱いでから『する』ことにしていた。
 だけどショーツは脱がない。
 お尻に貼り付いてくるぐしょ濡れのショーツを穿いていると、なんだかエッチな気持ちになれるのだ。

「むう……。今日も大きくなってない……」

 パジャマを脱いで下着姿になった千影は、面白くなさそうに唸ってみせる。
 今日もまな板のようにペッタンコのままなのだ。おっぱいが。
 そのくせ乳首はレーズンのように張っていて、触ると痛痒い。
 
「はぁ……、もうトロトロになってるよ」

 ショーツのなかに小さな手を入れると、そこは既に生卵の白身を流し込んだかのようにトロッとしていた。
 クチュリ、クチュチュ……。
 ショーツのなかで指先を蠢かせてみると、くぐもった淫靡な音が聞こえてくる。
 指先を縦筋に沿って食い込ませていき、肉ヒダをゆっくりと掻き分けていく。
 すると、

 ――ドプリッ、

 ネットリとした愛液が溢れ出してきて、ショーツから滲み出してきたではないか。
 それは自分の意思では止めることができない、えっちなおもらしだ。

「はぁ、はぁ、はぁ……っ」

 千影はショーツに入れた指先で、ツルンとしたおまたをかき混ぜていく。
 千影くらいの年頃の女の子だったら、恥毛が生え揃っていてもおかしくないのだろうけど……、事実、修学旅行に行ったときとかお風呂では千影以外の子はみんな生え揃っていた。
 だけど、千影の美丘は、産毛さえも生えていていないパイパンだった。
 それでも淫汁は人一倍漏らしてしまう。
 クチュクチュと細かく指先を震わせながら、少しずつ昇り詰めていくと、

 チリリッ!

「んっ、んんっ!」

 股間から生み出される微弱電流に、千影は顔をしかめてしまう。 剥けてしまっているのだ。
 少女の真珠――、クリトリスが。
 そこは女の子の身体で一番敏感な部分。
 千影はその真珠へと触れると、

「はっ、あんっ」

 全身を甘美な電流が駆け抜けていく。
 その刺激がくると分かっていても、エッチな声を漏らしてしまうほどに強烈な電流だった。

「クリがいいんだよ、クリが……あっ、あうっ!」

 クチュ、クチュクチュクチュチュ。

 クリクリと細かく指先を振動させてクリトリスを刺激していくと、秘筋から止めどなく熱い愛液が溢れ出してくる。
 それはまるでおもらしをしたかのように。

「んっ! んっ! んんん~! ウウッ! メレンゲみたいに……泡立ってきたぁ……っ」

 ショーツのなかでは愛液が泡立ち、股間から汗と酸味を帯びた香りが漂ってきた。
 歯を食いしばり、痺れるような快楽に嬌声を上げるのを我慢する。
 だけどどうしても獣のように低い声が漏れてしまう。

「うっ、ううう! うっうん!」

 クチュチュチュチュチュッ。
 ――ゾクリッ。

「はぁうっ!?」

 クリトリスを重点的に責めていると、突然冷たい感触が込み上げてくる。
 この感触は間違いない。
 ……尿意だ。

(せっかくいいところなのに中断なんてできないし! いいや、このまま最後までしちゃえ!)

 クチュチュチュチュ!

 フィニッシュに向けて一気にラストスパートをかけようと思うけど、だけど千影の小さな身体はすっかり官能に緩みきっていた。
 赤ん坊のようにツルンとしたパイパンが引き攣るように痙攣すると、

「んあ! あっ! ああー!」

 ぷっしゅう! ぷっしゅう!
 ぷっっっっしゅううううう!

 快楽のあまりに緩んだ尿道から、勢いよくおしっこを噴き出してしまう。
 それはまるでクジラが潮を噴いているかのようだった。
 ショーツのなかに突っ込んでいる手のひらにおしっこが弾け、フローリングの床におしっこの水たまりが広がっていく。

「あっ」「うっ!」「うう!」
「と、止まら、ないぃ……!」

 キュン! キュン!

 無毛の秘筋が痙攣するたびに、

 ぷしゅ! ぷしゅっ!
 ぷっしゃあああああ!

