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ぷに子ラボ 2023/11/27 21:37

閑話休題「星が好きな彼」

西野楓が堕ちるまで、第二弾であり閑話休題の過去話である「星が好きな彼」になります。
西野楓が、どうやって主人公たちと知り合って、仲を深めていったのかがわかる純愛話となっております。ぜひ読んで、より濃厚な脳破壊を楽しんでいただけたらなと思います。

ちなみに、途中で多少のネトラレ要素を含みますが、そこにはIFルートが存在しています。


私、西野楓は、退屈していた。
生徒会長として皆の模範で居続けることも、学年一の天才として居続けることも。
変わらない日々に飽き飽きしていた。
「、、、はぁ」
生徒会の机に頬杖をつき、本日何度目かわからないため息を吐く。
ふと窓から校庭を覗くと、ノスタルジックな夕焼けの中、一生懸命部活をやっている生徒たちの姿が見える。
毎日毎日、、そんなに楽しいのかしら、部活動って。
私は部活に所属していなかった。別に、運動が苦手というわけではない。
生徒会と勉強で忙しいため、部活を始めたとしても中途半端になってしまう思っていた。
やるからには、完璧にこなす。
それが私のポリシーだった。

変わり映えしない景色。繰り返す日常。退屈な日々。
青春に取り憑かれたように体を動かす人たち。
「、、、はぁ。くだらない」
私はまたもため息を吐き、青春する少年少女、青春の日常、それをバカにする自分、その全てをくだらないと一蹴した。
「何か、、面白いこと、起きないかしら」
そしてまた、ため息を吐く。

ガラガラッ

?「たのもー!!!」
物思いにふけていると、突然生徒会室のドアが開き、ショートカットの元気な少女が元気に挨拶をする。
?「ばかお前ッ、、ノックくらいしろッ」
後ろにいた男が少女の頭を叩く。
?「あっそっか!えへへ、、やっちまいましたなぁ」
?「本当にな。これから大事な話をするって時にお前は、、、」
カップルかしら、、煩わしいわね。
私は即座にどのような要件かを考える。部費の増加、修学旅行の行き先、持ち込み禁止のものを持ち込みたい、屋上を使わせて欲しい、嫌いな教師を辞めさせて欲しい、などなど、、。
これまでの経験から、何をお願いされるか予測する。もちろん、ほとんどの場合は断ることになるけど。
問題は、どうやって断るか。
まあ大抵のことは、自らの話術でなんとかなる。今までだってそうしてきたもの。
?「あ、あの、、ご、ごめんなさいっ!!」
考えを巡らせていると、少女の方が頭を下げてきた。
「いえ、大丈夫。次からは気をつけてね」
悪い子ではないのだろう。本気で謝ろうという誠意を感じた。
?「すみませんほんと、こいつアホだから」
?「アホって言うなこらー!!」
?「アホだろうが、俺の言うこと聞かずに勝手にドア開けやがって」
?「ハヤトが緊張する~とか迷ってたから開けてあげたんじゃん!」
少女の口から、ハヤトと言う名が出てきた。
ハヤト、、ハヤト、、ああ、確か隣のクラスの、、、ということは3年生ね。
そして隣はおそらく、、山田葵さん、、確かこの、ハヤトくんの幼馴染だったはず。
ハヤト「いや開けるにしてもノックをって話でだな、、!」
「こほん!!」
私はわざとらしく咳払いをする。
「いちゃいちゃしたいのなら、ここ以外でお願いしたいわね」
?「いっイチャイチャ!?」
少女は顔を真っ赤にして恥ずかしがる。
可愛らしい子だわ。いじめ甲斐がありそうね。
ハヤト「変なこと言わないでくれ。俺はただこいつが」
「はぁ、、いいから、要件を言ってもらえるかしら」
ハヤト「あ、ああ、、そうだな、、、」
さて、何かしら。私の退屈をどうにかしてくれる、、、わけないか。
目の前の少年、ハヤトくんは決意のこもった瞳で私を見下ろしながら、重たそうな口をゆっくりと開ける。

ハヤト「、、天文部を、作りたいんだ!」

「、、、は?」
私はポカンと口を開けて一文字漏らす。
ハヤト「天文部を作らせてくれ!」
今度は頭を下げてくる。どうやら聞き間違いではないらしい。
「、、天文部、、、あなたたち、3年生よね?」
ハヤト「ああ」
「それなら、、あと1年もないのに部活を作ってどうするの?」
ハヤト「、、、、」
ハヤト「、、、確かに残された時間は少ない。それでも俺たちは天文部として活動したいんだ!たとえ、俺たちが卒業して、すぐに廃部になるのだとしても、、、」
ハヤトは拳を握りしめ、私を睨みつける。睨みつける、というほど私に敵対心は持っていないとは思うけど、見つめるという表現はしたくなかった。この場にそぐわない。
「、、、、」
どうやらこの男の決意はなかなかに固いらしい。それに、それなりの覚悟を持ってきている。
面白い、かもしれない。
「そう、、わかったわ。でも部活を作るにはそれなりの条件があるのよ」
ハヤト「条件?」
私は首を傾げる二人に対し、手でジェスチャーしながら説明していく。
「まず部員の数が5人必要。見たところあなたたち二人以外はいないわね?」
ハヤト「それは、、、、そうだが」
「そして顧問。まあ、これは協力してあげないこともないわ」
「そして最後に生徒会の承認。これも私の一存で決められるから、融通をきかせられる」
「この3つが部活として認められる条件。つまりあなた達は、まず正式な部員を、あと3人連れてきなさい。話はそれからよ」
ハヤト「3人か、、、わかった」
彼は少し考えて、その後ニヤリと不敵な笑みを浮かべた。
ハヤト「、、、それなら、こんなのはどうだ?」
「、、、?」
ビシッと指をさす。私の方向に。というか、私に向かって。
ハヤト「アンタが天文部の3人目になるってのはどうだ?」
「、、、は?」
葵「おおーっ!!それは名案だよーっ!!!」
「えっっ、いや、ちょっと、、」
葵「じゃああとは二人だねっ!いこーっ!!」
ハヤト「いこーっ!!!!」
「ちょっと待って!!!!!」
私は声を荒げて呼び止める。
なんなの、、、?ほんとにこのまま出ていきそうだったわ、、。
「あの、、、何で私が入るってことになったの?」
威嚇の意味も込めて睨みつけながら質問する。この場合は睨みつけていたで正しい。
ハヤト「だって会長、暇そうにしてたし」
「ひっ、、暇じゃないわよっ全然!」
ハヤト「そうか?なんか退屈そ~にしてたからさ」
「みっ、、見てたの!?」
ハヤト「い~や?でもその反応を見るに、図星ってやつか?」
「なっ、、、」
この男、、意外と賢い、、。
まさか葵さんも、、、?
葵「ぽけー」
いや、この子は違うわね。安心した。おかげで心が落ち着いたわ。
「、、意外とやるのね。でもごめんなさい。私は暇だとしても、天文部には入らないわ」
ハヤト「なんでだ?週休二日、保障は充実、アットホームな部活だぞ?」
葵「すっごーい!!!すごいよ天文部!!」
「いや、意味わからないわね」
何、なんなの、この二人。
なんでこんなに、楽しそうなの?
「、、、私はね、部活動なんてくだらないことにうつつを抜かしている暇はないの」
「私たちはもう3年生。すぐに卒業なのよ?それなのに今更部活って、、くだらないにも程があるわ」
ハヤト「おいおい、何もそこまで言わなくとも」
「、、、そうね、ごめんなさい。でもこれでわかったでしょ?私は絶対に天文部には入らない。そもそも星に興味なんてないもの」
ハヤト「、、、そうか」
ハヤトくんは残念そうな声を出し、とぼとぼと出口へ歩いていく。その後ろを、葵さんはてくてくついていく。
、、少し、言いすぎたかしら。でもこれで諦めて勉強に励んでくれるはず。私は正しいことをした。

、、、違う。
私が断ったのは、彼に勉強を頑張って欲しいからじゃない。ただ彼の目がすごく、、輝いていて、、宝石みたいで、、、。

ハヤト「、、、確かに残された時間は少ない。それでも俺たちは天文部として活動したいんだ!」

彼の言葉を思い出す。彼の表情を思い出す。
ドアノブに手をかけたハヤトくんが、振り返って私を見つめる。

、、私はきっと、そんな彼の眩しさに嫉妬していたんだ。

そして同時に、

ハヤト「なあ、生徒会長さん」
ハヤト「俺は諦めないからな」

彼なら私の退屈を壊してくれると、期待していた。

・・・・


「、、、はぁ、今日は一段と疲れたわね」
私は全ての作業を終え、少し暗みがかった廊下を歩いていく。
とは言っても、ほとんど作業などなかった。放課後は生徒会に用がある生徒も多いから、作業は午前中にほとんど終わりにしておくのだ。
ハヤトくんたちがきてから、約1時間。彼らは一体どうしているだろうか。

女生徒「ね、これ貰った?」
ふと近くを通りがかった女生徒たちの会話が耳に入ってきた。見ると、手に何かチラシのようなものを持っている。
女生徒B「あ、貰った!天文部だって!」
「天文部、、、」
まさか、と思いつつ、私は校庭へと向かう。案の定さっきの面々がビラ配りしていた。
ハヤト「天文部!天文部入りませんかーっ?」
「、、、ちょっと」
ハヤト「お、会長さん。さっきぶり!」
「、、、、、今時ビラ配りって、、随分と古風なやり方ね」
ハヤト「まあな。部員が必要になることを見越して、昨日のうちに印刷しておいたんだ。ほら、一枚どうぞ」
私は彼の手からチラシを受け取り、一応目を通す。まあ、何か変なことでも書いてあったら注意しないといけないもの。

~あなたと星々、繋がっているはず~
一緒に運命の星、見つけませんか?
天文部、募集中☆

ダサっ!
「、、、ダサッ!」
ハヤト「ええ!?」
しまった、あまりのダサさに思わず声に出してしまったわ。
「しまった、あまりのダサさに思わず声に出してしまったわ」
ハヤト「出てる出てる。全部声に出てるって」
「あ、ごめんなさい。でもこんな、、ふふっ、、」
ハヤト「悪かったなぁセンスがなくて!!これでも一生懸命作ったんだぞ?」
「くっ、、ふっ、、そ、そうよねっ、、あははっ!」
ハヤト「、、はぁ、まぁ笑えるならそれはそれでいいけどさ、、」
「それでッ、、ふぅ、どう?部員の方は、、」
ハヤト「全然だな。見ろよ、アレ」
私はハヤトくんの指差す方向へと目を向ける。
そこにはビラ配りをしている山田葵の姿があった。
葵「天文部~!天文部はいかがかね~?あ、そこの姉ちゃん、ちょっと寄っといで!」
「何あれ、、、魚屋?」
ハヤト「ああ、、なんでも近所の魚屋がアレで繁盛してるから、それを真似ればいい、、って事らしい」
「なるほど、、アホね」
ハヤト「アホだな」

