自分語り エロゲーを作るに至った理由
なぜエロゲーをつくるのか
以前、自己紹介をかねて自分語りをしました。
よければ以前の記事も合わせてお読みいただければと幸いです。
https://ci-en.dlsite.com/creator/2713/article/116129
こちらの記事を読んでいただくと、別にエロゲーでなくてもいいんじゃないかと感じられるのではないかなと思います。
実際のところエロゲーだけを作りたいと思っているわけではありませんが、少なくとも今作は前々から成人向けのゲームとして作りたいと考えていたものです。
エロゲとの出会い
さて、本業はいかがわしいことは一切やっていない自分ですが、実はエロゲ作るのは学生時代からの夢でした。
本気でアリスソフトに就職したい。ランスを作りたいと思っていた時代もあります。
(ランス完結しちゃったね……。少し寂しい)
というか今も割と入りたいです。
子供のころはファミコンやスーファミ、プレステをやって育った私ですが学生時代にエロゲーと出会います。
初めて遊んだのはダカーポだったかな……? たぶん。
兄が持ってたのでそれを遊びましたね。
それ以前も兄が買っていたエロゲ雑誌についていた体験版を遊んでいました。
最初に買ったのは「シンシア」というゲームだったと記憶しています。
個人的にオープニングが好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=pVUW97wISdM
その後は「はるのあしおと」や「ランス6」、「Fate」といった名作の数々をプレイして俺もエロゲー作りてえなと若くして思ったものです。
今とは違い商業エロゲーに勢いのあった時代だったのかなと。
エロゲーと連合VSザフトとファンタジーアースゼロに捧げた青春時代
いつかはエロゲ作りたいなと思っていたということが一つ。
やりたいゲームが世間一般の倫理に反すること
別の記事でも軽く書いた気がしますが、ルーンファクトリー4にリンファっていうヒロインのお母さんがいるんですけど攻略できないんですよね。
旦那ほとんど留守なのに、一人でどうしているんだろうって。さみしくないの? ミネラルタウンのリリアさんもそうなんですけど……はぁ。
なんでも優しく許してくれそうな雰囲気のあるママいいよね……。
なんで結婚できないんだろう……。
いや、娘さんのリンファもポプリも可愛いんだけどね。ちょっと親子で楽しみたいじゃないですか。
まあ結婚候補じゃないっていうのは普通のゲームなら当たり前なので、じゃあ普通じゃないゲームを作るしかないよね。
という理由がもう一つ。
お金は大事
私は好きなことを仕事にしたいと思っています。
ゲームが好きです。エロいのも好きです。
幸いにも好きなゲームに関わることができています。そしてこれからもそうでありたいと思っています。
好きなことをやるために、そして続けていくためにはお金が必要です。
好きな作家やクリエイターの話をめっきりきかなくなる。久しぶりに耳にしたと思えば若くして亡くなるといったニュース。
皆さんにもこんな経験ありませんか?
作った作品がかけた時間やお金に見合っただけ売れるものでなければ続けていくことはできません。
これは私が中小規模の会社に勤めていたからこそ強く思うことです。
お金があって、自分たちが好きなようにゲームを作れる環境であれば会社を飛び出してゲームを作ろうとは思わなかったかもしれません。
さて、何の後ろ盾もない私がどうやって売れるものを作るのか。
そんなとき遊んでいたゲームが結構売れていることに気づきます。
https://twitter.com/hakika_/status/1145350041642553345?s=20
これだ! と、そう思いました。
良いものが評価されやすい市場であること
最後の決め手となったのは DLSite という特殊な市場が存在するからです。
エロに特化したものもあればゲーム性を売りにしているものなど様々ですが。
各年のDLSiteで売れたゲームをざっと眺めたり、プレイしてみたゲームを見ると、売れているゲームはよくできているし、よくできているゲームはやはりそれなりに売れている。
完成度の高いものを作れば売れるという時代ではないとよく言われますが、DLSiteにおいてはちゃんとしたものを作ることそのものが広報につながっているはずです。
クオリティが高ければ初動の販売が伸びやすく、ランキングにのることで露出が増えます。露出が増え、評判もよければ自然と販売数が伸びます。
(実はSwitchのダウンロードの市場も同じ感じです)
ちゃんと作ってちゃんと宣伝すればそれなりには売れる。クリエイターにとってとてもありがたいことです。
コンソールの市場ではちゃんと作るというハードルが高く、個人でどうにかなる範疇ではありません。当たり前のことを当たり前にやることが難しい。
DLSiteはそれができる数少ない市場ではないかということです。
作りたいと思うものがあり、それを売って生活したい。その為にはDlsiteという市場でエロゲーを売るのが一番ではないだろうか。
そう考えるに至ったのです。
自分が面白いと感じるものが誰にとっても良いものであるとは限りませんが、少なくとも自分と同じ趣向を持つ人に良いものであると納得していただけるものを作っていきたいと思います。