2-5-1話 ハルナの調教①
サクラがどこかに連れていかれ、ハルナは檻で一人になっていた。
全裸の体を両手でかかえ、つのる不安と恐怖を必死で押し殺す。
サクラが連れていかれて1時間ほどたったころ、
職員が獄舎に入ってきて叫ぶ。
職員:
「101番!、106番! 出房準備!!」
101番はハルナの番号だ。
出房準備姿勢を取らなかったサクラが
何度も電気鞭を浴びせられるのを見ていたハルナはおとなしく出房準備の姿勢をとった。
檻が開けられ、すぐに後ろ手に手錠がかけられる。
全裸の状態で男に両手を拘束されるという屈辱。
まだ16歳のハルナでも、それが女性にとってどんなに屈辱的な行為かは理解できる。
そして、乱暴に前を向かされ、首輪に鎖をつなげられて、檻を引き出された。
106番は同じクラスだったクウカちゃんだ。
同じようにして檻から出されている。
ハルナとクウカは同じクラスだったが、あまり話したことはなかった。
バスケ部に所属し、いつも明るく活発でクラスの中心的存在のハルナに対し、
クウカは弓道部に所属するおとなしい雰囲気の女の子だった。
二人は鎖でつながれ、連行された。
連行された場所は、調教部屋だ。
10畳ほどの薄暗い部屋にいくつもの拘束台が設置されている。
異様な雰囲気のその部屋に、一瞬足が止まるが、すぐに強くリードを引かれ強○的に中に入れられる。
二人は部屋の中央で正座するよう命じられた。
職員:
「調教師の方が来るまで正座で待機だ。」
そう言って職員は出て行ってしまった。
沈黙の時間が流れる。
隣で正座しているのがサクラであれば、お互い励ます言葉をかけたのかもしれないが、
今はそうではない。
あまり話したことがないクラスの友達。
それが全裸で拘束されて隣に正座しているのだ。
なんて声をかけていいかわからなかった。
しばらくして、調教部屋のドアが開き、調教師が入ってくる。
調教師が醸し出す異様な雰囲気に二人の体は硬直する。
調教師は二人の前に立ち、しばらく二人を見下ろした。
調教師:
「立て。」
二人は無言で立ち上がる。
ハルナもクウカも調教師に逆らえる気がしなかった。
はじめて会った男なのに、まるで自分のすべてを支配しているかのように思えた。
調教師:
「足は肩幅に開いて、背筋を伸ばせ。
両手は少し上にあげろ。尻が隠れないようにだ。」
二人は言われた通りに、足を開き背筋を伸ばした。
手でお尻が隠れないように、両手も少し上げた。
裸の体を見知らぬ男に晒す。
恥ずかしくてたまらないはずなのに、この男を怒らせてはいけないという生存本能のようなものが二人を突き動かす。
調教師は無言で二人の体を眺める。
視線を感じるたびに、体を隠したいという衝動にかられたが、必死に耐えた。
調教師:
「おれはお前たちの調教を担当する調教師だ。」
調教師が話始める。
調教師:
「お前たちは今日から男を喜ばすためだけの性奴○だ。
男に逆らうことは許されない。
どんな命令でも従え。」
とんでもないことを言われていることは理解できたが、恐怖で言い返すことはできない。
調教師:
「お前たちの体は男を喜ばせるための道具だ。」
調教師:
「口もおまんこもケツの穴もすべて男を気持ちよくするためだけに使え。」
調教師がそう言った数秒後、強い破裂音とともにハルナの太ももに激痛が走る。
調教師が鞭を振ったのだ。
ハルナ:
「んフ!!」
恐怖で口が硬直していたためか、悲鳴にもならない声が漏れる。
クウカ:
「んhッ!!」
続いてクウカも鞭で打たれた。
鞭の使い手である調教師は、ほぼ前動作なしで鞭を打つことができる。
ハルナもクウカも不意に激痛を感じ、一瞬なにが起こったかわからないほどだった。
調教師:
「返事は はい だ。
