五月雨時雨 2024/06/02 20:53

男達は望まぬ交尾を強いられつつ笑い転げイき狂わされる

胴体の真横に密着させられた腕をどんなに暴れさせても、状況は変えられない。左右を隙間無く揃えさせられた足を必死にもがかせても、敵から施された拘束は緩みすらしない。裸体の大部分を覆う黒革製の拘束服を着せられ、その拘束服の表面にあてがわれた無数の金具と地下室の中央に設置された台の上部に位置する金具達を短い鎖と南京錠で過剰なまでに結合された男は、幾ら身を悶えさせても危機と屈辱から逃れられはしない。
黒革に覆われなかった鼻を間抜けに鳴らし、悔しげに眉根を寄せながら試行錯誤を重ねても無駄。睾丸と共に露出させられ、意に染まぬ発情によって天を向かされている男根を狭い範囲で揺らめかせながら格闘を繰り返しても無意味。
黒革と一体化した男根型の装置に口を喉近くまで貫かれ、言葉の使用を封じられると同時にその装置の先端に開けられた穴から絶えず染み出している強烈な効果を有する媚薬の摂取を強要されている男はもう、ありとあらゆる自由を没収された今の己の惨めさを嫌でも実感させられながら、自分を捕らえ黒革の縛めと淫らな火照りに閉じ込めた憎き敵達が上乗せしようとしている悪意を拒みたくても拒めない。
寝返りすらも打てない姿に変えられ、手も足も言葉も出せない立場に追いやられた無様な男はもはや、嬉々として進められる悪趣味な恥辱の準備を為す術無く見つめることしか出来ない。
自分と一緒に捕まり、自分とは形状の異なる黒革の衣服によって違う恥辱を味わわされている仲間が地下室の天井全体を用いた大がかりな機構の力で運搬されている様をただただどうすることも出来ずに眺めている哀れな男は、天井の機構から伸びた鎖に吊るされている仲間の肉体が自分の真上に下ろされる光景を、男根を包み始めた柔らかな肉の感触に絶望を抱かされながら無慈悲な特等席で観察させられるしか無いのだ。

「んうぅーっ! ぶみゅぅぅーっ!!」
「もっ、ごぉっ! ほぼおぉ!!」

偽の男根を押し込まれ常に淫薬の嚥下を強いられている口から甘く歪んだ絶叫を発しつつ、男達が黒革に詰め込まれた裸体をじたばたとよじらせる。
仰向けに固められた男が無防備にさらけ出されていた男根を苛み始めた心地良い圧迫に鳴き叫びながら甲高い金属音を立てつつ脱出を諦め悪く図り、真下にいる男と違い男根ではなく尻穴を露出させる黒革の衣服に囚われた男が背中で手首を交差させた形に保たされた腕と窮屈に折り畳んだ状態で限界まで開かされた足を情けなくバタつかせながら、頭部を天井に向けた姿勢で吊るされた肉体をくねくねと悶えさせる。
無論、二人の男が焦りと快楽を募らせながら事態の打破を求めても、辱めの展開は覆らない。二人に黒革の拘束服を纏わせて支配下に置いた敵達は愉悦に満ちた勝利の笑みを浮かべるばかりで救いを与える素振りすら見せない。それどころか敵達は、お互いの身悶えで火照りきった身体を甘く滑稽に嬲り合う二人を悠然とした態度で満喫しつつ、駄目押しの拘束で抗えぬ黒革入りの裸体達を意に染まぬ交尾から離れられない状態へと追い立てていく。

「んぐ、うぐうぅ」
「ふっ、あおぉっ!」

吊るされていた側の男の拘束服の表面にある複数の金具と、もう一人を仰向けに縫い付けている台の側面にあてがわれた金具達が、長い鎖と南京錠で繋がれていく。
尻穴に根元まで飲み込んだ男根を引き抜くことはおろか、背筋を伸ばしきった体勢から抜け出すことも許さない。そんな鎖達に残りわずかな行動の余地を削ぎ落とされた男が、自分の尻穴を満たした男根の持ち主である仲間と共に仲良く打ちひしがれる。
その愉快な怯えと戦慄の反応を味わいながら、敵の男達は愉快に愛を育み続ける見世物に貶めた二人から更なる痴態をさらけ出させる為に、男達に着せた黒革に搭載させた残忍な機能を何の迷いも挟まずに作動させた。

「ぼほっ!? んぶふぅっ、ほぼぼぉぉーっ!?」
「んっ、みゅ、ぶぎゅふふふぅーっ!?」

二人の裸体をほぼ全て包囲する黒革の内側に配置された薄い板状の装置が、小刻みな振動を容赦無く叩き込む。
媚薬に高められた肌を震わされることで生まれた悦楽と単純なこそばゆさで淫猥に鳴きくぐもった声で笑う男達が唯一の呼吸孔にされた鼻を酷使させても追い付かない程の息苦しさに翻弄させられていても、黒革の衣服に仕込まれた装置は手加減を欠片も加えない快感とくすぐったさで二人を地獄へと突き落としていく。
その地獄から脱出したい。そう願う本能が紡いだ肉体の動きで無自覚に男根を振り乱してもう一人の尻穴を掻き毟り、同じ無自覚の行動でもう一人の男根を蠢く腸壁で苛烈に揉み込み摩擦しつつ絶頂に上り詰める男達を取り囲み、鑑賞しながら、冷酷な敵の男達は忍耐も叶わずに笑い転げイき狂う二人がじょじょに理性を失いながら崩壊する過程を思い思いの媒体で撮影し、これ以上無い充足を携えた勝利の記録を悶絶の最中にいる男達とは真逆な余裕の中、残していくのだった。

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

記事のタグから探す

月別アーカイブ

記事を検索