斎藤さとー 2024/08/01 06:05

第1話サンプル

第1話「恋する変態調教師・17歳の不知火舞、ターゲットの大好きな13歳の少年を捕獲し、監禁する」




ジョー東、路上で襲われ重体!!

そんなニュースがここ毎日報道されている。

世界最大の格闘大会、キングオブファイターズの常連でもある、ムエタイキング、ジョー東が路上で何者かに襲われ、病院送りになったのだ。

そしてその後、その犯人は動画サイト「ヌーチューブ」に自らのチャンネルを開設。

そこで犯行声明と、自らのキングオブファイターズ参戦を要求する動画までよこしてきたのだ。

映像には犯人の胸元までしか映ってはいなかったが、犯人は黒いコートに身を包み、そして機械で出来た大きな拳を見せつけながら、自らをKOFハンター「アイアンフィスト」と名乗った。

格闘大会キングオブファイターズはかつて年に一度開催されるお祭りのような格闘イベントだったが、

今は月に一回小規模な大会が行われ、そして年に一度、本戦が行われるようになった。

その戦いは毎回テレビやネットで流され、ファイターの数も増え、いわゆる「儲かる」商売になっていった。

だからこそ毎年、何度かこういう強引な参戦の仕方を目論む輩が現れるが、こうもボロボロにKOFファイターがやられるのは初めてだった。

ジョー東は襲った相手は身長二メートル近くあり、巨大な機械で出来た腕や足で攻撃してきた。帽子とマスクで顔を隠し、コートで肉体は見えなかったが鉄のように固かったと証言。

そしてその話題を連日流すメディアを見ながらほくそ笑む1人の少年がいた。

少年の名前は藤代 竜太(ふじしろ りゅうた)。

都内にある藍島中学校に通う13歳の少年だ。

体は華奢で筋肉などなく、背は低く139センチ。

メガネの似合う可愛い顔の少年で、学校では風紀委員をしている真面目な少年だ。

学校でもごくごく普通の少年を演じているが、実はとてつもない頭脳を持つ天才少年なのだ。

天才兵器科学者である父と、天才空手家の母を持つ竜太は、幼い頃から父から兵器科学を、母からは空手の技術を教え込まれて育ってきた。

国から仕事を任される程の天才科学者である父のラボはとにかく巨大で、その中に母の空手道場はもちろん、竜太の部屋にもあらゆる研究機材が用意される程の豪華なラボで竜太は育った。

故にその才能が覚醒するのも早く、六歳くらいから竜太は自ら色々なマシンを開発するようになり、今では父を越える程の才能を開花させたのだった。

そんな竜太が夢中になった物こそキングオブファイターズだった。

いつかあの舞台に立ちたい。

自分もスター選手の様に、有名になりたい!!!!!!

そんな少年らしい、純粋な思いから竜太は

自らを無敵のファイターに変えるパワードスーツをコッソリ開発。

母の空手技と兵器技術を一体化させたオリジナル格闘術をあみだし、

そして数日前についに実行に移したという事だ。

キングオブファイターズ戦士を倒し、犯行声明までバッチリキメた竜太はここ毎日、そんな自分に酔いしれながら学生生活を送っていた。

学校から帰る竜太は慎重だ。

何せあのキングオブファイターズに喧嘩を売ったのだから。

今のキングオブファイターズは「KOFコーポレーション」という、数年前にKOFファイター達を軸に発足した会社が運営を行っている。

ここ数年のKOFの盛り上がりから今や巨大企業となり、KOFの全ての試合が見れる動画サブスク「キングオブフリックス」の会員数は天井知らずの伸びを見せている。

だが、最近では裏でかなり悪どい事をしているのではという噂が絶えず、その真相を探ろうとしたジャーナリストが何人も行方不明になっている…という噂もネットに多数流れている。

竜太は自分の正体を隠す為に巨大ウォーマシンになる為のパワードスーツを開発したが、いつ何時KOFコーポにバレて復讐されるか分からないので、

竜太はもしもの時の為に、上空何百メートルの場所に常にパワードスーツを待機させており、竜太が腕にまいた時計のボタン1つでパワードスーツが自分を助けに来るように準備したり、制服の下に武器を忍ばせる等しながら生活を送っていた。

