『性格悪くてドエロで不定形の相棒(skeb)』
「……ふー」
宿の扉を閉めて、男は深い溜め息をついた。
長いブーツ、厚手の服は明らかに旅の利便性を考慮したもの。
普段の生活には重苦しいであろうそれらの装備を、男は面倒くさそうに外していく。
「……もう、でてきて良いぞ」
装備をすべてとっぱらい、シャツに下着というラフなスタイル。
身軽になってベッドに座ったところで、男は自分の持ち物である鞄へと声をかけた。
ひとり旅用で大きめに作られているザックが、もぞもぞと動き出して、
「ふいー……」
ずる、ずるり。
気の抜けた声を出しながら、『粘液』が鞄の隙間から這い出てきた。
女性の、しかしどこかこもったような声を発する粘液は、ゆっくりと男の元に這いずっていく。
なめくじや尺取り虫が動くような、身体を伸び縮みさせての移動。
半透明の異形が側にくると、男は気軽な調子で粘液をぷにぷにとつついて、
「悪いな、窮屈だっただろ」
「いえいえ、町で私が出てきたら大事ですからね、あるじ殿」
「まあ……そうなんだけどな。それでも、旅の道連れに不自由させてるわけだから」
「あるじ殿は真面目ですねえ。そんなに真面目なのに、『魔物殺すべし』という人間社会のルールを破ってるの、ものすごく破綻していますね?」
「むぐ……」
痛いところを突かれた、という顔をする男に対して、粘液はふるふると身体を揺らした。
顔もなく、身体は弾力と粘性のある半透明でありながら、男は相手が『笑っている』と明確に分かった。
そういった機微が分かる程度には、ひとりと一匹の付き合いは長かった。
「しょうがないだろ、お前、なんか殺しづらかったし」
「あはっ、ちょっと感情豊かに喋ったくらいでそうなるの、お人好しの極みですね。お陰で私も随分と役得があるので、あるじ殿に文句は言いませんが」
とある場所で偶然に出会った、人間と魔物。
本来なら殺し合いになるところだが、ならなかった。
なぜなら魔物の方は変わり者で、人間は変なところでお人好しだった。
それ以来、世にも珍しい人間と魔物のコンビは、仲良く旅を続けている。
「と、こ、ろ、で。宿屋のこんな奥の、出入りしづらいお部屋を取るなんて……期待してくれている、ということでいいですか?」
「……まあ、うん。宿屋の主人にも、女を取るって言ってあるし、ベッドのあるところでできるのは町にいる間だけだからな」
「あはぁ、あるじ殿、素直でとっても良いですね。それじゃあ、少し失礼して……」
ぐぐ、と一瞬だけ粘液が縮んだかと思うと、そこからすぐに膨らむ。
常識という言葉を無視して、魔物の質量が急激に増加した。
「ん、よい、しょっ……」
不定形の粘液が、己の姿を定めていく。
顔ができ、手足が伸び、明確な形となっていく。
服装すらも自分の身体を変化させることで、魔物は記憶通りに『再現』した。
「じゃーんっ……♪」
「……いやお前、よりによってそれか」
魔物が変化したのは、男にとって見覚えのある姿。
「今日行った道具屋の女の子じゃないか……あれはまだ子どもだぞ……」
「あはっ、子どもと言っても、もう赤ちゃんを作る準備はできてるみたいですし……それにあの子、あるじ殿のことを、ちょっと良いなあって思ってましたよ?」
「ちょっと良いなあ、って……」
「常連はおじさんやお年寄りばかり、あるじ殿のように若く、それも町の外から来たなんて男は、家の手伝いばかりしている平凡な町娘には、ミステリアスで刺激的に映るみたいですよ。……だから、良いでしょ、『おにいさん』?」
「っ……」
会計のときに呼ばれたとおりに声をかけられて、男はどきりとする。
自分よりもずっと年下、まだ男どころか恋愛の経験もないであろう少女の姿。
それを完璧に模倣した魔物は、昼間男が見たときとなんら変わらない屈託のない笑顔で、
「ふふふ、偉そうなこといって、もうおちんちんばっきばきじゃないですか……おにいさんのえっちー♪」
