梅雨に庭を眺めながら
「母さん こうやっていたすのも風情があっていいのぉ 『物干しも、亭主の竿も しっぽりと 濡れる梅雨(ばいう)の 閨(ねや)のなか 』なんてな ハハ」
「まぁ お父さんったら バレ句なんか フフフ
でも 誰かに覗かれたら...」
「では 障子を閉めるか?」
「あ このまま このまま スリルがあっていいです フフ」
「か、母さん」
「ああぁ あなたぁ」
*** この物語はフィクションであり、登場する団体・人物などの名称はすべて架空のものです ***
平年だと、明後日くらいが近畿地方の梅雨入り 週間予報を見ると遅れそうですよね