九情承太郎 2024/03/01 00:30

木寅ミルヤ、お見合いをナメていました


木寅ミルヤ、お見合いをナメていました
前半のみヴァージョン

 木寅(きとら)ミルヤが「お見合い」に応じたのは、一流料亭で懐石料理を無料で食せるという特典に釣られた訳ではない。
 相手のレアな肩書きが、木寅ミルヤを和服の正装で赴かせた。
「オリハルコンやミスリルの発掘に成功した経験は、お有りですか?!」
 レア鉱物採掘士という肩書きを持つ青年は、「そんなレアメタルは、ラノベの世界にしかないよ」とは言わずに、ハーフ美少女の食い付きを受け止める。
「今はありませんが、諦めてはいません」
「ミスリルで刀を研ぐのが夢なんです。入手したら、是非! 是非!」
 木寅ミルヤは興奮のあまり、お見合い相手の横に座って、手を握って「未発掘のレアメタル」を予約しようとする。
 知的だけど刀剣の話題では変態、とプロフィールに書いてあった情報を体感しつつ、青年は美味しい妥協点を思い付く。
「入手したら、企業とか秘密組織とかに売らずに、ミルヤさんに最終戦でお渡しします」
「……」
「その代わり。二人きりで二時間、ミルヤさんを好きにさせてください!」
 お見合いを隣席で見守っていたミルヤの両親が、抜刀の動きを見せたので、慌てて条件を付け加える。
「同意の上で、コンプライアンスに違反しない範囲で」
 舌打ちしながら、ミルヤの父が着席する。
 木寅ミルヤは、その条件でのプレイを素早く考察し、手コキとかフェラチオとかパイズリで済むだろうと当たりをつけて、承諾する。
「ええ、まあ、多少の事は、オリハルコンやミスリルを入手出来るなら」
 木寅ミルヤは、お見合いをナメていた。

 お見合いをしている料亭の二階に二人きりで移ると、女将が気を回してダブルベッドを用意していた。
「同意の上で、コンプライアンスに違反しない範囲、ですよね?」
「…勿論ですよ。プレイは、許可を貰いますよ」
「ですよね」
「おっぱいを見せてください」
「ぎゃああ!」
 叫びつつ、ミルヤは渋々と、恥じらいながらも、和服の胸元を緩めて、胸部装甲を無防備にする。
 立派に育った乳房からブラジャーを、モタモタと外していると、青年が次の許可を求める。
「おっぱいに逸物を挟んで扱いて、胸射していいですか?」
 乳房丸出しだけでも頭が爆発しそうなまでに恥ずかしいのに、パイズリ&胸射の要請である。
 知将として名高い木寅ミルヤでも、イヤンばかんなプレイの要請には、思考が停止しそうになる。
「…まあ、妊娠は、しませんし」
 許可してしまう。
 青年は、木寅ミルヤの乳首に、吸い付いた。
「え? え? ええ?!」
「パイズリの前に、乳房を解す。常識です」
 青年はそう言うと、木寅ミルヤの乳房に顔を埋めながら、芳醇な乳肉を貪る。
 乳頭から乳輪、乳肉を満遍なく指と舌で味わい、木寅ミルヤの胸部性感帯を探っていく。
 初めて男に乳房を好きにされて「甘く仄かに喘ぐ」反応をして脱力した木寅ミルヤは、青年が一旦胸部から離れてから、気付いた。
 まだ、パイズリが始まっていない。
 青年が、ズボンとパンツを、下ろす。
 木寅ミルヤへの劣情でフル勃起した逸物が、獲物に狙いを定めて、接近する。
 上気していつもより膨張した胸部装甲に、猛る逸物が挟み込まれる。
 あまりの熱量に、木寅ミルヤは情けない悲鳴をあげた。
 木寅ミルヤを○す意思で固まった逸物が、乳房を蹂躙していく。
 乳肉で扱き、乳首で摩り、心臓まで貫くように突き立てられながら、終わりが来る。
 青年が脳を焼く快楽で叫びながら、木寅ミルヤの胸部装甲に、女を孕ませる為の体液を放出する。
 胸にぶっかけられた子種汁の、熱さと臭いと粘着する感触に、木寅ミルヤは…
「あああん」
 悶えてしまう。
 自身で呆気に取られる程に、メスの声で、喘いでしまった。
 青年が聞き逃すはずもなく、木寅ミルヤの発情した顔を、見詰める。
 青年が、まだ子種汁を滴らせた逸物を、木寅ミルヤの眼前に差し出す。
「ミルヤさん。お掃除フェラを、してください」
 返事をせずに、木寅ミルヤはゼロ距離でまで近付いた、逸物の亀頭をガン見する。
 グロくて卑猥で滑稽な形状の肉棒が、先端の亀裂からやけに白い体液を垂らしながら、木寅ミルヤを待っている。
 今まで聞き齧ったフェラチオの知識を動員しながら、木寅ミルヤは口を開けて、亀頭部分を舐めてみる。
 苦くて不味いという味覚情報と共に、もっと舐めてみたいという信じ難い欲求が、頭を過ぎる。
 不味くて嫌だという感想を抱きながらも、木寅ミルヤは更に深く、逸物を咥える。
 どうしてフェラチオという行為が存在するのか、木寅ミルヤは理解した。
 舌を亀頭に絡め、くびれを刺激し、竿を舐め回して、男がもう一度射精し易いように奉仕する。
 男から精液を搾り取りたい本能を理解するや、木寅ミルヤはフェラチオに没頭する。
 青年が、雄叫びを上げる。
 木寅ミルヤの口腔に、オスの体液が溢れる。
 飲み込み難い体液を味わいながら、木寅ミルヤは次の展開を予想する。
 獲物が発情した好機を、相手は逃さないだろう。
 飲み干して口を離しながら、木寅ミルヤはコンドームを探す。
 ダブルベッドの枕元に、一箱置かれている。
 木寅ミルヤの視線を追い、青年は言われる前に、コンドームの装備を始める。
 その間、木寅ミルヤは和服を汚さないように、脱衣して畳んでおく。
 全裸にパンティー一枚だけを穿いている艶姿を晒したので、青年が装着したコンドームの中に、放ってしまう。
「強烈ですね、ミルヤさん。今の奇襲は、効きました」
「いえ、狙ってした訳では…」
「大丈夫。弾はまだ、残っています」
「そういうつもりも、ありま…」
 それはそれで避妊ではないかと思い直し、木寅ミルヤは青年がコンドームを換装する隙を狙って、逸物を両手で握る。
 普段は刀剣を握る握力で、逸物を扱く。
 出し尽くせば、勝ち。
 そのように、木寅ミルヤは目的を定めた。
 そのまま剣道手コキで、六連続射精させ、青年がダブルベッドに崩れ落ちる。
「勝った」
 勝ち誇る木寅ミルヤの脳裏に、本来の目的がリフレインする。
 レアメタルを最優先で入手する為の、イヤンばかん二時間接待である。
 木寅ミルヤが性的に勝っても、条件は満たされない。
「…あのう、すいません。許可なしに、六連続で、出させてしまいました。休んだ後で、最後の一発は、貴方の好きに…勿論、コンドームをしたままで」



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