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♡喘ぎの記事 (12)

じゃが 2024/05/20 19:00

引越し先のマンションで露出オナニーする話 3(♡ありver.)

 頷いた彼女を見て即座にその手を引き、マンションへ足を踏み入れた。

「部屋、二階ですよね?」

 彼女は何も言わずに頷く。手は繋いだまま無言で階段をあがり、私は踊り場で立ち止まった。そこでいったん振り返ると、身を整える暇を与えなかったので胸を丸出しのままの彼女が、気まずそうに顔を伏せている。あと数段あがれば、彼女の部屋はもうすぐのはず。それなのに、屋外というシチュエーションと彼女のはしたない格好に私は我慢ならなくなって、壁に彼女を押し付け唇を重ねた。

「んんっ⋯⋯♡」

 抵抗する素振りもない彼女は、自ら舌を出して私の唇を受け入れた。そのままお互いに舌を絡ませながら、さらけ出されたままの彼女の胸に手をやった。

「んんっ♡ ⋯⋯んぅ♡」

 もう抵抗する気は一切ないどころか、胸を揉まれながら腰をうねらせるその姿はむしろ私にもっと♡ とせがんでいるように見えた。私は胸を揉みしだきながら、時折乳首を指で弾く。そのたびに彼女は体を震わせて、キスの合間に甘い吐息をこぼした。

「ん、はぁ⋯⋯あぁ⋯⋯♡」

 唇を離すと、唾液が糸を引いた。彼女は蕩けた表情で私を見つめている。

「そんなに触ってほしいんですか?♡」

 意地悪く聞いてやると、彼女は恥ずかしそうに視線を逸らした。そんな仕草も可愛らしく、私は彼女の首筋に吸い付いた。

「あっ⋯⋯♡」

 そのまま鎖骨へと降りていき、強く吸うと赤い痕が残る。それを満足げに見つめてから、さらにその下にある勃ち上がった乳首にむしゃぶりついた。
 
「んぁっ♡ ⋯⋯んっ♡ んぅ♡」

 舌先で転がすように舐め上げると彼女は体を震わせる。反対の乳首も指で摘まんだり、押し潰したりして弄ぶ。

「んっ⋯⋯はぁ⋯⋯あぁ、ん⋯⋯♡」

 一応理性で声は抑えているようだったが、階段という場所ではその努力もむなしくいやらしい声が反響する。そして、しばらく続けると欲に染まった彼女は声を抑えきれなくなってきたので、私は一旦口を離す。唾液まみれになった彼女の胸は、てらてらと光っていてとても淫靡だった。

「声、少し抑えてください」

 小さくそう囁くと、情欲に濡れた目で彼女はこくこくと何度も頷き口を手で覆った。そして私は再び彼女の乳首を口に含みながら、手を下半身に滑らせた。

「んんっ⋯⋯♡」

 スカートをたくし上げ、割れ目をなぞる。すでに一回達しているためかそこはもう充分に濡れそぼっていて、指を動かす度にくちゃくちゃと音を立てた。

「さっきイったばかりなのに、もうこんなに濡らしてる⋯⋯♡」

 私が耳元で囁くと、彼女は恥ずかしそうに顔を背ける。その様子に興奮が高まり、私は指を一層激しく動かした。彼女の声の代わりに、よりいやらしい水音が辺りに響いている。
 しばらくすると彼女の腰ががくがくと震えだす。どうやら絶頂が近いようだ。私はそこで、いったん手を止めた。刺激がなくなった彼女は、口は手で覆ったまま、すがるような目でこちらを見つめてくる。

「⋯⋯そこに座ってください」

 私はそう言って、今上がってきたばかりの階段を指さす。彼女は私の意図がよく分かっていないようだったが、とりあえず指示に従い一番上の段に腰を下ろした。私も彼女を背後から抱きしめるように地面に座る。そして彼女の両膝をつかみ、閉じている足を大きく開いた。

「あ⋯⋯」

 下着をつけていないため、彼女のそこが思いっきり外気にさらされる。彼女はようやく、私が何をしようとしたのか気付いたようだった。

「人が来たら確実に通報されちゃって、もうここには住めなくなりますね⋯⋯♡ せいぜい誰も来ないように祈っておいてください♡ あ、でもあなたみたいな変態さんだったら、見られた方が嬉しいんですか?♡」

 言いながら彼女の大陰唇に手を滑らせ、くぱぁ♡ と開いてみる。そのまま彼女のクリトリスに指を伸ばすと、そこはすでにぷっくりと膨らんでいて愛液によってとろとろの状態になっていた。クリトリスをつまんで軽く引っ張ったり押し込んだりして刺激を与えると、膣からは大量の蜜があふれ出して私の手を濡らした。