ハヤト「、、まあでも」
ハヤト「こういうのも青春っぽくて悪くはない、、な」
「あ、、」
まただ。またあの目だ。
キラキラ輝いて、希望に満ちた目。
そんな目で、ビラ配りをする葵さんを見つめている。
だから私は、少し悪戯したくなった。
「あなた、、、青春とか、部活とか、、、この2年間でやらなかったの?」
人には聞かれたくないことがある。彼の場合、それがこれだと直感で理解していた。
いつもなら他人に干渉なんてしないし、したくもない。
けど今の彼の目は、、輝いているようで少し陰りがある、そんな目に、見えた。
ハヤト「、、、俺には親友がいたんだ」
少しの沈黙の後、ハヤトくんはぽつりぽつりと語り始める。
ハヤト「でも、ちょっと前に死んじまった」
ハヤト「そいつがさ、言ってたんだよ。俺の分まで青春を謳歌してくれって。全く困った遺言だよな。こう見えて俺、結構おとなしい優等生だったんだぜ?青春とか無縁の、いや、むしろくだらないとすら考えていたね。部活とかも時間の無駄だって、思ってた」
彼は捲し立てるかのように間を置かずに語っていく。まるで、早く口から出してしまいたいと思っているかのように。
ハヤト「でも、ま、アイツの数少ないお願いだからな、こうして俺が頑張ってるってわけさ」
「、、、、、、、そう」
正直、ここまで重い話だとは思っていなかった。だって彼のイメージと違いすぎるから。
「、、、ごめんなさい」
ハヤト「あーいや、いいんだよ。俺だって誰かに話したかったし。そりゃ葵は知ってるけどさ。他の誰かに話したのなんか、これが初めてだよ」
そう言って、彼は私に笑顔を向ける。
その笑顔は、とても純粋で、とても輝いていて、彼の心の陰りを、綺麗に覆い隠していた。

「、、、、あなた、、どうして」
?「おい姉ちゃん、、なかなか可愛いじゃねぇか」
瞬間、この場にそぐわないドスのきいた声が耳に入り、即座に顔をそちらに向ける。
葵「ありがとー!!!どうですかい?天文部」
そこにはガラの悪い連中が複数で、葵さんを囲んでいるのだった。
不良A「天文部は興味ねぇけど、アンタの体には興味あるかなァ、、、」
舐め回すような視線を、葵さんの体に這わせていく。
そして細い腕を強引に掴む。
ハヤト「お前らーー」
「あなたたち、やめなさい」
ハヤトくんが声を出す前に、私が声を張り上げる。彼は私の方を向き、驚きと心配の視線を向けるが、私は笑顔を返す。
大丈夫。そう目で訴える。
彼は何かいいたそうに口を開けかけたが、私は無視して不良たちの方へ歩みを進めた。
不良A「なんだよテメェ、、、俺たちはこの女とイイ事するの!」
葵「えっイイ事っ?それってなに??」
不良A「何って、、気持ちいい事だよ!」
葵「気持ちいい、、、クロスワード!?」
不良A「違うっ!お前は黙ってろ!!」
「ナイスアシストよ、葵さん」
不良A「なっ、、、、!!」
私は不良が会話に夢中になっている隙に、手の届く範囲まで距離を縮めていた。
そして不良の胸ぐらを掴み、体を捻って投げ飛ばす。
180センチは下らないであろう巨体が情けなく吹っ飛ぶ。
不良B「てめ、、、何を、、うおっ」
動揺した別の男にも技をかけ投げ飛ばす。
それからはもう、投げて、投げて、投げて、その繰り返し。
「、、、ふう」
そうして不良たちは、私によって全員倒されたのだった。
ハヤト「す、、すげぇ、、」
ハヤトくんが口をあんぐりとさせて私を見ている。
驚きだけではない。恐怖も混じったような表情だった。あの表情を見れただけで、こうして頑張った甲斐があるというものだ。
「、、大丈夫?葵さん」
私は手の汚れを払いながら、声を掛ける。彼女は一瞬の沈黙ののち、目を輝かせて私の手を握った。
葵「す、、すっごぉ~~い!!!!」
近い。顔が近い。
ハヤト「いや、ほんとに凄いよ。何かやってたのか?」
「ええ。色々と齧るくらいには」
ハヤト「齧るってレベルの強さじゃなかったけどな」
「そんな事ないわ。本業の人には通用しないもの。それより、もう帰りましょう。ここはなんだか、、不良臭いわ」
私は地面に這いつくばる男たちに聞こえるように言う。
不良A「テメェ、、後で覚えてろよ!!」
「ええ、努力するわ」
お決まりの捨て台詞を吐いてくる不良に、お決まりの回答で答え、校門へと向かっていく。

不良B「どうしますか?アイツ」
不良A「決まってんだろ、、、潰すぞ」
不良は去っていく楓の後ろ姿を見て、舌なめずりをするのだった。

・・・・

ハヤト「いや~今日は疲れたな!」
葵「そうだねぇ、いっぱいビラ配ったもんね!」
「、、それで、成果の方はいかがかしら?」
ハヤト・葵「「、、、、、、」」
「、、ま、そんなものよ。天文部なんて、マイナーな部活ではあるのだし」
ハヤト「そう思うなら、、、、どうだ?天文部は」
「さっきも言ったけど、それは無理よ」
ハヤト「ちぇっ」
「、、でも、あなたたちの努力を見て、少し気が変わったわ」
ハヤト「それって、、、」
「さっきはごめんなさい。くだらないとか言ってしまって」
ハヤト「あ、あーそっちね、、!」
「あら、何を期待したのかしら?」
ハヤト「い、いや何も?」
葵「でも残念だなぁ。楓ちゃんが入ってくれたら、きっと楽しくなるのに」
葵さんが、残念そうな声でそう告げてくれる。
私は天文部で一緒に活動する光景をイメージしながら答える。
「楽しく、、そうね、それは否定しないわ」

「、、って、どうして名前を、、?」
葵「あっ、ご、ごめんね!馴れ馴れしすぎたかな、、」
「別に構わないけど、、、」
ハヤト「そりゃあ、生徒会長の名前なんてみんな知ってるさ」
「あ、ああ、、なるほど、それもそうね、、」
よく考えれば、普通だ。いつもだったら何も反応せずに聞き逃していただろう。
だけど今の私は、名前で呼ばれたことに驚いてしまっていた。
それも、驚きの中にはなぜか嬉しいという感情も乗せられていた。
ハヤト「てなわけで、よろしくな!楓!」
「、、あなたは流石に馴れ馴れしいわね」
ハヤト「なんで!?」
その後も他愛ない会話を続け、駅で別れた。
何度も天文部に誘われたけど、断り続けた。
私にはまだ、あの輝きの中に入れる自信がないから。

・・・

次の日、この日は珍しくいつもより帰りが遅くなってしまった。
時刻は19時20分。あたりはもうすっかり暗くなっている。
「、、、はぁ」
ひとりになると、ため息が増えてしまう。
昨日とは違う、独りの帰り道。
私は暗い路地の寂しさに耐えられず、小さく走り出そうとするがーー
不良A「オイオイ、そんな急がなくてもいいじゃねぇか」
「!?」
背後から聞き覚えのあるどすの利いた声が聞こえて、咄嗟に振り返る。
そこには昨日の不良が3人、、いや、私の右側と左側の一人ずつを含めれば、5人もの不良が私を囲っていた。
「、、、あなたたち、一体何の用かしら?」
不良A「言っただろ?覚えておけ、、、ってな」
「そんなこと言ったかしら」
不良A「チッ、、、まあいい、、この間の分まで、イイ事してもらおうじゃねぇか、、!」
男はそう言って、私の太ももに視線を向ける。
つくづく気色の悪い男。私は蔑んだ視線を男たちに向ける。
「3人がかりで無理だったものが、二人増えたくらいでどうにかなるとは思えないけど」
不良A「、、、、、いくぞオラァ!!」
男たちは一斉に私に向かって飛びかかる。全員が全員、素人丸出しの隙だらけ。
というかまず、いくぞとか言わないほうがいい。
私は冷静に一番近くまで来た男の胸ぐらを掴み、昨日のように投げ飛ばす。
「はぁっ、、!!」
不良D「うおっ!?」
次に近づいてきた男の拳をよけ、腕を掴んで3人目の方へと投げ飛ばす。
「ふっ、、!」
不良B「どわっ!!」
不良C「おおおおっ!!」
ここまでは順調。
しかし、流石に5人という数は厳しかった。
不良E「オラッ!!捕まえたァッ!!!」

がしっ

4人目が私の腕を掴む。振り解こうと身を捩ると、5人目が反対側の腕を掴んで止めた。
「ぐっ、、、、」
不良A「はは、、なんだよ、案外あっけねぇな」
「、、、、、、、ッ」
大丈夫。この人達は雑魚。必ず隙を見せる。
私は不良をギラギラとした眼差しで睨みつける。
不良「おーこわいこわい、、、反抗的なメスには躾をしないと、、なッ!!」
「、、、えっ?」

ボコッ、、!

一瞬、何が起きたのか分からなかった。
見ると、私の柔らかいお腹に、硬い拳がめり込んでいた。
殴られた、ということを理解した時には、すでに鈍い痛みが駆け巡っていた。
「ぐふッ、、、、!」
あまりの衝撃に、視界が点滅する。
理解の後には、困惑が待っていた。
なぜ、ここまで、どうして、女の私を。
考えを巡らせていると、まるでその思考を止めるかのように次の一撃が繰り出される。
不良A「オラッ!もう一発くらえやッ!!」

ドゴォ!

「がはっ、、、、!」
さっきよりも重い一撃が、私に襲いかかる。どうやら最初のは慣らし程度のつもりだったらしい。
「うぷっ、、、、、」
胃の中のものが込み上げてきて、咄嗟に口を閉じる。
気持ち悪さと痛みで、閉じた口から胃液混じりの涎が溢れ、鼻水が垂れてくる。私は白目を剥きながら必死に嘔吐するのを耐えていた。
不良B「オイオイ、、吐きそうじゃねぇか」
不良C「すげぇ顔w美人が台無しだなぁw」
不良たちが、私のおかしな顔を見て笑い出す。
私は屈辱と怒りを滲ませながら、鋭い視線を不良たちに向けた。
「、、、あなたたち、絶対に許さない、、、!」
大丈夫。必ず隙が生まれる。大丈夫。一瞬でも隙が生まれればこんな奴らーーー
不良A「おっとぉ、、まだ調教が足りないみたいだ、、、なッ!!」

ボコォッ!!

