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マミフィケーションの記事 (2)

五月雨時雨 2024/06/30 18:23

男根達は尋問に向けて圧迫の対象から外される

左右の手首から先を背中で一つにまとめる形で巻き付けられた頑丈かつ強力な粘着テープは、男達が幾ら力を込めても外れる素振りすら見せない。左右の足首から先を手と同様に一まとめにして覆うテープも、男達の必死の努力とは裏腹に緩む気配すら示さない。
両手と両足の自由を奪われた男達はもう、床に転がされた裸体を立ち上がらせることさえ出来ない。丸出しにさせられた男根を隠すことはもちろん、すぐ近くにいるもう一人と拘束からの脱出を試みることもままならない姿に追いやられた男達はもはや、口を塞ぐ為に貼り付けられたテープごしに何の効果も持たないくぐもった拒絶の唸りを発しながら、自分達を捕らえた敵達がもたらす追い打ちの縛めに抗えぬ裸体を閉じ込められるしか無い。
嬉々として取り出された透明なラップと追加のテープが生み出す悪趣味な牢獄を遠ざける手段を一つ残らず没収された男達は、嘲りを剥き出しにして迫る敵達の意に沿った無様を晒すだけの存在でしか無いのだ。

「んんっ! んっ、ぐむうぅ!!」
「ふっ、ぶぅぅぅっ!!」

普通の物よりも遥かに巨大で強度も高いラップが、嫌がる二人の裸体を別々に包み込んでいく。呼吸を遮ってしまわぬようにと鼻の穴を避け、全てを済ませた後で注ぐ恥辱に向けて男根をわざと圧迫の対象外としながら、敵達が不自由な裸体を必死にもがかせている男達を数の暴力で抑え込みつつその身を厚く重ねたラップの檻に封じ込めていく。
背中に縛り付けられた腕は、暴れさせることも叶わない。ラップを耳障りに軋ませながら身悶えても、足を包囲するラップはビクともしない。
すでに皆無に等しかった自由を削ぎ落とされ、ラップの外側に取り残された男根を情けなく揺らしながら屈辱に歪んだ鼻息を漏らす。そんな男達を愉しみ、満喫しながら、敵達は間髪入れずにラップの檻にテープの檻を上乗せし、二人に更なる圧迫を与えると同時に残りわずかな自由の一つである視界を奪い始めた。

「むぐぅっ! ぶー! んもぉぉぉーっ!!」
「うぶっ、ぶむぅぅ!!」

ラップの時点でも苦しく感じる程だった圧迫が、その上に重ねられたテープの力で一層容赦の無い物へと引き上げられていく。憎き敵に怒りの視線をぶつけることや仲間と励ましの視線を送り合うことすらも不可能にさせるテープが、視界だけでなく男達のほぼ全てを暗闇に導いていく。
外気に触れているのは呼吸の為に残された鼻と、無防備な男根だけ。ラップとテープの拘束に裸体を彩られた惨めな男達を作り出し、愚かな二人が手も足も出せない身体を情けなく唸りながら芋虫のようによじらせている光景をしばし堪能した敵の男達は、諦め悪く悶えている二つの肉体を協力して床の上に縫い付け、捕獲した二人に無慈悲で淫猥な地獄を加え始めた。

「さてと……それじゃ、気持ち良い尋問の開始といこうか」
「お前らをウチに送り込んだ奴の名前を素直に吐けるようになるまで、二人仲良くよがり狂わせてやるからな。覚悟しろよ?」
「んっ、ぎゅぅぅ!? ぶむぅぅぅっ!!」
「もっ、ぼおぉ! んぐぅぅぅーっ!!」

男根を無遠慮に握った敵の手が、心地良い速度での摩擦を使った快楽を二人の男に生んでいく。睾丸を文字通り手中に収めた敵が、慣れた手付きで敏感な袋を揉み込み男達に望まぬ悦楽を味わわせていく。
そのあまりにも巧みな責めに甘い悲鳴を上げさせられながら、様々な情報を遮断し刺激への集中を強○する透明と黒の拘束に詰め込まれた肉体が本能に従って行う悦びを散らす為の痙攣を幾本もの敵達の腕に阻まれながら、潜入任務に失敗した男達は早くも訪れつつある絶頂の瞬間に対しての戦慄と恐怖を声しか聞こえない同じ尋問に掛けられている仲間と共に共有していくのだった。

