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レモネードオアシス 2022/06/07 06:37

せめて夢の中では3

トイレに駆け込めたと思っただろう?
残念! そこは……!!


目次

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「ううーっ、苦しい、よぉ……っ」

 学校のトイレの個室で、必死になって身体の毒素を排出しようとしている繭――。

 だが。

 誰がそれを、夢の中の出来事だと思うだろうか?
 実際には――。

「お腹、痛いの……、早く、全部出さないと……。うーんん。むにゃ、むにゃ……」

 繭は、ベッドでヨダレを垂らしながら眠っていた。
 タオルケットをお腹だけにかけて。
 洗いざらした白のTシャツに、背伸びした紐ショーツという格好で。

 時は早朝。
 空が青白んできたころだ。
 綺麗に片付けられた机には文庫本。
 ポールハンガーには、制服が掛けられている。
 ここは繭の部屋の。

「むにゃ、むにゃ……。んん!」

 安らかに寝息を立てている繭だが、その眉目が微かに歪む。
 息が止まると、お腹に力を入れるように息み――、

「ううっんっ」

 もこり。

 繭が穿いている紐パンツのお尻の狭間。
 その部分が盛り上がったではないか。

「んんっ、ふう……んっ」

 もこ、もこり。

 ショーツに覆われているお尻が、こんもりと盛り上がっても繭の息みは止まらない。
 紐パンツは、もりもりと盛り上がっていく。

「ふあぁ……気持ち、いいの……」

 夢の中では漏らしながらもトイレに間に合っているというのに。
 現実では、紐パンツを汚してしまっている。
 少しでも背伸びしたい――。
 その一心で、繭は家にいるあいだはできるだけショーツを穿くようにしていた。

「んんっ、ふううううっ、ううっ!」

 もこり。
 メリメリメリ、ぷすすっ。

 だが、それが裏目に出てしまったようだ。
 夢の中ではトイレでも、現実ではベッドの中。
 繭は、なんの躊躇いもなくお腹に力を入れてしまう。
 ローライズな紐パンツは、もこもこと盛り上がり、茶色い穢れが微かに透けてみえるほどにまで生地が引き延ばされていた。
 それでも、繭は身体の毒素を出し切ろうとしていた。

「ううっ、んんんっ! んん~~~~!」

 メキメキメキ……。
  ブリッ!

 ついに大腸の奥にある、柔らかいモノまでもが出てきてしまったようだ。
 ショーツから、やや水分を含んだ音が響き渡る。
 それでも繭はベッドにいることも知らずに、お腹に力を入れていく。

「ふっ、ふうううっ、んん!」

 ブリ! ブリブリブリ!
 ブリュリュ!

 ショーツから下品な音を立てて、軟便が排泄されていく。
 実に三日分。
 体調が悪かったので、三日分の食べたものが、繭という少女の小柄な身体に詰まっているのだ。
 その大量のチョコレートペーストに、紐パンツが耐えられるはずもなかった。

「ふうううう……! はぁぁっ、んん! 全部……、全部、早く出し切らないと……。授業、終わっちゃうの……むにゃ、むにゃにゃ……んんっ、ふうう!」

 ブリュリュ! ブバ!
  ブババババ!

 ショーツを穿いたまま、なんの躊躇いもなく放たれる過ち。
 紐パンツは、
 その足口から――、

 むにゅうううううう。

 ついに紐パンツの足口から、夏の熱気にとろけたかのようなチョコレートが溢れだしてきてしまう。
 もしも、繭に意識があったら、顔を真っ赤にして羞恥心に苛まれていたことだろう。

 だが、今の繭は、夢の中ではトイレに跨がっている。
 なにも恥ずかしがることはないのだ。

「んっ、ううん……、んんっ、はあぁ」

 にゅるるるる! ブポッ、ブポポ……、もわっ。
  しゅいいいいいい……。

 ついに繭はおしっこまで漏らし出してしまう。
 せっかく夜寝る前にトイレに行っておいたのに――。
 繭の膀胱は、一晩を保たずして決壊してしまったのだ。

「はああ、ああう……うんっ! 気持ち、いいよぉ……。ああぁ……こんなにいっぱい出るなんて……ふっ、ふう!」

 ブボボボッ! ブバッ! ブババッ!
  しょわわわわわわわわ……。

 完全な寝糞――。
 朝の静謐な空気に、おぞましい茶色い香りが漂いだす。
 十畳ほどの繭の部屋は、もはやドブ川のヘドロよりも腐り果て、生温かい臭気に蒸れ返っていた。

「んんっ、ふっ、ふう、んんん!」

 むっ、にゅううううう……。
  しょわわわわわわわ……。

 既に汚泥によって、繭のおまたはマグマのように蹂躙され、焼き尽くされている。
 茶色く染まったクロッチからおしっこが滲み出してくると、シーツに腐り果てた毒の沼地が作り出されていく。
 大量の便塊は、足口からだけではなく背中からも溢れ出してきていた。

 それでも夢の中では和式便器に跨がっている繭は、お腹に力を籠めていく。

「んんんっ、ふっ、ふう!」

 ブボボッ! ブリュ!

