20240130『山賊クエスト』Ver. 1.07アップデートのお知らせ

サークル、マーガリン犬小屋(MargarineDog's Kennel)の
間借健(マーガリン犬)です。
当サークル制作のゲーム『山賊クエスト(Brigands’ Quest)』で

判明していたバグフィックスを修正したバージョンが販売ページに反映されました。
また複数個所の内容追加もしております。

お手数ですが再度のダウンロードを行い最新版のインストールをお願いいたします。
『山賊クエスト(Brigands’ Quest)』販売ページ
※DLsite販売ページでは前回閲覧時のキャッシュが残ることがあるため、
　ページ再読み込みを行い「更新情報」の欄にVer. 1.07の項目をしてからの
　ゲームデータ再ダウンロードをお願いします！

最新版［Ver. 1.07］

バグフィックスの詳細については
山賊クエスト(Brigands' Quest)連絡用フォーム
をご覧ください。

アップデートの詳細については
『山賊クエスト(Brigands’ Quest)』アップデート情報と今後の予定
をご覧ください。

山賊クエスト(Brigands' Quest)連絡用フォーム

サークル、マーガリン犬小屋(MargarineDog's Kennel)の
間借健(マーガリン犬)です。この度当サークルの新作
『山賊クエスト(Brigands’ Quest)』発売にあたり
不具合があった場合の連絡先としてこのページを作成しました。

人見知りな駄犬のためマトモに反応できそうにありませんが、
もしよろしければゲームプレイ時に不具合ございましたら
コメントいただけると幸いです。

20240130記事更新時の現行Ver. 1.06(welcome tho the chaotic era!)

発見・報告いただいている不具合

・はぐれ山賊のスキル「ウォークライ」使用時に一部仲間の攻撃が
　戦闘距離が適正にもかかわらず通らなくなる不具合
↑一部修正済！

修正済みの不具合

以下不具合の修正後データをDLsiteに反映しています
お手数ですが販売ページ更新情報を更新して再度最新版のインストールをお願いします
・女帝との戦闘後、捕虜にしてもパーティに女帝が加わらない不具合

・農場の秘密について聞き進めると、マップから川沿いの農場移動時に
カタコンベの「かべのなかにいる」状態になり進行不能となる不具合

・隠しアイテム使用時の回想全開放から未亡人Hシーンが抜けている不具合

・森の人Hシーンスキップ時キャラが消える不具合

・農場の未亡人Hシーンスキップ時キャラが消える不具合

・・農場の秘密についてキャラバン夜会話フラグが立たない不具合

・姫騎士戦勝利後、捕獲した彼女を売り払わないとワールドマップに
　移動できない(捕獲したキャラを連れ歩けない)不具合

・姫を捕獲し生存させた状態で姫騎士戦に勝った後のゲームの挙動に不具合

・旅芸人を追い剥ぎ中、彼女らに金を渡した後のゲームの挙動に不具合

・追い剥ぎ後生殺与奪権を複数種類所有する時にゲームの挙動に不具合

・マップ上のすり抜け箇所(雪の山道、川沿いの農場、悪徳商人のキャラバン)

・キャラ選択(出自選択)時、狩人の出自が没落貴族と同じになっている

・ワールドマップにデバッグルームへの移動イベントが残っている(製品版/体験版)

・山賊先生Hシーン回想後に体が透明になる

バグ？…いえ、仕様なんです…

・川沿いの農場の秘密について「キャラバンの誰かなら知っているかもしれない」
とあるが、キャラバンの誰もそれらしい情報を教えてくれない。
←「夜(追い剥ぎを複数回すると日が暮れる)」になるとキャラバンの奴○商から
噂を聞くことができます。そのフラグが立った状態で生存状態の農場の未亡人に
話しかければ、彼女自身に農場の秘密を語らせる選択肢が登場します。
その後は彼女をヤるなり焼くなりしてください！
今のところはそれしかできませんが、今後捕獲した女たちを農場で
アレやコレやするアイデアが思いつけば、別ルートの実装もあるかもしれません。

20240125『山賊クエスト』のセールは今日で終わりだぜーッ！

ヒャッハッハーッ！

マーガリン犬？ああ、もう焼いて食っちまったぜ！

クッソ不味かったからオレたちが大活躍するゲーム、山賊クエスト(Brigands’ Quest)』
のセールをめちゃくちゃにしてやるぜーッ！

セールは今日(01/25)の23:59分までだと思えよォ？

寒い冬には女を抱いて！村を焼いて暖を取ろうぜぇ！？

『山賊クエスト』ﾜｰﾙﾄﾞｶﾞｲﾄﾞ③作中世界のキリストは黒人(ナーロッパ地歴案内)

サークル、マーガリン犬小屋(MargarineDog's Kennel)の間借健(マーガリン犬)です。
この記事では『山賊クエスト(Brigands’ Quest)』の世界観の設定を紹介していきます。

③今回のテーマは題して「作中世界のキリストは黒人」。
作中世界の宗教、地理や歴史についての設定を解説していきます。

ちなみにこれまでの記事は
『山賊クエスト』ﾜｰﾙﾄﾞｶﾞｲﾄﾞ①「本当は女帝が主人公だった」
『山賊クエスト』ﾜｰﾙﾄﾞｶﾞｲﾄﾞ②「ドスケベ女帝の不倫道」
です。

If you want to read in English, please check the topic 'Rough English Translation' to the end of the article.

異世界転生者の膝を折り続けた世界

『山賊クエスト』の作中世界は13世紀～14世紀の現実世界に似ています。
地形や生物の類似はおろか、その歴史や文化と宗教が現実世界の模倣物の
出来損ないのようになっている理由はこの世界へと送られてきた
「転生者」の仕業にあると言えます。

生誕とともに、もしくは人生の窮地において作中世界の人物へと
現実世界の人間の魂(もしくは人格と記憶)が送り込まれる事象は、
舞台とする作中世界では古代より数多く起こってきました。

ただし、その多くはただの狂人扱いをされたり殺されてしまいます。
現実世界でも「オレは異世界転生者だぞ」と叫べば同じ事でしょう。
塩害の地に松しか生えないように、異なる価値観や知識という種を
持っているだけでは必ずしも芽生えさせることは出来ないからです。

もちろん転生前の経験を活かし社会や技術に革新をもたらす者も
少なからず居たことは確かですが、彼らや彼女ら自身が夢見た未来を
実現できたことはありませんでした。いくらアイデアを秘めようとも
二階を建てずに空中に三階を立てることはできないように…

この人を見よ！車輪教の成立と広がり

では転生者達は歴史に対して大きな影響を与えられなかった
のでしょうか？その答えはこれから述べる男の存在により
明確に否定することができます。ナザレのイエスです。

彼は処女マルヤム(マリア)と大工ヨセフの間に生まれた子に
転生しました。母が本当に処女だったのかどうかは伝わっていません。
処女でも懐胎できることはゲーム本編の姫騎士のHシーンを
見てもらえば分かりますね。

