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2022年 06月の記事 (4)

LOSER/S 2022/06/30 20:00

【デザイン】キャラデザ・ラフなど。大放出!

 
「人生最期の時に、
 怪しいカルト宗教の船に乗ってくれって?」

――『運命の人は、嫁の妹でした。 』―――

 
初手ポエムは基本。どうも、シナリオライターの逢縁奇演です。

カルトとか隕石とか。

『運命の人は、嫁の妹でした。』

来週発売!!
(どんぶり勘定)

https://twitter.com/desk_b_o/status/1541731233406676993

というわけで、今回もカウントダウン更新です。

今回はキャラクター紹介と、キャラデザを一緒に見たりしましょう。


■千子獅子乃


○千子獅子乃

中学3年生。アルビノの少女で、視線は絶対零度。
クールな性格で他人に余り興味がない。
当然、恋愛に関しても興味はなかったが、
『運命の人』に出会ってしまった事により、戸惑っている。
愛読書はクラウゼヴィッツの戦争論。



『冷たい女』 がとにかく好きなんですよ。

昔みなとそふとに居た頃にせこせこ作ってた企画で、
『メイドちゃんが、冷たすぎる。』 って僕の中で大切な作品があって。
(色々あって結局まだ商品化はしてないです。2MBぐらいのシナリオは完成済み。ゲーム化してくれる会社さんをずっと探してます)

今作のメインヒロイン、獅子乃ちゃんはその頃の僕の、
強い願望みたいなものが込められた密度高めのキャラになっています。




初期キャラデザ。今のデザインより頭身が低めです。
色んなお洋服が……可愛い……。良すぎ……。

こっちはほぼ決定稿のデザイン。襟を悩んでます。
個人的には お人形さんみたいな足 が好きすぎる。



このデザインを最初に見た時、

https://www.youtube.com/watch?v=asVK_s3femM

『俺たちに翼はない』 の たまひよ少し思い出して嬉しかった。
ちょっぴりだけね?



■千子兎羽

○千子兎羽

色々あって、主人公のお嫁さんになった。
高校2年生。ちゃらんぽらんでテキトーな性格だがお嬢様。
いつもふにゃふにゃと笑っている。
恋愛レベル0の雑魚で、基本的に『にげる』が常習手段。
人間との摩擦が苦手過ぎる。趣味は独り相撲。

メインヒロイン2!!

で、でたーーーー!!
いつもふにゃふにゃ笑って、
何考えてるかよくわからない女ーーーーーーーーーーー!!

強盗娼婦から伝統の、好きなタイプの女じゃん……。




兎羽ちんはすごいぞ。







衣装デザインしすぎでしょ

皆はどの衣装が好きかな?

衣装については喧々諤々の議論がなされましたが、
結局は『G』の案が採用されました。

https://twitter.com/chihiroayaka1/status/1538516593462095873

ちひろ綺華さんのキャラデザが良すぎて、
今回のデザイン放出企画をやったまであります。

色んなお洋服……良い……。


■イェン・シーハン

横浜中華街生まれの、中華系日本人。
主人公の親友で、性格は悪い。アイロニカルで口も悪い。
『世間とうまくやれない』人なので主人公とすこぶる相性が良い。
職業はライターでオカルトや暴力団・風俗レポまで何でも書く。


えなにこのデザイン。めっちゃ良くない??

だから靴が!! 靴が……ちっちゃくて可愛い……。

ピンク髪が好きすぎるのかもしれない。最近気づいた。



おしまい。


キャラデザ放出企画いかがだったでしょうか。

という感じで最高のデザインのキャラたちの小説、
『運命の人は、嫁の妹でした。』
発売までだいたい 1週間!!

まだまだお知らせあるので、これから一週間よろしくね!!