「おごっっ、、」
反抗的な態度を続ける私に、不良は最後の一撃を加える。
急速に胃の中のものが逆流してきて、鼻の奥がツンとなる。
耐えろ、耐えろ、耐えろ!
私は口を必死に閉じようとするが、激しい嘔吐感に襲われ、抵抗虚しく全てを吐き出してしまうのだった。
「お゛え゛ええええええええええ゛っっ!!!お゛げぇえ゛ええええ゛え゛えええ゛っ!!!」
不良C「うおっ!!こいつ吐いた!!」
不良A「きったねぇww」
視界がまたも点滅する。嘔吐特有の苦しさと解放感が込み上げてきて、更なる嘔吐を呼び起こしていく。
「お゛え゛えええええええええ゛っっ!!」
鼻水が溢れ、口の中まで入り込んでくる。
胃液の酸っぱい匂いが、脳内に染み渡る。
そのあまりの苦しさに、自然と涙が溢れた。
「、、、、、あ゛、、、あ゛、、、あ゛」
全てを吐き出した私は白目を剥きながら、涎を垂らして気絶したようにピクピクと情けなく痙攣した。
大丈夫、必ず隙が生まれる。
そんな考えは、胃液と共に吐き出してしまっていた。
覆すことのできない、男と女の絶対的な力の差。
技術がなければ、私はこんなものなのだ。
絶望が、後悔が、恐怖が、脳内を支配していく。
不良A「さて、、始めるか」
薄れゆく意識の中で、不良たちの会話が聞こえてきた。
始める?何を?
不良C「うひょひょ!いいんすか?こんなでかいおっぱいを好きにして」
不良A「当たり前だ、、、おら、脱がすぞ」
脱がす?おっぱい?なに、なんの話?

ビリビリッ、、ビリッ、、

何かしら、、何か、、破く音が、、聞こえる、、。
不良D「おおおおおっ!!デカすぎだろっ!!」
デカすぎ、、、何が?
不良A「乳首も綺麗な色してるぜ、、、」
乳首、、?どうして乳首の色なんか知って、、?
不良B「おい、そっち抑えろ、、、マンコご開帳だ、、」
え、、マンコ、、、マンコって、、誰の?
私はゆっくりと思考を巡らせ、理解していく。
マンコ、、乳首、、、脱がす、、おっぱい、、。
不良たちの発した単語を、一つずつ噛み砕いていく。
そして、最悪の結論が、無慈悲に導き出される。
そうか、、、私、コイツらに犯されるんだ、、。

ビリッ!!

不良A「おお、、マンコも綺麗だ、、、!」
不良E「マン毛は意外と濃いっすねー」
絶望が、上乗せされていく。
見たくない。何も見たくない。このまま気絶したい。
そう思えば思うほど、私の意識は鮮明になっていき、感覚すらも徐々に取り戻させた。
不良A「そっちどうだ?」
不良C「最高に柔らかいですよ、、、乳首も勃ってきました」
不良B「トモさん、、俺もう我慢できねぇっす!」
不良D「馬鹿おまっ、、汚ねえモン見せるな!」
不良B「いいだろどうせ全員でやるんだから」
不良A「そういうことだ。お前ら準備しろ」
不良C「フォ~!!」
私の周りに汚い棒状のものがいくつも現れる。
いよいよその時が近づいてきたとわかり、絶望に染まりながらも、ありえない希望に縋ってしまう。

「助け、、、誰か、、助けて、、」

私のか細い声を聞いて、不良たちが大声で笑い出す。
不良B「助けだってwwくるわけないのにwww」
不良A「さっきまであんなイキって他のになぁwww生徒会長さんwww」
ぎゃははは、という下品な笑い声を響かせる。
私は屈辱と悔しさで涙を流した。
それでも私は願い続ける。
助けて、誰か、助けて、、!
?「助けなら来たぜ、今ここに」
そして不良たちの後ろから、聞き覚えのある声がしたのだった。
「ハヤト、、くん、、」

不良A「なっ、、、!」
ハヤト「オラァ!!!!!」

ドゴッ!

不良B「てめ、、このッ」
ハヤト「ウラァ!!!」

ボゴッ!!

ハヤトくんは
ハヤト「はっ、、チンコ丸出しで喧嘩とは、滑稽だな」
不良C「くそッ、、邪魔しやがってッ!」
ハヤト「フンッ!!」

バキッ

不良C「はひゃっ、、、!」
ハヤトくんは不良のペニスを足で蹴り付け、蹲ったところにまた蹴りを入れた。

バキッ!!

ハヤト「全員、、、生きて帰れると思うなよ」
不良A「クッ、、クソッ、、、!!」

ドカッ、、バキ、、バキ、、ドゴッ、、ボコッ、、、ドゴォッ!

ハヤト「ふう、、、」
不良たちは、彼によって壊滅させられた。
ハヤト「大丈夫か?会長さん」
乱れた衣服で横たわる私に上着を掛け、優しく話しかける。
「ええ、、、、ギリギリセーフ、、よ」
私は精一杯の虚勢を貼って彼に答える。
「ありがとう、、、」
涙と鼻水と唾液でぐちゃぐちゃになった顔を、私はさらに涙でぐちゃぐちゃにした。
でもさっきまでの涙とは違う、安堵の涙だった。

・・・・

ハヤト「それでさ、葵の奴が泣きながら謝ってきてさ~」
「ぷっ、、あはは、、」
不良たちを片付けた後、私はハヤトくんの背中におぶさって路地を歩いている。というより連れてかれている。
なぜならば、私の衣服はビリビリに裂かれ、前が丸見えになっているからだ。
だからこうしておんぶの形をとり、彼の大きな背中に支えられているのだ。
多分私の胸の感触が、これでもかってぐらい彼には伝わっているだろう。
でも、それでもいい。
今は、、彼の大きな背中を堪能したい。
それぐらいしないと割りに合わない。
「、、、、でもいいの?あなたの家、反対方向でしょう?結構遠いのに」
ハヤト「いいよ別に。どうせ学校戻るし」
「学校?」
ハヤト「ああ、、葵が待ってるからな」
「葵さん、、、なぜ?」
ハヤト「部活だよ」
「部活って、、まだ認められてないはずだけど?」
ハヤト「あ、そうだった、、、!悪い、今のは無かったことに、、、!」
「、、、はぁ、、、分かったわ。今回は見逃してあげる」
ハヤト「よっしゃ!」

そうこうしている内に、私の家に着いてしまう。
「あ、、、ついたわ。ここよ」
ハヤト「おっ、そうか」
毎日帰ってきてる、大きな一軒家。電気は当然、ついていない。
「ええ、、本当にありがとう」
ハヤト「いいってば、、」
私は彼の背中からゆっくりおり、真っ暗な玄関へと歩く。
それはいつも通りのはずなのに、なぜかとても寂しく感じられた。
、、、ドアノブを持つ手が重い。
でも、開けないと。彼に不思議がられる。
ゆっくりと手を動かすと、ハヤトくんの方から声をかけてきた。
ハヤト「、、、なぁ、これから一緒に学校行かないか?」
「え?」
ハヤト「部活、、、やらないか?」
「、、、、、でも私、天文部じゃないわ」
ハヤト「アレだよ、、アレ、、その、体験入部ってやつ?うん、、」
ハヤト「つーかさ、この機会に入っちゃえばいんだよ!俺たち歓迎するぜ?」
ハヤトくんはポリポリ頭を掻きながら、照れ臭そうに斜め下を向いている。
「、、、、、」
「、、、、ぷっ」
そんなハヤトくんがなんだか面白くて、私は笑ってしまった。
ハヤト「なんだよ!笑うことないだろ!」
「ふふっ、、ごめんなさい、、なんかその、、必死すぎて、、」
ハヤト「そりゃ必死にもなるって、、、昨日今日で部員ゼロだし」
「ふふふっ、、それは大変ね、、、いいわ。体験入部してあげる」
ハヤト「本当か!?」
「でも、正式に入部するかはこれから次第よ?」
ハヤト「おう!任せとけ!」
そして私は、私たちは、学校に向かうのだった。

・・・・

葵「うおー!!!楓ちゃん!!!」
「こ、こんばんは、、」
学校に着くと、元気いっぱいの葵さんが出迎えてくれた。
そして、もう一人。
ちなみ「こんばんはぁ〜!」
「ちなみ先生、、!どうしたんですか?」
ちなみ先生。国語の教師だ。
優しいけど、何かと抜けている先生で、どことなく頼りない。
ちなみ「葵さんとハヤトくんに頼まれてね、、教師として部活動を見守ってくださいって、、」
「それって、、顧問になるってことですか?」
ちなみ「ふぇ??違うよ?」
「でも、部活動を見守るって、顧問ってことじゃ、、、?」
ちなみ「えっ、そ、そうなの?」
ハヤト「そのつもりでしたよ!」
ちなみ「ええええええ!?こ、困るよぉ!!」
この先生のことだ。多分このまま顧問も流されてやってしまうだろう。
私はハヤトくんのそばに近づき、小さく耳打ちする。
「意外とやることやってるのね」
ハヤト「そりゃまぁ、、本気だからな」
私にしか聞こえない返事をした後、ちなみ先生や葵さんとの会話に戻る。
そして話しながら笑う彼の横顔を、私は見つめていた。

・・・

ガチャ

ハヤトくんの手によって、鋼鉄の扉が開かれる。それは、ほとんどの生徒が開かずの扉として認識している、屋上の扉だった。
葵「んんーーーーっ!風が気持ちい〜!!」
ちなみ「ホント、、意外と涼しいですねぇ」
屋上、私でも始めて来た。
風が強く吹いている。天井のない開放感が凄まじい。それなりに大きい学校なので、周囲の建物が綺麗に見渡せた。
「、、すごい」
私は感嘆の声をあげる。しかし、他の皆はすでに別の場所に夢中になっていた。
葵「わぁー!!星すっごい綺麗!!!」
ちなみ「わっ、、本当ですねぇ、、!!」

ハヤト「ほら、会長さんも見てみろよ」

促されて、ようやく私は空を見上げる。

「、、、、、わぁ、、」

目に入ってくるのは、空を覆う美しい星々。
その一つ一つが眩いほどに輝いて、そのどれもが特別。
まるで、彼らのよう。
ハヤト「、、どうだ?」
彼が聞いてくる。私は星を見たまま答える。
「、、凄く、綺麗」
ハヤト「だろ?」
彼の顔は見ていない。だけど多分、今、彼は笑顔を向けてくれているのだろう。
あの星々のような、輝いた笑顔を。