「こんなに濡らして⋯⋯もしかして、誰かに見られるの想像して気持ちよくなっちゃいましたか?♡ ほんっと変態♡」
「っ⋯⋯♡」

 彼女は私の言葉には何も答えず、口を押えて声を我慢しながら体を震わせている。

「この時間なら、あなたみたいにゴミ捨てに来る住人もいるかもしれないですね⋯⋯」

 際限なくあふれてくる蜜を指ですくい、それをクリトリスに塗りたくる。そのままクリトリスをぬるぬると擦り上げるとクリトリスはさらにその大きさを増していく。その先端に爪を立てると、「ぁッ♡ ん!♡」と抑えきれない彼女の声が階段中に一瞬響く。
 そうやって必死に声を我慢している健気な彼女を見ていると、愛しいを通り越して不憫という感情がわいてくる。私の中の倫理観が、どんどん崩れていく。もう全てが、どうでもよくなってくる。

「⋯⋯⋯⋯そんなに見られたいなら、もう声我慢しなくてもいいですよ。辛いでしょ? 本当は色んな人にえっちな濡れ濡れおまんこ見られながらいっぱい声を出して気持ちよくなりたいのに⋯⋯かわいそう。いいですよ、もう我慢しなくて。ほら、声出して♡ お姉さんのえっちな声、いっぱい聞かせてください♡♡」

 言うと同時に彼女の中に指を突っ込んだ。先ほどすでに一度挿入しているので、遠慮なく指をぶち込んでそのまま中をかき回す。ぐちゅっ♡ じゅぽっ♡ といやらしい音が鳴り響く。その音は、姿を見ずに音だけ聞いても誰もが眉をひそめるような卑猥さだった。
 
「ん゛ん゛ーっ!!♡♡」

 彼女はダメだと言わんばかりに首を横にぶんぶんと振りながら声を我慢している。しかしその理性もあと僅かなのか、その腰は絶えず震え、体に力を入れることができないのか私に全体重を預けるようにしてもたれかかっている。

「ねぇ、声聞かせて? お姉さんの声、聞きたい」

 そう彼女の耳元で囁く。彼女は必死に我慢しているようだったが、それでも私の誘惑に揺らいでいるのか、先ほどよりも口を覆う手の力は緩み、その中からくぐもった声が聞こえてくる。
 彼女の陥落はもうすぐだと悟り、私は中に入れている指を折り曲げ、Gスポットだと思われる場所を刺激した。それと同時に反対側の手でクリトリスを擦り上げると、彼女は体をのけぞらせて階段中に響く嬌声をあげた。

「可愛い⋯⋯♡」

 ぐちゅ♡ くちゅっ♡ ぬぷっ♡♡ と、卑猥な水音に彼女の喘ぎ声が混ざって私の耳に入ってくる。

「⋯⋯あっ、⋯⋯んぁっ♡ だめぇ⋯⋯ッ♡♡♡」

 まだある程度我慢しているものの、彼女は欲に負けたようだ。足を自ら大きく広げ、おまんこを階段下に見せつけ、控えめながらも気持ちよさそうに喘いでいる。
 彼女のそんな姿を見てしまって、私はもうだめだった。性欲だけじゃない、何かよく分からない感情に強く胸を締め付けられる。頭は真っ白になって、心も体も彼女を求めてたまらなくなった。

「はあ⋯⋯可愛い⋯⋯♡ 好き⋯⋯好き好き好き⋯⋯⋯⋯♡♡♡ ねぇ、お姉さん⋯⋯こっち向いて⋯⋯お願い⋯⋯」

 彼女が首をひねってこちらを向く。その目はうつろで、もう何も考えられないんだな、というのが見て分かった。
 私は何も言わず、彼女に唇を重ねる。彼女も、特に驚くこともなくキスを受け入れた。そしてキスをしたまま、私は両方の手の動きを速めた。

「んんんっ♡♡ んぁぁ♡♡♡」

 膣からもクリトリスからもじゅぶじゅぶ♡ といやらしく下品な音が鳴る。彼女の体はびくびくと痙攣し、絶頂が近いことを知らせてくる。
 私ももう限界だった。彼女の中に入れている二本の指を、クリトリスをいじめている手を、よりいっそう激しく動かす。

「あ゛ぁッ♡♡ だぇっ♡♡ イぅ♡♡♡ イっひゃうぅ♡♡♡」

 そして次の瞬間、彼女の体が大きく跳ね指が痛いほど締め付けられたかと思うと、膣から大量の液体があふれ出す。それは流れて私の手首まで濡らし、指を抜いたと同時に噴水のように階段の下をめがけてびゅーっ♡♡ と勢いよく液体が噴出した。その姿はまさに、クジラの潮吹きのようだった。

「はぁーっ♡ はぁーっ♡」

 彼女は脱力すると、再び私に倒れ込む。潮を吹き終わったあとの余韻に浸るように時折「んっ♡ ⋯⋯ぁ♡」と声を漏らしながら体を小さく震わせている。
 このままここで余韻を楽しみたかったが、イく前の彼女の声はもうはっきりと喘いでいたので近くの部屋には聞こえているかもしれない。⋯⋯そして、私ももう我慢の限界だった。

「部屋番号、教えて」

 耳元で小さく囁くと、彼女は唇をかすかに動かして部屋番号と思われる数字を口にした。私は急いで立ち上がり、まだだるそうにしている彼女の腕を引っ張った。
 ちらりと今行為をしていた階段に目をやると、上の方は誰か水でもこぼしたか、それこそ漏らしたのかと思うほどアスファルトは黒く湿っていて、それは階段中段まで続いている。そしてその飛沫は、微量ながら一番下の段まで届いていた。

 まだ体をふらふらさせている彼女の腰を抱えながら残りの階段を上がる。服は直していないので、未だタンクトップはたくしあげられたままで、こぼれた両胸が歩くたびに揺れている。
 そして、ようやく彼女の部屋の前にたどり着く。不用心なことに、彼女は部屋の鍵を閉めていなかった。

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じゃが 2024/05/13 19:00

引越し先のマンションで露出オナニーする話 2(♡ありver.)