それじゃあ今日はこのへんで。


ばいばい!



https://twitter.com/a_kar_te/status/1541411965352169472


小説の予約「いいねボタン」なんかも押していってね!
もうおれ、まよわないよ……。

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LOSER/S 2022/06/27 20:00

発売まで、あと10日(どんぶり勘定)

 頭上を見上げる。
 巨大な全裸の老婆が居た。
 だらんと垂れた肌を風に靡かせながら、
 ぎょろりとした目で私達を見ていた。

――『運命の人は、嫁の妹でした。 』―――

 
初手ポエムは基本。どうも、シナリオライターの逢縁奇演です。

どんぶりで数えるなよここで


(文字なしのイラスト。相方が描いててくれました。
 小説のメインヒロインの獅子乃ちゃんと、我らがめちゃにかさん)

『運命の人は、嫁の妹でした。』

発売まで、あと10日だぁーーーーーーーー!!
(だいたいのところ)

https://twitter.com/nextweekln/status/1535840183333289984

もう皆、
予約
はしてくれたかな?

したよね?

 
 
したと思うけど。

 
 
したって言って。

 
 
おねがいだから。

 
 
したって。

 
 
し。



して。



してけり。

 
 
てけり・り

 
 
てけ。

 
 
てけりにけり。

 
 
その里に、いとなまめいたる女はらから住みけり。この男、垣間みてけり

 
 
伊勢物語?

 
 
じゃあないんだよ!!


https://twitter.com/damenacook501/status/1535636071849295872


いや、うん。わかるよ。


予約ってする必要、あるのかな。って。


そう。分かる。分かるよ。でも一応。


一応ね? 聞いてもらって良い?


おれたちDLsiteの民だから、わかりやすく言うとだね。


予約


お気に入り登録
 なんだよ


なんかとりあえずお気に入り登録してたけど、
まだ買ってないゲームがあった状態で、
偶にDLSITEさんから『お気にのヤツ割引してますよ』
とか連絡来るから、
折角だから買ってみよう。


って現象、あるじゃないですか。



あれなんですよ。予約って。


便利なんですよ。


『なんとなく買い忘れてた作品』
 が、なんと自動で届くんです。


こっちとしても、ちょーありがたいし。


だから。さ。


わたしたちさ、結構、長い付き合いなわけじゃん。


Ci-enの更新はクソ遅いけど。


作る作る言ってたゲームも中々作らないけど。


つかSessions!!の続編、
2013年発売って書いてて一瞬気絶したけど。


でもさ。


でも。


でも。今日だけは。お願いさせて。



どうかお願いだから、予約――



 
 
 
 
 
 
 
   
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
  
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 「作品の購買を読者に懇願するとかマジか?」
 


 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

「作品が面白いから読者が付いてくる。
 作者が頭下げて同情誘って作品を売ろうだなんてのは、
 はなはだ思い上がりも良いところなんだよ」

 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 

「みんなが見てるのはお前の作品なんだよ。
 人格そのものには欠片ほどにも興味がないんだよ。
 でも、それでもいいじゃあないか。それがいいんだ」

 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 

「頭を下げるな。並び立て。ただ面白いから買ってみてと、
 どこにでもある日常会話のように締めくくれ。
 ――読者と作者は、対等な立場であるからだ!」


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 


 
 
 
 
 
 
 「それが心意気って奴なのさ!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 

そんな格好良く生きられないよ。ぼくたち。



予約してくれ! 頼む! という感情と。

クールにいこうぜ! うんと渋く! という願望。

その2つに板挟みになっています。

要はいつもの 『考え過ぎ』 です。分かってるんです。

難しい。

どうすれば良いんだろうね? 宣伝。

そりゃ予約はしてほしいけどさ。

強要とかしたくないじゃないですか。

懇願って一つの強要でもあると思うので。

あんまりしたくない気持ちもあって。

分かってくれこの乙女心を。

言うて、宣伝って作品には必須なものだしね?

その塩梅が、マジで難しくて。

今日もこのCi-en、書いては消ししてます

どうしたら誰も不幸せにせずに、
小説の予約をしてもらう事が出来るだろうか?


今日はそれを、考えていこうと思います。



これだ。


 
 
 
ええっと……予約……――。



 
  予約
https://twitter.com/HPlus_clover/status/1535582329594212352
 予約
 
 
 予約
https://twitter.com/AWestallis/status/1535563867728023552
予約


予約
https://twitter.com/yasuhiko0430/status/1535567910625632257
             予約



 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

えもしかしてサブリミナル+同調圧力で本売ろうとしてる????