「、、楓」
ハヤト「へ?」
「楓って呼んで」
ハヤト「え、いいのか?」
「ええ、、呼んで欲しいの。部活の仲間には」
ハヤト「それって、、、」
「生徒会長西野楓は、天文部に入部させていただきます」
そう言って、私は笑う。
もう、私は彼に夢中になっていた。

ハヤト「うおおおおおよっしゃああああああ!!!」
葵「わーい!!わーい!!!ほら!先生も!!」
ちなみ「へ?わ、わーい、、?」
みんなで大騒ぎして、笑い合う。
それはまるで、青春のように。彼が目指して、私が馬鹿にしていたもののように。
私は今、彼らと同じような笑顔で笑えているだろうか?
そんなことはどうでもいい、今は彼らと一緒に笑っていたいから。

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ぷに子ラボ 2023/11/27 21:32

黒髪清楚な生徒会長が儀式で怪しげな料理を食べさせられて… 後編

こちらは後編です。先に前編を見てから読むことを推奨します。


・・・・

葵「あっ!楓ちゃーん!!」
運悪く、ハヤトたちと出会ってしまった。
みんなに大丈夫かと心配されて、大丈夫と返した。みんなに合わせる顔がないと思った。特にハヤトには想いを寄せていたため、精液臭い口臭を嗅がせまいと口元を手で覆った。
すると、自らの吐く息の匂いが閉じ込められ、楓の手の中に精液の匂いが充満した。
楓(おっ♡この匂い♡精液、、、、きちゃったぁ♡)
楓の脳がすぐに快楽でいっぱいになる。
楓「みんなぁ、、も、、もう、、大丈夫だから、、部屋に戻らせてぇ、、♡」
声が甘いものに変わり、周囲をどよめかせる。
葵「か、楓ちゃん?大丈夫?」
葵が覗き込んでくる。楓は以前手で口を抑えたままだ。手で抑え、中では鼻で大きく息を吸って充満する匂いを楽しんでいる。隠れて見えていないが、舌を突き出して唾液を溢れさせている。
楓「はぁ、、はぁ、、ん、、、はぁ~♡」
「楓、、儀式が嫌なら正直に言えよ」
大好きなハヤトが心配してくれている。別の男の精液の匂いを堪能している楓に。
しかし彼女の頭はもう、精液オナニーのことしか考えていなかった。

心配している葵とリコとハヤトだったが、他の3人は別の感情が蠢いていた。
恋歌(楓、、本当に大丈夫ですの、、?汗もすごいし、乳首が透けてます、、)
ちなみ(楓さん、、どんな儀式だったの、、何であんなに、、えっちな感じがしちゃうの)
ミカ(あんなの、、何かあったに決まってる、、服の上からでもわかるほど乳首勃起させて、、、どんなことされたのよ、、!)
3人は楓のただならぬ雰囲気に当てられて、頬を紅潮させてマンコをじわりと濡らした。
楓(もうダメ、、、ごめんみんな)
楓は心配するみんなの間を無理矢理突っ切って部屋に入った。残された人たちは納得できないまま、ひとまず解散という形になった。

楓は部屋に入るなり服を脱いだ。
楓「はぁ、、はぁ、、は、、、あ、、も、もう我慢できない」
自らの手でさっきのように口元を覆い、なるべく充満するように息を吐いて、それを鼻で味わった。
楓「んっすうううううううううううううううう♡♡」
精液の臭い匂いが、脳に直接届いた錯覚を覚える。
楓「んっはぁ~~~~~~~♡♡♡」
楓はアヘ顔になって歓喜する。立ったまま足を開き、びしょびしょになったマンコに指を挿入する。
楓(早く、、早くイキたい♡♡)
楓「あんっ!は、、はぁ、、はぁ、、あん!」
右手でマンコをかき回し、左手で匂いを嗅ぎオカズにした。

ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ

楓「すんすんすんっ、、あっへぇ~~~♡ザーメンの匂いっ、、最高♡マンコ、、気持ちいいっ!!」

ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ

楓「ふんっ、、ふんふんっ♡♡お”っ、くっさ♡♡やばい~~~これっ♡イクっ♡すぐイクっ♡」
村長を誘ったようにガニ股で腰をくねらせ、畳を本気汁でビチャビチャに濡らす。勃起した乳首が胸と共に揺れ、ピンク色の軌道を描く。
最後の一押しと言わんばかりに、楓は自らの口臭を目一杯吸い込む。

ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ

楓「んっすううううううううううう、、、はぁっ!!!イグぅ、、イグイグイグイグイグうううう♡♡」

ブシャああああああああ!

楓は大きく体をくねらせ、潮を吹き出してイった。腰をカクカクさせて絶頂に浸り、吹き出る潮で畳をさらにビチャビチャにする。
楓「はぁ、、はぁ、、、はぁ、、す、すっごお♡こんなに気持ちいいオナニー、、は、初めてぇ♡」
楓が絶頂の余韻に体をびくつかせていると、部屋の障子を叩く音がした。すぐに我に帰り、とりあえず裸のまま返事をする。
楓(まさか、、天文部じゃないわよね、、)
仲居「楓様、お連れ様はすでにお風呂に入られました。楓様には今入っていただければと思います」
楓(あ、、ああ、、お風呂、、そっか、まだだったわね、、、)
楓「わかりました。ありがとうございます」

一度絶頂を味わってスッキリした楓はお風呂に向かうことにした。

・・・・

楓「へぇ、なかなかいい温泉ね」
体を洗い、奥の方に浸かる。
楓「ふう、、、」
楓「今日は、、なんだかすごい1日だったわね」
楓は今日1日の出来事を思い返し、身震いする。
楓「危なかった、、快楽に屈して、あんなおっさんとセックスしちゃうところだった」
村長のチンポを思い出して、生唾を飲み込む。
じわりと濡れた感じがして、マンコを優しくさする。
楓「明日は、、耐えないと、、じゃないときっと、、」

そんな考え事をしていると、脱衣所の方から物音がした。
楓「まだ入ってない人がいたんだ、、」
しかし、物音の正体は楓には予想できない人間だった。

安沢「いや~~~~今年の学生たちは最高ですな!」
おじさんA「そりゃもう!み~んなべっぴんさんや」
おじさんB「おっぱいもでかいしな」
おじさんC「きっとマンコも最高の具合でしょうな~~!」

楓(え、、男!?どうして!?)
楓は咄嗟に岩陰に隠れる。

おじさんB「安沢さんは誰狙いです?」
安沢「ワシはミカちゃんやな!あの赤い髪のおっぱいちゃん!」
おじさんC「え~俺はてっきりあの、ショートカットのほうかと、、」
安沢「馬鹿野郎ワシはロリコンやないわい!」
おじさんA「違いますよ!あのアホそうな子ですよ!」
安沢「あ~そっちか、ガハハハ」
どうやら、天文部の女子で最低な会話をしているらしい。楓は息を潜めて会話を盗み聞いた。
楓(最低な人達、、、、)
楓(あ、、オチンポ、、見える)
楓はおじさん四人のだらりとさがった大きなペニスが目に入ってまう。先程まで濡れていたマンコが物欲しそうにヒクヒク蠢き、我慢できず手が勝手にオナニーを始めてしまう。

くちくちくちくちくち

安沢「ミカちゃんはな、実はどすけべやねん、ワシにはわかるわ」
おじさんB「えっまじすか、全然見えんのに」
安沢「まじまじ。今日尻叩いてやったけどな、あれ多分濡れたで、まじで」
おじさんA「またまた~、、ま、安沢さんがそういうならほんとなんだろうけど」
楓(そんなわけないでしょ、、低俗なブタども、、!)

くちくちくちくちくちくち

楓はおじさんたちを睨みながらオナニーする。胸を激しく揉みしだいて、勃起したクリトリスをくりくりさせる。
楓「ふっ、、ふっ、、ふっ、、ふっ、、」
おじさんB「そういえば、あの子はどうなんです。黒髪の」
安沢「あ~楓ちゃんか」
楓(なっ、、わ、私、、!?)

くちくちくちくちくちくちくち

安沢「あの子もエロいな~、はよセックスしたいわ」
楓(な、、何を言っているの!?あの男は、、)

ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ

おじさんA「いいですねぇ、、フェラして欲しいですねぇ」
楓(フェラ、、!?あのオチンポを咥える、、、するわけないじゃない!!)

ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ

おじさんB「私はあのおっぱいでパイズリして欲しいね」
楓(パイズリ、、オチンポをおっぱいで挟む、、あのおっきなオチンポを、、)
想像して、胸を揉む動きが激しくなる。乳首を摘んで、さらに快感を高める。

ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ

おじさんC「俺はアナルセックスしたいね」
楓(アナルセックス、、お尻の穴で、、セックス、、)

ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ

自らがおじさんチンポで犯される想像に脳が支配され、どんどん快感が高まり、動きが激しくなっていく。

楓「はぁ、、はぁ、、あ、、は、、んん、、んっ」
楓(ダメ、、気持ち良すぎてオナニー止まらないっ、、、)

ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ

楓(もう少し、、もう少しで、、イケそう、、っ)

ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ

楓は胸を乱暴に揉み、乳首をピンっと弾いた。快感で少し声が漏れ、口元を漏れないように抑える。
楓(あっこれ、、、私のくっさい口の匂いがまたっーー)
あの匂いを嗅ぐときっと自分は声を我慢できない、そう思ってはいたが、目の前の快楽に争う術を楓は持ち合わせていなかった。
楓「んっすうううううううう♡」
楓(イクイクイクイクゥ♡♡)
楓「んっ、、、、、!!!あっ、、ああっ、、あ、、ん、、ん、、、くふっ、、は、は、、、」
ビクビクと体を痙攣させ、なるべく音を出さないように抑え、バレない程度に水面を揺らして絶頂を味わう。
楓(よ、、よかった、、声は、、多分バレてない)
楓「はぁ、、はぁ、、、はぁ、、、はぁ、、、」

