【あとがき予告】玖珠月家のパーフェクトメイド、日野愛より
ご機嫌よう。
玖珠月家使用人の日野でございます。
この度はご来訪まことにありがとうございます。
私達は“視聴者”の皆様を歓迎いたします。
私、そして当家最大の秘密をこうして白日の下へ晒してしまうというのはいささか不本意ではございますが、
上位世界の皆様に隠し立てしようとも無駄な抵抗、意味のないこと、
さらに言ってしまえば、私共の平穏には関係のないことですので……。
……隠しトラック? ホラー演出?
ああ、そうでございますね。
これくらいの釘は刺しておきませんと。
あまり私や当家をナメられても困りますので。……くすくす。
さて、それでは次回予告。
『死神少女と、生死の狭間で(case.3 ミキ)
~奔放なメ○ガキ死神ちゃんがわからせてくれるなら~』
まだまだ“おたく”の世界には罪深そうな属性名称が存在するのですね。
ようやくこのシリーズにも区切りがつくそうでございますよ。おめでとうございます。
そしてこの子は……ああ、お嬢様の“先輩”ですね。
無論、死神としての、などではございませんよ?
うふふふ……兄から話には聞き及んでおりまして。
折角のご紹介ですから、私にも関係性のある方で良かったです。
私どもの記録からは、少し未来のお話なのでしょうね。
それでは皆様、またお会いする機会がございましたら、その際はどうぞお手柔らかに。
落ち着ける状況でしたら、紅茶でも淹れて差し上げますよ。
またのお越しを。失礼いたします。