顔や身体だけではない、口調や声質も、記憶に新しい純朴な少女そのまま。
しかし純朴な少女であれば絶対に言わないであろう言葉を口にして、少女の姿をした異形は男の下着にやわやわと触れる。正確には、その下着を押し上げている熱の塊に。
「ふふっ……それじゃ、初潮を迎えたばかりで未使用の女の子を、おにいさんに買い取ってもらいまーす……もちろん、お支払いは『こっち』で……ふぁむ♪」
「うあ……」
ずる、と下着が引きずり降ろされ、あわらになった怒張をすぐにくわえ込まれた。
なにもしらない少女の身体で、男を知り尽くした動き。
昼間見て少し話しただけで、名前も知らないちいさな女の子に卑猥なことをさせているというシチュエーションに、肉棒は痛いほど張り詰める。
「ん、ちゅ……ぺろ……この身体じゃちっちゃすぎて、奥までは無理ですね……でも、亀さんをいーっぱい可愛がってあげます……ちゅ、ちゅー……ふむ、はむはむ……」
「くっ……」
「んふ……どうですかぁ、おにいさん。まだフェラどころか、キスもしたことない、ご飯を食べておはなしすることにしか使ったことの無い、ぴっかぴか新品の女の子おくちがぁ……おにいさんの洗ってないおちんちんを、ん、ぺろ……おそうじしていきますよー……♪」
身体を使うどころか、下手すると性知識すらまだ知らないであろう少女の口奉仕。
本来であればできるどころか、頼むことすらも不可能な光景だ。
魔物はコピーした少女の舌を器用につかい、肉竿にこびりついた老廃物を丁寧に舐め取る。
ときたま不意打ちのように優しく亀頭にかぶりつくと、それだけで男の腰がびくんと跳ねる。
漏れてきた先走りを嫌な顔ひとつせずにちうちうと吸い取り、少女は笑顔を見せる。店番をしていたときとなんら変わらない、無邪気で神聖な微笑みを。
「おっ、あ……!」
「んっ……ふふ、ごくんっ……じゅぷ、んっ……♪」
背徳的な光景と少女らしからぬ的確な舌さばきに、男はすぐに限界を迎える。
少女を模した魔物の口内に、濃度の高い精液が放たれた。
「んー……ちゅ、ちゅぷっ……こく、こくっ……」
液体というよりも、自分の本体に近い半固形の雄汁を、少女は嫌な顔ひとつせずに飲み込んでいく。
強烈な雄臭さも、喉に引っかかる味も、魔物にとってはもう慣れたものだ。
「……ぷはっ、おにいさん、はやーい……あっけなさ過ぎませんか、『あるじ殿』?」
「しょうがないだろ、久しぶりだし……」
「またまたぁ、『ちょっと良いなあ』って思われたことをしって、こーふんしてたくせに……」
「う……」
「まあ、こんなに濃ゆくて美味しい『ミルク』を出して貰えるなら、私はなにも文句はありませんけどね……♪」
男の精液は、魔物の食料として吸収されている。
そのためあるじの性欲処理は、魔物にとってのごちそうの時間でもあった。
普段はそんなに口に合わない人間用の保存食で我慢していることもあり、少女の姿をした異形は上機嫌だった。
「もう一度言いますけど、彼女があるじ殿を良いなあと思っていたことは本当ですよ。私の擬態は記憶まである程度コピーする、魔法と技術の合わせ技……なんなら明日、デートにでも誘ってみます?」
「い、いや……それはやめとく……」
「あはっ、そうですよね。だってもしも勇気を出してデートに誘ってもぉ……本物のあの子は、かわいいお口でいきなりおちんちんしゃぶって、ちんかすのお掃除なんて、してくれませんものね……?」
口調をすっかり元に戻して、少女の姿をした魔物は唇の端をぺろりと舐める。
血色の良いふっくらした唇にこびりついていた自分の屈服の証を舐め取られて、男の興奮は落ち着くどころかより強く煽られた。
「お前……本当に性格悪いな……」
「あは、だってあるじ殿が人と話すの苦手なのも、性欲おばけなのも本当じゃないですかあ。その証拠に……ばかにされてるのに、まーたこんなに大きくして……ほんと、しょうがないあるじ殿です……♪」