 一際大きな息み声。
 それと同時に、繭のお尻から空気が混じったくぐもった炸裂音が鳴り、ショーツがモリッと盛り上がった。
 それを最後に――、

「すう……、すう……、すー……」

 再び繭は安らかな寝息を立て始める。
 どうやら、すべてを出し切ってスッキリしたらしい。
 シーツには、三日分の便塊をぶちまけてしまったとも知らずに。

「んんっ」

 不意に繭が呻くと、寝返りを打つ。
 だけどそれがまずかった。

 むにゅう……。

 繭はショーツから溢れだした便塊を、お尻で潰すようにして寝返りを打ってしまう。
 お尻とシーツに潰されて、茶色いペーストがベッドに押し広げられ……、それでも繭の眠りはよほど深かったのだろう。
 茶色い腐臭に包まれながらも、繭は安らかな寝息を立て続けるのだった。

        ☆

「ンン……うにゅう……」

 人肌に温かかったうんちが冷え切って、それでもパンパンに膨らみきった失敗が消えてくれるはずもなく――。
 繭が目を覚ましたのは、すっかり日が昇ってからのことだった。

「んにゅ? なんだか……変な、感じ……んにゅう……」

 寝ぼけながらも、そんなことを考えながら、無意識のうちに右手をお尻へと伸ばしていき――。

 むにゅ。

「ふぇええ?」

 お尻を包み込む、柔らかい感触に寝ぼけているのかと思うけど。

(おトイレに間に合って、それで全部出して気持ちよくなったはず……なのに、なんだろ、この感触……?)

 まだ寝ぼけているのかと思って、内股を擦り――、
 
 むにゅっ。
 ぐちょ。

「ふぁ!?」

 そのときになって、繭の意識は一気に現実世界へと引き戻される。
 ショーツのなかに、パンパンに詰まっている、ネットリとした冷たい感触は――、
 も・し・か・し・て……?

「う、うそ……でしょ?」

 信じられない……。
 いや。
 信じたくない感触に、繭の意識は急速に覚醒していく。
 最初に戻ってきたのは嗅覚だった。

(な、なに? この臭い……)

 お祭りとかでたまに使う、臨時のトイレのような、茶色く生々しい臭い。
 それは紛れもなく、繭のショーツにネットリと詰まっているものの臭いだ。

(うそ……。さっきまでトイレにいたはずなのに)

 ねっっちょぉぉぉ……。

 信じられずにショーツの上からお尻を撫で回していると、柔らかく、それでいて冷え切った、生チョコのような感触。

(いや……。ショーツから、はみ出してる、の……?)

 信じたくないと思いながらも、柔らかい感触が纏わり付いている手のひらを見て――。

「ああ……」

 小さな手のひらには、ごまかしようのないほどの生チョコレートが付着していた。
 それは間違いなく繭の大腸で三日間熟成された穢れに違いない。

「う、うそ……だよね」

 信じられなくて、身体を起こしてみると、そこには。
 繭は我が目を疑ってしまった。
 シーツの上には、こんもりとした生チョコレートの山ができあがっていたのだ。
 それは繭の紐パンツから溢れ出してきたものに他ならなかった。

 紐パンツは生チョコがぎっしりと詰まってパンパンに膨らんでいて、おねしょもしてしまったのだろう。
 シーツには生チョコによって濾過されたおしっこの染みができあがっていた。

「そんな……うそよ……」

 寝糞――。
 この年にもなって。
 背伸びした紐パンツを穿いて、少しでも早く大人になった気持ちでいたのに。
 それなのに、小学生でもやらないような失敗をしてしまった。
 認めたくないけど、目の前にある現実は夢ではないのだ。

 臭いも。
 感触も。
 こんもりとした汚泥の山も。

「夢だったら醒めてよ……」

 どんなに目を逸らそうとも、これは現実だった。
 夢の中では、ちゃんとトイレにできたっていうのに。
 現実では、無様にも寝たまま欲望を放ってしまっていた。
 しかも、まだすべてが終わったわけではないらしい。

「ううっ、お腹が……痛い!?」

 ぐるるる~~~。

 ぷっくりしたお腹から響き渡る不協和音とともに、大腸が捻れそうな痛みに襲われる。
 まだ、大腸のなかには残っているらしい。
 しかも、すぐそこにまできているようだ。ちょっとでも気を抜けば、直腸にある生チョコレートを放ってしまいそうだった。

「おトイレ、行かないと……」

 起き抜けで、まだ足元がおぼつかないなかベッドを降りるも……、それがまずかった。

 にゅるるるる!
  べちょ、べちょちょ!

 ベッドから降りて立ち上がると同時に、直腸を滑り出してくる軟便の感触。
 繭の赤ん坊のように緩いお尻には、それを止めることはできなかった。

「あっ、ダメッ」

 慌ててお尻に力を入れようとしてももう遅い。
 パンパンに膨らんでいるショーツの足口からニュルニュルと軟便がはみ出してきて、フローリングの床に落ちるとベシャリと潰れる。

「ああ……」

 床に飛び散った汚泥が脚にかかり、繭はよろめいてしまう。
 それが、致命的なことになるとも知らずに。

「ふぇ!?」

 よろめいて、素足をついた先。
 そこには、繭のショーツからはみ出したうんちが潰れていたのだ。

 ヌルリ。

 足の裏に、気持ち悪い感触を覚えたときには、もう手遅れだ。

「うっ、うぐう!」

 繭は自らの排泄物に脚を取られると、その場で盛大に尻餅をついてしまっていたのだ。

 どっしーん!
 子供のお尻よりはふっくらとしていて柔らかく、しかし大人よりはまだまだ固いお尻。
 繭は、盛大にフローリングの床に尻餅をつくと――、

 ベチョリッ。

「んああ!!」

 繭は朝一番、引き攣った悲鳴を上げてしまう。
 それも無理はなかった。

 ショーツにパンパンに詰まっている生チョコがお尻と床に潰されて、おまたに食い込んできたのだ。
 その甘く、柔らかい感触に、繭の尿道が耐えられるはずがなかった。

「あっ、ああぁぁぁ……いや、だよぉ……」

 しょわわわわわ……。

 繭の哀願も虚しく、生温かくなる股間。
 生チョコによってパンパンに膨らんでいるショーツからくぐもった水音が聞こえてくると、無情にも繭のお尻を中心として恥辱の湖が広がっていく。
 クロッチから滲み出してくる小水は、ショーツのなかに詰まっている汚泥で濾過されていて、茶色かがっていた。

