市街地 2024/04/06 08:56

【小説サンプル】村娘に捧ぐ悪魔の狂愛・えっちシーン抜粋

あらすじ

国境近くの村に住むクレアは、魔女に間違われて村人たちに殺されかけたところを悪魔アドラスに助けられる。
アドラスはクレアを魔界へと連れ帰り、命を救った代価にクレアの身体を求めた。
助けられたことに恩を感じながらも悪魔の要求を拒絶するクレアに、アドラスはゲームを持ちかける。
「お前が自らねだるまで、処女を奪うことはしない。神に忠誠を誓っているというなら、俺の誘惑に耐えてみろ」
悪魔の提案を自らに課された試練とみなし、クレアはゲームを了承する。

——こうして肉体を淫らに開発されていく、淫蕩な日々が始まった。

全体を通したプレイ内容

快楽責め・無理矢理・焦らしプレイ・連続絶頂・歪んだ愛

【!ご注意!】

※本作は物語の展開に以下の嗜好が含まれます。

・無理矢理系の性描写。
・凶悪なマッチポンプ
・触手責め
・処女喪失までの焦らしが長め(1話と2話は本番なしの18禁)
・ヒロインの悪堕ち
・正義が不在



【第2話.触手責め】より


悪魔という生き物は、存在そのものが信じるに値しない。彼らは言葉巧みに欲望を焚きつけ、あらゆる態度で同情を誘う。そうやって人の心に入り込み、最後は絶望の淵に突き落としてくるのだ。

たとえ嘘をつかなくとも、アドラスは簡単にクレアを騙す。優しさの裏に潜む男の本性を、クレアは何度も目の当たりにしてきた。

そして、今日もまた——。




「今日はいつもと少し趣向を変えようか」

「……嫌よ。違うことなんて、しなくていいわ」

拒否の言葉に聞く耳を持たず、アドラスはクレアを別室へと連れて行く。

黒い石のような素材でできた廊下に、カツカツと靴音が響く。長い通路に窓はなく、壁に設置された蝋燭が行き止まりの見えない道を淡く照らしていた。

「ここだ」

景色の変わらない廊下をしばらく歩き、やがて行き着いた両開きの扉をアドラスが開く。連れてこられたのはホールのようなだだっ広い部屋だった。

天上の高い空間に家具などは置かれていなかった。その部屋の床は中央部分が円形に突出しており、外周には階段状の段差ができている。そこだけ見ると舞台のようだ。

「……何をするの?」

クレアが不安そうに室内を見渡す。

「面白いものを見せてやる」

腰に手を回され、円形の舞台の前まで導かれた。

アドラスが舞台に手をかざす。すると丸い床が発光し、複雑な模様が浮かび上がってきた。幾何学的で、それでいて蔓のある植物をモチーフにしているような、不思議な形だ。

「……魔法?」

聞いたことがある。神に選ばれたごく少数の人間が扱う、奇跡の力。

火を使っていないのに、床石が発光するなんて。こんな現象は初めて見た。

悪魔も魔法が使えるのかと純粋に感動して光に魅入る。そんなクレアを横目にアドラスは口の端を吊り上げた。

「ここからが本番なのだが、喜んでもらえたなら何よりだ。メインディッシュも存分に楽しめばいい」

光が引いていく。すると円形の床面が、ぼこぼこと起伏し始めた。

そして光が消えた途端に舞台の床材は色を変え、光沢のある赤黒い無数の触手が舞台一面に姿を現した。

「ひっ……っ!?」

海を知らないクレアには、ソレがイソギンチャクのようだと形容できない。まるで巨大な山蛭か、もしくはミミズが密集したような、肉々しい物体が無数に集い、うねり蠢く異常な光景に生理的嫌悪感が込み上げる。