バレていない。そう安心した時だった。
安沢「なんや、ここちょっとメス臭いなぁ」
楓はゾワっと悪寒を感じ、身震いする。
楓(そんな、、バレた、、?いや、まさか、、)
おじさんB「クンクン、、あ~ホンマですねぇ、、発情したメスの匂いがプンプンします」
楓(何、、?匂いでなんて、犬じゃあるまいし、、)
おじさんC「そういえばさっき声がしましたね」
楓(そんな、、声は抑えたはず、、)
楓が思考を巡らせていると、おじさんたちが声をかけてくる。
おじさんA「そこに隠れてるスケベ女、出てこーい」
楓(そ、、、そんな、、)
完全にバレていた。
安沢「おいで~怖くないで~~」
おじさんB「いやそんな犬じゃないんですから、、」
楓(そうよ、、!出て行くわけないっ、、というか犬はあなたたちよ、、)
楓は息を殺してじっと気配を断つ。
楓(このまま黙っていれば、、気のせいだと思うかもしれない。もし今出ていけばきっと、、、、きっと、、)
楓に淫美な思考が過ぎる、絶頂直後の敏感なマンコが、またくぱっと開き始める。
楓「はっ、、、はっ、、はっ、、はっ、、」
おじさんB「、、出てきませんねぇ」
安沢「おっかしいな~確かに匂いはするんに。気のせいやったんかなぁ」
楓(そう、、気のせいよ、、早く出ていって、、じゃないと私、、)
おじさんC「俺見てきましょうか?」
楓(ちょっ、、それは、、マズイ、、どうしよう、、)
楓は周囲に隠れる場所がないか探す。ぱっと見ではどこも隠れそうにない。だが、常に学年トップを維持してきた彼女の頭脳は、こんなことにも役に立った。
楓(水中を、、バレないように泳いでいけば、、!)
楓は意を決して、じっと機会を待った。狙い目は、おじさん集団がこちらに近づいてきた瞬間。おじさんたちのいる空間の反対側の岩陰から泳いでいけば、おそらくバレることはない。
そうだ、近づいてこい、、もっと、、、!
しかしそんな楓の作戦は、安沢によって破られた。
安沢「待て待て、もっと確実な方法があるやん」
安沢は周囲のおじさんを退けて、自ら前に出る。それもペニスを扱きながら。
楓(な、、何、、してるの、、?)
安沢「スケベなメス、見てみいこれ!君の大好きなオチンポ様やで~!」
安沢のペニスはみるみるうちに大きくなり、力強く勃起した。
楓(なっ、、、、お、、おっきいいっ、、、!!)
楓は思考を停止してしまう。先程までの知的な作戦は、全て安沢のデカチンポによってかき消された。
楓(あんなの、、、デカすぎる、、入れられたら、、多分、、飛んじゃうっ、、!!)
楓は安沢のペニスで子宮をぐちゃぐちゃに犯される想像を無意識のうちにしてしまい、マンコが濡れて乳首がぷく~っと膨らんでいく。
楓(い、、入れたい、、セックス、、したい、、)
口の端から涎がたれ、温泉の水面にぴちゃんと落ちた。
楓(でも、、水中、、を通っていけば、、、助かる、、)
楓は思考をなんとか正常に戻そうと努力する。だが安沢のペニスに目が釘付けになってしまう。
楓(私、、、私は、、、、!!)

安沢「お~~~楓ちゃんやったかぁ!!」
楓「、、、どうも」
楓はおじさんたちの前に姿を晒した。マンコもおっぱいも丸出しで恥ずかしかったが、あくまで平静を装った。
おじさんB「なんで隠れてたの?」
楓「えっと、、ここ、、混浴なんですか?」
おじさんC「知らんかったのか。ここの温泉は、不定期で混浴になるんやで」
楓(不定期で混浴、、、?そんなのアリ、、?)
楓は冷めた目で周囲を見据える。側から見れば表情自体は冷静で落ち着いているように見えるだろう。しかし体の方はしっかりと反応していた。口の端から涎を垂らし、乳首をビンビンに勃起させてマンコを濡らす。お湯で濡れているから分かりにくいが、マンコの周辺は粘ついた液体で溢れていた。
楓「すみません、もう出るので」
楓はそそくさと出ようとすると、安沢に腕を掴まれた。やはりこうなるか、と思った。
安沢「そんなこと言わずに、すこ~しお話ししようや」
安沢の大きなペニスが目に入る。ゴクリと唾を飲み、とろけた笑みを浮かべて涎を垂らした口でこう答えた。
楓「、、、少しだけなら」

楓は湯船に浸かろうとするが、安沢に止められた。
安沢「ここで話してたらのぼせてまうで」
洗い場の方に連れて行かれ、おじさん四人は楓を囲んで位置どる。明らかにお話だけでは済まなそうな位置だった。期待に乳首が疼き、マンコがドロっとしたものを溢れさせる。
安沢「これでよし、やっぱええ体しとんなぁ~」
おじさんC「ですね~おっぱいもでかいしマンコもエロい」
おじさん達は楓の目の前で卑猥な視線を向けてくる。
楓(くっ、、この人達、、こんな目の前で、、いやらしい視線を向けてくるなんて、、)
おじさん達の視線を受け、恥辱に涙を浮かべながら睨みつける。すると、何か気配を感じた。おじさん達がさらにいやらしくなったような、そんな気配が。
見ると、安沢以外のおじさん達のペニスも、だんだんと大きくなっている最中だった。

ムク、、ムクムクムクっ

楓はそんな勃起の一部始終を、じっと見つめていた。心なしか匂いもしてきた気がして、息を荒くした。
おじさんB「楓ちゃんってさ、処女?」
おじさん達は何食わぬ顔で、性的な質問をさも当然かのようにぶつけてきた。
楓(こんなの、、、答える必要が無い)
しかし、思考とは別に涎で糸を引いた口が動いた。
楓「、、、しょ、処女です、、」
おおっと歓声が湧き上がる。体がびくつき、なんともいえない快感が迸る。
おじさんA「楓ちゃんはオナニーするの?」
楓(、、気持ち、、悪い、、人達、、)
楓「し、、しますっ、、」
おじさんC「どんな風に?」
楓「、、おっぱいを揉んで、、お、おまんこの中に指を入れて、、、クチュクチュって、、」
ツーっと冷たいものがマンコから垂れ下がり、地面に落ちた。ふと下を見ると、自らの愛液で水溜りができてることに気づく。
安沢「じゃあ、今ここでオナニーしてや」
楓(なっ、、そ、それは、、、、)
いくらなんでも、と思った。
楓「は、、はい、、分かりました、、♡」
楓は右手をゆっくりとマンコに持っていき、左手で乳首を摘んでから、指を挿入した。
楓「んんっっ!!!!」
入れた瞬間に声が漏れる。トロトロになった膣内は、外部からの刺激を嬉々として受け入れ、愛液を分泌させて喜んだ。

ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ

指を激しく動かし、時々クリトリスや膣内の一番気持ちいいところを引っ掻いて、刺激を与えていく。
楓「あっ、、はぁっ、、あん!あん、、あんっ!!!」
もう我慢する必要のない声をあげ、おじさん四人に見られながら、絶頂へと上り詰めていく。
安沢「ワシらもシコるか」
おじさんA「ですね」
そう言っておじさん四人が自らのペニスに刺激を与えていく。
楓(すごい、、男の人のオナニー、、、初めて見た)
楓はさらに興奮し、涎と愛液をだらだら垂らして、膝をガクガクさせる。部屋でオナニーした時よりもずっと激しく、腰をカクカクさせて足を開く。

ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ

楓「あんっ、、ああっ、、あん、、気持ちいい♡オチンポ見ながらマンズリ、、気持ちいい♡」

ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ

楓「あっ、、はぁん♡、、、、はぁ、、あんっ、、も、もうイきそぉ、、、っ」
聞かれてもいないのに、楓は報告した。安沢が笑みを浮かべ、他のおじさん達に合図を送る。
安沢「ならワシらのザーメンでイけ!!」
おじさん達はしごく手をどんどん加速させて、楓が絶頂する直前に合わせて一斉に射精した。

ぶびゅうううううう!びゅるるるるるるるるるるるるるるるる!びゅっ!びゅるるるるっ、、びゅ、、、びゅるるる!

楓の全身に、濃厚な精液が降り注いでいく。お腹、腕、手、マン毛、顔にまで精液がかかる。
楓「あんっ♡ざーめんきたぁ♡ザーメンの匂いっ、、すううううううう、、、あっへぇ~~~~~~♡」

ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ!

楓はアヘ顔になって指を加速させ、腰を前に突き出してすぐに絶頂した。
楓「イクゥううううううううううううううう♡」

ぶしゃああああああああああ!

楓はまた潮を吹いた。あまりの快楽に、精液まみれの全身をビクつかせながら、へたりと床に座り込んでしまう。
楓「あ、、へぇ、、へあ、、、あ、、あひぃ、、」
頭が真っ白になり、途切れ途切れの喘ぎ声を上げる。疲れ切ったマンコがピクピク動いて、小刻みに汁をぴゅっぴゅっと噴き出している。顔は鼻水と涎でぐちゃぐちゃになり、先程までの凛々しい無表情は無惨なアヘ顔に変わっていた。

安沢「ふ~~楽しめたわ、ほなまたな~」
おじさん達は、談笑しながら脱衣所に向かった。
なぜ最後までしないのと思ったが、絶頂に浸ることしかできない楓は、情けなく痙攣するばかりだった。
楓「きっ、、気持ち、、良すぎて、、あ、、え、、だ、ダメぇ、、、、」

・・・・
しばらく床に伏せていた楓は、ゆっくりと立ち上がり、身体中にこべりついた精液を洗い流すべく、シャワーに向かった。
鏡の前で、自らの汚れた体を見る。乙女の肉体では無かった。
しかしそんな後悔は、頬にかかった精液をぺろりと舐めて忘れた。
楓「、、変な味♡」

ぐちゅ

楓「あん、、、っ」

楓は全身の精液を処理して部屋に戻った。
通常の洗い流す行為よりも遥かに時間がかかった。回数にして5回のオナニーだった。

合宿はまだ1日目。儀式はまだ二日間もある。
楓(明日は、、どんな儀式なのかしら、、、)
楓「あっ、、、あんっ」

楓は6回目のオナニーを始める。

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ぷに子ラボ 2023/11/27 21:29

黒髪清楚な生徒会長が儀式で怪しげな料理を食べさせられて… 前編

生徒会長、堕ちる(後編)の先行公開に先立って、すでにpixivで公開済みの、天文部部長にして生徒会長のヒロイン「西野楓」が出ている話だけをこちらでも公開します。

これだけ見れば、西野楓が堕ちるまでの過程が全てわかる!