「なに⋯⋯あれ⋯⋯」

 これからお風呂に入ろうかと寝室へ着替えを取りに来て、まだ寝室のカーテンを閉めていなかったことに気が付いた。カーテンを閉めるために窓に寄ると、隣のマンションの一室に煌々と明かりが灯っているのが目に入った。
 今は夜の九時。カーテンも閉めずにあんなに部屋を明るくしてると中が丸見え⋯⋯⋯⋯⋯⋯。

「え?」

 その部屋は下から数えて二階の部屋、私は隣のマンションの三階。しかもほぼ真向いに位置している。たぶん、私の部屋か一つ上の四階の部屋が、その部屋の中が最も見えやすい場所だと思う。
 その部屋にはセミダブルほどのベッドが置いてあり、他に家具らしきものも見当たらない。そのぽつんと置かれたベッドの上に、女性が一人、仰向けに寝転がっている。
 彼女が何をしているか理解した瞬間、私の心臓は一気に早鐘を打ちだす。そして急いで部屋の電気を消し、カーテンを閉めた。

 彼女はおそらく⋯⋯いや絶対、自慰行為をしていた。ベッドの上で仰向けになり、着ているのはパンツ一枚のみ。そして自分の胸を触り、その手は徐々に下へと伸びていた⋯⋯。
 何あれ? 変態? 露出狂? 警察に通報した方がいいのかな?
 でも、部屋で一人でするのはなんの問題もないし、カーテンを閉め忘れただけかもしれないし⋯⋯。そもそも通報って警察になんて電話するの? 向かいの人が自慰行為してるんですけど! って、電話で私が言わなきゃいけないの?
 私は頭を抱えた。でも、さっき考えたようにただカーテンを閉め忘れた可能性の方が高い。今は四月だから、引っ越してきたばかりでカーテンを買い忘れたのかもしれないし⋯⋯。
 頭の中で必死に言い訳を考えて、とりあえず今回通報するのはやめておこうという結論になった。このまましばらくすれば終わるだろうし。

 そう決めたものの、私はなかなかカーテンの前から足を動かすことができないでいた。カーテンを握ったままその手を離すこともできない。心臓のドキドキも収まらない。
 私はちらっとだけ手に握ったカーテンをめくり、視線をその部屋へと向けた。
 先ほどまで履いていたパンツは傍らに放置され、彼女は生まれたままの姿で自分を慰め続けていた。
 やばい。やっぱり変態かもしれない!
 スマホはリビング。救いを呼ぶ三桁の番号が頭に浮かんだ。けれどやっぱり私の足はその場から動かなくて、今度はカーテンを握る手も、目線も動かせなくなった。

 彼女は人目を一切気にすることなく、淫らに腰を浮かせて快感を享受している。
 私だってたまには、自慰行為くらいする。でもいくら一人でも恥ずかしくて、クリトリスを指で刺激して絶頂するくらいが精一杯だった。えっちな動画だって、見ないことはない。でも、目の前で行われているそれは動画と違って、(たぶん)プロでもなんでもない人が、ただただ自分の性欲を発散させるためだけに行われているプライベートな行為。
 彼女が気持ちよさそうに喘いでいるのが、窓越しでも分かった。

「んっ⋯⋯」

 気付けば私の手は、ズボン越しに自分のあそこをさすっていた。
 動画でもなんでもない。知らない人の自慰行為を見て興奮していた。彼女がもし変態ではなく、ただカーテンを閉め忘れただけのおっちょこちょいな人だったら⋯⋯本当に申し訳ない。
 見知らぬ人をオカズにするなんて⋯⋯。そんな罪悪感はあったが、それでもあそこをさする手を止めることはできなかった。
 彼女の手が、両足の間で激しく動き続けている。

「ふぅー⋯⋯♡ ふぅー⋯⋯♡」

 そのリズムに合わせて私の手の動きも激しさを増す。徐々にあそこが濡れはじめ、パンツとこすれてくちくちと小さな音を立てるようになっていた。
 すると、窓の向こうにいる彼女の体がひと際大きく跳ねた。と思ったら腰をがくがく揺らし、しばらくしてからどさりとベッドに沈み込んだ。
 ⋯⋯イったんだ。しかもおそらく、潮を噴きながら。丸見えと言ってもある程度距離があるのではっきりとは見えなかったが、イった瞬間の彼女のあそこからは液体が出ていたように見えた。
 ⋯⋯いいなあ。潮噴いちゃうくらい気持ち良かったんだ。私も潮、噴いてみたいな⋯⋯。