竜太の家は巨大ラボの真後ろにあり、2階建ての普通の小綺麗な新築の一軒家だ。

竜太は鍵を取り出し玄関のドアを開けると、

「ただいまー」と、誰もいない家の中につぶやく。

普段は父も母も夕方6時くらいまでは帰らない。

竜太は帰ると、すぐに二階の自分の部屋へ階段を上がって直行するのが日課だが、今日はいつもと違った。

玄関を入ってすぐの床にカゴが置いてあり、中には服が一式入っている。

その上に一枚の紙が置かれており、印刷された文字でこう書かれていた。

「竜太へ

今日はいつもと違う実戦的な稽古を付けます。

この服に着替え、今着てる服と全ての装着品をカゴに入れて、自分の部屋で待っていなさい。

母より」

竜太はため息をつきながら

「もうっ…またママったら変な事考えるんだからぁ~」

とボヤくと、玄関で制服を脱ぎ始める。

竜太の母はたまにおかしな稽古を考えては竜太にやらせる変なクセがあり、たびたび付き合わされてきた竜太はさほど怪しむ事もなく、言うとおりに動き出す。

「それにしても、何だこの服…どこかで見たような…?」

着替えを終え、玄関に置いてある鏡を見ながら竜太はすっとんきょうな声を上げる。

「なっ…何だよコレぇ!?」

母の用意したのは、可愛いクマの絵がプリントされた袖無しのランニングシャツ、ちょっとキツめで股関にキュウキュウ食い込む、足の付け根まで切れ上がったデニムの短パン、真っ白なハイソックスという服装だった。

「こっ、コレ僕が小学四年生の時に着てたランニングと短パンじゃん!!なっ、何でこんな…」

カアァアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥

中学生になったばかりなのに、元気な小学校低学年みたいな格好をさせられ、思わず耳まで赤くして羞恥にもだえる竜太。

竜太は極度の恥ずかしがり屋で、少しの事でも耳まで赤くして羞恥にもだえてしまう。

ランニングシャツは伸びてユルユルになっており、まだ毛も生えていない脇や鎖骨や胸元を無防備に晒し、

逆に短パンは股関をキュウキュウ締め付けながら、竜太の股関の様子をクッキリと浮かび上がらせている。

そして白のハイソックスは足にピッタリと張り付き、竜太の綺麗で可愛い足をより強調させている。

「なっ、何でこんな格好で稽古するんだよぉ…こんなの…ママにも見られたくないのにっ…」

そう言いながら、顔を赤くしながら前屈みで股関を手で隠しながら階段を上がっていく竜太。

カゴの中に

制服一式と

パワードスーツに助けを呼ぶ為の時計と

護身用の武器

その全てを

そこに置いたまま…

二階の自分の部屋の扉を開ける竜太。

部屋の中はシンプルで、ドアの側にベッド、ベッドの向かいにパソコンの置かれた机があるだけで、部屋の壁にはKOF選手のポスターが貼られてある。

竜太は机に座るとパソコンの電源を付ける。

その時だ。

「こっ、こんにちは、竜太クン…♥️♥♥♥♥♥♥♥」

聞き覚えのある声に思わず振り返る。

そこには、さっきまで誰もいなかったベッドの上に腰かける

キングオブファイターズ正戦士

不知火流忍法の使い手

KOFナンバーワンの人気女性ファイター

不知火舞の姿が…!!!!!!!!

動けない。

ピクリとも動けない竜太。

さっきの着替え、そして全ての持ち物を、

自分を守る全てを

下に置いて…!!!!!!!!

やられた。

完全に罠にハメられた。

あんなに警戒してたのに…

家の中だからって油断して…こんな…

絶望を振り切り、竜太は立ち上がり拳を構える。

まだだ。まだ終わってない。

まだ母から教わった空手がある!!!!!!

バッ!!!!!!!!!!

急いで「構え」を取る竜太。

拳を握り込み、戦いの「覚悟」を決める。

「よっ…よく来たな!!!!

こっ、これで僕に勝ったと思うなよ!!!!!!!!!!!!!!!」

何故か口元に笑みを浮かべ、ベッドに腰掛けている不知火舞を睨み付けながら、必死に頭を回す竜太。

自分がいる位置より、相手の方が扉に近い。

勝てなくても…倒せなくても、一瞬の隙を突いて扉の外に出さえすれば、まだ勝機がある!!

下の道具一式はもう無くても、裏のラボまで行けば、まだ試してないパワードスーツ2号機がある!!!!!!

何とか…何とかここさえ出られれば…!!!!!!!!!!!

そんな必死の形相で睨み付けて来る竜太を見ながら、舞は笑みを浮かべながら話しかけてきた。

「私がココに来た理由、分かる…?」

「当たり前だ…!!何がKOFファイターだ!!あんな奴あっという間に倒してやったぞ!!ざまぁみろ!!」

必死に虚勢を張る竜太。

汗ばんだ拳を強く握る。

始まる。

不知火舞との戦いが…!!

