SPOON 2011/08/13 21:38

ラノベンダー

さてツイッターでコミケの話題が出る度に、楽しげな祭りに参加出来なかった寂しさみたいなものを感じるワケですが、いつかは満面の笑顔で参加したい。
自分のエロゲを自分の手で売ってみたい。
的な野望。
そん為にゃーたくさんの人に欲しいと思われるモノを作れるようにならないとね!

さて全然関係ないですけどラノベ。
最近はもーとにかく本を買いまくっているので新しく買った本棚が既にいっぱいなっててヤヴァイです。
実はラノベってほとんど読んだ事がなくって、涼宮ハルヒの~ぐらいだけ。ハルヒ面白かった。
小説はワリと好きだけど、エロゲ屋ならむしろラノベだろって事で何となく幾つかチョイス!

そもそも自分のイメージでは
純文学>娯楽小説>ラノベ>ケータイ小説
の順で、馬鹿にされているというか下に見られているというか。
「あんなの読むヤツはダメだ」ってな感じで、隔たりがあるように思っておりまして、それで、こーゆー構図は好きでなかったワケです。
面白いんならそーゆーこだわりはナシで読むのが吉じゃまいかと。
それで、ケータイ小説のなんかレ○プされるヤツも読んだし、太宰治のなんかダメ人間のヤツも読んだ。
坂口安吾も読んだ。
どれもまーまー面白かった。(←偉そう)
でもラノベだけは何故かほぼ手付かずで来ていたワケであります。何故だろう。

で、ラノベ。
イメージとしてはもー手段を選ばずにこっちを容赦なく萌え殺しにかかって来るみたいな。
もー主人公が生きてるだけで、おっぱいの大きい美少女やおっぱいの小さい美少女にモテまくるみたいな。
五秒に一回パンチラしてくるみたいな。三秒に一回パイチラしてくるみたいな。
男の願望をこれでもかと詰め込んだ楽園みたいな。

てなイメージだったんですけど、まーこれだけ数出てれば違いますわな。
そーゆーのもあるんだろうし、そーゆーの全然嫌いじゃないけど、そればっかりじゃ飽きられますわな。
で。

アンチ・マジカル ~魔法少女禁止法~ 伊藤ヒロ著

一応、魔法少女モノって事になるんでしょうけども。
あんまり少女は出てこない。
24歳の元・魔法少女と女装した魔法少女が主人公。
読み終わってから知ったんですが、ウォッチメンっていう映画のパク。。。オマージュです。
ウォッチメンは未見。。。の筈。多分。すこーーーーしだけ見たような気も。。。途中で見るの止めたのかも。
簡単に言うと、ヒーローが現実に居たらどうよ? ってなお話です。
正義の味方っていう、超人的な能力を持った一人の人間が、個人の判断に基づいて人を裁き、罰するって、果たして正義なの? っていう感じの。
一人の人間に立法と裁判所と警察の機能があるみたいなモンで、時には軍隊ですら抑止不能な個人の判断を断行する存在。
正義に燃える独裁者、って言えばいいかも。

さて、アンチ・マジカルでは『正義の味方』の部分を『魔法少女』にしている。
ね? パクりじゃないからオマージュだから!
10年前に、超絶的な魔法能力で『魔法少女の敵役』である存在を打ち滅ぼした後、その魔法を恐れた世論に後押しされて、魔法少女禁止法なるモノが制定された世界でのお話。
禁止法を無視して、10年経った今でも魔法の力で「正義」を行使する24歳の魔法少女と、それに弟子入りした男の子魔法少女が新宿のヤクザを半殺しにしたりしてて、パンチラとかパイチラとか全然なかった。
さて「個人の正義」はどこまでが正義で、どこからが暴力なのか。
この話は、そんな単純なテーマだけではないけれど、パンチラ無くても中々に面白かった。
たくさんの人が買うって事は、やっぱり相応に理由があるのだなぁと。
ラノベちょっと興味出た。他のも読んでみたい。
読んでみたいが。。。数出すぎなんだよ!
どれ読めばいいのか検討つかねーよ!
後『俺の妹が~』とか『俺の幼馴染が~』とかのタイトルが多いんだよ!
一撃でどんな内容か分からせるっていう『タイトルの使命』を究極まで突き詰めたのかも知れないけど、多分、それは表面の皮だけなんだから止した方がいい。
アンチ・マジカルの『魔法少女』が単なる素材で内容のメインテーマではなかったように。

あ、でも、モノを手に取るきっかけって、そーゆーうわっぱりが大事なんかも。。。可愛い絵と流行の言葉みたいな。。。でも、結局は内容が大事なんだし。。。。
あ、なんだこれ、変な終わり方。

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

記事のタグから探す

月別アーカイブ

限定特典から探す

記事を検索