投稿記事

無料プランの記事 (6)

4コマ漫画にチャレンジ

こんにちは!
突然ですが、最近は4コマ漫画にチャレンジしています。

前回の記事で漫画を描いている旨をお知らせしたのですが、そこからさらに紆余曲折あり、今はこのように『エンピツを食べた後は』の4コマ漫画を試作しているところです。

原稿はこのように用紙を小さく切って、色シャー芯で下描き・ミリペンでペン入れをしています。これをスキャンして下描き線を白く飛ばし、灰色のトーンを1種類だけ入れてデジタル仕上げにしています。

4コマ漫画、用紙を小さく刻んで持ち歩けるので良いですね。1〜2コマずつカードのように持ち歩いても良いですし、1コマを小さめにして、このように4コマを筆箱一本にすっぽり収めてしまうのもアリです。
こうすることで、避暑地にしているクーリングシェルター施設やネットカフェへ道具を簡単に持ち歩くことができ、とても制作しやすくなりました。



ところで、なぜ4コマ漫画を描いているのかといいますと……母にたまたま、「あんたは4コマ漫画が向いてそうだよね」と言われたのがきっかけです。
母はあまり漫画やアニメなどに詳しくありませんし、私が最近どんなものを描いているかもよく知らないのですが、いま漫画を描いてるんだよね〜と話したところ、「4コマ漫画はどうだろう?」と思ったとのこと。

4コマ漫画は、二次創作で少しだけ描いたことがあったくらいで、そこまで興味のわく制作形式ではありませんでした。
私は漫画制作の工程の中で、コマ割り作業が一番好きです。場面のテンポや構図をより良く演出するために、どうコマを割っていくかを考えるのが楽しくてたまりません(完成させられたものは少ないですが……)。
その点、4コマ漫画はコマ割りに工夫する余地がないので、作業の面白みに欠けるかな……と思っていました。しかし、通常の漫画の制作はこれまでに何度も挫折しているため、何かいつもと違うことをしないと保たない気もしていました。

そこで母の意見を採用して、少し練習描きしてみました。すると……なんと、4コマ漫画にもコマ割りと同じ楽しさがあったんです!

最初に試験的に描いてみた場面です。
CG集を作ろうとしていた時に、ひとりで来店したトレアを見た画材屋が「野良のアンドロイドか? いやいや、犬猫じゃあるまいし、そんなはずないか……」みたいに思うシーンがありました。そこを4コマ漫画の形式にして、ノベルから漫画にするにあたって多少コミカルに描いてみたものです。
これを描く時に、セリフを1コマにどれくらい収めるか、どこに何を描いたらこの小さなコマに必要なモチーフが収まるか、など……読みやすさとテンポの良さを得るために、いろいろな試行錯誤をしました。それが、コマ割り作業と同じ楽しさだったんです!
コマ割りも4コマのネーム作業も、演出を考えるという点で共通するものがあったみたいです。



4コマ描くのって面白いかも、と思って描き始めてみると、今度は絵柄をコミカルに練り直す必要が出てきました。
4コマ漫画のコマはとても小さく、横長で一定なので、キャラの頭身を下げた方が都合がいいことに気づきました。頭でっかちの体小さめに描くことによって、キャラが小さく映る場面でも表情が見やすくなりますし、横長のコマに体を納めやすくなるので、ポーズも表しやすくなります。

それでトレアをちびキャラっぽく描き直しているうちに、「低頭身デフォルメ絵ってキュートとかポップだなと思いつつ、そこまで萌えたことはなかったけど……なんか萌えるかも……」みたいになってきました。自分の中の何かが開幕しましたね。


ちょっとしたお色気シーンが描けるか試してみたもの。
個人的に、そういうオトナ向けコンテンツはリアルじゃない方が(記号的なグラフィックだったり暗喩のようなシチュエーションだったりする方が)萌えるので、自分にはデフォルメの強い絵でちょうど良かったみたいです。

ちなみに、絵柄をコミカルなものに変えたように、内容もコメディ色強めに変えているところです。


「エンピツを食べた後は」には、主人公の画材屋青年とトレアの他にも、何人かキャラクターを考えています。

メイド服の女性型アンドロイドは、長身でクールでちょっと毒舌っぽいお姉様系キャラです。
キザっぽい青年はその飼い主で、アンドロイドを撮りまくっているオタク。主人公にアンドロイドの良さをアツく語ってきます。