「あっ、あうあうあ~」

 湖から立ち昇ってくる臭気をまとった湯気に、繭は為す術なくペッタリと尻餅をつくことしかできなかった。
 ただ、女としての本能なのだろう。
 柔らかい感触が食い込んでいる秘筋はほころび、繭が気づかぬうちに熱い蜜に濡れているのだった。

「繭~? もう朝ご飯できてるわよー」

 階下から聞こえてくる母親の声。
 それでも繭が返事をできずにいると、

「なんか凄い音聞こえたけど、ベッドから落ちてないでしょうね」
 重々しい、母が階段を登ってくる音が近づいてくる。

 この日の記憶は、繭の忘れられない思い出となる。
 そして、これからもおむつを充てた長い生活が続いていくことになるのだ……。


おしまい

ここまで読んでくれてありがとうございました。
楽しんでもらえていたら、下のいいねボタンを押してくれると僕のやる気が上がります。

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レモネードオアシス 2022/06/06 09:08

せめて夢の中では2

ブルマをモリモリと膨らませながらなんとかトイレに駆け込んだ繭。
しかしショーツはもう既に……。


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 ぎゅるるるる~~~。

「は、はうう……。こ、この気配は……」

 真昼の日差しを受けて、真っ白な砂漠のようなグラウンド。
 そのグラウンドでクラスメートたちに混じって体育座りをしている繭は、お腹から発せられる不吉な音に青ざめてしまった。

(な、なんでこんなときにお腹が痛くなるの……!?)

 おしっこはちゃんと出してきたけど、まさかお腹が痛くなってきてしまうだなんて。
 うんちは盲点だった。
 今朝食べたヨーグルトが効いてきたのだろうか?

(どうしよう、おトイレ行きたい、行きたいよ……っ)

 だけど、そんな恥ずかしいことを繭が言い出せるはずもなかった。
 まだ、授業が始まって準備体操が終わったばかりなのだ。
 それなのにうんちをしたいだなんて。
 ……子供でもないのに。
 しかも、タイミングが悪いことに。

 ピッ!
 抜けるような青空に響く、短いホイッスルの音。
 その音を合図に、列の一番前にいた生徒が走り出す。
 生徒の駆けていく、その先にあるのは――。
 ――跳び箱。

(跳び箱なんて、絶対無理だよ! あんなに元気よく脚開いたら漏れちゃう……! 絶対に漏らしちゃうよ!)

 繭の心の叫びも知らず、生徒たちは次々と跳び箱を跳んでいく。
 こうしているうちにも、繭の順番は、少しずつ近づいてきている。

(どうしよう、どうしよう……!)

 逡巡しているあいだにも繭の額には脂汗が浮いている。
 その汗が眉毛からまん丸メガネに垂れると、フレームの縁を伝って落ちていく。

 背筋には滝のような冷や汗が流れ落ち、ショーツとブルマへと染みこんでいた。
 せっかくのお背伸び紐パンツは、繭の冷や汗でぐしょぐしょになっている。
 ペッタリとお尻に貼り付いて、繭の尻房を愛撫しているようでもあった。

(も、もう無理……。我慢、できないよ)

 ぎゅるるるる……ッ。

 お腹から、不吉な音が鳴り響く。
 周りで体育座りをしているクラスメートに気づかれていないことが不幸中の幸いだろうか?
 だけど、このまま跳び箱を跳ぼうと脚を開けば、みんなの前で恥ずかしい姿を晒してしまうことは火を見るよりも明らかだった。

(こっそり、抜け出せば大丈夫、だよね……)

 幸運なことに、クラスメートたちの視線は跳び箱に集中している。
 繭はこっそりと跳び箱の順番待ちの列から外れると、背の低い木々の影を拾いながら校舎へと歩いていった。

        ☆

 なんとか昇降口へと辿り着き、スニーカーから上履きへと履きかえ――。

 にゅるるるる!
   もり、もりりっ!

「う、ううー!」

 靴を履きかえるときに、かがんだのがいけなかっただろうか?
 腹圧が上がって、蛇のようなモノがブルマのなかへと這い出してくる感触。
 おしっこ穴もお尻もゆるゆるな繭は、為す術もなくうんちを漏らしてしまっていた。

「あっ、ああぁ……。で、出ちゃっ、た……?」

 へっぴり腰になりながら、紺色のブルマに包まれているお尻を撫でてみる。
 そこには、確かにもっこりと歪に膨らんだヒップラインを感じることができてしまった。

「出ちゃってる……。うんち、漏らしちゃったんだ……」

 柔らかな感触に、ただでさえ緩い肛門が更に緩んでしまったとでも言うのだろうか?

 にゅるるるっ!
   ぷすっ、ぷすす……。

「だ、だめ!」

 繭はブルマを更に盛り上がらせてしまう。
 昇降口に、おならとは違った濃密な腐敗臭が漂いだした。
 もしも休み時間で人気があったら、異臭騒ぎになっていたに違いない。

「ま、まだ……出ちゃ、ダメなんだから……っ」

 すぐにでもトイレに行きたかったけど、ここで上履きに履きかえないとトイレに入ることができない。

「上履き、履かないと……うっ、ううう!」

 にゅるるるる!