反射的に後ずさろうとしたクレアの腰に、アドラスが手を回す。逃げ出す隙を与えられず、伸びてきた触手に四肢を絡め取られた。

「いやっ、……っ!」

咄嗟にアドラスへと伸ばした手が空気を掴む。触手の力に足の踏ん張りは無意味で、クレアはあっさりと舞台の中央へと引き摺られた。

悠然と腕を組み眺めてくるアドラスに、悲痛な思いが込み上げる。なんとなく、助けを求めれば彼は手を掴んでくれる気がしていたのだ。

悪魔の本質を、クレアはいつも忘れてしまう。

自分を弄び快楽の沼に沈めようとする男にも、必ずどこかに優しい一面があるのだと信じたかったのだ。——アドラスに言わせれば、それは都合のいい自己解釈からくるただの甘えでしかないが——。

おびただしい数の触手がクレアにまとわりつく。

「ぃやっ……はなして……っ」

湿り気を帯びた冷たい触手は、手足や胴に絡み、舞台からの逃走を阻んだ。

肌に触れる生々しい赤黒さに生理的嫌悪が込み上げる。

なりふり構わず暴れるが、魔界の生物の前に人間は無力に等しい。

ぶよぶよの床を踏んでいた両足が宙に浮く。

舞台上から伸びた有象無象の触手が創り上げたベッドに、仰向けに寝かされ、両手を一つにまとめて頭上に固定された。

「ひっ……いや! やだあっ……! ああっ」

どうにかして起きあがろうとするクレアを、四肢と胴に巻きついた太めの触手が抑え込む。

自由が保てている首を起こし、懇願の眼差しをアドラスに向けた。

「お願いっ、やめさせて。……助けて!」

「何を言ってるんだ。まだ始まってもいないだろう」

アドラスがそっと片手を挙げる。とても目があるとは思えない触手たちは、しかし召喚した主人の合図を見逃さなかった。

ジュワリと、クレアの身体に巻きつく触手から滑り気のある液体が分泌される。透明な粘液は身にまとう衣服を溶かし始めた。

「なっ!? やだ、こんな……っ!」

クレアは自分も触手によってドロドロに分解されてしまうのかと恐怖したが、それは杞憂に終わる。冷たい滑りが肌に触れても異常は起こらなかった。

ほっとしたのも束の間。触手の分泌液によってドロリとした粘体に成り果てた衣服が、肌を滑り落ちていく。

生まれたままの姿になったクレアの脚を、触手たちは軽く膝を曲げさせて左右に大きく開いた。高さも角度も、アドラスから秘された部分が最も見えやすい位置で——。

「——っ! やっ、見ないで!」

押し寄せる羞恥心に言葉で男の視線を妨げようとするも、それを悪魔が聞き入れるはずがない。

「俺のためのショーを見るなとは、随分と傲慢な出演者がいたものだ。舞台に上がったのだから、せいぜい客を楽しませてみせろ。……いや、楽しむのはお前も……か」

横たえられた触手のベッドから伸びた、腕ほどの細さの触手が露わになった秘所をズルズルと往復する。

「い……っ、や、ぁぁ……んっ、んんぅ……っ」

粘液をまとう弾力のある肉がクリトリスの上を通る刺激に、声が上擦ってしまう。こんな状況で感じているなんて、アドラスに知られたくないとどうにか口を閉じるも、長くは続かない。吐息と共に甘い鳴き声が零れてしまう、自分が情けなくてたまらなかった。

満遍なく秘所に粘液を塗りつけ、太い触手はベッドの一部に戻る。引き下がるのと同時に今度は小指よりも細い触手が二つ、脚の付け根に沿うようにして這い上がってきた。秘裂を避けた触手たちはちょうどクリトリスの位置まで到達すると、同じタイミングで先端の向きを変えた。

「あっ! やあぁっ、だめえっ! いっ……いやなの、それっ、……ぐりぐりしちゃ、やだああぁっ!」

右から左から、細い触手にクリトリスを挟まれ絶妙な力加減で根本を抜かれる。直接的な刺激にクレアの腰がガクガクと揺れた。背中がそり返り、浮いた腰の隙間をベッドが盛り上がって触手たちに埋められる。ついには腰が頭よりも高い位置にきてしまった。