白衣の女性は悪役のマッドサイエンティスト。よからぬことを企んでいるのですが、あくまでもコメディの敵キャラなので、アホなことしかしません。
その横の少年アンドロイドは部下で、こちらもミステリアス調のアホ。手に持っているのは、某ビー玉転がし番組の◯とうさんスイッチ的な何かです(何をするつもりなんだろう……)。



悪役キャラは元々、かなりエグい人物を考えていて、CG集の番外編に登場させてエログロ的なものを描こうと考えていました。ですが最近、どうにも刺激的な作品を描く気になれず……それがCG集制作が滞ってしまった一因でもあったようです。
以前は「ギリギリ怒られる深夜アニメ」くらいの表現を目指して描いていたところを、今は「ギリギリ怒られる夕方アニメ」くらいを目指して描いています。少年漫画のお色気ギャグ枠くらいでしょうか。

自分の中で、エロ表現は暗さやシリアスさと深く結びついており、どうしても「エロく描く=暗く描く」になってしまいます。
今はとにかく明るく、愉快で、楽しいものを描きたいという気分です。4コマ漫画という形式は、その気分にぴったりでした。



今回の記事はこんな感じで、4コマ漫画にチャレンジしてるよーというお知らせでした。
DLsiteに発売予告を出し、このブログを始めてから、表現形式があっちこっちに変化していて申し訳ないですが……今できる一番良いことを、最大限やっていきたいです。
今後もまた何かが変わっていくかもしれませんが、皆様に楽しく見ていただければ何よりです!

ご無沙汰しております

たいへんご無沙汰しております……!
CG集『エンピツを食べた後は』の発売ができないまま、予告していた時期を過ぎてしまいました。お待たせしてしまい申し訳ありません。

制作への心境や生活環境が変わってしまい、CG集の制作が途中で難しくなってしまいました。
現在、同じ内容のものを漫画にして描き直しているところです。CG集形式を楽しみにしていらっしゃる方には、これまた申し訳ないです……。

最近は漫画の絵のタッチの試作中です。適当な場面を抜き出し、単ページで練習描きしてみています。

試作その1

試作その2

漫画制作は数えきれないほど途中で挫折しているので、今回もうまくいくのか心配ですが、なるべく気楽に取り組めるような心持ちでいたいと思っています。

漫画はアナログの線画を描いた後、デジタルで軽めの加筆修正・塗りを入れて仕上げています。



今回なぜこういった漫画形式に変更したかというと……いくつか要因がありますが、その中で最も大きなものは「部屋が暑い」です。

パソコンや作業デスクなどを揃えている自分の部屋が、なかなかエアコンの設置の難しい構造で、毎年夏はクーラーのない猛暑の部屋になってしまいます。去年は夏バテしてしまって大変でした。
CG集はパソコン(据え置き型)で描いており、ノートパソコンやタブレットは持っていない・買えないため、自室が使えないとなるとなかなか継続的に描くことができません。
夏が来るまでに完成させてしまおうかとも思ったのですが、制作が遅れてそれも難しくなってしまい……。

そういった制作の問題や自分の生活状況なども含めて、夏季の過ごし方を考えた結果、「夏は朝から夕方まで、図書館・貸しスペース・ネットカフェなどに外出する。絵は持ち運んで描ける形式のものにする。部屋のパソコンは比較的涼しい夜に短時間だけ使う」ということになりました。

持ち運んで描ける形式の絵となると、画材が限られてきます。
アナログのカラー作業は、持ち物が増える割にクオリティを維持するのが大変なので、紙に鉛筆やミリペンでモノクロの絵を描く方が安定しています。
モノクロの一枚絵は、クールな仕上がりになりやすい印象があります。『エンピツを食べた後は』の萌えや楽しい雰囲気を表現するなら、モノクロのイラスト集よりも漫画が良いだろうな、ということになりました。そして今に至ります。