「はっ、はっ、はっ⋯⋯♡」

 私はイってぐったりした様子の彼女を見ながら、あそこを擦り続けた。そしてカーテンの中に入り込み、空いた方の手をシャツの中に差し込みブラを乱暴にたくし上げ、焦らすこともせずに人差し指と親指で乳首をこりこり♡ とこね回す。

「あうぅ♡ うぅっ⋯⋯♡」

 気持ちいい。でも、物理的にも感覚的にもまだ刺激が足りなくて興奮しきれない。
 彼女はまだぐったりとしている。そんな彼女を見ながら、もう一回シてくれないかな⋯⋯と縋るような気持ちになった。
 すると、そんな私の願いが届いたのか、彼女は自分の頭元にあった濃いピンクをした物体を手に取り、それをあそこに撫でつけだした。
 やった♡ やった♡ また始まった♡♡

 彼女はピンクの物体――おそらくバイブ――であそこをゆっくり撫で、しばらくするとそれを垂直に持ち直して自分の股に突き立てた。私はそこで我慢できなくなり、ズボンを脱いだ。シャツもたくしあげ、ずれたブラからはみ出た両胸が外気に晒される。この時、自分の姿が外から見えてるかもしれないという考えは一切頭の中になく、ただただピンク色の靄で埋め尽くされていた。

「あ、ぅっ⋯⋯♡ んん⋯⋯♡」

 一心不乱にバイブを動かす彼女を見ながら、私も乳首をこね、パンツの上からクリトリスを指の腹で潰してこすりあげた。
 気持ちいい。でも、絶頂まではまだほど遠い。いつもならこれで満足できるのに⋯⋯物足りない。
 私はパンツを脱ぎ捨て、直接クリトリスに触れた。

「は、あぁ⋯⋯♡」

 普段は、手が汚れるからという理由で下着の上から触るのが基本だった。でも今日は⋯⋯直接触れたくて仕方なかった。
 人差し指でクリトリスの包皮を剝き、中指で先端を撫でる。そして乳首も引っ搔いたり押し込んだりと好き勝手に弄り倒した。

「うぅ⋯⋯やばい⋯⋯っ⋯⋯♡」

 いつもの何倍もの快感に足ががくがくと震える。あっという間にイってしまいそうだったけど、あの彼女と一緒にイきたくて必死に我慢した。彼女は未だに、すごい勢いでバイブを抜き差ししている。

「あ~、だめ⋯⋯♡ もう⋯⋯、イっちゃ⋯⋯!♡」

 そんな姿を見ているとやっぱり我慢なんてきかなくて、私は愛液でぬるぬるになったそこをめちゃくちゃに擦りまわした。ぴちゃぴちゃと卑猥な音が静かな部屋に響く。

「あ、あっ⋯⋯!♡ あぁ⋯⋯ッ!!♡♡♡」

 私は背中をのけ反らせ、腰をかくかくと震わせて達してしまった。今までに感じたことのない快感だった。

「はぁ⋯⋯♡ はぁ⋯⋯♡」

 絶頂の余韻に浸りながらちらりと窓の外に目をやると、ちょうど彼女も全身をがくがくと震わせ深い絶頂を味わっている最中だった。ひとしきり全身を震わせた後、またどさりとベッドに沈み、息を整えている様子だ。
 私が見たのはここまで。都合よく性欲を発散させたら、ものすごい罪悪感に襲われた。お風呂に入って体を洗って、今見たこと、あったことは忘れよう。そう思いカーテンの外に出て急いで脱ぎっぱなしのパンツを拾うと、愛液で濡れたパンツから女のいやらしい匂いが鼻をかすめた。
 知らない人の自慰行為を覗き見してそれをオカズにしてしまった。
 濡らしたパンツを持って佇む自分に、罪悪感や惨めさが一気に押し寄せてきて、思わず少しだけ、泣いてしまった。



「ん、ふぅ⋯⋯♡」

 あれから二週間ほど経った。私は、あの日見た彼女のように自室のベッドの上でオナニーをしていた。もちろん、カーテンは閉めた状態で。
 あの後、ひとしきり泣いてからお風呂に入って、全部忘れようとした。でも、忘れられなかった。彼女の淫らな姿が頭にこびりついて離れなくて、結局お風呂でもオナニーをしてしまった。
 その日からなぜか性欲がすごいことになっていて、週に一日ほどだったオナニーも、今ではほぼ毎日している始末。あれだけ罪悪感があったのに、毎日カーテンを開けては彼女がまたオナニーをしていないか確認をして、カーテンが閉まったあの部屋を見て肩を落とし、妄想で自分を慰める日々。

「っあ⋯⋯イく⋯⋯っ!♡」

 甘い痺れが、体を走る。

「うぅ⋯⋯っ、うぅ⋯⋯⋯♡」

 しかし絶頂しても、クリトリスをいじめる指が止まることはない。
 全部、あの日からおかしくなってしまった。どれだけオナニーしても満足しない。あの日みたいな快感を得ることができない。
 もう嫌だ。満足できないのにオナニーばかり続けて。嫌なのに、やめることもできない。もう嫌だ⋯⋯嫌なのに⋯⋯嫌なのに気持ちいい。気持ちいい間だけは忘れられる。ずっとずっと気持ちいいままでいたい。

