緒又しゆう 2023/07/05 06:00

【催◯わ~るど】ある褐色娘とショタの風景(後編)

 海の月と書いてクラゲと読むらしい。クラゲが月に見えたことはないけど、空にぽつんと浮かんだ月が、なんとなくクラゲに見えることならある。今日の月はまさにそれやった。まん丸で、満月に近い。薄っすらとかかった雲のおかげで、その輪郭線がぼやけて見える。それでも満月だからなのか、あるいは雲が薄いからか、山の上から輝く月に、村は街灯もいらないほど明るく照らされていた。私は誰もいない家の中、Tシャツにパンツ姿でラタンのソファに座り、サンルームで一人その月を眺めていた。ローテーブルには麦茶を置いてあり、時折氷が溶けてカランと涼し気な音が鳴る。夜の村は静かで、湾に流れ込む波と、裏の山から聞こえてくる虫の声以外、外からは何にも聞こえてこなかった。
 だからすぐに分かった。サンルーム前の小さな庭に、誰かの足音がしたのも。

「来てくれたんや、ハル君」
「こんばんは……」

 開かれた庭の扉から顔を見せたのは、恥ずかしそうに胸の前で指を合わせているハル君やった。昼間見た時人は違い、半ズボンにTシャツという出で立ち。今日は月明かりが強く、かかっている雲も薄いからかはっきりと彼の表情が見て取れた。とはいえ、彼の内面まで伺えるわけではない。初めて年上のお姉さんの家に来た初々しい反応のように見えるし、あるいはこれから先生に怒られる少年のようにも見える。私はソファから立ち上がると、庭に出ていく。彼の前で膝に手をついて前かがみになり、視線を合わせた。

「ノックもせんと、お姉ちゃんのお家に入ってくるなんて、悪い子やなぁ?」
「あ……勝手に、入ってきてごめんなさい……」
「えーよ。ここは田舎やし、泥棒さんも来んから鍵なんてかけることないし」
「そう、なの?」
「それとも、ごめんなさい言うんは、おねーちゃんのおっぱいの谷間、見ちゃったことかぁ?」
「え、えあ、ぅぁ……」
「アハハハ、真っ赤になってかわええなぁ。ほら、こっちおいでや。麦茶出したる」

 彼をサンルームへと案内し、私はもう一杯の麦茶を用意した。二人がけのソファの隣にハル君はちょこんと座って、膝に手をおいたまま肩を強張らせている。グラスを手にとって口につける動きもぎこちなく、テーブルに戻す際にはグラスの中で麦茶が波打っていた。彼の隣に腰を下ろし、飲み干した麦茶をテーブルに置きながら、彼の横顔を眺めて話を続ける。

「ホントに来てくれるなんて思わんかったよ~。お父さんとお母さんは何しとる?」
「パパは寝ちゃって……ママは、おじさん達とセックスしてる……」
「そっかぁ。おっちゃんたち、久しぶりに外の女の人来てたからなぁ。ママ取られて、寂しいんと違う?」
「べ、別に……ママが他の人とセックスしてるのは、いつものことだし……」
「へぇー。最近の子はそういう考えなんやねぇ」
「お、お姉ちゃんは、違うの……? お母さんって、普通色んな人とセックスするもんだと思うんだけど……」
「ん? あー、そうやな。そうやった……。まあ、ええやん? ハル君は、ソッチのほうでおっさん達とセックスに混ざらんかったの?」
「な、なんか……入っちゃ、いけないような感じして……大人同士のセックスって、感じだったから」
「ふぅん、なるほどねぇ……」
「お姉ちゃんは……ぼ、僕が、きて……いやじゃない?」
「……♡」

 ハルくんにしなだれかかり、私は彼の小さな肩を包み込んだ。驚いてこちらを向いた顔を押しのけるように、互いの左頬をあわせて彼に前を向かせると、そのまま耳元に唇を触れさせ、吐息とともに言葉を流し込む。

「ぜぇーんぜん、嫌じゃない♡」
「わ、わわ……」
「ねぇ、ハルくぅん。お姉ちゃんと、いっぱい、気持ちいいこと、しよっか……♡」
「な、凪、お姉ちゃん……♡」
「さっきもおっぱい見とったやん……♡ したいんやろ?♡ エッチなこと♡」
「ぼ、ぼぼ、僕、は……ァっ♡」
「ちんぽさんは、したいしたーいって、言うてるなぁ?♡」
「ぁ、あ……♡♡♡」

 ズボンの中ではもう勃起したおちんぽさんが脈打っとる♡ こっちまで熱くなりそうなほどに、ハル君は耳まで赤くなって、胸の前で手をもじもじと動かしていた。気持ちのいいことに体が訳わからんくなってまってるんやろうなぁ……♡ それでも私はやめてあげない。右手を背中から肩、左手を前から腰に回して抱き寄せて、Tシャツ越しの胸の谷間に、薄い彼の体を包み込む。そのまま彼のズボンを脱がせて、バッキバキにテントを張ってるパンツも下ろすと……。ちっちゃくて白いまんまの、可愛いおちんぽさんが勃起しとる♡ まだまだシコったりはせんけど、裏筋から先っぽまで、形をなぞるように人差し指で撫でて焦らす♡

「どや、びゅっびゅーって、したいやろ?♡」
「ぁっ、あ、ぁあぁ♡」
「なーにをそんな我慢しとるん?♡ それとも、気持ちよくってまともに喋れんか?♡」
「うっ、んぅっぐ、ぁっ、ぁ……ああぁ♡」
「……正直に、びゅーってしたいって、エッチにおねだりしてくれたら……お姉ちゃん、ハル君のしてほしいこと、な~んでもしたるよぉ?♡」
「ぁ、えっ、ぇッ……♡♡♡♡♡」

 ちんぽさんがまた、びくーんっ、びくーんっ、て脈打っとる。こんな小さくっても雄なんやなぁ♡ 今までおっさんとかの相手ばっかやったけど……こういうのは新鮮で結構楽しいかもしらんなぁ♡
 私は止めとばかりに、ハルくんの耳の縁を舐めて……、

「ほら、どうする?♡」

 裏筋のところで人差し指をぴたりと止めた♡ もう射精しているかのような我慢汁は、ローテーブルにぶっかかってべっとりあとを作ってる♡ ハル君は私の太ももに手を添えると、そのちまちました指を、私の太ももに沈み込ませながら、体全体を弓のようにして、おちんぽ前に突き出して……♡

「したいっ、したいぃ♡ 僕、僕っ、凪お姉ちゃんといっぱい、エッチなことしてビューってしたいっ♡ 気持ちいいこと、いっぱいしたい、凪お姉ちゃんとしたいよぉ!♡ あ゛っ、ぁ、ぃっく、いっく、でるっ、でるぅう♡♡♡♡」

 がくがくと震わせながら、彼はイキまくっとった♡ すぐさま私は、もう氷だけが残っている麦茶のグラスを手に取ると、そこに彼の、熱く、濃く、どろっどろの、ザーメンを注いでいく……♡
 胸の中でハル君の強張りが消えて、粗く息を吐くだけになった頃、私は彼からするりと離れた。ザーメンのたっぷりはいったグラスを彼の前で鳴らし、視線が向けられたのを確認してから口につけ、喉を鳴らして飲み込んでいく。氷にまとわりついた白い粘液はグラスの中から消え、糸を引いて私の唇とグラスが離れる。口を開いて見せた時には、ハル君のおちんぽさんはまた、ぐぐっと大きくなり始めた♡

「さ、たくさん楽しもか? ハル君♡」



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