 
 

もっと努力とか才能で現状を打開してくんない?



人生の反省会


今日もまた人生の汚点を増やしてしまいました。

「予約してくれたら嬉しいです。よろしくお願いします」

が何で素直に言えないの。

え。思春期の中学生女子かな?


(これには流石のうなさかさんもおこ)

なんでだろうね……。
なんで僕らはこんな大人になっちゃったんだろうね。

言いたいことも言えない世の中(自己世界)じゃん。


 
マジでこういうの、上手くやれないんだよな。
たぶんビビりすぎなんだろうな。
もっと上手に生きられるようになりたいね。



あのさ。




この小説めちゃおもろいからさ!



読んでくれると、嬉しい!!!!!!!!!!!!



このぐらいが分相応かもしれないね!
クソダサいけど。
でも本心ではあるんですよ。
ぐおおおおおおおおおおおおおお


https://twitter.com/aniyoctavum/status/1536273473043017728


そんな感じで。
色々やろうとはしながら、
失敗したりもっと酷いことになったり、
それでも『良い感じ』を目指してる、

そんな、いつものお話なので。

もしもお暇だったら、予約してくれると嬉しいな。








 
 

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LOSER/S 2022/06/18 19:57

【祝】電撃文庫で小説が出ます。

   
   
「次に出会ったときは、
 きっとお嫁さんにして下さいませ」

――『運命の人は、嫁の妹でした。 』―――

 
初手ポエムは基本。どうも、シナリオライターの逢縁奇演です。

というわけで。

 


(めちゃにかさんも大喜び)
 
 
電撃文庫でデビューします。
 
軽いて。質感が。前回のあの感じは何だったんだろう。
Youtube風サムネとか作るな。え前回精一杯かっこづけてたじゃん。
照れ屋さんだから笑ってごまかしちゃうんだよな。可愛いって言え!!

前回の記事でも沢山のおめでとうを頂いて、
なんだか本当に嬉しかったです

ここに居る皆と歩んできた道だと思うので、
いつもありがとうございます。

ほんの少しだけ前とは違う事をするけど、
僕たちの本分は結局ゲームなので、これからもよろしくね。


運命の人は、嫁の妹でした。って何ですか!?

<販売ページはここ>

https://twitter.com/sntk/status/1535618209419624448 きみたち僕のことを何だと。




◆あらすじ

結ばれるのは今世の嫁か、それとも前世で愛を誓ったその妹か!

互いの顔を知らないまま結婚する。
――その名も「ブラインド婚活」なる蛮勇をかました俺、御堂大吾。
初の待ち合わせ場所に現れたのは超美人な嫁……ではなく、その妹・獅子乃。
その時突然、俺たちに前世の記憶が蘇る。
そこでは、俺と獅子乃は運命を誓い合った恋人どうしだった!?
……つまり〈運命の人〉は嫁ではなく、その妹だった!?
俺もう君の姉と結婚しちゃってるんだけど!?
しかも、実家のゴタゴタから守るため、
まさかの嫁より先に獅子乃との同棲生活が始まってしまい……!
どうなる、俺の理性と新婚生活!

誰も読んだことのない、予測不能なヒロインレースが幕を開ける!


 
 
 
 
1960年、横浜。みなとみらい。
 


 
世界は滅んでしまいました。

突如、空から降ってきた蒼色の隕石によって。

あなたとメイドさんは、2人で世界の終わりを見つめます。

あなたは目を覚ましました

それは、全部、だったのです。

けれど、どこか実在感を伴った夢。

――今日は、あなたが初めてお嫁さんと出会う日。

お嫁さんの名前は、千子兎羽

良い子だといいなと緊張していると、

あなたの前に真っ白の髪の女の子が現れます。

あなたは気が付きました。

(この子は、さっきので見た女の子だ)

(彼女は俺の 『運命の人』 なんだ!)