重要なのは彼は非黒人の両親から生まれた黒人であり、
彼が現実世界のイエスのよう行動し、語り、死んだという事です。
原教(original church)と呼ばれるユダヤ教に酷似した一神教(作中民衆は「古教」と呼んでいます)と
レミア帝国(Imperium Remianum)というローマのような国家の
下で彼の死と教えは現実世界のキリスト教のような人種を超えた
世界宗教を成立させたのです。
処刑された道具が十字架ではなく車輪であったため、
この世界のキリスト教は車輪教(Wheelism)とも呼ばれます。
(元ネタのマイケル・ムアコックのSF小説『この人を見よ』は
キリストをナマで見たいという男がタイムスリップして
本物のイエスに代わり「キリストのまねび」をする話です)

車輪教の広がりはナーロッパ(Narope)にも広がりました。
その名前の由来とされるナウシカエとエウロペが神話として
存在する影にもギリシャ神話を知る転生者の存在を
うかがい知ることができるでしょう。
グロマン民族(groman tribes)の大移動とレミア帝国の崩壊は
オマンチン帝国(Omantine Empire)の東方全地教会(Eastern ecumenical church)
と、グロロマーニュのフランク帝国
のもとに地位を固めた西方真正教会(Western authentic church)とに
車輪教を分裂させました。
その後中東にムアッディブが南方典礼教会(southern cannonial church)
の礎を築き、現実世界のイスラム教のような広がりを見せます。

このようにしてゲームの世界にナーロッパという世界と車輪教という
現実世界のヨーロッパとキリスト教との出来損ないのような舞台が
出来上がったのです。

多民族の楽園(牢獄)、中世ナーロッパの秋

東西に広がり、複雑な海岸線と多様な気候を含むナーロッパには
現実世界で言うところのインド・ヨーロッパ語族やセム系、
ベルベル系、草原を伝って移住したトルコ系や、より東の民族を
取り込み、歴史上多くの民族が侵入し、統合や分化を続けてきました。
このナーロッパには文化や言語の多様性が花開き、
同時にそれに起因する人々の衝突の火種がつねにくすぶっているのです。

ナーロッパの地図を見れば各地に栄える都市が見える。
封建制と教会の絶頂、十字軍ならぬ聖征の盛りも収まりナーロッパは中世の秋。
貨幣経済が広まりとともに人やモノも移動し集まり、都市に文化が花開く。
荘園もあれば騎士道もあり、教会の大伽藍に祈りに身を捧げる修道士もいる。

秋は実りの季節であるが、熟れた果実は腐って落ちる。
かつて農村からあぶれ、都市の空気に自由にされた者も新参の流民を見下し、
集めた金貨で貴族のまねごと。当の貴族も騎士道の名の元浮気と賭け試合。
欲にまみれた司祭のミサに、眉をひそめる読み書きのできる商人は異端に染まる。
流行り病に年増の妻を取られ貴族は笑うも一瞬、飯のタネたる領民死に絶えむせび泣く。
狭い街路に家畜が走り、汗にまみれた男が通う風呂屋じゃ別の汗流す。

ただ暗黒というには惜しい活気あふれる清濁の混交の時代こそ
王侯貴族でも近代的個人でもなく、無名無頼の山賊たちが暴れまわる
「中世ナーロッパ」なのだ！

東西の大帝国、ひしめく王国

東帝国(Oriental Empire, Oriens)
地中海沿岸を含むナーロッパの東側は百年以上前のムガリ(モンゴル)侵攻の
爪痕を深く残しています。騎馬の民が率いる他民族の混成軍の波は、
かつてあった中東の大国を滅ぼし、同時に南方教会の宗教指導者(カリフ)も
殺されてしまいました。

大陸を席巻したムガルの大カガンの帝国が分裂したのちも、
中東はサラセノイ(アラブ系)やアッシア(アナトリア)
のタルタロイ(トルコ系)傭兵、そして古代レミア(ローマ)帝国の残存国家
であるオマンチン(ビザンチン)帝国などが互いに争っていました。

その隙を西帝国(神聖ローマ帝国)がしたたかにうかがい、
ムガルの後継者を称するタマレン帝国(ティムール朝)が再び中東を脅かすと
争っていた国々はレミアの東帝国の名目のもとで連合し対抗しました。
オマンチンの官僚制と古代レミアの遺産、サラセノイの宗教と商業、
そしてタルタロイの軍事力がスルタンのハーレムへの婚姻政策でゆるやかに
結びつき、東西からの攻撃を耐え抜きました。
作中で語られる西帝国の先帝による聖地ヘリオサラムへの聖征の失敗も
東帝国をさらに勢いづけました。

イスラム帝国とローマ、ビザンチン、オスマン帝国のキメラのような設定です。

可汗国(Khaganate)と金羊毛帳国(Golden fleece Horde)
かつての大可汗国は分裂し、本国たる可汗国は中国本土を萌国(明)、
大陸中央をタマレン帝国、そして荒野(黒海北沿岸草原)を金羊毛帳国に
割譲されています。
グラエキア(ギリシャ)神話の金羊毛の地にはムガリ系の支配層、
タルタロイ系の戦士層、東スラヴォイ(東スラブ系)の定住平民からなる
遊牧国家金羊毛帳国が栄えています。(いわゆるタタールのくびき)
東帝国から逃れた東方全地教会(東方正教)の総教主座のある都市
ムスキエヴァ(モスクワとキエフ)は遊牧民の支配層に代わり
定住民の徴税を請け負い、史実のモスクワ大公国と同じように
徐々に力を蓄えています。
西はスラヴォイ系のコンフェデラツィア(ポーランドリトアニア)
北はノルド系の北共和国(ノヴゴロド)と国境を接して敵対していますが、
ノルド系(ヴァイキング)や遊牧民が作った草原や大河川を通じて
通商が行われています。黒海沿岸には古代より原教徒(ユダヤ)の
商人が作り上げた交易ルートがあり、地中海遠くのラグーナ共和国
(ヴェネツィアとジェノヴァ)が要塞化して支配する海港があります。

北共和国(northern Respublika)
古都ノヴンガルド(ノヴゴロド)を都とし、ノルド系の大王(ヴェリクニャージ)
を象徴として大商人と貴族(ボヤール)の議会が支配する国家です。
土地は寒冷で農業生産力に乏しく、毛皮の西方への輸出が莫大な富を
もたらしているため国内産業が伸びないという典型的な「資源の呪い」
に陥っている国家です。

コンフェデラツィア(Konfederacja)
史実のポーランド・リトアニア共和国をモデルとする
バルティ人(バルト系)と西スラヴォイ人との国家連合です。
多様な民族や宗教にかかわらずシュラフタという貴族が
名誉あるフサール騎兵として国防と支配を担う強国です。
一方でコロニー修道騎士団領(ドイツ騎士団)がつねにバルティ人を脅かし
スラヴォイ大貴族(マグナート)は武勲ある新興貴族を冷遇し、
黒海沿岸には逃亡農民が半農半牧のコサック集団を組織し始めています。