お前たちは男を気持ちよくさせる道具だってことがわかったか?」
ハルナ:
「、、は、あああ!!!」
ハルナが答えようとしたとき、調教師は思い切りハルナの左胸を鞭で打った。
鞭は乳首に炸裂し、強烈な痛みがハルナを襲う。
調教師:
「返事が遅い。」
調教師:
「お前もだ。」
クウカ:
「あああ!!!」
クウカは右乳首をつねられた。
調教師:
「106番。自分の立場を言ってみろ。」
クウカ:
「は、はい、、。
わ、私は男の人を気持ちよくするための道具です。」
調教師:
「101番。お前のおまんこ、ケツの穴、口はなんのために付いているんだ?」
ハルナ:
「、、。
男の人に気持ちよくなっていただくためです、、。」
調教師:
「よし。そうだな。
その言葉を忘れるなよ。」
プロの調教師は、女を服従させることにとても長けている。
この調教師も例外ではない。
初対面の少女の二人はものの数分で、調教師のおもうがままの言葉を口にした。
調教師はハルナの顎をクイッとあげ、唇に指を這わせる。
乱暴な手つきであったが、ハルナが抵抗する様子はない。
調教師:
「、、、。
よさそうな口だな。
ちんこのしゃぶり方を覚えれば、いいオナホになりそうだ。」
そう言って調教師は無言で二人の体の品定めを始める。
調教師:
(101番はなかなかいい胸だな。16歳にしては大きい方だろう。
若さゆえの張りもあるな。
106番は小ぶりだな。まあ16歳なら平均的なサイズか、、。
悪くはないな。)
ハルナ:
「、、、。」
サクラ:
「、、、。」
調教師は二人の股に手をやり、割れ目に指を這わせる。
調教師:
(101番は感度がいいみたいだな。
もうビショビショじゃないか、、。
、、、。
二人とも締りはよさそうだ。)
調教師:
「後ろを向け」
ハルナとクウカはゆっくりと後ろを向く。
後ろを向くと、調教師に尻を触られる。
調教師:
(尻肉もなかなかいい感じだ。
調教したらいい値で売れるだろう。)
そして、
調教師は二人の周りをゆっくりと歩きながら、話を続ける。
調教師:
「調教中はおれに絶対服従だ。
もし少しでも逆らったら、生きていることを後悔するほどの○問を行う予定だ。」
品定めとその脅迫は16歳の少女には刺激すぎたのだろう。
二人とも唇を震わせ、今にも泣きだしそうな表情だった。
その後、二人は服従姿勢という姿勢を教えられた。
服従姿勢は奴○になった女が必ず覚えさせられるいくつかの姿勢だ。
奴○の調教はだいたいこの服従姿勢を叩き込むことから始まることが多い。
そうすることで、女の管理をしやすくなるのだ。
二人はお互いの姿勢を見比べながら、改善点を言い合うよう命令された。
ハルナ:
「、、。
も、もうちょっと足は開いた方がいいかも。
うん。」
ハルナはクウカの全裸を初めて見たが、とてもきれいな体をしていると思った。
脂肪はあまりついておらず、うっすら腹筋も割れている。
肌は全身真っ白でシミ一つない。
普段はおとなしく、あまり目立たないクウカにハルナは少しドキドキしてしまう。
クウカ:
「お尻、、。もうちょっと突き出した方がよさそう、、。」
ハルナ:
「こ、こう?」
クウカ:
「う、うん。そんな感じ」
クウカは逆に出るとこは出て、しまるとこはしまったハルナの体を少しうらやましく思った。
調教師の一挙手一投足にビクビクしながら、二人は服従姿勢を覚えさせられていく。
調教師はその様子を黙って見守る。
しばらくして、二人は服従姿勢のテストをされた。
調教師が指示した服従姿勢をすばやくしなければならず、間違えたり遅かったりすると容赦なく鞭を浴びせられた。
そして、服従姿勢のテストが終わろうとしているときだった。
調教部屋の入口のドアが開き、中に二人の男が入ってきた。
(つづく)