※なお、文字数の関係で前編と後編に分ける場合があります。

こちらのシナリオは、第二話前編です。

それでは、よろしくお願いします。




第2話 合宿1日目

俺たちはちなみ先生の車で合宿先に向かっていた。
運転席が先生、助手席が楓、後ろの席に恋歌とリコ、間に俺、さらに後ろにミカと葵が乗っている。

葵「ねえ、しりとりしようよ!」
「しりとりって、、小学生じゃあるまいし、、」
葵「え~そうかなぁ?」
恋歌「そうですわ!恥ずかしいですわ!」
楓「誰も恋歌を参加させるとは言ってないわ」
恋歌「な、なんですってぇ!?」
ミカ「ま、暇だし、やってあげてもいいわよ」
リコ「リコ、しりとりやる。結構好き」
ちなみ「先生も参加します~」
葵「やった!ね、ハヤトは?」
「、、わかったよ、俺も参加する」
恋歌「へっ!?」
楓「私も参加するわ。どっかのお嬢様は参加しないみたいだけど」
恋歌「ぐぬぬぬぬ~~~、、、っはい!!私も参加します!」
恋歌は手をあげて大声で叫んだ。助手席の楓が勝ち誇った顔で振り返ってくる。恋歌はそれを見てまた悔しそうにグヌグヌ言っていた。

葵「じゃあいくよぉ!まずはしりとりの、、、”し”から!」
し?りじゃなくて?
相変わらず葵はどっか天然でアホだ。
葵「しり!!」
「限りなく低カロリーな回答だな、、」
まさかしりとりの文字の中にある単語とは、、。
ミカ「はぁ、、りんご」
リコ「ゴリラ」
「ラッパ」
恋歌「ぱ、、ぱ、、パンチ」
恋歌は少しだけ動揺しながら答えた。おそらくこの流れだとパンツが自然だが、パンツという単語は恥ずかしいと感じたのだろう。
楓「あら、空気が読めてないのね」
恋歌「へっ!?な、何がですの?」
楓「この流れならパンツが自然なんじゃないの?」
恋歌「そ、そんな事ありませんわ!」

始まった。楓と恋歌の争いが。
この二人はいつもこうだった。楓が恋歌をおちょくって楽しむ。恋歌はむきき~とかぐぬぬ~とかで対抗する。つまりはいつも恋歌の負けだった。今回だって例に漏れることはなく、
葵「そうだよ!ここはパンツ一択だよ!」
という葵の余計な一言で、恋歌はパンツを言わざるをえなくなってしまった。
恋歌「ぱ、、パンツ、、」
顔を真っ赤にしながら恋歌が呟く。なんだかイケナイ単語を言わせてるみたいな雰囲気だった。
大した単語じゃないと言うのに、こっちまで恥ずかしくなってきた。チラリとミカの方を見ると、窓の外を眺めるミカの顔も赤くなっていた。
しかし鬼畜生徒会長楓はこんなことで終わらせない。彼女が告げる”つ”はこうだった。
楓「ツンデレミカちゃん顔真っ赤」
ミカ「なっ、、、!!!なっなっなっ!!!!」
みんなの視線が一斉にミカに集まる。俺しか気づいていないと思ったが、これでみんな気づくことになった。
ミカ「何言ってんのよあんたは~~~っ!!!」
楓「何って、、しりとりだけれど」
がーっと鳴き声みたいな声をあげてミカが怒った。
これが鬼畜部長の恐ろしいところだ。いじめる標的がコロコロ変わる。今回の本当の標的も、俺にくっついて楽しそうな恋歌じゃなく、窓の外を眺めて退屈そうにしていたミカだったのだ。
本当に恐ろしくて、それでいて頼もしい。それが西野楓という人物だった。

・・・・

ちなみ「あ、、見えてきましたよ~」
長旅の末、ついに目的の村が姿を表した。およそ令和の時代とは思えない村だった。
ミカ「すごっ、、本当にど田舎、、」
「お前、、それ村の人の前で言うなよ」
ミカ「わ、わかってるわよ!」

旅館の前には人が並んでいて、丁寧にお辞儀をして迎えてくれた。

村長「ようこそお越しくださいました。わたくしが村長の岩倉と申します」
ちなみ「寝虎学園天文部顧問の新堂ちなみです。三日間お世話になります」
村長とちなみ先生はお互いに深くお辞儀をした。大人の挨拶といった感じだった。

村長というとおじいちゃんみたいなイメージがあったが、この岩倉という男はまだ四十代か五十代といったところだった。筋肉質な体型で、エネルギッシュな雰囲気を纏っていた。
ちなみ「では、皆さんも自己紹介といきましょう」
村長「おっ、、これはこれは、、みなさんお綺麗で。あっもちろん先生もお綺麗ですよ」
ちなみ「まあ♡嬉しいです」
社交辞令っていうのを知らないのかこの人は、、。

楓「部長の西野楓です。よろしくお願いします」
さすが楓、堂々としてて立派な挨拶だった。
恋歌「副部長の花園恋歌ですわ。よろしくお願いいたします」
恋歌もこういう挨拶は手慣れている。問題は、、。
リコ「リコ」
リコ「いたっ」
俺はリコの頭を叩いた。
「お前なっ、、もっとちゃんとせんか!!」
リコ「、、、アバンちゅ~る、リコ」
「どこの芸人だそれは、、」
村長「ハハハ、いいですよ無理せずで、名前だけでも十分ですから」
村長は優しく微笑みそう言った。
よかった、優しそうな人だ。
「すみません、、俺は立川ハヤトって言います。で、さっきのチビが氷室リコです」
村長「ハヤトくんにリコちゃんか、よろしく」
ミカ「宝城ミカです。よろしくお願いします」
葵「山田葵です!よろしくお願いしますっ!」
村長「二人ともよろしく」

こうして俺たちは挨拶を終え、部屋へと案内された。その間に、村長は村について色々と話してくれた。
村で一番大きなこの旅館は村長の自宅でもあり、この村の象徴のようになっているらしい。天然温泉が24時間解放されており、観光客も少なくないとか。ただ村に移住する人間は少なく、人口減少に悩んでいるらしい。
村長「みなさんも、住みたくなったら教えてくださいね」
なんてことを言われたが、俺たちは気まずい反応しかできなかった。都会に慣れた俺たちにとって、ここは少し田舎すぎる。
村長「そういえば、近々祭りがあるんですよ」
リコ・葵「お祭り!!」
二人が目を輝かせて反応した。子供かこいつらは。
村長「はい。二週間後に」
二週間、、それは流石に、、厳しいだろう。
ちなみ「それは、、すみません。参加できないと思います」
村長「あ、いえ、いいんですよ。仕方ないです」
俺たちの宿泊期間は三日だ。1日くらいはずれるかもしれないけど、流石に二週間も引き延ばしてこの村に滞在するのは無理があった。
リコ・葵「お祭り、、」
子供二人が残念そうに呟いた。
その後は部屋をひとりひとり案内し、各自、部屋で準備をしてから村の回ることにした。
一人一部屋なんて豪華だな~狭いけど。

・・・・

旅館で談笑していると、一人の男が話しかけてきた。

?「おーべっぴんさんがいっぱいや」
眼鏡をかけた小太りの中年男性だった。はっきり言って汚らしい感じだった。ミカと恋歌が露骨に嫌な顔をする。
?「あ、ごめんな、挨拶遅れた。ワシは安沢、よろしく~」
ちなみ「顧問の新堂ー」
安沢「あ~ええから、もう聞いとるから」
ちなみ「あ、、そうでしたか。すみません」
お辞儀をするちなみ先生の体を、安沢は舐め回すように見つめた。
安沢「お~~せんせ、どエロい体してますなぁ~」
安沢は平然とセクハラをした。楽しかった雰囲気が凍りつく。
ちなみ「ど、どうも、、です」
ちなみ先生も顔を真っ赤にして俯く。ミカと恋歌と楓までもが冷ややかな視線を送るが、安沢は全く気にするそぶりがない。鼻歌を歌いながらゆっくりとみんなの前を歩いて、ひとりひとり品定めするように視姦していく。
俺は少しばかり怒りを覚えたが、我慢した。
安沢はミカの前で立ち止まり、ニヤリと笑ってこう言った。
安沢「特にワシは、、この元気そうなデカおっぱいの女がええな」
ミカ「はぁ?」
はぁ?デカおっぱいならちなみ先生だろ!!!!
じゃなくて、、、ミカがいつもの数倍低い声で答えた。
「み、ミカっ、、」
俺は慌てながら宥める。しかし安沢は火に油を注いでいく。
安沢「おっ!生意気なんもええなぁ!ワシ、生意気な女調教するんが好きやねん」
先ほどよりも、最低なセクハラだった。
ミカ「キモっ!何アンタ」
俺もそう思う。
安沢「ええなええなぁ!どや?今夜にでもワイと子作りといかんか?」
安沢は直前のハードルを優に越えてくる。というより、まだ助走をつけている感じだった。
ミカ「アンタねぇ、、」
ミカは顔を伏せて拳を丸める。他のみんなも怒りからか、固まって何もできずにいた。
「ミカ!じょ、、冗談だから、、」
俺はなんとか怒りを抑えてこの場を宥めることに準ずる。
ミカ「冗談でも言っていいことと悪いことが、、」
全くその通りだ。だけど1日目から問題を起こすと合宿自体が崩壊しかねない。
「3日間我慢するだけだから!頼む!」
ミカ「、、、ハヤトがそう、、言うなら」
俺が手を合わせて頼み込むと、ようやくミカは怒りを鎮めてくれた。俺たちは小声で少しやりとりをし、今度アイスを奢る約束で手を打った。
安沢「なんや?秘密の相談か?ワシも混ぜてや~」
このジジイ~~~~~~~~~!!
ミカ「誰がアンタなんか混ぜるか!」
安沢「おおっ!怖っ!wじゃあワシはそろそろいくわ」
安沢がようやくいなくなるらしい。俺たちはホッと胸を撫で下ろした。
安沢「ほなミカちゃん、夜に待っとるでぇ!」
ばちん!
ミカ「きゃあっ!!!」
安沢がミカのお尻を引っ叩いた。ミカは小さな悲鳴をあげ、全員がまた凍りついた。
安沢はガハハと笑いながら去っていく。ミカはお尻を汚れを落とすようにさすり、この世の何よりも侮蔑するような目でその背中を睨みつけた。
俺は恐る恐るミカに声をかけてみる。
「み、ミカ?」
ミカ「殺す。アイツ、絶対殺す」
短い言葉だったが、殺意がふんだんに含まれていて質量が重く感じられた。
「こ、怖っ」
この後のミカの怒りを収めるのが特に大変だった。

ミカ「、、、?」
ミカはこの時、下半身にじわりとした違和感を覚えたが、特に気にも留めなかった。

・・・・

1日目は到着したのが遅い時間だったのもあって、すぐに夜になってしまった。結局、村がかなりの田舎だということしかわからなかった。

夕食になる前、村長から話があると言われ、俺たちは広い部屋に集まっていた。
村長「実は、、祭りのための儀式というのがありまして、、」
ちなみ「儀式、、ですか?」
村長「はい、、そしてその儀式には、外から来た若い女性の協力が必要なのです」
なるほどそういうことか。
これだけの待遇も、儀式に必要だからだったというのだろう。それにしても、儀式とは一体なんだろう。
ちなみ「あの、、その儀式って、、どんな、、」
さすがちなみ先生。いつもおっとりしてるけど、こういうところはちゃんとしてる。
村長「ええ、まあ、私と一緒に、儀式用の料理を三日間食事していただく、という感じです」
ちなみ「わかりー」
楓「それなら私がやります」
ちなみ「えっと、、楓さん?ここは私がやるから大丈ー」
楓「先生は若い女性ではありません」
ちなみ「はうあっ!!!!」
い、言いおったぞこいつ、、!!
「楓、、良いのか?」
楓「問題ないわ。こういうお堅いことには慣れているもの。それより先生をお願い」
お前が傷つけたんだろーがっ!!