CG集の制作は、この何週間か滞っていました。なにかはっきりした原因があるかと思ったのですが、単純に自分が気まぐれすぎて、どんなに好きなことにも十分に気の向かない時期があるみたいです。この数週間もたまたまその時期だったようです。
そんなこんなしているうちに、漫画に描き直し始め……これもまた上手くいく自信が全くありません。でもキャラクターを描く楽しさが蘇ってきたので、調子が上向きになってきたかなと思います。



最近のイラスト。作品に収録するものではなく、楽しみとして描いたものです。



『エンピツを食べた後は』のアンドロイドちゃんくんは、トレアという名前です。今まで秘密にしていたところを、親しみを持ってもらいたいので公開することにしました。よろしくお願いします!

これはCG集用に描きかけていたイラストです。


鉛筆に刷られているのは、架空の画材ブランド「スタビトレア」です。海外の有名な某社と某社を混ぜてもじったものになります。
トレアの名前はこれが由来になっています。なぜ彼がその名前になったかというと……そのあたりは本編で描いていく予定です。

近況はこんな感じです。予定通りに制作できなくて申し訳ないな……と思いますが、いろいろな形で萌えや楽しさを表現していきます! またCi-enで近況報告していきますので、楽しみにしていただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。

ストーリー部分イラスト&おまけイラスト2点完成

前回描きかけだった、色鉛筆を食べているアンドロイドくんちゃんのイラストが完成しました。

楽しそうな表情と、青春アニメみたいな夕方の色合いが描けたので嬉しいです。
背景はいつもちょっと難しいですね。同じものを何回も書くのがニガテなので、色鉛筆の什器のところを描くのが大変でした。



他に、おまけイラストの1枚が完成しました。ご購入後のお楽しみの品となりますが、こういったストーリー外のイラストを他にも数枚描いて収録します。

クレヨンでボディにラクガキされちゃうアンドロイドちゃんくんです。ストーリー部分ではない単品イラストのため、多少タッチを変えてみました。
ボディにラクガキするという題材なので、この体に実際にクルクルと線を描いたらなめらかだろうな……と思えるような、触り心地の良さそうな質感を目指してみてます。このメカっ子シリーズを描いている時、いつも変態の心が生き生きしていますね。

最近仕上がったのは主にこの2点です。他にもサンプル分に含まれないイラストを何点か仕上げていってます。
現時点での完成度は4〜5割といったところでしょうか。少しずつ完成していくのが日々の楽しみです。

サンプル分1ページ完成&次の制作

前回描きかけだった、歯磨きシーンのイラストが完成しました!
このページはサンプル分なので公開します。

塗り途中だった部分を加筆して、色を調整しました。前回載せた時点のものよりも、柔らかくあったかそうな感じが出せたかなと思います。

どんなに小さな部分でも正しく塗られているような完璧な塗りを目指していたのですが、あまり極端に気を張ると良い制作が続けられないので、ある程度ラフさを残すことにしました。
塗りに関しては、ところどころ粗さがあった方がアナログ風ブラシの質も活かせるので、ラフさも大事みたいです。
その分、線画はしっかりと気を抜かないで描きたいですね。仕上がりが上質かどうかというのは、絵でも立体物でもなんでもエッジに出る気がします。



今はまた別のサンプルページを描いています。

アンドロイドちゃんくんが画材屋さんの色鉛筆を勝手に食べてしまうシーンです。
アンドロイドは食事をしませんし、食品でないものを食べるなんてのはもってのほかですが、なぜかとっても美味しそうに食べています……なんでだ。

背景や色味はこんな感じになる予定です。

アンドロイドちゃんくんが食べている色鉛筆は「STABITLER」という架空の銘柄のものです。某有名海外文具ブランド2社を混ぜた名前です。
ちなみに他のページには「fine-castella」なる架空の銘柄も登場しています。だ、大丈夫かな?