 繭は無様にもうんちを漏らしながら――、
 それでもなんとか上履きを履くと、授業中の静まりかえった廊下をつま先立ちでよろめきながらもトイレを目指して歩いて行く。
 そのあとに、茶色い腐敗臭を残しながら……。

        ☆

「ううっ、も、もう限界……、だよぉ……ッ」

 繭が女子トイレへの扉の前へと辿り着いたときには、すでにブルマは思春期の青いヒップラインよりも一回りほど大きくなっていた。
 それでも繭が諦めなかったのは、この緩すぎる下半身を治したいという、コンプレックスを克服したいという強い思いがあったからこそだった。

「もう、少し、もう少し、なの……!」

 女子トイレへと続く扉を押す。
 授業中だから、すべての個室のドアが開いている。どうやら、繭以外にはトイレには誰もいないようだ。

「思いっきり……出せる……うっ!」

 鼻孔に満たされるのは、何年もの長い時間をかけて染みついた、女子たちのアンモニア臭と、下り物の香り。
 その香りに、本能が刺激されてしまったとでも言うのだろうか?
 個室に入る前だというのに、

「ああっ、だめ!」

 にゅるるるるるる!

 一回りほど大きく膨らんでいたブルマが、更にもっこりと歪に膨らんでしまう。
 もはや、お尻を触って確かめることさえも恐ろしかった。

「ブルマ、重たい、よお……」

 繭のブルマは、もとのお尻の大きさよりも二回りほど大きく膨らんでいる。
 それでも繭が歩みを止めることはなかった。

「い、一番近くのおトイレぇ……」

 ニュルル……ッ。
  プスッ、ぷすす……っ。

 よたよたとつま先立ちをしながら、なんとか一番近くにある個室へと辿り着く。
 そしてへっぴり腰になりながらも、個室の鍵を閉め――、

「も、もう……しても、いいんだよね……?」

 目の前にちょこんとあるのは、
 和式のトイレ。
 その便器を前にして、なぜか繭は腸内に溜まっているチョコレートを放つことへ、一瞬だけ躊躇ってしまう。

「本当に、していいの?」

 だけど、躊躇っている暇なんてないのだ。

「あっ、あうう!」

 ニュルルル……!
  びち! びちち!

 和式便器を前にして気が抜けてしまったのか、繭は更にブルマを大きく膨らませてしまった。
 大腸の奥のほうにある未消化物は、まだ水分を吸収され切っていないのだろう。
 お尻から這い出してくる蛇は、少しずつ柔らかくなってきているようだった。

「もう、出しちゃう……! 躊躇ってなんかいられないんだ……! これ以上ショーツ汚したら、お母さんに怒られちゃうよっ」

 繭は紐パンツをブルマごと降ろす。
 直後、

 ムワ――ッ。

 ショーツのなかでとぐろを巻き、圧力に潰れされた便塊から濃密な腐敗臭が立ち昇ってきた。

「――ッ!」

 繭はその失敗の証から目を逸らしながら、

 ぼちゃんっ。

 漏らしてしまった失敗の証を、水洗トイレの水面へと落とす。

「ああっ、まだダメッ!」

 ブリブリブリ!
 ベチョチョ!

 こうしているあいだにも、繭の緩い肛門からは未消化物が漏れ出してきていた。
 和式トイレの後ろからは見出して、トイレのタイルに飛び散ってしまう。
 垂れ流し――。
 その言葉がふさわしいほどに、繭の下半身は緩いのだ。
 繭は、垂れ流しながらも和式のトイレへとしゃがんだ。

「ふぁああああぁぁぁぁぁ……」

 にゅるるるるっ。
  しゅいいいいいいい……。

 直後、少女の茶色い穢れが、和式のトイレへと放たれていた。
 それは蛇のようにとぐろを巻くと、潰されながらも積み重なっていき――、
 見事なまでの巻き糞が、少女のお尻の下にできあがっていく。

「はあぁぁぁぁぁぁ……」

 しゅいいいいいいい……。

 どうやら膀胱には小水も溜まっていたようだ。
 体育の授業の前に尿意を放っておいたというのに、便器の前にあたるほどの勢いで放ってしまう。

「はああぁぁ……。気持ち、いいよぉ……。ずっと我慢してたから、いっぱい、出てる、よぉ……」

 ブリリッ、ビチッ、むりゅりゅりゅりゅ!
  ブボボッ、もわ……。

 快楽のままに繭は腸内に溜まっていたものを、排泄欲のままに放っていく。

「あぁ……っ」

 そのときになって繭は気がついた。
 茶色く汚してしまっている自らのショーツに。
 太ももまで降ろして、和式のトイレに座っているから、茶色い失敗が目の前に突きつけられる形になってしまっている。

「ショーツ、汚しちゃった……」

 ねっっちょぉぉぉ……。

 白の紐パンツには、茶色いペーストがピーナッツバターのように塗られていた。
 それは大腸にある柔らかいうんちまでも、学校で漏らしてしまったことを意味する。

「ううっ、赤ちゃんみたいにうんち漏らしちゃった、よぉ……」

 お背伸びショーツを汚してしまったから、余計に惨めな気持ちになってしまう。
 繭が失敗してしまったのは、一度や二度ではないのだ。
 体育の授業では、こうして何度も我慢できずに漏らしてきた。

 それにプールの授業では、人知れずに何度も水中で尿意を放ってきてしまった。
 しかもプールでお腹を冷やしてしまい、スクール水着を脱げずに便器を前にして下痢を漏らしてしまったこともある。
 そして、今日。

「大人っぽいショーツ、汚しちゃうなんて……」

 ブリッ、ブリュリュリュ!
  ブババッ!!