村長「では、、楓さん、こちらにお願いします」
楓は村長に連れられて、別の部屋へと向かった。

旅館の女A「皆様のお食事はこちらです」
俺たちは旅館の女性スタッフに連れられ、さっきよりも少し広めな場所にやってきた。
葵「わーすごい!!豪華!!」
葵がアホみたいな感想を述べる。しかし俺も似たようなものだった。見たことのないでかい伊勢海老を筆頭に、鯛やマグロなどの高そうな料理ばかり並んでいて、凄いとしか言いようがなかった。
リコと先生も目を輝かせて、ミカまでも口を開けて涎でもたらしそうな勢いで見ている。唯一薄い反応なのは恋歌だけだった。さすがお嬢様。
葵「これなんだろ、、」
「ん、、なんだろうなそれ、、こういう旅館の料理ってよくわからないもの多いよな」
葵「だね~、、あむっ、、んっ!美味しい~~~!!」
葵はほっぺに手を当てて喜ぶ。
ミカ「これは、、何?」
ミカが箸で挟んだのは、なんだかネバっとした液体で包まれたものだった。
「なんだろうな、、納豆とか?」
ミカ「な、、なんか気持ち悪いんだけど、、」
「そう言うな。頑張って食べろ」
ミカ「あ、、むっ、、う、、変な味」
「あはは」

ちなみ先生も美味しそうに食べている。ただ恋歌だけは、なんだか様子がおかしかった。箸でミカの食べたのと同じやつをとり、じっと見つめている。
「恋歌、、、?」
恋歌「、、いえ、なんでもありませんわ」
そう言って目を瞑り口に運ぶ。俺は何か変に思って、聞くか迷っていると、リコが裾をくいっとひっぱって邪魔をした。
リコ「ハヤト、これ何」
「お前、、そりゃどう見ても卵焼きだ」
今頃楓は儀式の最中か、、。あの村長と二人っきりで食事、、。
俺はなんだか胸の奥がずきりと傷んだ気がしたが、ネバっとした食事と一緒に飲み込んだ。
う・・変な味・・・

・・・・

村長に連れられ、楓は着替え部屋のような場所に入る。
女将「女将の岩倉光恵です。よろしくお願いいたします」
部屋に入るなり、初めてみる女性が床に手をついて挨拶してきた。楓は厳粛な場自体に慣れてはいるが、昔ながらのこういった行事には少し疎く、思わず萎縮してしまう。
村長「彼女の指示に従ってください」
楓「わかりました」
そう言って、村長は部屋を後にする。すぐに他の仲居さんが現れ、これから着替えが始まるのだと悟る。

女将「楓様には、こちらを着ていただきます」
楓「これは、、」
なんの変哲もない、真っ白な着物だった。
女将「この着物には、村の守り神様の神聖な力が宿されています。こちらを着てお食事するというのが、儀式と呼ばれるものでございます。
楓はこういった宗教じみたことが嫌いではあったが、ここのように、昔ながらの村にはいまだにこういうことがある事は理解しているので、指示に従う。
制服を脱いでいき、下着姿になると、女将がこう告げた。

女将「下着は着用せずにお願いいたします」
楓は衝撃を受けた。そこまでしっかりしている儀式だとは思わなかった。
村に来たばかりで愛着も何もない女にそんなことをさせるというのか。
女将「神聖な着物に神聖な体、それが儀式のルールなのでございます」
女将の声には、有無を言わさない恐ろしさがあった。楓は渋々従い、下着を外して着物を纏う。布が思っていたよりも薄く、引っ張ると乳首が透けてしまいそうだった。

女将「とてもお綺麗ですよ」
女将は気持ちの悪い笑みを浮かべてそう言った。
楓は少なからず屈辱を覚えていたが、部活のためにも我慢した。
楓(そう。これは仕方がないこと、、合宿を無事に終えるには必要なこと、、)
念仏のように唱え、女将に言われた通りの部屋へと向かう。
襖を開けると、村長が同じ色の着物を着て待っていた。

村長「おお、、楓さん、、よくお似合いで」
楓「、、どうも」

部屋にはなんだか甘い匂いが漂っていた。
楓(何この匂い、、)
楓は少し気持ち悪くなり、さっさと儀式を済ませようと席についた。
しかし食事を始めようにも、目の前の机には何も置いてなかった。
楓「あの、、お食事は、、」
村長「ああ、、この儀式では、食べる順番がありまして、、洋食みたいに一個ずつ運ばれてくるんですよ」
楓「なるほど、、」
すぐに仲居さんが食事を持ってきた。
一品目は、謎の葉っぱの炒め物だった。
楓はすぐに食べ終わり、次の料理を待つ。
二品目、謎の練り物。
まずかったが、楓はすぐに食べ終わる。
村長「か、楓さん早いですな~、、」
村長が苦笑いをする。
楓は思わず聞いてしまった。
楓「あの、、この甘い匂いは一体、、?」
村長「ああ、、これですか。なんと言いますか、、儀式を効率よくするために必要なものです」
楓(儀式を効率よく、、?なぜ、、?)
三品目、謎のスープ。
四品目、謎の動物の肉料理。
これは、、精進料理というものだろうか。先ほどから食べたことも見たこともないよおうな料理が運ばれてくる。そしてそのどれもがそこまで美味しくないので、あまり良い気分ではなかった。
楓「あ、、あの、、、この儀式は、、いつまで、、あれ?」
楓は、自らが息を乱していることに気がついた。確かに息はずっと苦しかったが、はっきり感じ取るようになったのは、さっきの肉料理を食べてからだろうか。汗が大量に噴き出していく。
楓「はぁ、、、はぁ、、」
楓(なんか、、体が熱い、、)
一度気づいたら、息はどんどん荒くなっていく一方だった。
楓(何、、、これ、、こんなの、、おかしいっ、、)
楓「あのっ、、、はっ、、こ、、これ、、なんか、、はぁ、、おかしい、、」
村長「おや、おかしいですか?」
楓は苦しそうに、こくりと頷く。返事を口で言う事はできなかった。
村長「息苦しいのですか?」
こくり。
村長「体が熱いのですか?」
こくり。
そう話している間にも、楓の体は熱くなって頬を紅潮させた。汗で着物が張り付き、肌が少し透けて見える。乳首が勃起し、服の上からでも形がわかるようになっていた。
楓(これは、、なんかまずい気がする、、っ!)
楓がそう考え、逃げようとした時には、もう遅かった。
五品目、謎の粘ついた料理。
村長「さ、食べましょう」

・・・・

葵「ふぅ~食った食った」
「おっさんかお前は」
仲居「皆様、お風呂のご準備ができております」
葵・ちなみ「温泉!!!」
恋歌「で、でも楓さんがまだ、、」
仲居「楓さまはまだ儀式をなされているので、後でご案内いたします」
恋歌「そ、そうですの、、」
儀式って思ったより長いんだな、、。
楓、、大丈夫かな、、。

・・・・

楓「んっ、、はぁっ!はぁ、、はぁ、、はぁ、、はぁ、、」
楓は粘ついた料理を箸で持って息を荒くしていた。
先ほどまで逃げようとしていたと言うのに、この料理を見た瞬間、とてつもない食欲に襲われたのだ。
楓(何、、この気持ち悪い料理、、何でこんなの、、食べたいの、、?)
楓「はっ、、はっ、、はっ、、はっ」
楓はだらしなく涎で糸を引いた口を半開きにして、荒い呼吸で料理をぷらぷら揺らしながら口へ運んでいく。
楓「はぁ、、はぁ、、はむっ!!くち、、くちゅ、、」
楓(何、、、これ、、ねばねばしてて、、舌に、絡みついてぇ、、、)
楓(お、、美味しいぃ~~♡)
楓は舌をだらりと垂らして下品な顔で喜んだ。先ほどまでとは全く違う反応だった。
楓「あっ、、あの、、これぇ♡」
楓は、あまりの美味しさに体をビクビクさせながら質問した。声も甘い喘ぎ声のようになっており、おおよそ食事をとっているとは思えない声だった。
村長「気に入りましたか?」
楓「はい、、これ、、すっごく美味しいです、、」
村長「それはよかった。次のもきっと気に入りますよ」

六品目、謎の粘ついた液体のついた魚料理。
楓「はぁ、、、はぁ、、はぁん、美味しそう、、」
楓は目をとろんとさせて運ばれる料理を見つめた。そして、置かれた瞬間に食らいつく。
楓「んっ、、はぁ、、くっちゃくっちゃ、、くちゅ、、はむっ」
獣のように口に運び、下品にクチャクチャ音を立てて食べていった。
楓「はぁ~~~♡美味しい~~♡」
頬に手を当てて喜ぶ。
(あ、、あのネバネバが、、お皿についてる、、勿体ない♡)
楓「んべろ、、れろれろれろれろれろぉ♡」
いけないと思いつつも、楓は皿に顔を近づけて、犬のように粘液をぺろぺろ舐めた。村長がいることなど忘れている様子だった。
村長「こらこら楓さん、行儀が悪いですよ」
そう言われて、ようやくハッとする。
楓「あっ、、ご、ごめんなさい、、私っ」
村長「いいですよ、それだけ美味しかったんでしょう」
楓「は、、はい、、ん、、美味しかったです、、♡」
あの料理の味を思い出し、舌なめずりをする。いつの間にか、息が荒くなっていることなどどうでもよくなっていた。

村長「さて、、そろそろ暑くなってきました」
村長はそう言って、自らの着物を脱ぎだす。楓は驚いてすぐに手で見えないようにする。
楓「えっ!?ちょっ、、あの、、!!」
村長「ああ、これは儀式のルールなんです。暑くなってきたら脱ぐ。体が熱くなるのは、神聖な服からのパワーを神聖な肉体そのものに移された証拠なのです」
にわかには信じ難いことだった。楓は止めようとしたが、たった一枚の布で構成された服は、脱ぐのに一瞬だった。村長の逞しい肉体と勃起した男性器が露わになる。
楓(アレが、、男の人の、、、)
楓「はぁ、、はぁ、、はぁ、、は、、ん」
楓はゆっくりと手を下ろして、ペニスを見つめた。目が離せなかった。
楓(あんなおっきくて、、びくびくしてて、、すごい、、)
楓の下半身から、じわりと冷たいものが溢れ出す。そこでようやく彼女は気づいた。自らのマンコがずぶ濡れになっていることに。
楓(嘘っ、、私濡れてるっ、、な、なんでっ、、)
慌てて下半身を見ると、着物にシミを作っていた。
楓「きゃっ、、そ、、そんなっ!」
よく見ると、乳首もビンビンになって透けていた。
楓(もしかして、、さっきからずっと、、!?)
楓は衝撃的な事実に青ざめていく。恥ずかしさで今すぐにでも死にたいと思えるほどだった。