少女の姿のまま、魔物が半勃ちのペニスを指先でつついてくる。
言い返せない状況に押し黙ると、魔物はにんまりと元の性格通りの笑みをこぼして、
「それじゃ、今度はこういうのは……『どうかしら』……?」
「お……」
少女だった肉体が、再び変化する。髪の色や目の色も、変わっていく。
ちいさな身体にみるみるうちに扇情的なくびれや母性のあるたわわな果実が実り、急速に熟れていく。
服装まで変化を終えた魔物の姿は、これもまた、男が知り合ったばかりの相手。
「くす……あなたが私に、『女の子を取るから奥の部屋で、夜は放っておいてほしい』って恥ずかしそうに言うの、可愛かったわぁ」
「や、宿屋の……」
「そ。珍しいわよね、女主人。……夫に先立たれて、忘れ形見のこの宿を、頑張って切り盛りしてるみたいよ?」
とっくに声帯も模倣が終わっており、声も語り口調も、宿屋の主人のまま。
変化することで読み取った記憶を面白がりながら、魔物は自分が生成したエプロンをめくる。
「ろくに手入れもしてないけど、性欲だけはしっかり残ってて……あなたが女を呼ぶって聞いて、ちょっとドキドキしてたわるーいおばさんの身体、責任とって満足させて……?」
「っ……」
「ふふ、大丈夫、動かなくて良いから……ほら、もう準備できてるから、入っちゃうわよ……♪」
男をベッドに座らせたまま、女主人の姿をした魔物が覆い被さる。
前戯など必要なく、すでに奥まで淫液で満たされた雌穴に、男の分身はずるずると捕食された。
「あ、っはぁああ……♪」
「う、おっ……」
「んふ、おばさんのナカ、すごいでしょ? ……『模倣』してきた中でも、かなり上位にくるくらいの名器よ、コレ」
「く……」
射精してすぐで、まだくすぐったさの残る肉棒を、たっぷりの蜜を蓄えた膣道がやわらかく包む。
長年男を受け入れていなかったとは思えないほどに柔らかく、温度の高い雌穴は、締め付けこそゆるやかだが、ヒダの量が尋常ではなかった。
まるで肉厚な無数の舌に、よってたかって舐め回されているような刺激。
「ん、ふっ……はあ、んっ……」
そんな名器を、女主人が情熱的に腰を動かしてぐりぐりと押しつけてくる。
全体的に柔らかく居心地の良い雌穴は、しかし最奥は硬く、まだ閉ざされている感覚があった。
「あぁっ、すごぉい……夫じゃとどかないとこまできてるぅ……♪」
「っ……!」
「んっ、やん、いきなりぃ……」
ほかの男が耕した女体の奥にある、未開発の部分。
自分でなければダメだ、という優越感にひたれる言葉を聞いて、男は自分から腰を突き上げた。
一気に硬度を取り戻した肉竿が、女体の奥へと突き刺さる。
「あ、いいっ、奥ぅ、いいよぉ……自分の指で何年もずっと慰めてた、おばさんの欲求不満すけべおまんこ、めちゃくちゃにしてえ……?」
「うっ、うっ……ふんっ、ふんっ……!」
「あは……ほかの男からメスを奪うのに必死になっちゃって、『あるじ殿』、かわいい……」
一瞬だけ出てきた魔物の素の表情に気を使う余裕なく、男は欲望のままに腰を振る。
愛も遠慮もない、身勝手な欲望を満たすためだけに『使われている』という感覚に、魔物は自分には本来ないはずの心臓が高鳴るのを感じた。
「っ……ふふ……♪」
人の姿を模倣している今の魔物だからこそ、己の感情の機微をより強く実感してしまう。
いつも通りの軟体であれば、ドキドキなどしないのだ。なぜなら、軟体の魔物に心臓などないのだから。
「っ、うあ、それっ……!?」
「……今日はこのまま、あなたの好きなやつ、してあげる」
唐突に、膣内が意志をもって蠢いた。
変身能力を持つ魔物は、誰かを模倣するだけでなく、当然模倣した状態でも自由自在に身体を変化させることができる。
柔らかく熟れた女の名器に包まれている肉竿、その先端に、別の刺激が吸い付いた。