 どんなに自責の念に駆られても、身体は正直だった。
 和式トイレに向けられた肛門は、本能のままに汚泥を放ち続けている。
 ショーツを脱げたことが、せめてもの救いだろうか?

「ショーツ、おトイレ出る前に洗っておかないと……っ。でも、そのまえに……、お腹痛すぎて……。く、苦しいの……、全部、出て……! お腹、苦しいよぉ……!」

 ブボボッ!
 ブボボボボボッ!
 ビチッ!
 ビチチッ!

 繭は、顔を歪めながら必死になって身体の毒素を排出していく。
 その排泄は、いつまでも、いつまでも、繭の排泄欲が満たされるまで続くのだった――。


せめて夢の中では3につづく!

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レモネードオアシス 2022/06/02 05:58

せめて夢の中では1

眼鏡少女の繭には、誰にも言えない秘密があった。
学校でも介護用紙おむつをあてて生活している。
そんな繭はトイレに行くと――。


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(次の授業は……体育なんだ)

 ただでさえ昼休み前でお腹が減っているというのに、四時限目の体育というのは、それだけで憂鬱な気分になってしまう。
 それに丈の長いスカートを穿いている繭のお尻を包み込んでいるのは、すでにおしっこでブヨブヨに膨らんでいる介護用のテープタイプの紙おむつなのだ。

 おむつを外してブルマを穿くところを想像しただけで、気分が重たくなってしまう。
 ショーツとブルマなんて、いつもおむつを充てている繭にとってみれば、あまりにも心許ない布切れだった。
 しかも、あんな恥ずかしいものを穿いて運動しなければならないなんて。

(だけど、まさかおむつをあてて跳んだり跳ねたりするわけにもいかないし)

 繭がどんなに嫌がっていても、ブルマに穿き替えなければならない。
 ブルマを学校に普及させた奴は、とんでもないスケベで意地悪な奴なんだろうな、と繭はブルマを穿くたびに思っていた。

(おトイレ、行こ……)

 繭は憂鬱げなため息をつくと、人知れずに教室を出る。
 いつも着替えるときはトイレで着替えることにしていた。更衣室で着替えるよりも、トイレで着替えた方が色々と都合がいいのだ。

(私がおむつ穿いてるの、みんなに知られるわけにもいかないし、ね。恥ずかしすぎるよ……)

 繭がおむつを充てていることを知っているのは、家族と、一部の教師だけ。
 だから、この身体の秘密は決してクラスメートたちには知られてはならないのだ。

        ☆

「早く着替えないと、だね」

 繭がやってきたのは、ピンクのタイルに囲まれた、女子トイレの個室だった。
 ブレザーを脱いで、スカートも脱いで、露わになったのはレモン色に染め上げられたテープタイプの紙おむつだった。

「んっ、勝手に……でちゃう……」

 じゅわり、
  しゅいいいいい……。

 個室に入った瞬間、すでにスイッチは入っていた。
 ジンワリとした温もりが股間に広がり、おむつへと染みこんでいく。
 弛緩しきった繭の尿道は、医師とは関係なしに小水を漏らしはじめていた。

「少ししか出ないけど……」

 繭の尿道は、授業中は基本的に垂れ流し状態だった。
 だからほとんど膀胱には残されてはいない。
 それでも出しておかなければならないほど、繭の尿道はゆるゆるだったし、なによりも繭自身が安心するができる。

「……んっ、全部、出た……よね」

 ブルルッ、
 小刻みに身体を震わせると、

 プシュ――、

 レモネードの最後の一絞りを放って、繭のおむつへの放尿はひとまずの終わりを告げた。

「早く着替えないと」

 ゆっくりと、紙おむつのテープへと指を引っかけて――、
 バリバリバリッ。
 どんなにゆっくりテープを剥がしても、恥ずかしい音が個室に響いてしまう。

(外にまで聞こえていませんように)

 誰がくるか分からないから、できるだけ静かに、それでも手早くおむつのテープを外していくと――、

 むわぁ。

 おむつの裏側から、濃密なアンモニア臭が、湯気となって立ち昇ってきた。
 その濃度たるや、繭自身の目に染みて涙が溢れ出してくるほどだった。

「ううっ、もう蒸れ蒸れだよぉ……」

 両手で押さえながら、立ったままおむつを外していくと、紙おむつはザボンの皮のように分厚くなっていた。

「こんなに漏らしちゃってたんだ」

 まだ昼前――。
 これから四時限目の体育の授業前だというのに。
 繭が充てていた紙おむつは、ずっしりと重たくなっていた。

「しっかり捨てておかないと、ね」

 介護用のおむつは、丸めてビニール袋に入れてゴミ箱に捨てることにしていた。
 さすがにこのおむつを体育の授業が終わったあとに穿く気にはなれないし。

「おまたとお尻を拭いてっと」

 トイレットペーパーを手に取って、大事な部分を軽く拭いていく。
 繭の大事な部分は、ツルンとした赤ん坊のようなパイパンだった。
 それは繭のコンプレックスでもあった。

「赤ちゃんみたいにおまた緩いのに、おまたまでツルツルだなんて
……。こんなところ、誰にも見せられないよ」

 呟きながら、大事な部分を拭き拭きしていく。
 少女の汚れを清めたティッシュを水面へと沈め、体操袋から取り出したのは、紺色のブルマと厚手の白いシャツ。
 それと――。

