fume 2019/10/10 23:22

音声作品の経費、売上などの数字を見て考えていく。

こんばんは。
今年の音声作品の予想経費を調べていたらいろいろと考えたくなったので
記事にしてみました。

今年の音声作品の経費は?

皮算用ですが120万越えです。
8本分の作品に使いました。
そのうち、7本は今年中に販売する予定です。
残りの1本がピンクハァトで、これは音声作品+エロゲの予定です。
イラストを描く期間を取らないといけないので来年以降となります。

予想では100万ほどでしたが少しオーバーしてしまいました。
そもそも1年で100万単位のお金を新しい事に使う、という事をやって来なかったので
とても困惑してます。ただし、今現在も後悔はしていないと感じているので
間違ってはいないはず。

……でも120万という数字にびっくりです。
自分の糧になることを信じて、今後も活動を続けていきます。
ただ、経費はもっと合理的に、スマートにしていきます。

現在の音声作品のみの総売上

大体60万です。
4本分、DLsiteさん、FANZAさんの合計となります。
4本で60万ですので8本ならば120万。充分経費回収できるラインです。
射程内に収めています。

1作目デビューから2000本とか3000本売るサークルさんもいますが
嫉妬していても悪い流れしか生みませんので、自分が何をしたいのかを考えていきます。
……ただ作品分析でこれはいいな、と思ったところはジャンジャン取り込んでいきます。

今年はあと3本のみの発売となるので
音声作品の売上105万としたい所。

それでも15万ほど元本回収できませんね。

作品ごとに細かく分析

一番売れたのはぴっちりキャット。
売上24万ほどです。
こちらはもう少しで経費の2倍ほどの売上になりそう。
1ヶ月で経費の2倍になるのが個人的には理想です。
気持ちが安定します。
やはりシナリオも自作した方がいいのかもしれません。

クリスタはかなり経費がかかっています。
ござるさんにイラストを描いてもらったり、音編も外注さんにご依頼いたしました。
プロット以外外注となっております。
総経費21万ほど。
ジックリみて見ると、細かい作業を全て外注にした事でコストが増大しておりました。
やはり、自分で出来るところは自分でやった方がいいです。

各経費を分析してみる。

新幹線代
今までは現地で立会いをしておりましたが、ネットたち合いにするだけで
・新幹線代(2万)
は抑えられそうです。
また、新幹線~スタジオの移動時間(5時間)、食費、台本印刷も抑えられます。
あらゆるコストを削減できます。

スタジオ収録
立会いをなくし、宅録にすればさらにスタジオ代は抑えられます。
ただ、自分の望むものには少し遠くなるので8割方のモノでいい場合はこちらを選択。

シナリオ制作料
シナリオ代も数をこなすとコストがかさんで来ますね。
ただ、自分で作るとなるとなかなか進まず、時間が食われてしまうので
結構悩みどころ。ここは頑張ってでもスラスラ書けるようになりたい。
あと、どうやってもこのシナリオは自分では作れない、というものは
そのライターさんに任せるのが一番です。
ほれ込んだライターさんには素直に外注を頼みます。

音編代
音編は確実に単純作業です。
当サークルでは最低限のことしか行っておりません。
単純作業というよりも、シンプルさを突き詰めると、そのままが一番いいという考えに至りました。これは自分1人でも充分に行えます。

イラスト代
これは既に空気を吸うような境地まで来ているので自分でやるべき。

声優さんの出演料
音声作品の根幹部分です。
正直、他の全てが良くても、ここが悪ければ台無しになります。
報酬は充分に、余裕を持った方がいいです。
その他、ト書きをしっかりする、メールで丁寧に配慮するなどの
心がけも良いかと思います。

今後の経費配分

来年からの経費配分を決めました。

今後は絶対に削る経費
・ホテル代(旅行ついでならば。)
・新幹線代
・音編代
・イラスト代

なるべく使わない経費
・スタジオ代(本当にこだわりたい作品のみ、ネット立会いでディレクション)
・シナリオ代(どうしても手が回らないとき、ライターさんに惚れこんでいるとき)

絶対に使う経費
・声優さんの出演料(むしろ多めに。)

来年は経費50万~60万を見込んでます。
売上は120万前後としたいです。
収益が60万前後ですね。
まだまだ少ないですがとにかく作品の数を出していく事を第一目標といたします。

経費と売上を見て、今後も音声作品はやっていくべきか?

結論としてはやっていくべきです。
・イラスト以外の学びがある。特に音とシナリオ。
・ストックビジネスなので一度出した商品は売上は伸び続ける。
・売上が少なく、まだまだ伸びしろがある。(もっと数を売っているサークルがいる。)
・分散収益となる。
・市場競争の激しい音声作品ジャンルはむしろセールスやマーケティング力を高めてくれる。
・制作スピードが同人作品の中でも唯一無二。
・声優さんやエンジニアさんなど、いろんな人と関わっていろんな事を学べる。

懸念点、注意点
・必ず経費がかかるので、赤字になる可能性。
・制作ペースの早さ、並行制作のせいで舵取りが難しい。
・市場が殺伐としているのではじき出される危険性。

来年も続けていきたいと思います。

どうして、先に支払うというリスキーなことができるのか?

沢山の元手を持っている、ということが大きいです。
EDENを沢山の方々にご購入していただきましたので
その売上で新たな作品を作るべく、音声作品に挑戦してみました。
多分、EDENの売上がなかったら、挑戦することもなかったと思います。
手元に大量のキャッシュがあると、そこから少しずつ経費を算出できるので
新しい事に挑戦しやすいですね。



以上、音声作品の経費、売上のお話でした。
なんだかんだ言って、自分の作品の数字を見るのが大好きです。
好きな事をがむしゃらにするのもいいですけれど、こういった純粋に数字をみて
今後どうするか?といった考え方も大事にしていきたい!


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