「あ、んん⋯⋯っ!♡♡」

 私は頭元に置いていた小型の電マを手に取る。本当は彼女が使っていたものと同じものが欲しかったけど、さすがに遠くて色以外はよく見えなかったこと、そしてクリオナしかしてこなかった私に挿入するタイプのバイブはまだ早いと思い、これを購入した。
 カチッとスイッチを入れると、強さは「弱」にも関わらず結構な振動を見せる。初めはそれすら怖かったけど、一度使ってしまえばその振動のとりこになってしまった。私はもう躊躇することなく、自分のクリトリスに電マをぐっと押し付けた。

「うああッ♡♡♡」

 この弾けるような快感がたまらない。大人のおもちゃに耐性のない私は、これだけであっという間に絶頂へと押し上げられてしまう。

「んんんっ!!♡♡ やば⋯⋯イく、イく、イくっ♡♡ ~~~ッ!!♡♡♡」

 全身がびくん、と震え、いつの間にか浮き上がっていた腰がベッドに沈む。電マをクリトリスから離しても、まだ振動があるかのようにじーん、とした感覚がする。
 電マを使いだしてから気付いたのだが、オナニーをしている時は体に異常に力が入っているらしい。それは、快感や興奮が大きければ大きいほど力が入るようで、最近運動をしていないのに謎に筋肉痛になった理由を考えて愕然とした。
 自分がどんどん変態になっている気がする。息を整えてベッドから立ち上がり、全裸のままカーテンを少しだけ開ける。部屋は暗くしてあるから、外から簡単には見えないはず。そして、いつものようになんの期待もせずに彼女の部屋に目を向ける。

「⋯⋯え」

 ここ二週間、見るたび閉まっていたカーテンが、開いていた。そしてその先に見えるベッドの上で、全裸の彼女が自分の胸を揉みながらあそこを触っていた。

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じゃが 2024/05/01 19:00

引越し先のマンションで露出オナニーする話(♡ありver.)

 遂にこの日が来た。
 私はベッドの真ん中に座り、Tシャツの上からゆっくり胸を揉む。そしてまずはスタンダードに、胸を抱えた手を円を描くように動かす。この時、ノーブラなので乳首を刺激しないように注意する。
 そして少しづつ気持ちが高まってきたら、二つの胸をぎゅーっと寄せては手を離すをくり返す。胸を寄せる時、そして手を離してぶるん、と胸が揺れる時、Tシャツに乳首がこすれる感覚を存分に楽しむ。これをくり返していると、だんだん乳首を触りたくてたまらなくなってくる。

「っはぁ⋯⋯♡」

 もちろん、熱い声を出して気持ちをより高めることも忘れない。
 そうこうしているうちに乳首がびんびんに勃ってきてTシャツを押し上げてくるので、こうなったら触ってもいい合図。でも、もったいないからほんの少しだけ。
 両方の先っぽに人差し指をちょん、と当てる。

「おっ⋯⋯♡」

 先っぽからぴりぴりと電気が走る。指でかりかりしたい衝動を抑えながら、ゆっくりと勃起乳首を人差し指でなぞっていく。

「ん⋯⋯♡」

 気持ちいい。でも、まだまだ我慢。優しく、優しく触るのだ。

「ふっ、ぅ⋯⋯!♡♡」

 もう意識せずとも吐息が漏れる。そうなったらちょっとだけご褒美。指先で、弾くようにかりかりしてやる。
 
「~~ッッ!♡♡ かりかりきもちぃ♡ ちくびかりかりきもち♡♡」

 乳首がもっと勃ってきたら、今度は親指と人差し指で摘むようにして責める。くりくりくりくりっ♡

「ああんッ!♡♡♡」

 この時も、あまり強い刺激は与えないように注意。あくまで今は準備だから。
 ⋯⋯でもっ、乳首気持ちいいのに勝てないっ♡ こりこりとまんないっ⋯⋯♡ わたしのザコすぎる理性じゃ、乳首いじりとまんないよっ♡♡♡

「う~、だめなのにぃ⋯⋯♡♡ ゆび、もう止めなきゃ⋯⋯♡♡」 

 最後にぎゅー♡ っと乳首をつねってから、やっとの思いでそこから指を離した。なのに、やっぱりまだ乳首をいじめたくて、手のひら全体で円を描くように乳首をぐりぐりぃ~っ♡ と撫でちゃう。

「んぁっ♡♡ やっとこりこりやめれたのに♡♡ だめなのに♡♡♡」

 あとちょっとだけ、ちょっとだけ♡♡
 そうやってしばらく乳首をいじめ続けてて、もうシャツと軽くこすれるだけでもえっちな声が出ちゃうくらいまで敏感になったところで、やっと私は次の行動に移ることができた。
 Tシャツを脱いで、続けてショートパンツも脱ぐ。その姿のまま、ベッドに寝転がる。あまりの恥ずかしさに、思わず目を瞑ってしまった。
 