 勢いよくおしっこを噴き出してしまう。
 もうこうなってしまうと、止めることなどできるはずがなかった。
 性的に興奮すれば、秘筋が開くようになっている……、それはつまり、それだけ漏らしやすくなってしまうと言うことでもある。

「あっ、うう! おしっこ……、噴き出してきて……うっ、うん! もっ、もっとぉ……っ」

 しゅいいいいいいいい……。
  クチュ、クチュクチュクチュ。

 漏らしながらも、千影は快楽を貪るかのように指先の動きをより小刻みに、痙攣するように震わせていく。
 クリトリスは乱暴にこねるよりも、小刻みに震わせたほうが気持ちよくなることができるから、千影はいつもそうしていた。

(あっ、く、くる……! 大っきいの、くる……!)

 ゾクッ、ゾクゾクゾクッ!

 クリトリスから生み出された電流が背骨を駆け抜け、脳天を穿っていく。
 だらしなく投げ出している両脚の内股が、引き攣るように痙攣してくる。
 絶頂が近かった。
 それでも千影は指を小刻みに痙攣させていく。むしろ、その力を強めていく。
 そして――、

「んっ! んんん! うっ、うう!」
「イッ!」「イッ!」「イッ!」
「………………イグ!」

 ぷっしゃあああああああ!
 ジョボボッ! ジョボボボボ!

 その瞬間、潮とも小水とも分からない体液が股間から噴き出す。
 染み一つない内股は桃色に染まり、
 キュン! キュン!
 秘筋が痙攣するたびに内股までも痙攣する。

「イッ! イッ! ……ウウッ! イッて、りゅうう~~~!」

 千影は股間を押さえながらも絶頂感に身体を震わせていた。
 ショーツのなかの、千影の幼い一本筋――、
 そこは、

 キュウウウウウウ!!
 じょぼっ、じょぼぼぼぼっ。

 一本筋は引き攣るように痙攣し、そのたびに官能に白濁した本気汁が溢れ出してくる。

「うっ! うううっ! うっ、はぁぁぁぁ……ッッッ!」

 ひとしきり痙攣すると、千影の小さな身体は完全に脱力する。
 それでも、ヒクッ、ヒククッ!
 思いだしたかのように痙攣すると、

 しょわわわ~~~。

 すっかり弛緩したおまたから、おしっこが漏れ出してくる。
 小さな身体のどこにこんなにおしっこがあったのか……、千影自身でさえも驚くほどに、フローリングの床にはおしっこで大きな水たまりができあがっていた。

「はぁぁ……、気持ちいいよぉ……」

 千影はショーツに手を突っ込んだまま、ときおり痙攣しながら呟く。
 男の絶頂は射精すればすぐに収まってくれるけど、女の絶頂はザーメンを搾り取らなければいけないぶんだけ長く続いてしまう。

 クチュ、クチュクチュ……。

 千影は絶頂の残滓を名残惜しむかのように秘筋をゆっくりとかき混ぜると、お尻を中心としてできあがった官能の泥沼は少しずつ醒めていくのだった。

(あぁ~、気持ちよかったー。でも男みたいに射精してみたいなー。きっと気持ちいいだろうなー。ドピュピュってさー)

 ふとそんなことを考えてしまう。
 絶頂感が一瞬にして押し寄せてくるというのは、いったいどんな気持ちなんだろう?
 絶対に気持ちいいに決まっている。

(エロゲーの主人公みたいにザーメン噴き出してみたいなー。
 あー、射精してー)

 思い立ったが吉日だ。
 千影は気怠げに身体を起こすと、おしっこの湖を手早くバスタオルで拭き取る。
 そしてノートパソコンを立ち上げると、お風呂上がりみたいにレーズンみたいにふやけきった指先でタイピングしてパパッと検索。

「えーっと、なになに? 射精っていうのはぁ、おしっこを限界まで我慢してから出すと、似たような感覚を味わうことができる、と……なるほど」

 ネットで検索してみると、おしっこを我慢すればいいということがなんとなく分かった。
 だけど、どれくらい我慢すればいいか、具体的なことは分からない。

「ま、細かいことはいいか。とりあえず我慢すればオッケーっていうことだよね」

 千影は濡れそぼったネコさんショーツを換えると、部屋にある小さなテレビをつける。
 そろそろ深夜アニメが始まる時間だ。

(オナニーしてスッキリしたし、深夜アニメ見ないと。やっばりリアル視聴に限るよね)

 スッキリツヤツヤになった千影の夜は、こうして更けていくのだった。


陰キャラでなにが悪い2につづく!

この小説は同人誌の『大決壊! 陰キャラでなにが悪い!』に収録してある小説です。
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