【+PLUS】そのオホ声、本当に必要ですか?(オホ声中央啓発センター)#97

オホ声とは

オホ声とは、主にR-18音声作品で使われる喘ぎ声の一種です。
これを読んでいる皆さんには釈迦に説法といった感じですが……、オホ声は「お」に濁点がついた「お゛」とした発声がなされます。登場キャラクターが何も快感を感じていないニュートラルな状態ではオホ声は発声されず、シーンの盛り上がりによってオホ声の度合いは強くなっていきます。

その発祥についてはさておき、ことR-18音声作品においては「オホ声」は市民権を2021年頃より得ているものと思います。ランキング上位に「オホ声」が入っている品を見かける日はとても多いですよね。

「メ○ガキ」「オホ声」ともに従来はDLsite上のジャンルにありませんでしたが、2023年DLsite公式ジャンルリクエストキャンペーンの第一回目によってどちらも追加されたのは記憶に新しいところです。「メ○ガキ」と「オホ声」を擁するサークル、オホヤベ建設の代表としては嬉しい限りでした。
※結果発表ページにある「オホ声」に投票したユーザーさんの声のうちに、しれっとオホヤベ建設によるオホ声の定義が書かれていましたね!
https://www.dlsite.com/modpub/lp/maniax/dlsite_genre_01/

※オホ声中央啓発センター(架空の団体) 初代所長の兎月りりむ。

このように大流行といっても過言ではないオホ声ですが、大きな問題があります。それは、声優の喉に大きな負担をかけるという弊害があることです。音声作品は他のあらゆる音声コンテンツと異なり、非常に再生時間が長いという特徴があります。長い再生時間≒長い声優の収録時間であるため、オホ声が多ければ多いほど声優への負担が増していく構造ですね。

しかし、兎月りりむ。は現在このオホ声による弊害とは無縁です。

オホヤベ建設の代表業務のため声優としての時間は減りましたが、収録を短期間に集中的・大量に行うことがあり、時期によっては他サークルへの出演がピークであった頃と同じレベルで収録をし続けていますが、ことオホ声によってダメージが入りすぎるということはありません

なぜなら、オホヤベ建設の“自然に漏れ出るオホ声”はこの弊害を回避することができるからです。そして、ありがたいことにオホ声作品として非常に高い評価を得ることも両立できています。

今回の記事では、声優として他サークルへの出演をメインで行っていた頃の実体験を踏まえながら「オホ声の多用によって声優/サークルに何が起こっていったか?」を考察し、続いて(私が運営するオホヤベ建設が実践し続けている)“自然に漏れ出るオホ声“には「聞き手にとっての品質上&サークルにとっての制作上のメリット」がある理由を紐解いていきます。

特定のサークル、声優を批判する意図や表現は一切なく、あくまでも起こっている状況と起こりうる状況を考察し、オホ声を多用する場合のデメリットを回避しながら、得られるメリットを論理的に考えていきます。

【 同人音声.com+PLUS@定期更新終了 】プラン以上限定 支援額:1,000円

「オホ声の多用によって声優/サークルに何が起こっていったか?」を考察し、続いて“自然に漏れ出るオホ声“は「聞き手にとっての品質上&サークルにとっての制作上のメリット」がある理由を紐解いていきます。

このバックナンバーを購入すると、このプランの2024/01に投稿された限定特典を閲覧できます。 バックナンバーとは?

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

月別アーカイブ

記事を検索