卑猥に突き出た下半身を捧げるようにアドラスに晒す。

快楽を知ってしまったクレアの秘所からは、触手の粘液とは別に、いやらしい蜜が溢れてきた。

「ふぅ、うっ……んんっ、いや、いやあっ、あんっ、あっああぁっ、も……だめだからっ、……あぁっ」

ツンと勃起したクリトリスに、二つの細い触手がとぐろを巻いていく。ずりゅり、ずりゅり……と剥き出しの神経を擦られて、拘束された肉体が小刻みに震えた。

それはまごうことなき性の快感だった。化け物に弄ばれながら、クレアは確かに感じている。

火照る身体にうぞうぞと触手が這い回る。粘液をまとった軟体は一時的にクレアの熱を奪うも、欲情した身には焼け石に水だった。肉体に灯った淫らな熱は静まることを知らず、理性に反して次なる刺激を求めてしまう。

そんなクレアの望みを叶えるが如く、触手たちは動きを変えた。

「や、あっ! そこは、……っ、だめ!」

ぐにぐにと膣口を押す、肉の感覚。

痛みはない。圧迫感も——。しかし鈍いながらも疼きを伴う違和感が、自身の大切な場所にあらぬものが侵入したことを教えていた。

「——っ! 約束が、違うわ!」

顔をあげてアドラスへと怒鳴る。

怒りの矛先となった男は、クレアの焦りなどどこ吹く風とばかりにせせら笑った。

「心配しなくともそんなモノに処女膜は破らせないさ。今ナカに入っているのは、俺の指よりも遥かに細い触手だ。苦しくはないだろう? ……だが、その程度の太さでも、お前は十分に気持ちよくなれるはずだ」

アドラスの言葉を証明するかのように、触手の先端がぐにぐにと膣壁を押した。

「ひあっ、あっああぁっ、や……やめっ……んっ、やだあっ」

クリトリスと同時に膣内の感じる箇所を刺激され、クレアは快感に悶えた。

それみたことかとアドラスが高らかに笑う。

「まだまだこんなものじゃないぞ。俺の腕は二本しかないからな、コイツらに全身を思う存分可愛がってもらえばいい」

「やあ……、んんぅっ……あっ!」

新たに這い上がってきた触手が左右の胸に巻きつく。それは乳房を引き締めながら小高い膨らみを上へ上へと目指し、頂上に到達すると先端を花弁のようにパカリと開いて突き出た乳首にしゃぶりついた。

「いいぃっ!? んああぁっ、あっ……やだあっ」

「ああ、そこもすっかり性感帯になったな。淫らな身体になりながら、処女だというのが面白い。そうなってもまだ、お前は純潔を保っていると胸を張って言えるのか?」

「ちがっ……うあっぁ、んんぅ! ……違うっ……ぁっ、わ、わたし……は、ああっ」

「どこがどう違うんだ。んん?」

腰を拘束していた触手が緩まる。自由になった胴や臀部を左右に振って胸や秘所を責める触手から逃れようとするが、どれほど強くもがいても張りついた触手は離れない。

脚や手を縛る触手はびくともせず、淫らな腰振りをアドラスに見せつけるだけになってしまった。

「ひゃうぅっ、あっああっ、や……それっ」

乳首をパクリと咥えた触手が吸引を開始した。しかも吸い付く先端部分から舌のような突起が現れ、粒をころころと転がしてきたのだ。

さらには胸と同じ動きが、クリトリスにも施され——。

「や、あっ、あああぁぁぁっ——!!」

どこよりも敏感な肉芽を襲う強烈な吸引愛撫に、クレアは抵抗する間もなく絶頂へと押し上げられた。

「ああ! もう、やだあっ! いっ……んぅ! と、とま……っ、終わらな、いぃっ!」

クレアがイこうが触手は動きを止めない。

知らぬうちに、膣道を責める触手は二本に増えていた。螺旋状に絡まった触手は処女膜を破らないよう慎重に、それでいて容赦なく膣奥を蹂躙する。子宮の入り口をこね回し、胸やクリトリス、膣の浅い部分以外にも、そこに快楽の源泉があるのだとクレアの身に直接教え込んでいく。

