潜入!インフィニティ研究所 #4と#5


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~インフィニティ研究所・制御エリア
水中に備え付けられた巨大な機械の周囲には複数の死体が浮かび、どれも壮絶な表情で絶命していた。白衣の研究者たちはコンソールを指で叩きつつ何やら囁き合っている。
「『ドア』からの転移エラーが発生」
「実験体N-19とN-21が基軸時間に復帰、生命反応なし」
その報告を受けて、タコニードルは机に手を叩いて苛立ちを募らせる。
「今度のスーパーヒューマンもこの程度か。まあいい、次の実験体を連れてこ、…いっ?!」
「チェックメイトよ。これであなた達の火遊びも終わり」

背後から忍び寄ったバイブルシャドーはタコニードルの首に鞭を巻きつけて言った。
「た、タコニードル様っ!」
しかし、タコニードルは平然として話し出す。
「ふん、誰かと思えば敗北者のクソザコ女怪盗じゃないか。」
バイブルシャドーは鞭を更に強く締め付ける。
「あなたのポンコツがまるっきり全部教えてくれたわ。遺物『時間の鍵』は私が預かってあげる」
「クソザコの上にどうしようもないバカなんだな…!」
タコニードルは頭部を変形させて鞭の拘束を容易く解き、すばやくバイブルシャドーの体を捉えて絞め上げた。


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    名無し ID00007925
    いつも素晴らしいイラスト、ありがとうございます!

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