投稿記事

尋問の記事 (2)

五月雨時雨 2024/06/28 19:58

正義は虚しく否定を返しながら陥落に向かう

地下室の床と一体化しているブーツのような見た目をした金属製の拘束具に膝から下を取り込まれた男の足はもう、肩幅に開かされた形から離れられず持ち上げることすらも叶わない状態へと追いやられてしまっている。
足の自由を奪っている金属のブーツの側面には、同じ金属で作られた筒が接続されている。その筒の内側に左右の腕を配置させられ手首から肘までの部分を包囲された男は、足に続いて腕の自由を大きく削ぎ落とされ何をされても抗えない無様な格好を強○されてしまった。
どんなに力を込めても、頑丈な金属の縛めはビクともしない。金属の内部に張られた柔らかな素材に手足をぶつけながら暴れてみても、男は衣服を剥ぎ取られた裸体を無意味によじらせながら丸出しにさせられた恥部を情けなく揺らめかせることしか出来ない。
手も足も出せず地下室からの移動すらも行えない惨めな姿に変えられた今の男に取れる選択肢はもう、自分を捕らえ絶えず屈辱が襲い掛かる不自然な体勢を取らせた男に為す術無く心と身体を嬲られる選択肢のみだ。
無防備にさらけ出された自身の恥部の前に背の低い椅子を置いて腰掛け、尻穴と男根を至近距離で鑑賞している悪趣味な男の支配下に置かれた哀れな男に許された行動はもはや、守ることも不可能にされた箇所へと容赦無く投与された淫薬が生み出す苦悶にただただ何もかもを翻弄させられる行動だけなのだ。

「あ……は、あぁ……う、く、ふうぅ」

みっともない声を、背後の男に聞かせたくない。そう考えて堪えていたはずの甘く蕩けた鳴き声を休み無く放ちながら、手足をもがかせる余裕すらも失った男が裸体をくねくねと踊り狂わせる。
その間抜けなダンスが背後の男にどれだけの愉悦を味わわせることになるのかを知っていても本能に従って勝手に跳ねる裸体を抑えられない男は、淫薬に蝕まれた尻穴と男根が憎き男の眼前で許しを請うようにヒクつき脈打っているという事実にも打ちひしがれながらじょじょに理性を崩壊へと導かれていく。
だが、男はまだ堕ちない。尻穴と男根を襲う地獄に幾ら正気を削り落とされようとも、男は陥落を認める言葉を吐かない。
そうして強情に敗北を拒む男を嘲笑いながら、責めを注いでいる無慈悲な男は屈服の速度を更に引き上げ自身の愉しみを増幅させる追加の攻撃を、何の躊躇いも無く淫薬の効果に蝕まれた尻穴と男根に施し始めてしまった。

「あっ!? うひぃぃっ!?」
「ふふっ、良い声だねぇ。こんなに弱くおチ○チンを撫でてあげてるだけなのに、気持ち良さそうな悲鳴を上げながら腰を振っちゃうくらいに嬉しくて堪らないねぇ。他の仲間の情報を吐いてくれたら、本気でおチ○チンを撫でてもっともっと気持ち良くさせてあげるよ? 俺の声を浴びて苦しそうにヒクヒクしてるお尻をじっくり舐めてあげながらイきまくらせてあげるよ? そうされたいでしょ? もう正義とか悪とかどうでも良いくらいに射精したくて仕方無いでしょ? 捜査員さん」
「や、めろぉっ! しゃべるな、けひゅが……んくぅぅっ!!」

残酷なまでの威力を有する淫薬を隙間無くまぶされ限界まで張り詰めた男根が、左右の指先を巧みに動かし決して絶頂には辿り着けぬもどかしい悦楽を注いでくる背後の悪の意に沿った一層の悶絶へと運ばれていく。吐息が触れる程の距離に迫った唇から紡がれる声の振動にいたぶられている尻穴が、淫薬によって掻き立てられた欲を刺激する言葉にも狂わされつつ哀願の意思を示すように収縮の激しさを滑稽に増していく。
それらの駄目押しで加えられた○問に残りわずかな反抗を押し潰されながら、悪の手に堕ちた捜査員の男は自身が欲に溺れ仲間の情報と引き換えに射精をなりふり構うこと無く未来を理解しつつも悪に対する否定の返事をその悪の眼前で無自覚に腰を上下させつつ、諦め悪く喘ぎ混じりに発し続けていた。

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

五月雨時雨 2024/06/11 20:00

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

記事のタグから探す

月別アーカイブ

記事を検索