「このまえ買ったばかりの、紐パンツ……」

 繭が手に取ったのは、ローライズな紐パンツだった。
 白の生地に、おへそのところにはピンクの小さなリボンがついている。
 それは、介護用の紙おむつと比べると、あまりにも大人っぽいデザインのように思えた。

 ……いや。
 介護用のおむつのほうが大人びているのかも知れないけど、この際は深く考えないようにしておくとして。

「うんしょっ、と……」

 繭は、体育の授業があるときは紐パンツを愛用していた。
 可愛らしいデザインだし、ローライズのショーツを穿いていると、ちょっとだけ背伸びして大人になった気持ちになれる。

 普段はもっさりとした紙おむつを充てているから、ショーツくらいは面積の少ないものを望んでいる……のかも知れない。
 子供のころは、お腹を冷やさないようにふかふかのコットンショーツの方が好きだったけど。
 それは、繭自身も戸惑う変化だった。

「せめてショーツくらいは背伸びしたいんだもん。ブルマと一緒に穿くから、お腹冷やすこともないしっ」

 繭は、人知れずに大人への階段を登ろうと決心しながらも、紐パンツへと脚を通していく。
 だけど。

「おしっこ、ちゃんと出したから大丈夫、だよね?」

 紐パンツとブルマを穿いたところで、急に心許ない気分になってきてしまう。

「ブルマ穿いてるのに、なんだかお尻がスースーするし……。変なところ、ないよね……? ショーツ、はみ出してないよね?」

 ブルマの足口に指を入れてパチンと正す。
 うん。
 たぶん大丈夫……だと思う。

「シャツもしっかり着てっと。裾は出しておくよ♪」

 誰に言うでもなく繭は呟きながら、体操シャツを着ていく。
 ブルマに裾をしまうと、途端に野暮ったくなってしまうから、てるてる坊主みたいに裾は出して。

「よしっ。この一時間を乗り越えたらお昼休みだもんね。しっかり頑張っていこう!」

 大人への階段を必死に登ろうとしている思春期特有の、ぷりっとしたお尻をブルマに包み込み、繭はグラウンドへと急ぎ駆けていく。


せめて夢の中では2につづく!

この小説は、大決壊! 誰にも言えないに収録されている作品です。
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レモネードオアシス 2022/06/01 10:28

文学少女の露出癖3

眼鏡少女の繭には、誰にも言えない秘密があった。
誰もいない夜の公園。
スカートを捲り上げると、露わになったのは紙おむつ。


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 ニュルルル!
  ぶぱっ! ぶぼぼ!

 空気が混じった軟便が、直腸から滑り出していくと、やがて思春期のプリッとしたお尻を汚泥が包み込んでいく。

「いや、ダメ……っ、うんち、止まってぇ……っ」

 どんなにお尻に力を入れようとも、普段から介護用おむつを充てている繭には、止めることさえもできなかった。

「おっ、おむつが重たくなって……、いや、こんなに熱くなって……ううー!」

 もり、もりもりもり!

 おむつのお尻の部分が歪に膨らんでいき、夜風に耐えがたい腐敗臭が漂いだす。

「こんなにおむつが膨らむなんて……! 前っ、前のほうにまでうんちが……んあっ、あああ! いやぁ!」

 ブボボッ! ブリュリュ!
  ニュルルルルルル!


 口では言いながらも、繭はすっかり忘れていた。
 身体に染みついた露出癖のせいで、スカートの裾を正すことを。
「こんなところ、誰かに見られたら、ダメなのに……! んあっ、あひ! おまたに食い込んで来ちゃ、だめぇ!」

 もりもりもり……ぷすす……っ。

 前のほうにまで押し寄せてきた軟便は行き場を失うと、今度は繭の大事な部分へと食い込んできたではないか。

「んひっ、ひぃ! そ、そこはだめっ」

 少女のクレヴァスに食い込んできたマグマは、容赦無く敏感な部分を蹂躙していく。
 熱いマグマに肉芽を焼かれて苦しいはずなのに――、
 なぜか、繭の頬は官能に緩み、黒瞳から溢れ出す涙に濡れていた。

(こんなの、絶対おかしいのに――)

 ニュルルルルルル!

 漏らしながらも、繭は戸惑ってしまう。
 大事な部分を、自らの穢れで蹂躙されているというのに。
 繭の秘部は、熱い蜜で濡れ、震えている。

「もう、もう分からないよ……。なんでこんなに熱くなってるの? 私の身体、壊れちゃったの?」

 膝小僧が震えると、ついには繭はその場に女の子座りでしゃがみこんでしまう。

 ドチャッ!

 おむつのなかで軟便が弾けると、おまたの深いところにまで食い込んでくる。
 少女の宝石から生み出される甘美な電流に、繭の背筋が弓なりに反れた。

「あっ、ふう……。熱いのが、おまた食い込んできてる……んっ、おっ、おまたに……おっ、おっ、おおぉ……っ」

 ニュルルルルルルル!
  プシュ、しゅいいいいいいい……。

 漏らすだけでは飽き足らずに、繭は自らの意志で公園の石畳にモコモコに膨らみきった紙おむつを擦りはじめる。

 ネチョッ、ネチョッ、ネチョッ!

 紙おむつの中で、おしっことうんちが混じり合ったものが混じり合い、繭の秘筋へと食い込んでいく。

「んっ、ああっ! こんなことしちゃ、いけないのにっ。うっ、うううー!」

 石畳におむつを擦りつけ、繭は一気に昇り詰めていく。
 絶頂は、あっという間だった。

「うっ、ううー!」

 低く押し殺した、獣のような呻き声。
 それが内気な文学少女が絶頂した合図だった。

「――ッ! ――ッ! ――ッ!」

 ブボッ、ブリュリュリュリュ!
 プッシャアアアアアアアアア!