あなたは尋ねました。

「あなたが俺の嫁の、千子兎羽ですか?」

あなたの運命の人は応えます。

 
「いいえ。私は彼女のです」
 






という感じのラブコメディになっています。

なんか怪しいな?

違和感があるな? 色々あるけどまずはこれですよね。

え何で吉岡よしこさんがイラスト描いとる。


https://twitter.com/a_kar_te/status/1534987378225340416 (俺たちのバンクシーよしこ)

MECHANICAなどで散々お世話になりました、吉岡よしこさん。
最近僕が色んなとこで企画作る時に、もう勝手に前提で組み込んでます。
この人より上手いイラストレーターさん居ないからね。まじで。

とは言え、ちょっと過去を振り返ってほしいんですけど、
ライトノベルのイラストレーターさんは1冊1人基本なわけですよ。

スタンドは1人1つずつみたいな話? 違うか。

今回は、宣伝企画のために(前回の記事とか)、
色んなイラストレーターさんにもご協力 頂いています。

例えばなんですけど、

この2枚、イラストレーターさん違うんですよ。

ちょっとその辺りのお話もさせて下さい。


イラストレーターさんこそこそ話。

https://twitter.com/chihiroayaka1/status/1433354006810611713

今作のキャラクターデザイン本編イラストを担当してくださっている、
『ちひろ綺華』さん。

鮮やかな色使いがとても印象的で、一目惚れしてお頼みしました。
キャラクターデザイン、どの子も非常に魅力的に描いて頂いて、
MECHA助かりました。

挿絵もめっちゃ可愛い!!

右に居るのは主人公の親友、『イェン・シーハン』なのですが。
僕の作品の親友キャラ、大体こんな感じの悪い顔してない?
ひばりちゃんとか、ラブグッドとか……。

とにかく、めちゃ上手に描いて頂いてありがたい限りです。

こちらも本文の口絵なのですが、色鮮で魅力的で良いですね……!!



(右手が義手)

え、じゃあこちらのイラストレーターさんは誰よ。 という話

こちらの方はですね、僕がまた宣伝施策のために色々作ろうと思って、
お頼みしているイラストレーターさんで。

https://twitter.com/ymdbnk/status/1531228934590738432

『海老原べにこ』 さんと申します。

色々とご縁がありまして、
この度お仕事をご依頼しました。

何より、キャラの柔らかさがすごい!
表情が生き生きしていて、凄く魅力的なんですよね。

イラストお頼みして本当に良かったです――




じゃなくて。

俺に隠し事してませんか?
おかしくないですか?
いやおかしいですよね?
(喧嘩商売11巻の空くんごっこ)

 
宣伝で外部の人に何枚もイラストを頼む理由。 って何ですか?

ただ宣伝に使うってためだけなら、本文中のイラストだけで十分。 ですよね?

気づいちゃったねえ……

 
 
 
この後、色々やるためにその辺色々作ってます。
その辺りの話は、もうちょっとだけ待っててね。

実際に動き出す時に、一緒に騒いでくれると嬉しいな。

物語について。

 
 


 
作品については、大体いつもの感じです。

メカニカとかうさみみボウケンタンとか楽しんでくれた方は、
喜んでくれるような作品になっていると思います。

ちな電撃文庫の編集さんからは、
マジで好き放題していいよと言われています。

なので、マジで好き放題しました。

個人的にはめちゃめちゃ好きな物語なので、
皆さんにも楽しんでもらえるとめちゃ嬉しいです。


謝辞(謝辞?)

 
こういう感じでまた新しい作品が出せるのは、
こんな辺鄙な場所に来てまでブログを読んでくれる方や、
メカニカおもしれー! ってTwitterとかレビューで褒めてくれる方や、
昔から僕たちの作品を受け取ってくださる方のおかげです。

つまり、画面の前に居るあなたのおかげです。

本当にいつもありがとう。
あなたのお陰で、僕はここに居られます。

大概他人のおかげで何とか生きてられてるなこの人生……。

改めて、本当にいつもありがとう。
これからも末永く、一緒に遊んでくれると嬉しいです。

色々とあるので、少しの間毎週土曜日にCi-en更新する予定です。
ちょっと騒がしくなっちゃうけど、それだけごめんね。
それじゃあ、今回はこのへんで。ばいばい!!

https://twitter.com/znznunagi/status/1538113415339982848

言い忘れてたこと。


『運命の人は、嫁の妹でした。』は7月8日発売です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
  
   
  
  
 
 
 
 
 
 
 


 

 
 
 
 

 
 
 

 
 
 
 
 
 
『運命の人は、嫁の妹でした。』の2巻

9月10日発売です。


2ヶ月で連続販売します。よろしくね!!!!!!!