しかし、そんな彼女に最後の料理が運ばれた。
七品目、謎の粘液のスープ。
恥ずかしさで我に返っていたこともあり、運ばれてきたその料理は、決定的だった。
楓「あ、、こ、、これ、、」
村長「最後の料理がきましたね。いただきましょう」
村長は何食わぬ顔で飲み始めるが、楓は飲むことができないでいた。
楓(この、、色、、、匂い、、これ、、完全に、、精液、、よね)
そう思って村長の方を見てみると、村長のスープには白い濁りが見られなかった。おそらく楓とは違うものが脱されているのだろう。
村長のペニスに目をやる。
楓(アレから、、でた液体、、)
ゴクリと唾を飲み込む。
楓(ありえないっ、、、そんなのっ!!)
楓(でも、、さっき私が美味しいって食べた料理にかかってたのって、、)
嫌な予感がした。
それと同時に、あの時の美味しさが蘇ってきた。
楓「はぁ、、、、、はぁ、、、、はぁ、、、んんっ」
楓(あんなの、、どうして、、美味しいだなんて、、、)
楓「はぁ、、はぁ、、はぁ、、はぁ」
楓(そんな、、、どうして、、、どうしてこんなに、、、飲みたいと思ってしまうの?)
楓の思考は快楽に支配されていった。
楓「あの、、あ、、ん、、こっ、、この、、スープって、、その、、はぁ、、精液っ、、ですかぁ?」
村長「ええ、そうですよ。この村の男どもの精液です」
楓は再び、ゴクリと唾を飲み込んだ。
楓(ほん、、とに、、男の人の、、精液、、)
楓「はぁっ、、はぁ、、はぁっ、、はぁっ」
楓はだらりと涎を垂らして、村長の勃起したペニスを見つめる。
楓(精液、、、オチンポの、、、汁)
楓「はぁ、、はぁ、はぁ、はぁはぁはぁはぁ」

村長「楓さん、暑くないですか?」
村長が突然聞いてきた。
楓(暑い、、けどっ)
暑いということは、服を脱がなければいけないということだった。
楓「はぁ、、はぁ、、んっ、、ふぅ、、んっ」
楓の体はすでに汗でびしょびしょで、誰がどう見ても暑そうだった。
楓(だめ、、、もう我慢できないっ!)
楓「、、はい、、暑いです、、、」
楓は発情し切った顔で、にやけながら呟いた。

村長「では脱ぎましょう。大丈夫、これは儀式ですから」
楓(そう、、これは神聖な儀式、、、仕方ないこと、、)
宗教的なことが嫌いな自分など、どうでもよかった。この行為に理由がつけられるならなんでもよかった。
楓は服をゆっくりと脱いでいき、今日出会ったばかりの男の前で全裸になった。
楓「はぁ、、はぁ、、はぁ、、」
楓(見られた、、男の人に、、、おっぱいも乳首もマンコも、、マン毛もぉ♡)
晒された楓の乳首は痛いほど勃起し、マンコからはツーっと愛液が垂れていた。
村長「綺麗な体だ」
楓「んっ、、あ、ありがとうございます、、っ」
村長「じゃあ、精液を飲んで」
楓「、、、はい、、♡」
楓にはもう、断る理由がなかった。

大きな皿を両手で抱え、口元に持っていく。鼻の奥をつくような匂いが、どんどん匂ってくる。
楓「はっ、、はっ、、はっ、、はっ、、はっ」
粘度の高い精液は楓の糸の引いた口に向かってゆっくりと進んでいく。楓は今か今かと待ち構え、舌を伸ばして早く味わおうとする。知性など感じられない下品で汚い顔だった。そんな顔を村長に見られている。そう思うと、さらに興奮した。
楓(飲みたい飲みたい飲みたい飲みたい飲みたい飲みたい飲みたい飲みたい)
楓(早くっ、、精液飲みたいっ、、、チンポ汁飲みたいっ、、、ザーメン飲みたいのぉ♡)
楓「れろれろれろれろれろれろれろ」
我慢できない楓は、皿のまだ精液の届いていない部分を赤ちゃんのように舐めまわし、唾液でべちょべちょにしてしまう。

そして、ようやく精液が楓の口に流し込まれた。
楓「んっ♡じゅるるる、、じゅぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞ♡」
届いた瞬間、ものすごい勢いで吸い出す。
楓「じゅぞおおおおおおおお♡じゅろおおおおおお♡ずぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞ♡」
楓(うんまっ♡ザーメン、、うまぁっ♡)
楓「んくっ、、んくっ、、ごくっごくっごくっごくっごくっ♡」
勢いよく吸い出した精液を、外から見ても喉の動きがわかるほど豪快に嚥下させる。
楓(喉に絡みついてぇ、、、やばぁ♡、、匂いも、、臭すぎ♡はぁ~~~~美味しいぃ~~♡)
楓は目をとろけさせ、鼻水を垂らしてアヘ顔で精液をすすっていった。体をビクつかせ、大きな胸を揺らして喜んだ。


楓「んじゅるるるるるるるるるるるるるるるる、、じゅるっ♡じゅるる♡、、、ぷはぁ!!」
長らく精液に浸かっていた口を大きく開けて、息を吐き出す。毎日の丁寧な歯磨きで無臭だった口内は瞬く間に精液の匂いが充満し、清楚な顔だというのに、吐く息も鼻を摘んでしまうような悪臭に変わっていた。
最後まで飲み干すと、さらにこべりついた精液を、誰に言われるまでもなく舐めとり始める。
楓「んじゅぞぞぞぞぞぞ、、れろ、、れろれろ、、んはぁ、、れろ、、れろぉ、、れろれろれろれろ♡」
楓「ごくんっ♡、、、んはぁ~~~~♡」
全ての精液を飲み干し、粘ついた口内を見せつけるように口を開けて舌を垂らし、村長に見せた。
村長「うん、全部残さず飲んだね、えらい」
楓「ふぁい♡ありがとうございまふぅ、、♡」

楓「はぁ、、、はぁ、、はぁ、、あ、あのぉ、、」
楓は何か言いたそうに体をくねらせた。
楓(もっと、、チンポ汁飲みたい、、もっと、、)
楓はさらに精液を欲しがった。彼女はまだ絶頂に達することができていない。ただずっと間接的に快楽を与え続けられていただけで、直接何かされたわけではないからだ。
楓は息を荒くして、直接の快楽を欲しがった。セックスがしたくてしたくてしょうがなかった。
だけどそれを直接言うことはできない。儀式の一環という理由が使えなくなってしまうからだ。自ら望んで裸を晒し、自ら望んで精液を飲んだ。そのための理由が壊れてしまう。
だから彼女はセックスがしたいなんて言わない。
ただ精液を飲もうとするのだ。口で、マンコで。
その姿はもはや処女とは言えなかった。精液を狂うほど欲しがり、見知らぬ男の前で裸で大きな胸を揺らし、ガニ股で手をシコシコさせて舌をレロレロさせる、そんな処女がいるはずがなかった。
村長が今チンポを突き出せば、大喜びですぐにマンコに挿入しただろう。
だが村長はそれをしなかった。
村長「今日の儀式は終わりです」
楓「え、、、、?」
楓は心底絶望した顔になった。村長はチンポをパンパンに張り詰めたまま、冷静に告げる。
村長「食事は終わりましたからね。服を着て部屋に戻ってください」

楓は少しの間放心状態になり、ハッと我に返った。
楓「あっ、、は、はいっ!」
そそくさと服を着て、足早に部屋をでる。
楓(恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい、、!)
楓は屈辱と恥辱で顔を真っ赤にしながら廊下を歩いた。
楓(私はなんてことを、、あんな、、、最低だ、、!)
今まで高嶺の花として振る舞ってきた自分が、見知らぬ中年男に媚を売って裸を晒したり、喜んで精液を飲んだことを、彼女は後悔していた。
しかし後悔とともに蘇ってくるのは、あの甘美な快楽だけだった。
楓「~~~っ、、、っ、、んっ、、んん、、!」
全身を巡る電撃のような衝動に肩を抱いて耐える。思考はすぐに快楽のことだけに染まっていく。
楓(まずは、、この体の疼きを鎮めないと、、)
楓は口の端から涎を垂らしたまま、部屋へと向かった。

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ぷに子ラボ 2023/11/27 21:11

サークルぷに子ラボ 活動報告④と、今月の有料記事に関してのお知らせ

こんばんは!サークルぷに子ラボの蒼井あかです!
今回は活動報告とお知らせの二つがあります。

まずはお知らせからさせていただきます。

有料記事に関するお知らせ

申し訳ありません。音声作品のシナリオが佳境なのもあり、今月の有料記事は、合宿村最新話「生徒会長、堕ちる(後編)一部を先行公開とさせていただきます。
見てない人にはなんのこっちゃだと思いますし、見てる人も、いずれ無料で公開するものを……と思われるかもしれません。
すみません。これしかないんです……。

来月は「僕と彼女の結末」か「世界を救って10年後」のどちらかを更新予定ですので、どうかお待ちください。


では、活動報告に移らせていただきます。


サークルぷに子ラボ 活動報告④


活動報告1 新作音声作品 シナリオ完成間近!

いい感じのが出来てます!乞うご期待!


活動報告2 新規プロジェクト、始動…?

相変わらずプロットだけ考えついてシナリオが追いつかないです!
ただどれも素晴らしいものができると思うので、続報をお待ちください!


活動報告3 エロRPG、興味あります!

これは活動報告なのか怪しいですが、現在純愛で進める予定だったノベルゲームを、NTRにしてアドベンチャーゲームに組み込めないか模索しております!
NTRとアドベンチャーゲームの相性はすごいものだと、同人エロゲーをプレイして思ったので、いずれ作りたいなと思っております!


以上で活動報告を終わります!
え、3個目どころか、全部活動報告なのか怪しい……?す、すみません……ほんとすみません……。

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ぷに子ラボ 2023/10/26 22:13

オリジナル小説「僕と彼女の結末」 第一話

【 山田葵プラン 】プラン以上限定 支援額:100円

オリジナル短編連載「僕と彼女の結末」第一話です。

プランに加入すると、この限定特典に加え、今月の限定特典も閲覧できます 有料プラン退会後、
閲覧できなくなる特典が
あります

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