『DQN-親友裏切り-』ちょい出しサンプル3-4
「くっ、何を―――!!」
ドスッドスッッ!!
澤北さんが、それに気づいた時には既に遅かった。
差し出した右手を引き寄せられてバランスを崩したところに、凶悪な腹パン2発。
みぞおちにキレイに決まり、膝から崩れ落ちてしまった。
「っ………お前という男は………どこまで卑怯な―――」
ドスッドスッドスッッ!!
――ひぃいっ!
オレの喉奥で、潰れた悲鳴が上がる。
だって、言い終わらないうちに、また3発だ。
一志君はぐったりしている澤北さんから衣服を剥ぎ取り、またパンイチにして両手両足をガムテでぐるぐる拘束してしまった。
そしてズボンのポケットに入れてあった、粉薬のようなものをムリヤリ飲ませた。
「だから油断すんなって言ったろ? って言ってねーか。まあ、どっちでもいいや♪」
床に転がされている澤北さんを、一志君が笑って見下ろす。
「貴様、よくも………っ」
「顔はさけてやったんだ、有難く思いな。にしても、改めて見てもでけぇモッコリだな、なかなかそそるぜ♪」
「―――ッ、オレに何を飲ませた、今のは睡眠薬じゃないだろ」
「当たり。気持ちよくなるオクスリだっつったらどーする?」
「じょ、冗談はよせ」
「おいおい、ビビり過ぎだって、オレまで勃起しちまうだろ♪ 今時媚薬ぐらい、みんな使ってんぜ」
「お前の周りにいる連中と一緒にするな………―――っ、ッ」
その瞬間、澤北さんの表情が曇った。
「おっと、即効性だからもう効いてきたみたいだな」
一志君がにやりと口角を持ち上げながら、足先でツンとモッコリにタッチ。
びくっ!と、大げさなほど反応してしまう澤北さんの身体。
「扱きてぇだろ、手伝ってやろーか?」
「ふざけるなっ! 二度とオレに触れるな!」
「でもよぉ、自覚あるかどうか分かんねーが、お前の立派なナニが、イイ感じに自己主張はじめてんぜ♪」
一志君の指摘どおり、澤北さんのアソコが窮屈そうにボクサーパンツを押し上げている。
「くっ」と双眸を細めた澤北さんの頬に、羞恥が浮かぶ。
「意地張んなって。――つっても、きかねぇだろうから先に言っておいてやる。オレはオレに楯突くヤツは徹底的にヤッちまわねぇと気がすまねぇ。だから手加減なんて一切しねーから覚悟しな」
そう言って、一志君がしゃがみこんだ。
そして下着の中で斜め向きに膨張しているペニスを布越しに掴んで、ゴシッゴシッゴシッと手荒く扱き出す。
「くっ………ッ、よせっ――っっ、止めろと言ってるだろっ!」
自由のきかない両手足をバタつかせて、何とかこの最悪を回避しようと、力を振り絞る澤北さん。
しかし、そんなものは一志君にとっては細やかな抵抗でしかない。