スコーネン同盟(Skaanen Union)
デンマークやスウェーデンがモデル。かつては異教のヴァイキングとして
ナーロッパ中を荒らしまわったが、西方教会を信奉する王国となってからは
北方の中堅国として立ち回っています。西のアルビオンや東の共和国と
接してはいますが国境は寒冷な泥濘地であり、容易に攻め込まれません。
ノルド人の民族的なルーツの地であるフョルゼー(ノルウェー)は
山脈を挟んで北にあり、現在は政治的な支配関係はありません。
鉄鉱石やニシンという商品の強みはあるが、東の共和国やヴァンダイク商会
(ハンザ同盟やオランダ)という通商上のライバルと覇権を争っています。

ヴァンダイク商会(Vandijk Trading Compgnie)
西帝国とガロワ王国(フランス)との中間の経済先進地域(低地諸国)で繫栄する
ゴロワーズ・ロチェブール公家(ヴァロワ・ブルゴーニュ家がモデル)の
重商主義政策により保護された国際的商業ギルドです。
帝国北部海岸の自由都市と通商同盟を結び、羊毛をはじめとした商品の
加工貿易を軸として広範な商業活動を行っています。
公国の御用商人として絢爛な宮廷文化を支えていますが、
それと同時に富と力を蓄えた公国が抱く領土的野心を原因とする
国際関係の悪化が商会の販路を制限しつつあります。

アルビオン王国(Kingdom of Albion)
ブリテン諸島を歪めたようなこの地には古くから史実と同じように
多くの民族が流入を繰り返してきました。現在ではブリトニ人という
中英語を話す民族を中心にアルビオン王国が支配していますが、
その支配層は南対岸のガロワ王国と言語を同じくしています。

またセルト人(ケルト)の文化の濃い西部(ウェールズ)や
ノース・ゲール系の文化を持つ北部ハイランド(スコットランド)
から島嶼部(アイスランド・アイスランド)では
アルビオンの支配からの独立を企む勢力が根付いています。
かつてヴァイキングとしてアルビオンを荒らしまわったフョルゼーも
アルビオンの臣下にありますが、希薄な人口は税収に寄与していません。

アルビオンはポルターニュ公国(ポルトガル・アキテーヌ)の継承を発端とする
ガロワ王国と断続的に続く百年戦争の真っ最中であり、派兵や増税に抗う
下層の貴族たちと豊かな平民たちの議会の発言力が高まっています。
その議会にも代表を送れぬほどの貧しい庶民たちは、
政治改革を求めて異端的な思想に染まり始めています。

ガロワ王国(Kingdom of Galouis)
古代レミア帝国とグロマン民族の遺産を受け継いでいる
史実でいうとフランスをモチーフとした国です。
豊かな土地と豊富な人口は商業の勃興以降この国に繁栄をもたらしました。
一方で豊かさ故に元々は地方大貴族が王権を脅かしていました。
しかしその豊かな領土を求めるアルビオンとの長年にわたる戦争によって
大貴族は戦死や没落していき、王は勃興する都市市民や傀儡の対立教皇
を利用した聖界諸領への課税により王権を強化しつつあります。

ポルターニュ公国(Duchy of Portagne)
ポルトガルやアキテーヌを意識し設定されたポルターニュ公国は
レコンキスタの結果、良質なワイン畑の広がる温暖な土地と豊かな海産物の
獲れる海を手に入れました。ガロワとアルビオンとの争いの種となった
公国自身は両国の百年戦争にも、同じくレコンキスタで成長した隣国の
宗教戦争にも消極的です。
彼らはナーロッパの北の海運と南の海運を中継しナーロッパの海上貿易を
独占しようと画策しましたが、北のファンダイク商会と南のラグーナ共和国と
いう先進商業地域との戦いに苦戦しているようです。
そのため史実と同じようにアフリカ沿岸を探検し、
中東との貿易ルートを開拓する動きが始まっています。

トゥールード副王領(Viceroyalty of Touloude)
史実のスペインにあたる国ですが、カスティーリャのみならず
オクシタン、カタロニアなどからもインスピレーションを受けています。
地名のトゥールードもフランスのトゥールーズとスペインのトロサの
かばん語から取られています。
レコンキスタで生まれ拡がり、それを続ける領土的・宗教的野心に
富む国です。西方教会に忠義を尽くし、南方教会を奉じる国に
攻め込むことで国土を増やしてきました。
とはいえ常に戦争状態にあるわけではなく、南の国々の内輪もめに
介入し漁夫の利を得たり、「贈り物」の滞った国に攻め込む等、
ハードパワー外交に優れた国と言えるでしょう。

マグリブ教主領(Head Episcopric of Magrib)
ジャバール海峡(ジブラルタル)を挟み広がる南方教会国家です。
かつてグロマン民族のグロロマーニュ(シャルルマーニュ)に敗れるまで
ガロワ王国南方の山脈以南を領土としていました。内紛とレコンキスタの
影響で今やナーロッパ本土に残る土地はわずかですが、教主(head episcopal)
を象徴としてアフリカの北西(マグリブ)にもまたがる領地を有しています。

百年前に起こったムガル大可汗国による南方教会の宗教指導者の死は南方教の
世界に混乱を引き起こしましたが、その後継者として有力だった者は生きていました。
砂漠の遊牧民ベルバリ(ベルベル系)の手助けにより後継者候補のうちの一人が
中東からはるか西方へと亡命し、諸国が乱立していたマグリブの名目上の主として
擁立されたのがマグリブ教主領のはじまりです。

亡命政権という性格からか、政治・宗教的な亡命者にも寛容で
ユダヤ教をモチーフとした原教会(original church)の信徒がレコンキスタ後の
強○改宗や他のナーロッパ地域での迫害から逃れマグリブ教主領に流入しています。
首都アハマーにある壮大な大モスクの隣にはムガルとの戦争で失われた
中東の知恵の館をしのぐと言われる学術施設があり、洗練された文化を持ちます。

一方で地政学上の立場は厳しく、ジャバール海峡を西教国家の武装商船が行きかい、
海峡の北の地をレコンキスタに燃えるトゥールードが狙っています。
陸上兵力の不足は士気の低い傭兵や、士気は高いが宗教的に過激な派閥の聖戦士を
用いざるを得ず、また国の海上兵力も心もとなく、コントロールの難しい
アフリカ北岸の海賊たちを頼らざるを得ない状況です。