 ガクガクと腰を震わせて、緩みきった肛門から軟便を漏らしながら――、
 繭は盛大に絶頂を極めて見せた。

「はぁ……! はぁ……! はぁぁぁぁ!」

 ビクンッ、ビクンッ!
  にゅるるるるっ!

 ときおり電気を流されたかのように腰が痙攣し、そのたびに軟便を漏らしてしまう。
 やがてそれも落ち着いてきたころ。

「あ、ああぁぁぁ……」

 しゅいいいいいいい……。

 力ない吐息とともに、繭は失禁していた。
 既にパンパンになっているおむつの内側に、生温かい感触が広がっていく。
「あっ、あっ、はぁぁぁ……はっ、はひっ! ひい!」

 官能の残滓が燻っているのか、繭は女の子座りのまま立つことさえもできない。
 それでも繭が充てている介護用のおむつは、失敗のすべてを受け止めてくれたようだ。
 スカートを捲り上げて見るも、石畳には横漏れの跡さえもできていなかった。

「おもらし、気持ちよかったぁ……」

 おむつから伸びている太ももは、ほんのりとした桃色に染まっていた。
 まさかこの太ももの付け根はチョコレートフォンデュによって蹂躙されているだなんて、誰も思いもしないだろう。

(――こんなに凄いなんて)

 おむつを露出した上に、うんちまでおもらしして気持ちよくなってしまったというのに、繭は心のどこかで、

『気持ちいい』

 と思ってしまっている。
 理性ではおかしいと分かっていても、思春期の身体は欲望に正直だった。
 たとえそれが背徳的なものだと分かっていても。
 繭はなんとか立ち上がり、スカートの裾を整えるころには、早くも秘唇は熱く濡れていた。

 ヌチャ、ヌチャ、ヌチャ、ヌチャ。

 一歩進むたびに、おむつの中がかき混ぜられて、柔らかいものが秘筋に食い込んでくる。

「はふう……」

 その感触さえも、今の繭には気持ちよく感じられて……、

 ニュルルルルッ。
  しゅいいいいい……。

 へっぴり腰になって歩いている繭は、更におむつへと垂れ流してしまう。
 その頬は桃色に染まって緩みきっていて、繭はおむつにパンパンに詰まっている柔らかく熱い感触を確かめるようにして家路についた。
 無意識のうちにアヒルのように、お尻を振り振りながら……。

        ☆

「月が、綺麗ですね、か……」

 それはとある文豪に寄ればプロポーズの言葉らしい。
 もっとも、繭にはプロポーズする相手も、されるような予定さえもないのだけど。

(はぁ……。いいなぁ、私も小説みたいな恋、してみたいのに)

 いつもの放課後の図書室。
 長机の端っこの繭の指定席で読書をしていると、いつの間にか日が暮れていたらしい。
 四角く切り取られた窓から広がる夜空には、ぽっかりと満月が浮かんでいた。

「もうこんな時間。また警備員さんに怒られちゃうよ」

 繭はハードカバーの本を閉じると、机に積んでおいた本を棚へと戻していく。
 いつかこの図書室にある本を全部読みたい――。
 それが、繭の密かな野望だった。

(そろそろ、出てくるころかな……?)

 本を戻しながら、繭はそんなことを考える。
 このまえ公園でうんちまで漏らしてしまったのが、三日前。
 あれから毎日ヨーグルトを食べているから、そろそろ柔らかいものが出てきてくれるはずだ。
 そのことを考えただけで、繭の秘唇は熱く濡れて、勝手に失禁してしまうようになっていた。

(あ、ちぃ、でる……)

 しゅいいいいいいい……。

 本棚に囲まれた暗がりで、繭は恥水を垂れ流してしまう。
 すでに紙おむつは、繭の一日分のおしっこによってずっしりと重たくなっていた。

(お水、いっぱい飲んで帰ろ)

 そうすれば公園に着くくらいにはおしっこがしたくなっているはずだ。
 今夜もスカートを捲り上げておもらしをする……。
 そんな自分を想像しながら、高い位置にあった本を戻そうとした、そのときだった。

 にゅるるるるるる!

「――ッ!!」

 直腸にあった一本が、一気に滑り出してきてしまう。
 背伸びをしているというのに、閉じきっているお尻の割れ目からバナナうんちが飛び出してくる。
 びっくりして身体を弓なりに反らしてしまうけど……、大丈夫。
 どうやら、落ち着いてくれたようだ。
 ただ、おむつの中がちょっと落ち着き無くなってしまったけど。

(やだ。おむつの中にバナナみたいなの漏らしちゃったよ。早く帰ろう……そして、公園で……)

 お水をたくさん飲んで、公園でお腹に詰まっているものを出し尽くすのだ。
 そのことを想像しただけで、繭のまだ目覚めぬ蜜壺は熱くうねり、秘唇は蜜に濡れそぼる。
 それは思春期の少女の、未成熟な秘蜜――。


せめて夢の中では1につづく!

