女神ヴァルフレシア EP2.
青い空、木々や山々の鮮やかな緑、かすかにそよぐ風
そんな素晴らしい景色の中、大木の下で椅子に座り
ヴァルフレシアは書物を読んでいた
(はぁ…遅いわね…)
時刻は人間の時間帯でいう正午を過ぎ二時間ほど経過した頃―
いつもより早めの昼食を取って
ヴァルフレシアは今日起こる"何か"が訪れるのを今か今かと待ちわびていた…
朝、目覚めた時に感じたあの予感は…気のせい、ということはないはずなのだが…
(はぁ、昼寝でもしてしまおうかしら…)
…
周囲には、誰もいない―
(大きなあくびをしても、問題ないわね)
ふとそう思った時だった―
ヴァルフレシアの前方、50メートルほど先に突然稲妻が落ち爆発が起こる
ドギャギャギャ!!ドドドオオンッッ!!
…
そして土煙の中から
何者かがヴァルフレシアに向かって歩いてきた―
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