海の修道会(Maritime Order)
「海の聖母マルヤムの加護篤き騎士修道会」。
ロードス島やマルタ島のヨハネ騎士修道会から着想を得た修道会です。
しかし修道会とは名ばかりで、実質は教皇からの私掠免許を得た海賊団です。
異教徒の船を襲い、西教徒の船からはみかじめ料を取ります。
同じ西教の国でありながら地中海に覇を唱え教皇と利害を対立させる
ラグーナ共和国の商船を「間違って」襲うこともあります。
アフリカ北岸を襲い、そこを拠点とするベルバリ海賊と敵対しています。
殺し、略奪、姦淫、飲酒、賭博と山賊にも勝る罪深き男たちが構成員ですが、
海運と海上防衛のため教皇にも黙認されているのが現状です。

ラグーナ共和国(Repbulic of Laguna)
「最貴なるラグーナ共和国(Most Serene Republic of Laguna)」は
ヴェネツィアとジェノヴァをモデルとした地中海の覇者たる海上帝国です。
レミア帝国崩壊後の混乱を今の東帝国であるオマンチン帝国の庇護のもと
生き延び、今や地中海の覇権を握るまでに勢力を拡大しています。
貴族化した商人による寡頭制の都市国家であり、武装商人の強大なガレー船団
による貿易や金融業で栄えています。西ナーロッパの王侯や教皇さえも
共和国に頼らざるを得ず、それゆえに恨まれる存在でもあります。

共和国は地中海の要地の島の多くを勢力圏に含めており、
大聖征時代(十字軍)時代のマシュリク(レヴァント)に起こった
車輪軍国家(十字軍国家)の亡命政権が治める東地中海のクロデア島
(クレタとロードス島)の代理行政権をも手中にしています。
聖地における王(エルサレム王)の請求権を持つクロデア貴族の手綱を
握ることで、共和国は教皇による聖征にブレーキをかけています。

地中海の島々のみならず黒海沿岸にも要塞化した海港や「租界」を持ち、
オマンチン時代のカピチュレーション(貿易特権)を東帝国においても
有するため利害の対立する東帝国の商人たちからも疎まれています。

一方で東西の異教徒間で奴○や禁制品、聖遺物など扱いの難しい商品を
扱っているため必要悪として認めざるを得ないのが嫌われ者の共和国が
幅を利かせる理由となっています。

ブント(連盟)”Der Bund”
ガロワ王国や西帝国といったアルプス北の国々(トランザルピーナ)から
南のレミア諸邦(チザルピーナ)への道の数は限られています。
アルプス山脈の民は貧しい土地で牧畜を営みながら街道のガイドや護衛、
関税収入で生活を営んできました。しかしのちに皇帝を輩出する事になる
アールガウ家(ハプスブルク)の支配強化で山の民はその仕事から排除されて
しまいました。山の共同体(カントン)たちは連盟(ブント)を結成して
アールガウ家への独立戦争として長いゲリラ戦を勝ち抜きます。
財政基盤を崩されたアールガウ家は皇帝の座を世襲することに失敗し、
ブントも西帝国から実質的に離反してしまいます。
その後ブントを通らない別のアルプス越えルートが開発されたことから
ブントのルート独占による経済的優位が崩れ(一方でゲームの舞台となる
帝国中央盆地の重要性が増した)、独立を維持するため山の民は
勢力、宗教に関わらず傭兵として血の輸出を行うことになりました。

繁栄と混乱のレミア諸邦(Remian States)

繁栄と混乱のレミア諸邦(Remian States)
ギリシャとイタリアにあたる部分を支配した古代レミア帝国にちなみ
アルプス以南の土地は慣習的にレミア(史実でのイタリア)と呼ばれています。
しかし中世ナーロッパにおいてレミアの地に統一政権は存在せず、教皇領
以外は都市国家や公国が林立しています。その理由の一つに
温暖な気候と豊かな資源、都市インフラといった古代帝国の遺産により
どの国も小さくとも強力な国力を有していることがあげられるでしょう。

南部レミアは両シチリアとギリシャの特徴を備えています。
港には樽や土焼きの容器(アンフォラ)いっぱいの海産物に
ワインとオリーブ油といった豊かな生産物を買い付けに来る
東西の商船で賑わっています。
ミュテナエ専制公国(ミケーネとアテナイ)やドリンソス公国
(ドーリアとコリントス)、カシリア(シチリア)といった中堅国家
はあれど、その上位の両カシリア王は長らく空位のままであり、
西方教会の教皇への忠誠を利用しトゥールード王国がこの地へ
影響力を及ぼしつつあります。

中部レミアにあるのは教皇領です。長らく続いていたガロワ王国による
教皇庁の掌握(教皇のバビロン捕囚)が終わっても諸王の利害は対立教皇の
乱立を産み(大シスマ)、それが解消されたのはゲーム中の女帝の前夫、
姫騎士の父である先帝の開いた公会議のことでした。
大シスマの間に教会の腐敗や異端の伸張が起こり、現在教皇庁は
聖騎士団を用いてその収束に当たっています。
同じ西方教会の諸国間に起こる争いの矛先を時代遅れの聖征に向け、
力をつけすぎた先帝にその指揮を執らせ失脚させたことで
教皇庁は聖征の失敗にも関わらず西ナーロッパでの影響力を増やしました。
また聖地での大量の聖遺物の収奪は聖都ラティオ(ヴァチカン市)を
巡礼という宗教ツーリズムの中心にしました。

北部レミアは長年にわたり西帝国と教皇庁との係争の地となっています。
史実の皇帝党と教皇党(ギベリンとゲルフ)のように都市ごとに、また都市内
でも派閥に別れ政変やクーデターを繰り返し、外患誘致による対外戦争も
数え切れないほど起こっています。
一方でこの土地は豊かであり、西ナーロッパから聖都ラティオに向かう街道
が収束することから(全ての道はローマに通ず)商業や工業が栄え、度重なる
戦争の傷もすぐに癒えてまたすぐに内輪争いを始めるのです。
おそらく定期的な政変による利益独占層の刷新と流動的な身分が経済回復を
もたらしているからでしょう。
アルプス越えの工業都市国家メドーロ、別名ミッドラント(ミラノ)、
芸術と商業の都市国家エトルーサ(エトルリア、フィレンツェ)といった
大都市には世界中から技術と富が集まります。

ウヒヒーッ！今日はこれくらいにしてやらあ！
読んでくれた方本当にありがとうございます。
でもね！まだゲームの舞台である帝国(西帝国)や帝国中央盆地の
紹介がまだなんですねぇ！
こってりと紹介しますんで覚悟してくださいねえ！

ってことで次回のテーマは
「神聖でもなく、帝国でさえもない神聖帝国」
どんどん焼こうよ北の村！

Rough English Translation

In this article, I will introduce the world setting of "Brigands’ Quest."

③Theme: Introduction of geohistory and faiths,"The Christ of this world is Black".