 

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    名無鉄 ID00076388
    一般小説デビューおめでとうございます!

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LOSER/S 2022/06/11 16:30

空想科学<あいとゆうき>の物語。

 
   ■ 

はじまりは、安っぽい娼婦と詐欺師の物語。

           ――たった2人ではじまった物語。

1羽の天使が、全ての人が幸福であれば良いと思いました。

           ――そんなの無理に決まってるのに。

ひきこもりのカラスが、真実は1つであるべきではないと思いました。

           ――そのせいで宇宙はぐちゃぐちゃになっちゃった。

ひとりぼっちのライオンは、友達のために一生懸命頑張りました。

           ――だけどあの子は最後までひとりきり
   ■

 
ひとりぼっちのライオンは、桜色のうさぎを作りました。

           ――友達の世界を護るために。

桜色のうさぎは、だいすきな人と一緒にたくさんボウケンしました。

           ――キミはまだ、ぼくたちを覚えてる?
 
桜色のうさぎは、だいすきな人のために爪と牙を生やしました。

           ――癒やす事しかできなかったくせに。

希望の為に、を植えた人たちがいました。

うさぎは も、種から育った大きな桜の木を護っています。


   ■


宇宙は無くなりそうでした。

だから桜色のうさぎは、黄金のうさぎを造ることにしました。

出来ないことなんて1つもない。

           ――いぬは少し苦手だったけど。

誰かに傷つけられることなんてない。

           ――割りとメンタルは弱めだった?

大好きな主人と宇宙を守る、そのための存在。

           ――あなたが居なくなったら、どうしたらいいの?

黄金のうさぎは戦いました。歌ったり踊ったり、お酒も少し飲みました。

一生懸命がんばって、宇宙は何とか救われました。

それから、黄金のうさぎは水星で幸せに暮らしましたとさ。

めでたし。

めでたし。


 ■









































































 時間が流れました。















































































































   

 

彗星が星を毀す夜。



西暦1960年、横浜、みなとみらい。
蒼い彗星が地球を滅ぼすのを、私たちは見つめていた。

あなたの手は震えていた。きっと怖いのだろう。と思った。
こんな事が昔にも起きた気がしていた。
誰もが忘れ去った海岸で、世界が滅ぶのを見つめていた気がした。

そんなの勘違いなのは決まっているけど。
私は毀れる夜空を睨んだ。だって、もう、決めているんだもの。

『貴方を護る。何度失っても。何度毀れても。私は貴方を護り抜く』

それは随分と前から決意した誓いだ。
例え世界が滅んでも、あなたの事を愛し続ける。



目が覚めた。
私は一人で立っていた。
西暦2023年。横浜。中華街

世界は滅んでいない。
私の隣にあなたはいない。

大好きだったあなたは。
護ると誓ったはずのあなたは。
幾重もの日々をともに過ごしたあなたは。
私の隣にはもう居ないけど。

それでも。護ると。決めていた。

これは、私達の物語だ。

英雄は死んだ。
狼は桜を護り続けた。
魔法の音楽家は宇宙の真ん中で眠る。

これは、私達の物語だ。
旧い旧い時代から続く、私と君の物語だ。




荒唐無稽で有り触れた、
空想科学<あいとゆうき>の物語。





ほんの少しだけ様相は変わってしまったけど。

それでも。まだ。ボウケンのやり方は覚えてる?

じゃあ行こう! この日常を愛するために。







白いライオンが君の手を取る。
蒼いうさぎは桜を目指す。










さあ、――ボウケンの時間だ。
 
 





一緒に行く?
 
 

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