 ドキドキなんてもんじゃない。もう、ドクドクと心臓を中心に血がものすごい勢いで巡っているのを感じる。
 深呼吸をしてから目を開けると、天井が見えた。そこから、ゆっくりと視線を下げると、そこにはベランダに通じる窓があり、それ越しに五階建てほどのマンションが見える。
 今は夜の九時。夜ご飯も食べてくつろいでいるのだろうか。向かいのマンションの多くの部屋には、あたたかな明かりが灯っている。それはもちろん、私の部屋も同じ。しかし私の部屋の窓には、カーテンがかかっていない。

 先日、部署が異動になったことで勤務先も変わり、引っ越しをすることになった。いくつか内見をする中で、この部屋は二階だということもあり、寝室が窓越しに隣のマンションから丸見えだった。しかもその窓も結構大きく、普通の安いカーテンじゃサイズがなさそうなのもあって、「この部屋は無いな」というのが第一印象だった。
 だが、私の微妙な空気を察した不動産の人が、隣のマンションは女性専用だということを教えてくれた。だから、普通のマンションよりも覗かれる心配はない、と。
 最終的に、私はこの部屋と契約した。
 
 そしてくり返すが、今は夜の九時。向かいのマンションも多くの部屋に明かりが灯り、それは私の部屋も同じ。しかし、隣のマンションの私と同じ二階ほどの高さの部屋は、ほとんどカーテンが閉められている。三階も多くはそうだが、いくつかリビングまで見える部屋もある。四階以上は、私の寝転がっている位置からはよく見えない。
 逆に、私の部屋の窓にはそもそもカーテンがない。まだ注文していないから。
 注文する前に、一回はこれをシておきたかった。これが、私がこの部屋に決めた理由。

「見られちゃう⋯⋯♡ 私のオナニー、知らない人に見られちゃう⋯⋯!♡♡」

 心臓がドクドクと高鳴って全身が熱い。
 今、裸にパンツ一枚の私の格好を誰かが見ているかもしれない。誰かが私の姿を見ながら、オナニーしてるかもしれない♡
 そんな妄想をしているとさらに興奮してきて、羞恥心や緊張よりも私のえっちな姿を早く見てほしくてたまらなくなってきた。

「っ⋯⋯♡ 今からオナニーするから⋯⋯ちゃんと見ててね♡」

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じゃが 2024/04/15 19:00

流れで親友とえっちしちゃう話2(♡ありver.)

「んっ、んんっ……はぁ」

 瑠璃はキスをしながら、私の背中に回した手でぎゅっとバスローブを掴んでくる。私も瑠璃の首に手を回し、さらに深く唇を重ねた。

 ちゅぷ、ちゅく、ぴちゃっ、くちゅっ♡

 舌を絡ませる濃厚なキスは、頭の中を溶かすように私を気持ちよくしてくれる。瑠璃が自分から求めるように舌を動かすと、私もそれに応えてさらに激しく舌を絡ませた。
 静かな室内に、私たちが唇を交えるリップ音だけが響いている。

「んぅっ……」

 再びスイッチが入ったのは私だけではなかったようで、唇を離してみると瑠璃が恍惚とした表情で私を見ていた。
 瑠璃ってば、なんて顔してるの。
 思わずそう言ってしまいそうになったけど、あえて口には出さずに瑠璃の首筋にキスを落とした。
 
「んっ♡」
「ねぇ瑠璃……お風呂いかない?」
「お風呂?」
「そう。お風呂」

 不思議そうな顔をしている瑠璃の手を引き、ベッドから洗面所へと誘導した。私はそこでバスローブを脱ぎ、裸になる。洗面所にある鏡越しに、驚いた顔をしている瑠璃が見えた。

「ほら」

 バスルームの扉を開けて促すと、瑠璃もおずおずと既にはだけたバスローブを床に落とす。そして、私に手を引かれバスルームの中へと足を踏み込んだ。

「……で、何でお風呂なの?」
「えっとね……これ♡」

 私はシャンプーと一緒に並べられているそれを手に取り、瑠璃に見せる。

「それって……」
「ローション♡」

 答えると瑠璃の表情が分かりやすく固まった。私はそれにかまうことなく瑠璃の背後にあったマットを手に取って床へと敷き、その上に瑠璃を座らせ、手にローションを垂らしていく。