If you interested in, check backnumbers of introduction.
①"The Empress was actually the protagonist."
②"The Adulterous Path of the Lewd Empress"

Most reincarnators bowed their knees to destiny

Beyond the game's unexplored "Naropa", there exist lands with inhabitants and nations. In this era long after the collapse of the Mughal (Mongol) Empire, the Tamarlene Empire (Timurid Dynasty) dominates the central continent, while in the Far East, the Meng Dynasty (Ming) holds sway. The people of the old continent have experienced diseases like smallpox and the plague, yet the existence of the new continent remains unknown, making it a pre-Columbian world. With no prevalence of syphilis, the people of Naropa are known to take baths!

The in-world setting of 'Brigands' Quest' closely resembles the real-world from the 13th to 14th century. The reason for the similarities in geography, fauna, and even the history, culture, and religion being a botched imitation of the real world is attributed to the influence of the "reincarnators", individuals whose souls (or personalities and memories) from the real world are sent into the characters of this fictional world.

The phenomenon of individuals being transported into the in-world characters at birth or during dire situations has occurred numerous times in the world depicted in the story, dating back to ancient times. However, most of these individuals are often treated as lunatics or end up being killed. In the real world, proclaiming oneself as a 'reincarnator to another world' would likely meet similar outcomes. Just having a different set of values or knowledge, like seeds, doesn't necessarily guarantee they will take root, much like how only pine trees may grow in salt-damaged soil.

Certainly, there have been individuals who leveraged their experiences from before reincarnation to bring innovation to society and technology, but they, themselves, were unable to realize the futures they dreamt of. No matter how rich their ideas might be, it's akin to trying to build a third floor in mid-air without constructing the second, as the saying goes...

Behold the Man! The Formation and Spread of the Wheelism
The Holy Site Heliosalam, a sacred place for Wheelism. The Western Church has embarked on numerous Holy Campaigns, akin to Crusades but known as 'Wheelades,' to conquer this land. The former emperor in the game led one such campaign, which, upon its failure, became a distant cause of the chaotic turmoil in the central basin.

Then, were the reincarnators unable to exert significant influence on history? This question can be definitively denied by the existence of the man I am about to discuss—Jesus of Nazareth.

He was reincarnated as the child born to the virgin Maryam (Maria) and the carpenter Yosef. Whether his mother was truly a virgin remains unclear, but you can understand that even a virgin can conceive by viewing the erotic scenes of the princess knight in the game.

What is crucial is that he, born of non-Black parents, was Black. His actions, teachings, and death mirrored those of the real-world Jesus. Under the rule of Original church(similar to Judaism) and an empire called the Imperium Remianum, which resembled Rome, his death and teachings gave rise to a ecumenical, interracial world religion similar to Christianity in the real world, called Wheelism. This world's Christianity is also known as Wheelism because the instrument of execution was not a cross but a wheel.
(The inspiration for his life is Michael Moorcock's SF novel "Behold the Man", where a man who wants to see Christ in person time travels and becomes a "Imitatio Christi".)

The spread of Wheelism also reached Naropa. The namesakes, Nausicaä and Europe, suggest the presence of a reincarnator familiar with Greek mythology. The great migration of the Groman tribes(Germans) and the collapse of the Remian Empire split Wheelism between the Eastern Ecumenical Church(Orthodoxy) of the Omantine(Byzantine) Empire and the Western Authentic Church(Catholic) of the Frankish Empire in Grolomany(Charlesmagne).
Subsequently, in the Middle East, Muaddib laid the foundation for the Southern Canonical Church and witnessed a spread similar to Islam in the real world.

In this way, the game's world created a stage called Naropa, resembling the real-world Europe, and a religion called Wheelism, akin to a failed version of Christianity.

The Autumn of the medieval Naropa, Paradice(prison) of nations

Stretching from east to west with a complex coastline and diverse climates, Naropa incorporates real-world language families such as the Indo-European, Semitic, Berber, and Turkish, which migrated across the grasslands. Embracing ethnic groups even further east, numerous peoples have invaded, integrated, and diverged throughout history. In Naropa, cultural and linguistic diversity flourishes, yet simultaneously serves as the spark of conflicts among its people.

If you look at the map of Naropa, you'll see flourishing cities in various regions. At the zenith of feudalism and the church, with the end of the Holy Campaign(Crusades), Naroppa is in its medieval autumn. With the spread of a monetary economy, people and goods move and gather, and ripe culture blossoms in the cities. There still are manors and chivalry, and monks who dedicate themselves to prayer in the grand cathedrals of the church.
Autumn is a season of harvest, but ripe fruit also rots and falls. Those once excluded from the countryside and liberated into the air of the city now look down on new waves of migrants, engaging in mimicry of nobility with the coins they've gathered. The nobility themselves indulge in infidelity and gambling matches in the name of chivalry.
Struck by an plague, the noble man laughs by dead of his old wife. But his subjects, the source of his meals, are also dead, made him to lament.
Merchants who can read and write frown at the greedy priests' masses and are branded as heretics. Livestock runs through narrow streets, and men drenched in sweat frequent bathhouses to shed 'a different kind of sweat'.
However, to call it simply 'dark age' would be a waste. The lively impurity mixed with vitality is neither of royal nobility nor modern individuals; it's the 'Medieval Naroppa' where nameless and lawless Brigands' rampage!

Great empires of East and West, bustling kingdoms

Seizing the opportunity, the Western Empire (Holy Roman Empire) cunningly intervened. The successor to the Mugali Empire, the Tamerlan Empire (Timurid Dynasty), posed a renewed threat to the Middle East, prompting the warring nations to unite under the nominal pretext of the East Empire of Remia. A loose alliance formed, combining the bureaucratic system of Omantine, the legacy of ancient Remia, the religion and commerce of the Saracens, and the military strength of the Tartars. This collaboration, further reinforced by marriage policies in the Sultan's harem, withstood attacks from both the east and west.

The failure of the Western Empire's former emperor's holy campaign to the sacred site of Heliosalam, as narrated in the story, only fueled the momentum of the Eastern Empire.

A chimera-like setting featuring an Islamic Empire, reminiscent of the amalgamation of Rome, Byzantium, and the Ottoman Empire.

Khaganate and Golden Fleece Horde
The once-mighty Great Khaganate has splintered, with the core Khaganate yielding control of china proper to the budding nation of Meng (Ming), the central lands to the Tamarlan Empire, and the wilderness (the steppe along the northern coast of the Black Sea) to the Golden Fleece Horde.

In the region associated with the Golden Fleece in Greek mythology, a nomadic state, the Golden Fleece Horde, thrives, comprised of a ruling class of Mugali descent, a warrior class of Tartars, and settled peasants of East Slavoi (Slavic origin). The city of Muskieva (Moscow and Kiev), home to the Patriarchal See of the Eastern Ecumenical Church (Eastern Orthodox Church) that fled from the Eastern Empire, has taken over taxation from the nomadic ruling class and is gradually amassing power, much like the historical Principality of Moscow.

