RPG作成日記 その5:ChatGPTくんと二人三脚で、戦闘立ち絵更新プラグインカスタマイズ!
まず最初に謝っておきます。
今回はえっちぃ要素なしですw
プラグインカスタマイズに挑戦
前回の進捗報告で、ダメージ受けた時のランダム立ち絵変更を仮実装しましたが、これは「ルルの教会」様作成の『LL_StandingPictureMV.js』というプラグインをデフォルトのまま使って実装しました。
このプラグイン、初心者でも使いやすく、わかりやすく、いろんな条件をかなり幅広く登録できてとてもとても重宝しています。ありがとうございます!
ただ、前回の進捗報告でやっていた『ダメージ時に立ち絵をランダム表示』しようとすると、1画像につき、1つずつ変数判定条件をつける必要があって、結構手間です。
16個程度ならともかく、今後、バステや服破れ状態やExtercyゲージなど、状況に応じて表示する画像を100個とか200個とか切り替えて表示するとなると絶望的にめんどくさい。管理もとても大変。
表示する画像ファイル名に制御文字「\V[n]」で変数指定すれば200画像のランダムでも判定条件1個だけで作成できるのに。ぐぬぬ。
……とはいえ、できないものは仕方ないので、自分でプラグインカスタマイズに初挑戦!
利用規約に
『・ゲームに合わせて自由に改変していただいて問題ございません。』
『・プラグイン素材としての再配布(改変後含む)は禁止させていただきます。』
とあるので、改変版を配布したりしなければセーフのようなので、プラグイン&スクリプトのお勉強がてらいじいじしてみました。
目標は↓みたいにファイル名に変数用制御文字を使って、変数に乱数を設定することでランダム画像出力を実現すること。
ではれっつちゃれんじ!
ChatGPTくん と RPGツクールMV
とろろは職業上、JavaScriptの知識はそれなりにあるものの、RPGツクールのプラグイン作成のお作法は全然知らないので、まずはそこをどうにかしなければいけません。
とはいっても、ネットにあるプラグイン作成のノウハウを1から学ぶのは結構たいへん。
簡単なスクリプト作成とかプラグイン作成のとっかかりの情報はあっても、既存プラグインの改修となると、まずはソースコードの読み込みが必要。
お仕事ならともかく、プライベートでそこまで労力使いたくないぞー。
というわけで、ダメもとでChatGPTくん(有償版)に聞いてみることに。
……おおおっ!?
ChatGPTくん、RPGツクールMVのプラグインのお作法わかってる!?
わかってるよね、これ!?
しょっちゅうわかってるフリして、適当な嘘をぶっこんでくることで有名なChatGPTくんですが、まさかRPGツクールMVの知識・ノウハウを持っているとは思わなんだw
これはとても嬉しい誤算でした。
ChatGPTくんと二人三脚でプラグイン改修
ChatGPTくんにRPGツクールの知識があるとのことなので、せっかくなのでいっぱい働いてもらいましょう。
月額$20払ってる元をとらないとねw
制御文字の置き換え、なんていうマニアックそうな質問にもちゃんとサンプルコードつきで答えを返してくれます。ありがてえ。
提示されたサンプルコード、ちょっとの手直しで動いてくれたけど、入力文字列固定で汎用性が悪そうだったので改善案を提示。
この対応で戦闘立ち絵は変わるようになったけど、ダメージ後立ち絵が初撃しかかわらなかった。
これは ChatGPTくんが提示した対応が大本のpictureListsの制御文字を変数の中身の値に直接書き換えていたことが原因っぽかったので、pictureListsを参照ではなくDeepCopyしたものを出力する方法を提案。
ChatGPTくんの出したソースにちょっとツッコミを入れて更にブラッシュアップ。
これにて、スクリプトのカスタマイズ完了!
実際に動かしてみる
というわけで、赤玉亭カスタマイズ版の『LL_StandingPictureMV.js』を実際に動かしてみる。
(なお、ファイル名を変更したら何故か動かなかった模様w)
で、このプラグインで動かしてみた結果がこちら
(音量注意&ランダム立ち絵は前回から変化なし)
うん、ちゃんと動いてくれてるっぽい!
これにて、初めてのプラグインカスタマイズ終了です!
総括
とりあえず、ChatGPTくんの有能さを改めて思い知りました。
ChatGPTくんがここまでRPGツクールMVの知識を持っているとは思わなかった。
MVは2016年発売でだいぶ枯れた技術だからこそChatGPTくんのノウハウも溜まってるってことなのかな。
仮にUnitiy版だったらまったく知識がないと思われるw
にしても、AI技術向上のおかげでイラストはStableDiffusion、ツクール知識はChatGPTで賄えるようになり、やる気さえあれば誰でもRPG作れる時代が到来した感ありますね。
良き時代になったものです。
モラルの無い使い手が悪目立ちしすぎて何かと目の敵にされがちなAI技術ですが、ツールとしては本気で有用なので、あんまり嫌わないでほしいなぁ、と思う今日このごろ。
まあ、赤玉亭はAI技術をガッツリ活用するRPG作成サークルなので、StableDiffusionさんだけじゃなく、今後はChatGPTくんにもたくさん働いてもらうとしましょうw
なお、今回のプラグイン改造でランダム立ち絵の作りやすさが大幅に向上したので、次回更新時のエロバトルはだいぶ激しいことになりそうですw