「ちょ、ちょ、え」
「うん?」
「……するの? これ使って?」
「うん♡」
「ちょっ、ちょっと待ってよ」
「待たない♡」

 私は手のひらに垂らしたローションを、瑠璃の胸に塗りたくった。

「……んっ」

 瑠璃がぴくりと反応する。
 私はローションを瑠璃の胸に塗りたくった後、その中心にある突起を指先で転がした。

「ちょっ……! 絵里、待っ……!」

 ローションのぬるぬるとした感触と、瑠璃の乳首が徐々に硬くなっていく感触が私の指先に伝わる。私は思わずぺろりと唇を舐めた。

「あっ、やめっ……」

 さっきと同じように指で乳首を撫でているだけなのに、瑠璃の反応がさっきまでとは明らかに違っていた。

「ローション、そんなに気持ちいい?」
「ち、ちがっ……ああッ!!♡」

 ぴん♡ と指で弾くと、一層大きな声で鳴く。
 感じている姿は可愛いけれど、さっきベッドの上でした時と反応が違いすぎて、少しだけもやもやとしたものが胸に渦巻く。

「私がするより、ローションの方が気持ちいい?」

 両方の乳首を掴んで引っ張る。ローションのぬめりで、ずるん♡ と指から乳首が滑る。

「ひゃああ!♡♡」

 もう一度掴んで、今度は強めに弾く。乳首と一緒に、ボールのように二つの乳房がぶるん♡ と跳ねまわった。

「え、えりっ、……」
「ね、瑠璃。気持ちいい?」
「そっ、んなことな……」
「正直に答えて」

 乳首を引っ張りながら言うと、瑠璃がちらりと私を見る。そして恥ずかしそうに目を伏せると、小さな声で答えた。

「……い」
「え? 聞こえない」
「……いい」
「ん? もっと大きい声で言って」
「だからっ! 絵里の方がいいってば!」

 半ばやけくそに叫ぶように瑠璃が言った瞬間、私は驚いて思わず乳首を強くつねってしまった。

「いたっ……」
「あ……ごめん」
「もう……」

 不満そうに私を見る瑠璃。私はもう自分の情けなさに嫌気がさしながらも、瑠璃の言葉でさっきまであったもやもやは綺麗さっぱり無くなっているどころか、嬉しくて口元が緩んでしまいそうだった。それを誤魔化すために、私は瑠璃の頬に手を添えた。

「ごめんね」
「ん……」

 私が素直に謝ると、瑠璃も少しだけ頬を赤らめて、目を伏せた。そして自分から私の首に手を回し、抱きついてきた。
 瑠璃の甘えるような仕草があまりにも可愛くて、思わず胸が高鳴る。私はその感情のままに、瑠璃に唇を重ねた。

「んっ……ふ♡」

 キスをしながら、私は瑠璃と体を密着させた。

「んん……ん、ふぅ……♡」

 瑠璃の胸についたローションが、私の体にも付着する。体をすり合わせると、ローションがくちゅくちゅ♡ といやらしい音を立てた。

「んあっ……んん……♡」

 私は自分の両胸を持ち、瑠璃の胸へと擦りつけた。私の胸が、ぬるぬると瑠璃の胸の上を滑る。

「はぁっ……あっ♡」

 そしてキスをしながら、瑠璃の乳首に自分の乳首をこすりつけた。

「んん! ……そえっ……だめぇ……♡」

 瑠璃が舌を出しながら体をのけぞらせ、倒れないように床に手をついている。私はそんな瑠璃に構わず、押せ押せと瑠璃に自分の乳首を擦りつけた。

「はぅ……ん、あっ……♡」

 お互いの乳首がこすれあい、びんっ♡ と弾かれるたびに快感が走る。その快感がクセになって、私は何度も何度も瑠璃の乳首に自分の乳首をあてがい、こすりつけた。

「んあっ、ああっ! ……やぁっ♡」
「るり……気持ちいい……♡」
「えりっ…………」

 お互いの乳首が絡み合うたびにローションのくちゅくちゅとした粘着質な音が響いて、余計に興奮を煽る。
 私たちはそのまましばらくキスをしながらお互いの乳首をこすりつけあった。気持ちよくていやらしくて、もうこのまま何時間でもこうしていられそうだった。
 けれど欲というのはどんどん大きくなるもので、私のあそこからはそれこそローションをつけたのかと錯覚するほどに愛液があふれてきていた。

「はぁ……、瑠璃……」

 キスを終えて唇を離すと、瑠璃が私を見つめていた。その瞳はどこかとろんとしていて、頬も赤く染まっている。
 そのまま自然と、私の手は瑠璃の下半身へと伸びていた。薄い茂みをかきわけて、割れ目をなぞる。

「ああッ!♡」

 瑠璃のそこも、私と同じように濡れていた。

「ね、舐めていい?」

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じゃが 2024/04/01 19:00

流れで親友とえっちしちゃう話(♡ありver.)

「私、女の子とも余裕でえっちできると思うわ」
「それ分かる。私もたぶんできる」

 きっかけは何気ない会話だった。
 どんな流れでそんな話になったかなんて覚えていない。でもその言葉がきっかけで、ベッドで寝転がる私たちの空気は少しずつ変わっていったと思う。

「んっ······絵里······」

 そこからはあっという間だった。しん、と静まり返った部屋のベッドの上で見つめあって、どちらともなく近づいて、気づいたら唇が触れ合っていた。最初は触れるだけですぐ離れて、また目が合うのが恥ずかしくて再び唇を重ねて、今度はお互いの腕をお互いの首に回して。

「んっ······」

 キスが深くなるたびに、私たち二人の体の距離が縮まっていく。足を絡めあい、お互いの胸がぶつかる。

「ん······ん······♡」

 絡み合った舌が熱い。今こうしている相手が友達の瑠璃なんて信じられない。たくさんお酒を飲んだからかな。少しずつはだけていくバスローブから覗く色素の薄い瑠璃の肌に、頭がくらくらする。