それはペニスの先からカリ首までをすっぽりと包み込み、甘く情熱的な吸引と締め付けを行う、人間のメスでは決して再現不能な魔性の快楽を与える存在。
形の定まらない不定形生物である魔物が、『あるじ殿』のためにあつらえた、彼が一番好きな刺激を徹底的に与えて精液を搾り取るための、特別な搾精器官だった。
「うっ、あっ……ひっ!?」
「だして……だしてだしてだして……だ、し、て……♪」
腰を突き上げるのではなく、強烈な刺激に仰け反った。
竿の部分は宿屋の女将の名器で柔らかく舐め回され、先の部分は自分が絶対に耐えられないと分かる、ぷりぷりしたゼリーのような専用搾精穴で『おねだり』される。
もう何度も味わっているが、男の弱い部分を知り尽くした刺激は、耐えることなど決して許されない容赦のないのものだった。
「っ……来たぁ……♪」
一回目よりもずっと濃い精液をあるじの睾丸から引きずり出して、魔物は舌なめずりをして喜んだ。
当然、漏れ出た精液は一滴も逃すことなく、人外の身体に吸い取られて養分になる。
濃厚で上質な『エサ』を堪能しながら、魔物は模倣した身体で絶頂を味わっていた。
「んっ、あ……ふ、あ、女の身体、きもちいっ……ズルいなあ、にんげん……♪」
軟体である魔物本来の身体には、快楽を感じる器官や心臓はない。
しかし模倣している今は、それを擬似的に味わうことができる。
性行為にハマりこんでいるのが『あるじ殿』だけではないことを自覚しつつ、女の姿をした魔性は絶頂の模倣に身を任せた。
「あ……あはっ、もう出なくなっちゃった……でもまだ、なかに残っちゃってますよ、あるじ殿……?」
「うお、まっ、それ、反則……」
急速に力を失っていく肉竿を、魔物の膣内がきゅっきゅと締め付ける。
尿道に残っている精液を余さずに寄越せという貪欲な意志の込められた丁寧なマッサージ。
自由自在に動く魔物の膣道に屈服して弱り切ったペニスが敵うはずもなく、男は最後の一滴までを情けなく吐精させられるのだった。
「ん、ふっ……♪」
魔物は自らの性質を巧みに使い、自らが分泌した愛液も、あるじの放った精液も、すこしも残らずに吸収してしまう。それも、挿入したままで。
行儀良く食事をすべて平らげて、女の姿をした魔物は肉竿を身体から解放した。
「は、あぁ……ごちそうさまでした、あるじ殿……♪ ご満足、いただけましたか……?」
「……それはもう、腰砕けて立てないし。てか、不意打ちはズルだろ」
「ふふ、ごめんなさい。だって一回目はお口に出されちゃったから、二回目薄かったら嫌だなあって思って……それにあるじ殿も、気持ち良かったでしょう?」
否定できなかったので、あるじは荒くなった呼吸を整えるだけでなにも言わなかった。
模倣した身体で、何度も身体を重ねているが、特に魔物は膣内での搾精を好んでいた。
あるじの気分を盛り上げるために、口や手、あるいは足や脇といった部分を使うこともあるが、一番好きなのは膣内射精だ。
自分の中で、あるじが情けなく『おもらし』をしながら蕩けた顔をするのが、魔物のなによりも好きな時間だった。
「ん、しょ……はあ、まんぞくまんぞく……」
女将の姿をしていた身体が、急速に萎んだ。
色は失われ、形は溶けるようにして、元の姿へと返っていく。
一呼吸の間にすっかりと元のゲル状になり、魔物はぷるぷると震えた。
「……何度見てもすごいな、お前」
「あは、そうでしょう。探索にも性処理にもお役に立つ、自由自在ボディですからね」
流動し形を変えられる肉体は、性欲をぶつける以外にも多くの利便性がある。
例えば鍵穴に自分を流し込んで、錠前を外すとか。
あるいはヒモのように長く伸びて、ロープの代わりとして用いるとか。
男はあらゆる意味で、この奇妙な相棒に助けられていた。
「それではあるじ殿、たくさんお出しになられてお疲れでしょう。ゆっくり休んでくださいね」
