文学少女の露出癖3
眼鏡少女の繭には、誰にも言えない秘密があった。
誰もいない夜の公園。
スカートを捲り上げると、露わになったのは紙おむつ。
ニュルルル!
ぶぱっ! ぶぼぼ!
空気が混じった軟便が、直腸から滑り出していくと、やがて思春期のプリッとしたお尻を汚泥が包み込んでいく。
「いや、ダメ……っ、うんち、止まってぇ……っ」
どんなにお尻に力を入れようとも、普段から介護用おむつを充てている繭には、止めることさえもできなかった。
「おっ、おむつが重たくなって……、いや、こんなに熱くなって……ううー!」
もり、もりもりもり!
おむつのお尻の部分が歪に膨らんでいき、夜風に耐えがたい腐敗臭が漂いだす。
「こんなにおむつが膨らむなんて……! 前っ、前のほうにまでうんちが……んあっ、あああ! いやぁ!」
ブボボッ! ブリュリュ!
ニュルルルルルル!
口では言いながらも、繭はすっかり忘れていた。
身体に染みついた露出癖のせいで、スカートの裾を正すことを。
「こんなところ、誰かに見られたら、ダメなのに……! んあっ、あひ! おまたに食い込んで来ちゃ、だめぇ!」
もりもりもり……ぷすす……っ。
前のほうにまで押し寄せてきた軟便は行き場を失うと、今度は繭の大事な部分へと食い込んできたではないか。
「んひっ、ひぃ! そ、そこはだめっ」
少女のクレヴァスに食い込んできたマグマは、容赦無く敏感な部分を蹂躙していく。
熱いマグマに肉芽を焼かれて苦しいはずなのに――、
なぜか、繭の頬は官能に緩み、黒瞳から溢れ出す涙に濡れていた。
(こんなの、絶対おかしいのに――)
ニュルルルルルル!
漏らしながらも、繭は戸惑ってしまう。
大事な部分を、自らの穢れで蹂躙されているというのに。
繭の秘部は、熱い蜜で濡れ、震えている。
「もう、もう分からないよ……。なんでこんなに熱くなってるの? 私の身体、壊れちゃったの?」
膝小僧が震えると、ついには繭はその場に女の子座りでしゃがみこんでしまう。
ドチャッ!
おむつのなかで軟便が弾けると、おまたの深いところにまで食い込んでくる。
少女の宝石から生み出される甘美な電流に、繭の背筋が弓なりに反れた。
「あっ、ふう……。熱いのが、おまた食い込んできてる……んっ、おっ、おまたに……おっ、おっ、おおぉ……っ」
ニュルルルルルルル!
プシュ、しゅいいいいいいい……。
漏らすだけでは飽き足らずに、繭は自らの意志で公園の石畳にモコモコに膨らみきった紙おむつを擦りはじめる。
ネチョッ、ネチョッ、ネチョッ!
紙おむつの中で、おしっことうんちが混じり合ったものが混じり合い、繭の秘筋へと食い込んでいく。
「んっ、ああっ! こんなことしちゃ、いけないのにっ。うっ、うううー!」
石畳におむつを擦りつけ、繭は一気に昇り詰めていく。
絶頂は、あっという間だった。
「うっ、ううー!」
低く押し殺した、獣のような呻き声。
それが内気な文学少女が絶頂した合図だった。
「――ッ! ――ッ! ――ッ!」
ブボッ、ブリュリュリュリュ!
プッシャアアアアアアアアア!
ガクガクと腰を震わせて、緩みきった肛門から軟便を漏らしながら――、
繭は盛大に絶頂を極めて見せた。
「はぁ……! はぁ……! はぁぁぁぁ!」
ビクンッ、ビクンッ!
にゅるるるるっ!