「ぃあっ……あぁ、あっ……ああぁっ、んっ、あんぅっ」

腰のあたりに感じるゾワゾワとした痺れに、クレアは目を見開いた。自身の下腹部が、意識していないのにヒクヒクと揺れている。

深い深い……腹の奥底から湧き上がる快感を予感し、本能的な恐怖がクレアを襲う。さらには恐怖心と比例するように、触手の化け物に犯される嫌悪感が強くなる。

「……っ、いゃ……ぁ、やあぁ……っ」

膣奥からもたらされる快楽を認めたくない。気持ちいいのに、満たされない。これ以上の欲求は許されない。

もっと……もっと太いモノで貫かれたいなんて、わたしは決して、望んではいけないというのに……。

「……かみ……さま……っ」

窮地に泣きながらクレアは天界の神に救いを求めた。しかしここは魔界。神の加護は遠く及ばず、悪魔の所業を止められる者はいない。

「ううんっ、んっう……あっ、やっ……いやぁっ」

腹の奥に快感が蓄積され、限界に達する度に身体が痙攣を繰り返した。




【第3話.色欲の酒】より


霞のかかった頭で言われた言葉を追いかけてねだる。

アドラスの精液で、子宮を満たしたい。それ以外のことは考えられなかった。

敬愛する天界の神々。亡き父の教え。淫行に耽る罪深さ——。アドラスはあえて、それらのワードを口にしなかった。

こちらから思い出させない限り、罪の意識は淫欲に溺れるクレアから抜け落ちたままだ。

思い通りに手のひらの上で転がる獲物を前に、アドラスは獰猛に笑った。自らの衣服を脱ぎ捨て、クレアの脚を左右に開く。

「はあぁっ、あっ! あ……これっ」

「お前が欲しがっていたモノだろう?」

秘裂を肉棒が往復する。ニチニチと愛液が粘着質な音を立てた。

猛々しい雄の象徴。これがずっと、欲しかったのだ。

膣口にどうにかペニスの先端を咥えようと、アドラスの動きに合わせて腰が浮いた。

熱くて、太い……アドラスのペニスを、わたしのナカに……。

はやくはやく、子宮を精液で満たして——。

「いいんだな?」

最後の確認に、クレアは迷わず頷いた。

「うん、うんっ、挿れて……っ、アドラス」

「……ああ、存分に味わえ」

ニチャリ……。ペニスの先端が膣口に突き立てられる。

自身の体温を凌駕する熱と、凶悪な質量に、背中がゾクゾクした。

僅かに芽生えた恐怖心から、無意識にベッドの上方へずり上がろうと試みるも、男の大きな両手でがっつりと腰を掴まれてはどこにも逃げられない。

悪魔のペニスが猥道に埋まり、ゆっくり奥へと進んでいく。

「いっ——っ、あっ……あぁ……っ」

最初に感じたのは、強烈な圧迫感だった。しかし身体の内側を容赦なく拡げられる未知への恐さはすぐに消え、代わりに膣が肉棒で満たされることへの多幸感が、腹の奥底から湧き上がった。

そう、子宮はコレを……アドラスのペニスを求めていたのだと、クレアは心の底から理解する。

「ぃっ……、っう……っ」

裂けるような痛みが膣内に走る。しかしそれも一瞬で、色欲に染まった思考を正気に戻すまでには至らない。

恐れが消えれば、堕ちるのも早い。

凶悪なペニスが膣道を擦る刺激にクレアの身がしなった。もとよりナカは散々アドラスの指で開発された場所だ。性感帯となった肉壁をペニスで押し広げられる感覚はたまらない愉悦だった。