 今日は、学生時代からの友達と久々の再会だった。友達の名前は瑠璃(るり)。改まって言うのは恥ずかしいけど、彼女は私の親友だ。仲のいい友達とは久しぶりに会っても懐かしさを感じないもので、駅で待ち合わせて再会した瞬間から私たち二人の精神は学生時代に逆戻りしていた。昔のように笑ってくだらないおしゃべりをして過ごす。変わったのは、おしゃべりのお供がジュースやお菓子からお酒、おつまみに変わったことくらい。
 この日はもう、一年中のおしゃべりをしたんじゃないかと思うほど居酒屋で話したのにまだ足りなくて、コンビニで買ったお酒、おつまみ、ジュース、お菓子の詰まった袋を持って、近くのラブホテルへと二人で向かった。
 最近のラブホテルは女子会プランがあるところも多いので、友達同士でラブホテルに入っても何も不思議じゃない。他のホテルより安くつく上にお風呂も広い、ベッドも広い、駅からも近い。こんなの、使わない方がもったいない。
 
「えー、めっちゃいい部屋じゃん! 女友達と入ったの初めてだけど、普通のビジホ泊まるより楽しいー!」
「もう今度からラブホ集合でいいんじゃない?」
「まじ、それ! 次はロングステイで入りたいね」
 
 部屋を一通り確認してからは、部屋の隅にあるソファに座って再び二人で飲みながらのおしゃべり。自分でも、何をそこまで話すことがあるのだろうと呆れてしまうけど、これが楽しいのだから仕方ない。
 しかし一時間ほど経った頃、リラックスできる部屋の中という場所もあってか、さすがにお互い少し疲れが出てきた。もうベッドに飛び込んで布団にくるまりたい気分だった。
 
「そろそろお風呂入る?」
「そうだね。絵里、先に入っていいよ」

 そう瑠璃に言われ、ありがたく先に入ることにした。広い浴室は使いやすくて、いつもよりお風呂も楽しい。一つだけ気になるのは、浴室の隅っこに置かれている撥水性のマット。たぶん、たぶんだけど。この、シャンプーとかと並んで置かれているローションを使ってエロいことをする時に使うんじゃないかな。ラブホだから当たり前だけど、少しだけそわそわする。なるべくそれを視界に入れないように、私は足早に浴室を後にした。
 そして、交代で瑠璃がお風呂に入る。バスローブに着替え髪の毛を乾かしたりなどして、全てが終わったら待望のベッドへ飛び込み瑠璃が風呂からあがるのを待つ。あまりの気持ちよさに、このまま眠ってしまいそう。

 なんて考えているうちに、本当に眠ってしまったらしい。バスローブを着た瑠璃がベッドの上にあがってきたところで、意識が戻ってきた。

「あ、ごめん。起こしちゃった?」
「大丈夫……気持ちよくてつい寝ちゃった……」
「ラブホのベッドってなんか寝ちゃうよね」

 そう言いながら瑠璃は私に抱きつき、顔をすり寄せてくる。そしてそのまま流れるように、私の胸へと手を這わせる。

「ちょっと瑠璃……! くすぐったいからやめてよー!」
「絵里のおっぱい、柔らかいよ~♡」

 瑠璃は甘えたで、昔からこうして私によくくっついてくる。下ネタも当たり前な私たちだから、ふざけて私の体をよく触ってくることもスキンシップの一つ。たぶん彼女は、パーソナルスペースがすごく狭いのだと思う。

「瑠璃の触り方、なんかエロいんだって!」
「えへへ~♡」

 瑠璃は、指先で触れるか触れないかの力でバスローブの上から私の胸に指を滑らせる。その指は先端の周りをぐるりと一周してから胸の下へ回り込む。そして私の胸を下から持ち上げ、たぷたぷと胸を上下させて遊ぶ。直接的な刺激があるわけでもないのに、彼女の手にはなにか魔力があるかのように全身がぞわぞわしてくる。

「ちょっと、瑠璃!」

 瑠璃は私の言葉を無視して、私の胸の先に人差し指をちょこんとのせた。少し身をよじるだけで胸の先端から甘い刺激が走る。さすがに友達にふざけて触られて感じているなんてバレたくなくて私はベッドから起き上がり、次は瑠璃の胸を触ることでそれを誤魔化した。

「もう、瑠璃! やめてー! このやろー!」
「きゃー!」

 瑠璃は私に胸を揉まれながら、爆笑して身をよじらせている。
 こうやって私たちは一通りじゃれあって満足したあと、ふう、と息をついてからようやく落ち着いた。

「はあー。疲れた」
「でも楽しいー。こういう感じ久しぶり!」
「そうだね。瑠璃とも会うのも本当に久しぶりだしね」
「もう寝ちゃう?」
「うーん……」
「……明日休みだしもうちょっと夜ふかしする?」
「そうだね……もうちょっと話そっか」



「っ……絵里」

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