「あ、ああ。……なあ、ちょっと良いか?」
「ん、なんでしょうか?」
ずるずると這いずってザックに行こうとした魔物だが、声をかけられて停止する。
男は下着をはきながら、相棒に言葉を投げた。
「もう俺たち、結構長くいっしょにいるよな」
「そうですね、季節が一巡……いや、二巡しましたか? 人間の暦には興味はないですが、一巡が一区切りと考えると、長い付き合いですね」
人の世でいう二年の時間は、魔物にとっても人間にとっても軽くは無い。
既にお互いの性格は分かりきっているし、冒険のときも無言で協力できるくらいに打てば響く関係だ。
「もういい加減、お前の名前を教えてくれても良いんじゃないのか? ずっとお前、っていってるし」
「……あるじ殿。魔物は魔物、固体名なんてものは特別に強力な変異体にしか与えられないものですよ」
「お前は充分特別だろ……」
「もう、良いではないですか。私は私、ただの魔物です。これまで通り、お前って呼んでください」
「……もし名前がないなら、俺がつけるけど」
「……………………」
提案に、いつもはすぐに言葉を返してくる魔物が少しの間を置いた。
もしかして機嫌を損ねたか、しつこかったかと男が不安になり始めた頃に、相棒はずるずるとザックの中に入っていきながら、
「……考えておきましょう。あるじ殿のセンス、ちょっと不安ですから」
「お、おう。大丈夫だって、変な名前にはしねえよ」
「あは、ほんとですかね? ……おやすみなさい、あるじ殿」
完全に鞄にはいって魔物が沈黙したのを確認して、男はベッドに横たわる。
しばらくの後、男がいびきをかきはじめたのを見計らったように、半透明がザックから顔を出して、
「……名前なんて呼ばれたら、えっちのとき恥ずかしいじゃないですか。うう、でもあるじ殿に考えて貰えると思うと、とても牽かれます……どうしましょう……」
二年の時間は、やはり人間にとっても魔物にとっても軽くはない。
情があるから名前を呼びたい男と、芽生えてしまった羞恥心から素直になれない魔物。
微妙にすれ違ったまま、ふたりの旅は続くのだった。
☆ご依頼内容
ファンタジー世界で、変身能力持ちの半透明のモンスターと、それに偶然出会って一緒に旅する仲間……というかセフレになった、冒険者の男との話を書いてください。
夜ごとにいちゃいちゃらぶらぶセックスを繰り返す関係です。
変身モンスターはこのような設定にしてくれると嬉しいです。
・触れるとゼリーのような柔らかさを持つ半透明の不定形軟体生物。貴方に従い尽くします。普段は男の鞄の中に入っている。
・変身した特定の生物や人間の知識、記憶、技能も一時的に再現可能。
・変身した対象の性格、口調や特定のクセまで模倣するため、本物と見分けがつかないエッチを提供してくれる。
・変身モンスターは、交尾の際も変身能力を活用する。変身した対象の生物の性別や生殖器を完璧に模倣することができる。また、相手の好みや欲望に合わせて、おまんこの形状や機能を最適化することもできる。
以上、是非によろしくお願いいたします。
☆不定形相棒のあとがき
めんどくさい感情に振り回される人外っていい(挨拶)
ご依頼ありがとうございます、ちょきんぎょ。です。
というわけで、『あなたに従い尽くします』、ということで尽くしているうちにほだされてきた不定形ヒロインちゃんです。
人間の方も、尽くされたらやっぱり好きになってきちゃうよねってことで、やることやってるくせに距離感はド下手のコンビになりました。
折角の変身能力もちヒロインなので、最中に変化するくらいはしたかったので、あっさりにはなりましたがプレイは多めにしてもらいました。
楽しんでいただけましたら、幸いにございます。
それでは設定書もおつけしておきますので、良ければ合わせてお楽しみください。
ご依頼ありがとうございました!