「はぁ、ああっ、いい……っ、アドラスっ、きもち、いぃの……っ、もっと……もっと、奥へ、……きて」

「処女とは思えない乱れっぷりだな。まあ、そう育てたのは俺なんだが……やはり素直でいる方が、お前らしくてとても可愛いよ」

「ぃうんっ、あっああぁっ!」

褒められた。アドラスが喜んでいる。孤独を埋めてくれた男と一緒に幸せを噛み締められているなら、こんなに嬉しいことはない。

じわじわと時間をかけて膣内を占領していたペニスは、まるでそこへの到達を知らしめるかのように、最後だけほんの少し勢いをつけて膣奥の壁を抉った。

「ひぁっ! あぁ……っ!」

「ほうら、到着だ。ここに欲しかったんだろ?」

「あぅっ、んっ……ぁ、ナカ……いっぱい、アドラスの……」

「ああ。お前のまんこを、俺のペニスが余すところなく埋め尽くしたんだ。気持ちいいだろう? ……満足できたか?」

問われて気付く。確かに、膣奥に到達した熱とギチギチに広がった膣道に下腹部は痺れ、かつてないほど自分が満たされた感じはある。——しかし、まだ足りない。

「あっ……や……やだ、あぁ……もっと、動いてぇ……っ!」

子宮内の切ない疼きは解消されていない。たまらずクレアは夢中でアドラスに抱きついた。

膣壁がうねり、健気にペニスを締め付け奉仕する。クレアにその気がなくても、彼女の身体は男を悦ばせ、精を絞り取る方法を知っていた。

「アドラス……アドラスっ、あぃっいいっ、いあぁ……あっ、も……もっと、あなたで、いっぱいに……っ!」

そして甘い声で鳴き、悪魔にさらなる快感をねだるのだ。

「そんな誘い方、一体どこで覚えた。淫らな行為によがり狂うのは、いけないことではなかったのか?」

いけないことって……?

快楽に染まり切った思考では善悪の区別がつけられない。

「まあいい、お前もよさそうだから、好きにさせてもらうとしよう。散々焦らしてくれたんだ。俺が満足するまでつき合わせるぞ」

ズヌゥ……。

ペニスが抜け出る膣の刺激と連動し、背筋がぞわぞわした。

追い縋ろうと無意識に浮いた腰をアドラスが抱えるように掴む。

バチュン——っ!

先端の膨らみが膣口に引っかかり、そこから最奥へと一気に穿たれる。

「ッ————!!」

強い電気ショックを受けたように、一瞬クレアの身体が硬直した。

「……っ! あっ、あああっ!」

腰から脳天にかけて、電撃が駆け抜ける。頭の中がビリビリと痺れ、視界に火花が飛んだ。

クレアが休む間もなくアドラスは腰を引き、次の一撃を叩き込む。

バチュッ、バチュッ! ゴチュッ、パチュッ、パチュンッ——!

肌と肌がぶつかり合う音は、次第にリズミカルなものに変わっていく。

ペニスが子宮口を抉るたびに奥の子宮がヒクンと震えた。

激しいピストンに感じて膣の肉壁がきゅうきゅうと竿を締め付ける。征服する男の動きを止めたいわけではない。肉棒から、必死に快楽を拾おうとしているのだ。

「ひあっ、ぁんっ、ああっ! ——っ! んぅっ、うぁっ……っ! ああぁっ!」

責められるままに嬌声をあげ、軽い絶頂を繰り返す。

亀頭が膣道の感じる場所をぞりぞりと擦り上げて進み、膣奥を突き上げる。全てが気持ちよく、休む間もなく快感の限界が上書きされていく。

「はあぁっ! あっ、ぃ……っ、きもちぃっ、……いいのっ、ぃぁあっ」

「そうか。それはよかった。——俺も、お前のナカは最高だ」

——ドチュンッ!