アンドロイドちゃんくんのボディデザインについて、ちょっと語ろうかと思います。


収録予定のミニイラスト。このボディデザインのイメージの核は「おりこうさんな男児の持ち物」です。

男児の持ち物といっても、スポーツ用品メーカーの筆箱とか、雷を纏ったドラゴンのエプロンとか、そういうクールで子供自身が欲しがるようなデザインのものではなく、「親が園児に買い与えるリュック」みたいな感じです。
「ベースのクリーム色のキルト生地以外は女の子向けと色違いにして売られているお稽古カバン」「園の指定で買わされた男児向けお道具箱」「平成の男の子向けキッズケータイ」でもあります。
このアンドロイドくんちゃんが、純真無垢な性格、敬語キャラ、そしてアンドロイドという人造の存在であるため、そういう「何かの管理下でお利口にしている子供」のデザインになったのかな、と思います。
また、こういった絵柄で中性的なキャラを描くと女性に見えやすいので、それを少し和らげるために「男の子の持ち物の色」と見なされやすい寒色系の配色にしています。

ちなみに緑色の髪の毛は、完全に野原の好みです。今までの推しキャラの半分以上が緑髪キャラなんです……6歳の頃、テレビで偶然見かけたでじこを好きになった時からオタクが始まっていました……。



ボディの形状は、曲線を基調としながらも、ところどころメカらしさが見えるようなものにしています。
そして何より、そこはかとなくえっちになるようにしています。煩悩、大事。

メカの個性は関節のデザインに表れると思うのですが、このアンドロイドくんちゃんはぐにゃっと曲がる関節が黒いラバーで覆われていて、それが可動部分に露出しているようなデザインにしています。
野原がメカキャラ好きといえども工学に疎いためこうなったのですが、「柔らかい関節が固いパーツの隙からちらりと見えているのは、鎧キャラの弱点を知ってしまったようでエロい!」と思ったのも大きな理由です。煩悩、重要。

そしてその露出は自然と、本当に人間の弱点っぽい部分に出るんです。

少し話をそらしまして……可動フィギュアやドールが趣味の方なら「わかる〜!」となると思うんですが、硬質な人形の関節の内側(肘や膝の裏など)って、折り曲げやすいように身が減らしてあるんですよね。あれが大好きで。
最近「武装神姫」のマオチャオちゃんをお迎えしたのですが、腿の後ろ側、正座してふくらはぎがひっつく部分がしっかりと削れたデザインになっててテンション上がりました。
でもなぜか、そういう人形の関節裏部分はシルエットがえぐれていても不自然に見えないんですよね。

それで、話を戻しますと……そうやって身を減らされたパーツからは芯が露出するわけです。ジョイントとか。
アンドロイド、「生きている人形」であれば、きっとそれは大事で重要な部位のはずです。
そしてまた人間も、肘や膝の裏なんかが他人に触れることは少ないわけです。
曲げて内側になる部分ですから、普段から守られがちな場所ですし、弱い場所ともいえます。

そんなわけで、アンドロイドちゃんくんの肘膝の内側には身がなく、内部のやわらかい関節が出るようにしています。


みぞおちとか、内腿の付け根とかにも露出があります。これを描くのがもう……本当に楽しくて! 煩悩、重大。

あとはこの、ボディのあちこちについている朱色のランプについても語りたいです。すごく。
長くなりますので、今回はこの辺で。ランプのことはまたいつか書きますね!

おくちのお掃除シーンを描いてます

メカっ子の歯磨き(?)CG集、進捗です。
今日は歯磨きを始めるシーンを描いています。

色鉛筆を食べてしまった天然なアンドロイドちゃんくんは、口の奥に喉が無いので、口の中の木屑を飲み込むことができません。そこで、主人公の青年が掃除してあげるのですが……なんだかすごく恥ずかしがっています。
……そんなシーンです(どう書いても謎のあらすじになる……!)

オノマトペの音や字形を考えたり、主人公側の手をどう透かすか試行錯誤したりするのが楽しいです。
こういうのは、お色気作品の制作特有の楽しみですね!

パソコン + 板タブ + CLIP STUDIO PAINTで描いていますが、画材屋さんが舞台のお話なのもあって、アナログのほっこりした質感を出そうといろいろ試しています。不透明水彩やアクリルガッシュ、カラーインクのような感じが出せていたらいいな。

今のところこのページは順調なので、近いうちに仕上がりそうです。

« 1 2

限定特典から探す

記事のタグから探す

月別アーカイブ

記事を検索