この小説は、大決壊! 誰にも言えないに収録されている作品です。
フルカラーのイラストもありますので、気になった方は購入してもらえると創作活動の励みになります。

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レモネードオアシス 2022/05/31 07:04

文学少女の露出癖2

眼鏡少女の繭には、誰にも言えない秘密があった。
誰もいない夜の公園。
スカートを捲り上げると、露わになったのは紙おむつ。


目次

誰にも言えない(カテゴリー)

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(おむつもう重たすぎるよ。腰からぶら下がってるみたい)

 ついつい愚痴ってしまうけど、そもそもおむつがこんなに重たくなっているのは繭が漏らし続けてしまったからで。
 ブヨブヨになった紙おむつのせいで脚を閉じることができないし、それにお尻を包み込んできている気持ち悪い感触に、へっぴり腰になってしまう。

(誰にも見られないようにしないと)

 繭が最終下校時間ギリギリまで学校にいるのは、本を読みたいこともあったけど、膨らんでいる紙おむつを誰にも悟られたくないという理由もあった。

 それに――、
 繭には、誰にも言えない秘密があったのだ。
 ……それは。

「誰も、いない、よね……?」

 繭が、アヒルのようにお尻を振ってやってきたのは、学校から歩いて十五分ほどの距離にある公園だった。
 公園といっても、滑り台やブランコがある子供が遊ぶための公園ではなく、大きな池を街路樹で囲んだような、散歩するための広々とした公園だ。
 あたりには、人っ子一人、繭の他には誰もいない。
 ただ、茂みからは幾重もの夏虫の声が聞こえてくるばかりだった。

「はぁ……」

 繭は、街路灯の照らし出す光の輪で立ち止まると、深々とため息をつく。
 ため息といっても、読書をしているときの憂鬱げなため息ではない。
 もっと熱の籠もった、そう――、
 官能的な吐息だった。

「はぁ……、ここで、しちゃうんだ……」

 街路灯に照らされた繭の頬は、熱く火照っているようにも見える。
 色っぽさとは無縁の丸メガネの奥にあるのは、官能に潤んでいる黒瞳。
 その目つきは年相応の少女とは思えないほどに艶やかだった。

「もう、おむつ、蒸れ蒸れだよ? ほら、こんなに」

 繭は、誰に言うでもなく呟く。
 そしてスカートの両端をつまみ上げると――、

 もわ……。

 夏の夜気に、一日中濃縮された少女の尿臭が発散された。

「こんなにモコモコになってるの」

 あろうことか、繭は自らの意志でスカートを捲り上げると、晒してみせたではないか。
 露わになった紙おむつは、入道雲のようにモコモコと膨らんでいた。
 漏らしたばかりだったころは鮮やかだったレモン色のおしっこも、時間とともに変色したのだろう。

 繭が充てている紙おむつは、朝から漏らし続けたおしっこで茶色かかったクリーム色へと変色していた。
 お尻の方まで膨らんでいるから、もはや脚をぴっちりと閉じることさえもできない。

「やだ。こんなに膨らんでたんだ。もうブヨブヨだよ」

 夜。
 公園で。
 自分の汚してしまった紙おむつを晒しながら、しかし繭はどこか妖艶な笑みを浮かべてみせる。

 そう……、
 繭には、誰にも言えない露出癖があったのだ。

「ドキドキしてきちゃう。あはっ。あはは……」

 普段からおむつを隠して生活していると、その反動があるのだろう。
 繭は、たまに誰もいない夜の公園で、スカートを捲り上げておむつを晒すことがあった。

「誰かに見られたらどうしよう」

 露出しながらも、矛盾したことを呟いてしまう。
 誰かに見られたくなければ、スカートをつまみ上げている両手から力を抜けばいいだけなのに。
 なのに、繭はスカートを完全にめくり上げ、恥ずかしいクリーム色に変色した紙おむつを晒してみせる。

「――あっ」

 繭の、短い悲鳴。
 直後、股間に生温かいレモネードが弾けていた。

 しゅいいいいいい……。

「あっ! あっ! あっ!」

 一度出てきてしまったおしっこを、繭に止められるはずが無かった。
 また、止める気もなかった。

「はぁぁ~~~……」

 繭は立ったまま尿道を弛緩させると、なんの躊躇いもなくおむつへと聖水を垂れ流していく。
 ずっしりとおむつが重たくなり、プルプルと膝小僧が震えてしまう。

「温かい……よぉ……」

 むわ……っ。

 通気性のいい紙おむつから、ツーンとしたアンモニアの湯気が漂ってくると、夜気に漂い消えていく。
 それでも繭の失禁は終わることはなかった。

「ああ……。止まらない、止まらないの……。こんなところ、誰かに見られたらダメなのに、きもちいーよーぉ……」

 しゅわわわわわわわ……。

 くぐもった水音を放っていくと、やがておむつがたぷたぷと波打ってくる感触。
 それはおむつが今にも力尽きようとしている合図でもあった。

「これ以上おもらししたら、横から漏れてきちゃう……んんっ! あっ! あっ! あっ!」

 しゅいいいいいい……。

 頭では分かっていても、繭の貧弱な尿道で止められるはずがない。
 酸欠した金魚のように口をパクパクさせて、頬を朱に染めて、繭は恥水を放ってしまう。

「ああ……ダメ……っ」

 繭が感じたのは、お腹に走る冷たい感触。
 この感触は、
 も・し・か・し・て……!!

「うんちは、ダメ……!」

 とっさにお尻に力を入れようとするも、しかし気がついたときにはもう手遅れだった。

「あっ、ああぁ……!」

 ニュルルルルルルル!

 柔らかくも熱い感触が、直腸を滑り出していく感触。
 お尻の谷間が、メッタリと柔らかいチョコレートフォンデュに満たされていく。

「ああぁ……出ちゃった……」

 絶望に沈んでいく繭。
 だけど、弛緩しきった身体は容赦してくれない。


文学少女の露出癖3につづく!

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