fume 2019/08/31 22:34

DLsiteさんの卸値を研究してみる。

こんばんは。
今回はツイッターで呟いていた
「DLsiteさんの卸値を研究してみる。」の記事となります。

一番コスパのいい販売価格帯とは?

下記がDLsiteさんが提供している卸価格の資料となります。
(ページの下の方です。)
https://www.dlsite.com/home/circle/invite

税抜き表示を見ていただき……。
卸価格が50円アップとなっている前の値
(100円アップが最後となっている部分)
がよいです。理論的にその価格帯で手数料比率が一番低くなります。

つまり
700円
1300円
1900円
2600円

がまずは収益性がよさそうです。

一例として
600円で販売すると300円の卸値なので50%の手数料を取られますが700円だと400円なので約43%の手数料ですむ事が分かります。逆に600円以下は一律50%の手数料です。

値段別の手数料比率です。
600円 50%
700円 43%
1300円 31%
1900円 27%
2500円 24%
3900円 21%

単価を高くすればするほど、手数料比率の下がりは少なくなっている事がわかりました。高すぎても恩恵はあまり受けられないようです。


手数料比率の下がり値、および価格間から考えて一番収益性が見込まれるのは
販売価格1300円 手数料31%
だと思います。

・700円よりさらに低い手数料比率。
・1900円だと手数料比率はあまり変わらない。

でも、700円も十分な収益性がありますね。
全然悪くありません。

600円、500円、400円は手数料比率は同じなので気にしなくてもいい感じ。ただ、単価が安いとその分販売数を出さないといけないのでかなりきついです。

700円と600円の間には明確なラインがありますね。




ここで割引設定を見てみましょう
https://ssl.dlsite.com/circle/discount/guide

1300円の商品の卸値900円を
50%OFFの
650円にすると卸値450円になります。

650円はさっきの卸値表にはのっておりませんが

販売価格700 円 卸値400 円でしたね。
50%割引650円 卸値450円
つまり割引商品の手数料比率は割引前の手数料比率に依存することがわかりました。

割引したから手数料比率が高くなる!という心配はないようですね。

とてもズルイ考え方としては
・あえて割高で商品価格で発売
・割引セールを使いまくって(規定があります)手数料比率が有利のまま、割引!

という宣伝効果&安いというアピールをとるというのはどうでしょうか。

反論として、単価が低いものはその分数を売らなければならないというルールもあります。体感からすると割引してリターンを得ようというのはかなり難しいです。ちゃんと勉強しないと難しい。




DLsite様の手数料および卸価格のグラフを作成してみました。グラフにするととても分かりやすいですね。手数料はある販売価格までは一定で50円ずつ上げていっていることがわかります。


販売価格600円=50%の売上が入ってくる
販売価格1200円=66%の売上が入ってくる
販売価格1900円=75%の売上が入ってくる

という事になりますね。

想定顧客数(売上数)も考えると?

これに想定顧客数も含めるとまた景色が変わってきそうです。

CG集の場合、700円~900円が相場となっております。
700円の卸価格が400円
900円の卸価格が500円

仮に1000本売れるとすると
40万と50万でその差は10万となります。

ただ、700円と900円は枚数のボリューム差があるので制作期間を考えると±0になりそうです。


1000円と1300円ではどうでしょう。
卸価格がそれぞれ600円と900円です。
1000本売れると60万と90万。
30万の差です。
もっと極端に10000本とすると300万。

こう考えると制作期間をかけて価格の高い、質のいい商品を作った方がいいのではと思えてきます。


10000本が難しい場合は数多くの商品数で勝負する方法があります。1000本x10作品、100本x100作品等。しかし、その分制作期間も増大していきますね。





煙屋の作品


EDEN


アナトリアと華の騎士団 後編


奪われたシラユキの肉体
  • アイコン
    EMT ID00075190
    なるほど

1件のチップが贈られています

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

月別アーカイブ

記事を検索