To the west, they contend with the Konfederacja (Poland-Lithuania), to the north, they border and oppose the Nordic Respublika (Novgorod). Despite the hostilities, trade flows through the grasslands and major rivers created by the Nordic and nomadic people. Along the Black Sea coast, trade routes established by adherents of the original faith (Judaism) since ancient times exist, and far into the Mediterranean, the fortress-controlled ports of the Laguna Republic (Venice and Genoa) dominate.

Northern Respublika
The ancient city of Novengard (Novgorod) serves as the capital, where a council of powerful merchants and nobles (Boyars) governs the nation symbolized by the Grand Prince (Velyknyaz) of the Nordic people.
The land is cold, with limited agricultural productivity, and the country suffers from the typical "resource curse" where the vast wealth brought in by exporting fur to the west hinders the growth of domestic industries.

Konfederacja
A union of states modeled after the historical Polish-Lithuanian Commonwealth, consisting of Baltic people (Baltic) and West Slavoi people. Regardless of diverse ethnicities and religions, the country is a formidable power where the noble class, known as Szlachta, serves as honorable Hussar cavalry responsible for national defense and governance.
On the other hand, the Colonial Order of Knights (Teutonic Order) constantly threatens the Baltic people, Slavic magnates mistreat martial new nobility, and along the Black Sea coast, fleeing peasants are organizing Cossack groups practicing a mixed lifestyle of farming and herding.

Skaanen Union
Modeled after Denmark and Sweden, Union was once a Viking nation that raided throughout Naropa as pagan warriors. However, after converting to the Western Church, it has become a mid-sized northern power. Although it shares borders with Albion to the west and the Republic to the east, the boundaries are protected by cold and marshy terrain, making invasion difficult.
Fjörsee(Norway), the ethnic roots of the Nordic people, lies to the north across the mountain range, with no current political dominance by Union.

The Union has strengths in commodities like iron ore and herring, but it competes for dominance in trade with rivals such as the Republic to the east and the Vandijk Trading Compagnie (Hanseatic League or the Netherlands).

Vandijk Trading Compagnie
Prospering in the economically advanced region between the Western Empire and the Kingdom of Galouis (France) known as the Low Countries, the Vandijk Trading Company is an international commercial guild protected by the mercantilist policies of the House of Gorwaars-Rochepoort (modeled after the Valois-Burgundy family). The guild has formed alliances with free cities along the northern coast of the Empire, engaging in extensive commercial activities with a focus on processing and trading goods such as wool.

While serving as the official merchants of the duchy, supporting the splendid court culture, the company finds itself facing restrictions on its trade routes due to the territorial ambitions of the duchy, leading to a deterioration in international relations.

The Kingdom of Albion
The Kingdom of Albion, a land that contorts the British Isles, has witnessed the repeated influx of diverse ethnicities throughout its history. Presently, the ruling class consists mainly of the Britoni, a people who speak Middle English and share linguistic ties with the Galouis Kingdom across the southern shores.

In regions such as the West (Wales), dominated by Celtic traditions, and the North (Scotland) with its North-Gaelic influences, there are factions aspiring for independence from Albion's rule. Even the once-rampaging Vikings, represented by Fjörsee, are now subjects of Albion, though their sparse population contributes little to tax revenues.

Albion finds itself amidst the turmoil of the Hundred Years' War, stemming from the inheritance dispute involving the Duchy of Portagne (Portugal-Aquitaine) and persisting conflicts with the Galouis Kingdom. In this era, the influence of the parliamentary voices of the lower nobility resisting conscription and increased taxes, alongside the upper, affluent commoners, is on the rise.
The impoverished commoners, so destitute that they cannot afford representation in the parliament, are beginning to be influenced by heretic ideologies as they seek political reforms.

The Kingdom of Galouis
The Kingdom of Galouis, inspired by France in historical terms, inherits the legacy of the ancient Remian Empire and the Groman tribes. The abundant land and a thriving population have brought prosperity to this nation, especially with the rise of commerce. However, this prosperity has historically led to the power struggle between the royal authority and large nobility.

The prolonged wars with Albion, driven by the desire for the rich Albion territories, have gradually weakened the influence of the large nobility. Many nobles faced demise or decline due to war casualties, allowing the monarch to strengthen their authority. The king utilizes the growing urban population and imposes taxes on the sacred territories by the antipope, a puppet ruler, further consolidating the royal power.

The Duchy of Portagne
The Duchy of Portagne, inspired by Portugal and Aquitaine, emerged as a result of the Reconquista, gaining expansive vineyards producing high-quality wines and access to a rich sea teeming with seafood. Despite becoming a source of conflict between Galouis and Albion, the duchy has maintained a passive stance in both the Hundred Years' War between Galouis and Albion and the religious wars in neighboring country that also grew through the Reconquista.

The Duchy attempted to monopolize maritime trade in Naropa by serving as an intermediary for both northern and southern shipping routes. However, it faces tough competition in its struggles against the advanced commercial regions of the Vandijk Trading Compagnie to the north and the Laguna Republic to the south.

In response to these challenges, similar to historical events, the Duchy has initiated explorations along the African coast and endeavors to establish trade routes with the Middle East.

The Viceroyalty of Touloude
The Viceroyalty of Touloude, inspired by Spain but drawing influences from regions such as Castile, Occitania, and Catalonia, is a nation characterized by its territorial and religious ambitions. The name Touloude is a portmanteau of Toulouse in France and Toledo in Spain.

Born and expanded through the Reconquista, this nation is rich in territorial and religious ambitions. By remaining loyal to the Western Church and attacking countries that adhere to the Southern Church, it has expanded its territories. However, it doesn't constantly engage in warfare. The nation excels in hard power diplomacy, intervening in the internal conflicts of southern nations to gain advantages or invading countries that have fallen behind in "donation to kingdom."

The Magrib Head Episcopric
The Magrib Head Episcopric is a Southern Church state spanning across the Gjabal strait (Gibraltar). Once, it held territory south of the Galouis Kingdom's mountains until defeated by the Groman people's leader, Grolomagne (Charlemagne). Although it has only a small piece of land remaining on the mainland due to internal strife and the Reconquista, it extends its holdings symbolized by the head episcopal into the Maghreb region in the northwest of Africa.

A century ago, the death of the Southern Church's religious leader due to the invasion of the Great Mughali Khaganate caused turmoil, but one of the candidates for succession survived. With the assistance of the desert nomads, the Berbari(berber), one of the successors fled far west from the Middle East and was established as the nominal ruler of the Magrib, giving rise to the Magrib Head Episcopric.

Despite its nature as an exile government, the Magrib Head Episcopric is tolerant of political and religious refugees. Followers of the original church, inspired by Judaism, have sought refuge from forced conversions and persecution in other lands of Naropa. In the capital, Ahamar, stands an impressive Grand Mosque next to an academic institution said to rival the lost House of Wisdom from the wars with the Mughali, showcasing a sophisticated culture.