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五月雨時雨 2024/06/01 21:26

残酷な男は眠気に負けるまで生殺しの快楽を容赦無く味わわせる

鼻の穴と男根を除く全てへと執拗に巻き付けられたラップによって、男の裸体は両腕を胴体の真横に沿わせ両足を後ろに曲げた体勢から離れられないよう身動きを封じられてしまった。そしてそのラップの上から加えられた黒い粘着テープによって、男はすでに自由を奪われていた裸体から視界の自由さえも没収され、無様にのたうち回ることすらも出来ない姿へと追いやられてしまった。
ラップとテープ、二種類の檻に閉じ込められた裸体はもう何処にも逃れられない。テープの黒にほぼ全てを包まれた裸体を木で作られた背の低いテーブルの上へと追い打ちのテープで縛り付けられた仰向けの男はもはや、逃げることはもちろん無防備にさらけ出された男根を隠そうと試みることさえ許されない。
見ることも、しゃべることも、手足を使うことも叶わない。そんな状態に追いやられた今の男は、自分を捕らえありとあらゆる選択肢を削ぎ落とした男が生み出す無慈悲な責め苦に拒絶を示すことも出来ぬまま、間抜けに悶絶を引きずり出されるだけの存在でしか無いのだ。

「んっ、んぐぅっ! ぶみゅぅぅ……っ!!」

テーブルに縫い付けられ振り乱すことも不可能にされた頭部を震わせ、それ以外の部分が行う痛々しい痙攣に合わせてラップとテープを耳障りに軋ませながら、男がくぐもった唸りの色を限界を表わす物へと変化させる。
もうすぐ、絶頂に達する。その事実を無自覚に主張しながら、男が鼻をみっともなく鳴らしつつ男根の脈動を一層激しくさせる。
その愉快その物な痴態をベッドに寝転がった姿勢で堪能しながら、残酷な男はテレビのチャンネルでも変えるかのようなくつろぎの態度で右手のリモコンを弄り、ベッドの左側に設置したテーブルの上で惨めに苦しむ男を襲っていた悦楽をまた、出口に至る直前で無慈悲に引き下げてしまった。

「うぎゅぅぅ……! ぶ、むうぅ……っ!!」

男根の根元と、亀頭の真下に緩く食い込んでいた黒いローター型のベルトが、リモコンから飛ばされた残酷な指示に従って己の振動を微弱な物に移行させた。
目前に迫った射精という解放を手繰り寄せるには物足りない。けれど、男根を萎えさせるには刺激が強すぎる。そんなもどかしい振動を注がれながら、男が黒に閉じ込められた裸体を情けなく跳ねさせ絶頂を延々とおあずけされているせいで体内に蓄積した欲望をどうにかして誤魔化すかのような腰振りをみっともなく繰り返す。
そのただただ滑稽なだけの身悶えを悠然とした佇まいで鑑賞しながら、無慈悲な男は前後左右に踊り狂っている男根に愉悦の視線を浴びせつつさっき弱めたばかりである淫具の責めを再び強め、男に次の寸止めを前提とした快感を与え始めた。

「むぎゅぅぅぅーっ!? うっ、んふうぅっ!!」

再度男根に訪れた苛烈な攻撃に絶叫しながら、男が生殺しの悦楽を終わりにしてくれと必死に全身で訴えかける。破裂しそうなくらいに膨張している男根から透明な蜜を涙のように溢れさせながら、限界以上に追い詰められた男が壊れかけの理性でなりふり構わずに慈悲をねだる。
それら一切の懇願を寝る前の娯楽として消費する残酷な男は心地良い睡魔が己の内で増幅するのを感じながら、自分が朝に目覚めた際に待っているのは終わり無き生殺しに壊れた男かそれとも精液が尽きてもとまらない淫具に断続的な絶頂を強いられ壊れた男かとぼんやり考えつつ、意識が途切れるその時まで右手のリモコンを操作し射精寸前まで追い詰めての没収を何度も何度も味わわせていくのだった。

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