chapter101 皆既月食
「天前麗華編 ~叛逆の報い~」
chapter101 皆既月食
「見ていけって言ってるの聞こえなかったか?」
退室しようとするミオに鬼哭が立ちはだかるよう威圧する。
「あなたこそ聞いてなかったの?そこ邪魔」
「もし麗華が粗相したら責任を取らないといけないお前が居ないと困るじゃないか」
「テメエに指図される覚えはねえよ、いいからどけ、うざい」
掛け合いがエスカレートするかに見えたが刹那がそれを制止する。
「鬼哭、今日はお客さんだ、今日はな。今日は好きにさせてやれ」
直接的ではないもののミオに脅しめいた圧をかけ始めた刹那達に決して怯むミオでは無かったが、あの天前麗華をここまでにする刹那達への警戒心は最大にまで達していたのは明白であった。
鬼哭は道を空けミオの退室を許容し、去りゆくミオの背中に捨て台詞を浴びせた。
「お前、勇ましいな。そういや麗華も今のお前同様勇ましかったなぁ、今はあのザマだけどな。まあ、あとで連絡するからよろしく」
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