However, geopolitically, its position is challenging. The Gjabal Strait is heavily patrolled by armed merchant ships of the Western Church nations. To the north of the strait, the expansionist Touloude eyes the Magrib, while the lack of land armies forces them to employ mercenary troops with low morale or religiously zealous factions' fervent warriors. Additionally, their naval power is unreliable, and they must rely on the hard-to-control pirates along the North African coast.

The Maritime Order
The Maritime Order, also known as the "Knights Monastic Order under the Auspices of the Blessed Virgin Maryam(Maria) of the Sea," draws inspiration from the Knights Hospitaller on Rhodes and Malta. However, despite the monastic order title, it is essentially a pirate fleet with a privateering license issued by the Pope.

Operating in a manner similar to the Hospitallers, they raid ships of non-believers and collect protection racket from Western Church vessels. Despite being fellow Western Church members, they occasionally "mistakenly" attack ships of the Laguna Republic, a maritime power in the Mediterranean that clashes with the Pope over conflicting interests.

The order engages in piracy along the North African coast and opposes the Berbari(Barbray) pirates based there. Comprised of individuals notorious for their sins—murder, plunder, rape, alcoholism, gambling—these members surpass even regular Brigands in their wickedness. Despite their transgressions, the Pope turns a blind eye due to their contribution to securing sea routes and maritime defense.

The repbulic of Laguna
The "Most Serene Republic of Laguna," modeled after Venice and Genoa, is a maritime empire that reigns supreme in the Mediterranean. Surviving the chaos following the collapse of the Remian Empire under the protection of the current Eastern Empire, the Omantine Empire, it has expanded its influence to become the hegemon of the Mediterranean. As an oligarchic city-state led by aristocratized merchants, it flourishes through trade and financial activities with its powerful fleet of armed merchant galleys. Even the kings and princes of Western Naropa, as well as the Pope, find themselves relying on the Republic, making it a resented yet indispensable entity.

The Republic holds sway over many strategically important islands in the Mediterranean, including the territories administered by the exiled regimes of the Wheelader States(Crusader states) during the Great Holy Campaign (Crusades) in the Mashriq (Levant). The proxy administration of the East Mediterranean's Khrodea Islands (Creta and Rhodes) governed by the exiled regimes of the Wheelader states has fallen under the control of the Republic. By controlling the reins of the Khrodean nobility, who assert claims to the throne (King of Jerusalem) in the Holy Land, the Republic has the means to apply brakes to any Papal-led Wheelades.

With fortified seaports and "concessions" not only on the islands of the Mediterranean but also along the Black Sea coast, the Republic possesses trade privileges, even in the face of conflicting interests with Eastern Empire merchants who resent them. On the other hand, due to its involvement in handling difficult commodities such as slaves, contraband, and sacred relics in the trade between Eastern and Western non-believers, the Republic is both resented and acknowledged as a necessary evil.

Der Bund(The Confederacy)
The nations north of the Alps (Transalpina), including the Galouis Kingdom and the Western Empire, have limited routes to the southern Remian States(Cisalpina). The Alpine mountain dwellers, making a living through guiding, escorting, and collecting tolls along these routes, initially sustained themselves on meager lands through livestock farming. However, the strengthened control of the House Aargau (von Aargau,based on House Habsburg), who would later produce emperors, led to the exclusion of mountain communities from these activities.
In response, these mountain communities, organized into cantons, formed a league known as "Der Bund" and waged a protracted guerrilla war for independence against the Aargau family. The financial foundation of the House Aargau was undermined, leading to their failure in securing the hereditary imperial seat. Subsequently, Der Bund effectively seceded from the Western Empire.
As an alternative Alpine crossing route was developed, diminishing the economic advantage derived from the exclusive control of Der Bund's route (though increasing the importance of the central basin in the game's setting), the mountain dwellers resorted to exporting their martial expertise, offering mercenary services regardless of faction or religion, to sustain their independence.

The Prosperity and Turmoil of the Remian States
The Remian States, named after the ancient Remian Empire that dominated the regions corresponding to Greece and Italy, are informally referred to as Remia ( Italian peninsula). However, during medieval times in Naropa, there was no unified rule in the Remian territory. Apart from the Papal States, numerous city-states and principalities coexisted. One reason for this fragmentation is the legacy of the ancient empire, providing each state with a combination of a favorable climate, rich resources, and well-developed urban infrastructure, allowing even small entities to possess significant strength.

Southern Remia combines characteristics of Two Sicilies and Greece. Its ports bustle with ships from the East and West, laden with abundant products such as barrels and amphorae filled with seafoods, wine, and olive oil. While there are mid-sized states like the Despotate of Mythenae (Mycenae and Athens), the Principality of Dorinthos (Dorians and Corinth), and Cassilia (Sicily), the higher-ranking positions, such as the Kings of Both Sicilies, have long remained vacant. Taking advantage of allegiance to the Western Church and the influence of the Holy See, the Kingdom of Touloud has been extending its sway over this region.

In Central Remia lies the Papal States. The control of the Papacy by the Kingdom of Galouis, which had persisted for a long time (known as the Babylonian Captivity of the Papacy), came to an end. However, the conflicting interests of various kings led to the proliferation of rival popes during the Great Schism. The resolution of this schism occurred during the reign of the former husband of the Empress in the game and the father of the princess knight, the former Emperor, who convened a ecumenical council.
During the Great Schism, corruption within the Church and the spread of heresy took place. Currently, the Papal States, utilizing the Holy Order of the Knights, are working to bring this to an end. By redirecting the conflicts among Western Church nations towards the seemingly outdated Holy Campaign, and by involving the overly powerful late Emperor in their leadership, despite the failure of the Wheelades, the Papal States have managed to increase their influence in Western Naropa.
Furthermore, the massive plundering of relics in the Holy Site has turned the sacred city of Latio (Vatican City) into the focal point of religious tourism, known as pilgrimage.

The northern Remia have long been a contested ground between the Western Empire(Ghibellines) and the Papal See(Guelphs). Divided into factions within cities and even within city districts, the area has witnessed numerous political upheavals, coups, and external wars incited by foreign intrigue. However, despite the turmoil, this land remains prosperous.
The convergence of trade routes from Western Naropa toward the Holy City of Latio has contributed to the flourishing commerce and industry. The scars of frequent wars quickly heal, thanks to the economic resilience driven by periodic political changes, allowing for the continuous renewal of influential factions and a fluid social structure. Notably, the industrial city-state of Medolo, also known as Midland (Milan), and the artistic and commercial city-state of Etrusa (Etruria, Florence) serve as major centers where wealth and expertise from around the world converge.

Yee-haw! It's end... for now! Thank you so much to everyone who read this.
But you know ? I haven't introduced the Empire (West Empire) and the Central Basin, which are the settings for the game!
I'll give you a hearty introduction, so brace yourselves!

So, the theme for the next time is:
"The Not-So-Holy, Not-Even-an-Empire Holy Empire"

Be a brigand,Let's burn down villages more and more!