「ああっ! ————っ!!」

ペニスがポルチオを力強く叩いた。子宮口に食い込むような鋭い責めについにクレアは背中をそらし、重く深い絶頂に達した。

腰から手を離したアドラスは、悶えるクレアに覆い被さった。

ベッドと男の引き締まった身体にプレスされ、身動きが取れない。抑え込まれた状態で全身がビクビクと打ち震えては、アドラスと繋がる膣奥に甘い刺激が走った。

「あぁ……っ、あん、んっ……、あひっ、い……っ、いあぁ……」

自由に動けないもどかしさと、溺れるほどの快楽が得られているにも関わらず果てない自身の淫欲に困惑する。

しかしそんな戸惑いも、アドラスにトチュ、トチュとゆるくペニスの先端でポルチオをノックされるまでだった。

ぐぐぐぅ……と、子宮口をペニスが強く押し、次いでぐにぐにぃと優しく捏ねられる。

激しい抽挿から打って変わり、ポルチオにもたらされる深い快感に、クレアは夢中でアドラスに抱きついた。

「ああぁ……、あっ、う……ぅんっ、おっ……おぅ……ぅ」

クレアの口から漏れ出た低い声にアドラスがクッと笑う。

「深い場所をズンズンされるのは極上の快感だなあ? この快楽は、決して指では得られない。……俺に抱かれてよかったろ?」

言葉を脳内で処理しきれず、内容はまるで理解できていない。それでも問いかけに反応するように、クレアはこくこくと頷いた。

「う……んっ、んんぅ——っ」

「そうだろう? 禁欲が馬鹿らしく思うほど、性交は素晴らしい行為なんだ。お前にわかってもらえて何よりだ」

「あっ……アド……リャ、シュ……ぅっ、なか……っ、なかが……あぁっ」

「ああ、子宮が疼いてたまらないか。そろそろ俺の精液で鎮めてやろう。中出ししても、構わないよな?」

何の確認か、クレアに意味を汲み取る余裕はなかった。

子宮が寂しさを訴え、切なく震えている。この「足りない」という感覚を解消してくれる、自分を満たしてくれる存在がアドラスなのだと。漠然とではあるが導き出した答えを呑み込めた。

「俺の精液が欲しいか?」

「……あっ、ほし……ぃ、欲しいのっ! アドラスの……ほしい……」

必死の懇願に悪魔が目を細める。

ぞくりと、一瞬背筋に冷たいものが走った気がしたが……微かに生じた危機感はすぐに快楽によって押し潰された。

「ああ……存分に味わえ」

短いストロークでペニスをポルチオに叩きつけられる。

「ひっいぃっ! あっ、ああっ、やぁ、ああぁんっ! あっ! だっ、め! もっ、ああぁっ!」

快楽の高みに押し上げられる。何度達しても終わらない。

ドチュ、ドチュッ、ドチュン! ググッ、ドチュドチュドチュ——っ!

「————っ! へぁ……っ、ひっ、……ぁっ、あぁっ! ……っ、か、み……ぃ、ああぁっ!」

かみさま……と、口走りかけたクレアの声は、肉棒の膨らみを感じたことで遮られた。

ドクン——ッ。ペニスが脈打った。

「あ……っ、————っ!!」

子宮口に食い込むように押し付けられた鈴口から、熱い飛沫が放たれる。

ドプッ、ビュッ、ビュウゥ——ッ。

子宮内の壁を精液が叩きつける。腹の奥に溜まっていく熱に頭がビリビリと痺れた。

今感じているのがアドラスの魔力なのだと、言葉もなく、強○的に理解させられる。

——これがアドラスの……。

「はあぁ……ぁ、あっ……ぁぁっ」

胎内の熱に全意識が集中する。待ち望んだところが、やっと満たされたのだ。

恍惚と微笑むクレアの唇に軽く口付け、アドラスが身を起こす。

膣内でペニスが動き、クレアは緩い快感に震えた。




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