だが、どれだけ待っても舞は動かない。

(あ、あれ…????)

たじろぐ竜太。だが、舞の動きは竜太の想定とは全く違っていた。

竜太のベッドに腰掛けた舞は、

顔を赤らめながら、

潤んだ瞳で、

熱っぽい視線で竜太の顔をジッ…と見つめていたからだ。

その表情は、仲間の仇討ちに来た闘士のそれとは全く違っていた。

その表情はそう、まるで

誰かに恋してるかのような…

そしてうろたえる竜太をヨソに、顔を赤らめながら口元を手で隠しながら

聞こえるか聞こえないかくらいの音量で舞はささやいた。

「ハアッ…♥♥ハアッ…♥♥

ヤダ…ホントに可愛い…♥♥♥♥♥」

その声がよく聞こえなかった竜太は、間抜けな声で聞き返す。

「へっ…?」

だが舞はその問には答えない。

熱っぽい、潤んだ瞳で竜太を見つめるだけだ。

(へっ…なっ、何だよこの変な空気っ…!!!!

仇討ちで、僕をボコボコにしに来たんじゃないのぉっ!?????)

次第に困惑し始める竜太。

そして、意識は次第に、「自分の部屋に女の子がいる」という方向へ…

(ハアッ…ハアッ…そっ、そういえば…ぼっ、僕の部屋に女の子がいるって、

はっ、

初めて…かも…)

戦いが始まるかもしれない緊迫した状況で、頭の中を駆け巡る雑念。

それを必死に打ち消そうとする竜太の意識。

(ばっ、バカっ!!何言ってんだよ!!そんな事考えてる場合かぁっ!!)

だが、いつまでたっても不知火舞は仕掛けてこない。

赤ら顔で、トロンとした表情で、竜太を見つめるだけだ。

その異様な状況が、更に竜太の緊張感を失わせ、竜太の性的意識を開花させてゆく。

(ハアッ…ハアッ…すごっ…本物の不知火舞だ…!!

すっごく…綺麗…!!

写真で見るより…ずっと…!!)

(バカ止めろっ!!今から戦うんだぞ!!集中しろ!!)

(あんな顔を赤らめた表情…見たこと無いよぉ…!!

ハアッ…ハアッ…何だか…すっごく…

色っぽいよぉっ…!!)

(いい加減にしろよ!!ふざけんなよ!!)

(だっ、だってドキドキが止まらないんだもん…!!

おっ…

女の子と部屋で二人きりになるなんて…

うっ、生まれてっ…初めてなんだからぁっ!!)

部屋に唐突に現れた一人の女子という存在が、天才発明家格闘士の心を惑わせる。

竜太は独学で創り出した発明でジョー東を破る程の天才でありながら、

その性格は超が付くほどのピュアな性格で、とにかく女性に免疫が無く苦手。

母親以外の女の子と、同級生であってもロクに話した事が無く

話しかけられれば顔を真っ赤にしてうろたえ、ろくに相手の顔も見れないという始末だった。

13歳の中学1年生で、女性とキスどころか手すら繋いだことも無く、赤面症で超恥ずかしがり屋の男の子だった。

スマホにちょっとエッチな絵や写真が出るだけで、反射的にスマホごと投げ出してしまう程のピュア男子だった。

そんな竜太も中学生になり、嫌でも性の目覚めは始まる。

どうやら人というのは、男と女がエッチな事をする事で生まれてくるという事。

その子供を作る為の営みは、竜太が直視出来ないほどエッチな行為をしなくてはならないという事…

そういう知識を断片的に知りながら、

ややオッパイが成長してきてる、上級生のお姉さん達を遠目でチラ見しながら、

その胸の膨らみにドキドキしながら、顔を赤らめるのがせいぜいのピュア男子竜太。

そんなピュアな少年の部屋に

バスト96 ウエスト56 ヒップ85という

スーパーモデル並のプロポーションを

もはや単なる薄い布同然の、いつもの赤い忍者服コスチュームに身を包んだ敵、

不知火舞が現れ、二人きりにされてしまったのだ。

世界トップクラスの超絶美女でもある不知火舞。

その超絶美女が持つ

これまで絵や写真であっても3秒以上直視した事もない、96センチという超爆乳。

その性的色香の結晶とも言える超爆乳が、ピュア少年竜太の目の前でたわわに揺れているのだ。

竜太の心が平然としていられるワケが無かった。




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