ときおり電気を流されたかのように腰が痙攣し、そのたびに軟便を漏らしてしまう。
やがてそれも落ち着いてきたころ。
「あ、ああぁぁぁ……」
しゅいいいいいいい……。
力ない吐息とともに、繭は失禁していた。
既にパンパンになっているおむつの内側に、生温かい感触が広がっていく。
「あっ、あっ、はぁぁぁ……はっ、はひっ! ひい!」
官能の残滓が燻っているのか、繭は女の子座りのまま立つことさえもできない。
それでも繭が充てている介護用のおむつは、失敗のすべてを受け止めてくれたようだ。
スカートを捲り上げて見るも、石畳には横漏れの跡さえもできていなかった。
「おもらし、気持ちよかったぁ……」
おむつから伸びている太ももは、ほんのりとした桃色に染まっていた。
まさかこの太ももの付け根はチョコレートフォンデュによって蹂躙されているだなんて、誰も思いもしないだろう。
(――こんなに凄いなんて)
おむつを露出した上に、うんちまでおもらしして気持ちよくなってしまったというのに、繭は心のどこかで、
『気持ちいい』
と思ってしまっている。
理性ではおかしいと分かっていても、思春期の身体は欲望に正直だった。
たとえそれが背徳的なものだと分かっていても。
繭はなんとか立ち上がり、スカートの裾を整えるころには、早くも秘唇は熱く濡れていた。
ヌチャ、ヌチャ、ヌチャ、ヌチャ。
一歩進むたびに、おむつの中がかき混ぜられて、柔らかいものが秘筋に食い込んでくる。
「はふう……」
その感触さえも、今の繭には気持ちよく感じられて……、
ニュルルルルッ。
しゅいいいいい……。
へっぴり腰になって歩いている繭は、更におむつへと垂れ流してしまう。
その頬は桃色に染まって緩みきっていて、繭はおむつにパンパンに詰まっている柔らかく熱い感触を確かめるようにして家路についた。
無意識のうちにアヒルのように、お尻を振り振りながら……。
☆
「月が、綺麗ですね、か……」
それはとある文豪に寄ればプロポーズの言葉らしい。
もっとも、繭にはプロポーズする相手も、されるような予定さえもないのだけど。
(はぁ……。いいなぁ、私も小説みたいな恋、してみたいのに)
いつもの放課後の図書室。
長机の端っこの繭の指定席で読書をしていると、いつの間にか日が暮れていたらしい。
四角く切り取られた窓から広がる夜空には、ぽっかりと満月が浮かんでいた。
「もうこんな時間。また警備員さんに怒られちゃうよ」
繭はハードカバーの本を閉じると、机に積んでおいた本を棚へと戻していく。
いつかこの図書室にある本を全部読みたい――。
それが、繭の密かな野望だった。
(そろそろ、出てくるころかな……?)
本を戻しながら、繭はそんなことを考える。
このまえ公園でうんちまで漏らしてしまったのが、三日前。
あれから毎日ヨーグルトを食べているから、そろそろ柔らかいものが出てきてくれるはずだ。
そのことを考えただけで、繭の秘唇は熱く濡れて、勝手に失禁してしまうようになっていた。
(あ、ちぃ、でる……)
しゅいいいいいいい……。
本棚に囲まれた暗がりで、繭は恥水を垂れ流してしまう。
すでに紙おむつは、繭の一日分のおしっこによってずっしりと重たくなっていた。
(お水、いっぱい飲んで帰ろ)
そうすれば公園に着くくらいにはおしっこがしたくなっているはずだ。
今夜もスカートを捲り上げておもらしをする……。
そんな自分を想像しながら、高い位置にあった本を戻そうとした、そのときだった。
にゅるるるるるる!
「――ッ!!」
直腸にあった一本が、一気に滑り出してきてしまう。
背伸びをしているというのに、閉じきっているお尻の割れ目からバナナうんちが飛び出してくる。
びっくりして身体を弓なりに反らしてしまうけど……、大丈夫。
どうやら、落ち着いてくれたようだ。
ただ、おむつの中がちょっと落ち着き無くなってしまったけど。
(やだ。おむつの中にバナナみたいなの漏らしちゃったよ。早く帰ろう……そして、公園で……)
お水をたくさん飲んで、公園でお腹に詰まっているものを出し尽くすのだ。
そのことを想像しただけで、繭のまだ目覚めぬ蜜壺は熱くうねり、秘唇は蜜に濡れそぼる。
それは思春期の少女の、未成熟な秘蜜――。
この小説は、大決壊! 誰にも言えないに収録されている作品です。
フルカラーのイラストもありますので、気になった方は購入してもらえると創作活動の励みになります。