☆冒険者
ゆあえって各地を放浪する身。別に犯罪者とかではなく、単純に腰を落ち着けられないだけ。
遺跡に潜ったり、魔物を倒したり、頼まれて人助けをしたり。
それなりの実力があり、魔法は使えないが単純な身体能力と勝負カンが強いタイプ。
表面上は仲良くできるが、実は一歩踏み出すのは苦手で、『いい人』で終わってしまいがちな人。ひとり旅も好きでやっていた。
冒険の途中に不定形軟体魔物と出会い、ちょっと紆余曲折はあったものの相棒になる。
魔物は危険な生物のため、連れ歩くのは重罪である(一部のお金持ちが趣味でこっそり捕まえて飼ってたりはする)。
が、妙に人間臭い相棒のことを憎からず思っており、相棒が人間を襲うようなやつでもないことも知っているため、バレないようにだけ気をつけている。
性欲が強く、わりとなんでもいける。
娼館もよく通っていたが、今は相棒が処理してくれるので節約ができている。
相棒のことはもちろん憎からず思っているのだが、種族の違いもあり、どう扱っていいのかは毎回悩んでいるし慎重。
不器用ながら思いやるその姿勢は、いちおう相棒にはきちんと伝わっている。
☆魔物
年齢不明、出自不明、不定形。
その世界でいうところのスライム、あるいはゼラチナスと呼ばれる魔物に近く、元はそうであったと思われるが、なんらかの原因で変異した。
本来であれば思考能力がなく、単純な捕食活動しかできない低俗な種族だが、変化能力と魔力を獲得。他者の姿形、技能、記憶までを模倣する能力を身につけた。
記憶はある程度しか模倣できないが、造形や技能は完璧に再現することができる。
コピーまでの時間は対象により、特別な能力を持っているものなどは時間がかかる。
対象の膣内など内部も模倣するが、これは魔力によるサーチ、ラーニング(透視ふくめての情報取得)によって行っている。
物腰柔らかい口調で話すが、性格は結構意地悪く、人間の常識はあまり興味がないため、『あるじ殿』を振り回すこともしばしば。
普段は鞄の中でじっとしているが、時折悪戯ごころを覗かせて他人に迷惑をかけることもある。……あるじ殿に失礼を働いたやつを制裁したりもする。
変身、および模倣能力は単純に便利なので使っていたが、現在はあるじ殿の生活と性活を豊かにするために使っている。
冒険の手助けから夜のお世話まで、なんでもござれ。
自分を相棒と呼んでくれるあるじ殿のため、尽くして生きる魔物。
……が、同時に自分が魔物であるということも理解しており、人間であるあるじ殿といつまでいっしょにいられるかとか思っている。
自分自身、思考能力を獲得したレアモンスターの自覚はあるが、まさか感情に振り回されると思っていなかったので、自分のあるじ殿に対する気持ちは結構ふくざつである。