山賊クエスト(Brigands' Quest)商品紹介ページ

サークル、マーガリン犬小屋(MargarineDog's Kennel)の
間借健(マーガリン犬)です。この記事では当サークルの作品
『山賊クエスト(Brigands’ Quest)』の内容を紹介します。

販売ページでは字数制限の都合上カットした内容も記載しますので
購入やプレイを検討している方への後押しになれば幸いです。

テーマソング『山賊音頭(メタルVer.)』

山賊クエスト！それは極悪非道、残虐無比のピカレスクロマンRPG!
○す!殺す!村を焼く!
ヒャッハーッ!今日からお前も山賊だーッ!

ウェルカムトゥ山賊ワールド！イカれた時代にようこそ！

かつて名君の誉れ高い先帝により治められ、
豊穣と繁栄を謳歌した帝国中央盆地…

先帝の東方聖征失敗に乗じ簒奪者、女帝が暴政を振るい
彼女の愛人から王となった暗君により国土は蝕まれた！

聖征の敗残兵どもが疫病と戦いの火種を持ち帰り
死と戦火は無慈悲に民へと襲い掛かった！

神による救済もなく、腐敗した教会組織に怒れる農民は
異端の反乱に加わって貴族や聖職者を殺し秩序は崩壊した！

そんな混乱する地に舞い降りたのは…

ヒャッハーッ！山賊だぜーッ！

勇者じゃねえからレベルも固定!
魔法もねえから死んだらお終ぇだぜーッ!

このゲームでできるのは殺して犯して村を焼いて、
メチャクチャな乱世をさらに混乱させることだけ!
「暗黒の」中世ダークファンタジーな世界で繰り広げられる
極悪非道、残虐無比の山賊ライフ満喫型RPGがここに誕生!

※暴力、殺人、強○、凌○、鬱展開等のハードな表現が苦手な方には
　絶対におすすめできませんのでご注意ください!

身ぐるみ剥いで犯して殺す！追い剥ぎバトルの始まりだァ！

武装した男と戦ったって腹が減るし死ぬだけだ。
勝負するだけムダってもんだ。
しつけえヤツからは煙幕焚いてトンズラこいちまえ！

え？ぶっ殺してえ相手がいる？
倒してブチ犯してえ強いオンナがいる？
だけど山賊一人じゃ敵わねえ、そんなときは…

イカれたメンバーを紹介するぜーッ！

はぐれ山賊！バランス重視のクソ野郎！バトルクライで仲間を鼓舞するぜ！

脱走兵！自慢の槍で中距離戦闘！仲間をかばう時には盾くらい持ちな！

逃亡農民！頼りねえけど馴染みの農具で遠距離から近距離まで皆殺しだ！

強盗騎士！馬が無くてもフルアーマーでランスチャージするバカ野郎だ！

追い剥ぎ！遠くの敵を脅してすくませ、近づきナイフで連撃！装甲は紙！

没落貴族！近距離を鞭で全体、刺剣で連撃！ハッタリで敵を混乱させろ！

破戒僧！当たれば会心メイスが唸る狂信者！そういや治療もできたっけ？

狩人！遠距離痺れ矢攻撃で、獣より人を狩るのが得意なサイコ！

一人じゃ敵わぬ強敵も、仲間を集めて数の力でボッコボコにしようぜーッ!

女も色々!シチュも色々!そしてボリューム盛りだくさん!

24人(団体さんもいるので実質22人)のエロシーンは
基本CG26枚、差分含めてCG数450枚(立ち絵含めると500)以上の
大ボリューム！山賊たちの卑劣なプレイや
犯されながら過去がフラッシュバックする女たちが
13万字以上のテキスト量で描かれるぜ！

どいつも鬼畜でハードコア!エロシーン紹介!

• 女勇者(睡眠○/妊娠/SENKA)

• 姫(処女/輪○)

• 姫騎士(凌○)

• 女帝(見せしめ/二輪挿し/二本挿し)

*山賊先生(死別/鬱)

*不幸な商人(腹パン/フィストファック)

*未亡人(SM/ピアス)

*欠け身のシスター(欠損/失明)

*旅芸人(乱交/逆レ○プ/褐色)

• 森の人(命乞い/輪○)

• 傭兵(年増/母子プレイ)

• 囚人(拘束/長乳/臭い)

• 紋章官・使者(異物挿入/スカトロ)

• 旅商人(無様/フィストファック/潮吹き)

• 踊り子(エロダンス)

• 疫病医(放尿/堕胎/無表情)

• 遍歴職人(筋肉/腹パン)

• 吟遊詩人(歌わせ中レ○プ)

• 難民一家(妊婦/母乳)

• 市民夫婦(NTR/寝取り)

• 貴族夫妻(チン落ち/ぽっちゃり)

• 旅の修道女(アナル)

体験版でもエンディングまで山賊できるぜ！

舞台となる帝国中央盆地を混乱に陥れるメインストーリーは
女帝を倒してレ○プするエンディングまで体験版で遊べるぜ！

〇山賊先生
〇不幸な商人
〇未亡人
〇森の人
〇女勇者
〇欠け身のシスター
〇姫
〇姫騎士
〇女帝

以上のストーリーキャラは体験版でもHシーン収録！
胸糞悪くなる山賊ワールドをしっかり味わえってんだーッ！
追い剥ぎバトルで捕える他のキャラは製品版をお楽しみになーッ!

諸元と注意

※購入前に体験版での動作確認をお願いします。

・RPGツクールMZ製ターン制RPG
・基本HCG26枚、差分含めてCG数450枚(立ち絵含めると500)以上
・Hシーンテキスト量13万字以上
・BGMあり、CVなし、回想モードあり、CGモードなし

DL後は製品ファイル(zip形式)を解凍し「game.exe」を起動しプレイしてください。
簡易な操作方法は「readme.txt」を、その他情報はゲーム内アイテム「山賊ペディア」
を参照してください。

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ワールドガイド山賊クエストもよろしくだぜーッ！

Ci-enでは『山賊クエスト(Brigands’ Quest)』の世界観や設定、
キャラや敵を未使用イラスト等で紹介する記事を不定期投稿しております。
世界観や歴史背景が気に入った方は読んでみてねだぜーッ！

• 『山賊クエスト(Brigands’ Quest)』ワールドガイド①「本当は女帝が主人公だった」
  

• 『山賊クエスト』ﾜｰﾙﾄﾞｶﾞｲﾄﾞ②「ドスケベ女帝の不倫道」
  

• 『山賊クエスト』ﾜｰﾙﾄﾞｶﾞｲﾄﾞ③作中世界のキリストは黒人(ナーロッパ地歴案内)」
  

• 『山賊クエスト』ﾜｰﾙﾄﾞｶﾞｲﾄﾞ④「神聖でも帝国でもない神聖帝国」
  

• 『山賊クエスト』ﾜｰﾙﾄﾞｶﾞｲﾄﾞ⑤「作中のオーバーテクノロジー:異端の技術者」