ねんない5 2021/06/13 17:00

アップデート作業が一段落したのと次回作のマップ構想

アップデートの進捗

調整・デバッグ・音入れなどの作業を行っていましたが、今できる分の作業は終わりました。
残りの作業であるボスの調整やデバッグに入るためには、エンジニアのみーくんの作業が完全に再開される今月末の退職を待つことになります。


予想よりも少し早く追いついてしまったので、アップデート作業をするはずだった分の時間は立ち絵のブラッシュアップなど、クオリティアップのために使っています。





次回作のお話

こちらの実作業はアップデート後となりますので、やはり次回作についてはネタ出しとか雑談がメインです。お付き合い頂けると幸いです。


今回のネタ出しですが、マップついて想像していました。



マップからステージを選択して戦いに赴く流れは次回作も変わらない想定です。

ただ、これは以前の記事でも触れましたが、1作目とは違いステージをクリアすると次のステージが開放される完全な1本道ではなく、次回作はいわゆるクエスト性に近く、同じステージでもクエストの状態によって別な敵が登場したり、途中から別のエリアに行けるようになるなど、1つのステージに対してバリエーションを持たせる方向になっています。


以上を踏まえて、次回作のマップは下のようにバイオームで分けて考えています。

生息する敵やステージの雰囲気の大まかに分けるため、荒野・森・山・海・街というような環境ごとの大きなくくりをバイオームと呼んでいます。

このバイオームはあくまで敵の分布やステージの傾向を示すもので、実際のゲームシステム上ではあまり使用しない区分けになると思います。

リリース時には1つのバイオームに最低2個のステージを作りたいと考えており、リリース後のアップデートによる追加を意識した作りになっています。



↑1作目のマップ。これを4倍ほどに広げて各地域ごとにステージを配置するイメージ。

荒野

マップの中央にあるバイオームの荒野は拠点となる修道院の近くにあり、ゲーム初期に行くことになる想定です。

例えば悪漢やゴブリンのキャンプ、また墓場などのステージがありゾンビやグールとの戦闘が行われます。

初期の地域らしく、他よりも複雑な地形やギミックが少ないステージになると思われます。



森には多くの生き物が生息しており、上位存在の間接的な影響で凶暴化・大型化した魔物が住んでいます。

主なエネミーとしては、思考のない生き物、例えばナメクジ、ワーム、ヒル、羽虫などの虫類や、キノコ、食中花などの植物類と戦える想定です。

ステージとしては、1作目の森ステージのような、沼や木の上を進むステージを基本に、植物に飲み込まれた廃屋のような人工物も点在させるつもりです。

以前話に挙げたレプロサリウム(隔離施設)も似合うと思っています。




この地域の山は険しく、森よりも生息している生物は多くありませんが、それを利用したゴブリンが住処として活用しているという設定にしました。

「山」と言ってはいますが、おそらくメインはゴブリンの住処のステージで、そこに捕らえられてから脱出したり、というような洞窟内のシチュエーションを想定しています。

様々なゴブリンを使ったイベントをこの地域で行います。




水中に入るのではなく、インスマスのオマージュで港町とそこに住む怪しい人々とのイベントや戦闘をさせたいと思っています。

山と海に囲まれ、隔絶された町の陰鬱な感じを出したいです。

上位存在を信奉し狂った村人の町で、1作目でいうと廃村ステージに近いですが、より規模を大きくしたいと思い、この町を作ることにしました。



前回の記事に登場した、堕落した聖職者と聖堂が治める街です。

1作目で言うところの聖堂ステージの神官や、その実験生物、また上位存在がさらに近隣の地域にまでその支配を広げつつあるというようなイメージです。(1作目と同じ土地ではありません)

ステージの形やシチュエーションのジャンルとしても、下水道や、実験室、聖堂のような1作目の終盤で行ったようなものをこの地域で行えればと思っています。

また、主人公の修道院付近の村はあまり発展していない想定なので、そうした村よりもさらに発展した街じゃないと不自然なイベント(例えば、偉い司祭とか娼婦とかを使ったイベント)を行うための舞台設定になっています。




以上が次回作を構成する予定の地域です。





裏テーマ:シニシスタエンジンの話

これは酔っ払った人のたわ言程度の話ですが、

今日のようなステージ追加を前提とした話や、以前の衣装差分の作りやすさについての話など、次回作の仕組みについてよくお話することがありますが、それは次回作の制作側のテーマとして「ゲームのエンジンとして確立させたい」という思いがあるためです。

「ゲームのエンジン」とは、広い意味でのニュアンスとしては、そのゲームの仕組みを元に他の様々なゲームに発展できるような、ベースとなるゲームの仕組みのことを言います。

そういったベースとなるためには、開発のしやすさ、バリエーションの出しやすさ、改造のしやさすさなどの発展性、またそれらの土台となる安定性などが必要となります。


1作目で得た知見を活かして、次回作にそういったベースとなれるような発展性と安定性を持たせられたなら、様々なものをゲームに反映させたいと思っています。


これは一つの夢の話ですが、別なイラストレーターさんやゲームクリエイターさんにキャラクターを作って頂き、それを主人公としてプレイできるような公式modのようなものも作ってみたいです。

究極は、自分らではない誰かにこのエンジン自体を共有し、その方の性癖でエロアクションゲームを作ってもらうということになるのかもしれません。

まあそこまでは大げさですが、次回作のエンジンを使って、様々な広がりを作れることが、次回作の裏のテーマとしてあります。




今回は以上です。
それではまた。

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