八陰企画 2020/05/12 13:43

【日記※閲覧注意】2020年5月12日「作品の評価について」


 
作品の評価に対する考えを書いてみる。
 
前にも記事に書いたけど、俺は自分のアップした作品に対して、
思ったように反応が得られないことに病んだ時期があった。
”あった”という言い方だと語弊があるかな。
今も絶賛病んではいるのだけども、自分なりに気を楽にする方法を考えたから創作を続けられているだけなんだよね…。
 
もちろん人にもよるとは思うけど、あくまであおたこがこう思っているというのを
例にして話してみたい。
 
まず、イラストをTwitterにアップする。
実は自分としては、「1000いいねくらいイくっ!」と思ってアップしているのだ。
馬鹿にしてくれてかまわん。
フォロワー数が2000人くらいいるので、せめてその半分は反応がほしいという考えがどうしても頭に浮かんでしまうんだよね。
 
だが、俺のイラストはめちゃくちゃよくいって300。
低いと100いかない。
 
これが例えばフォロワー数200人とかでこの数字なら全然問題ない。
むしろ上出来だと思う。
なにが問題かというと、フォロワー数が多くなればなるほど、
反応をくれた100人よりも、反応をくれなかった1900人のほうに目がいってしまいがちになるのだ。
「え、俺って1900人からシカトされるような絵を描いてんの!?」と。
 
ただ、これは考えてみればあたりまえ。
おそらくイラストをアップして病んじゃう人は、わかっちゃいるけど深層心理というか自分でも把握できないほど心の奥底で、「今イラストをアップした瞬間、2000人全部が目を通した」という感覚があるのではないだろうか。
 
2000人のフォロワーが常にタイムラインを監視していて、必ずイラストに目を通し、かつ反応をくれるわけがない。
一人ひとりにそれぞれの生活があるのだから、アップしたものが目に入らないことがほとんどだと思う。
 
他人は自分が思っているほど、自分に興味がない。
 
まず、フォローされたからといって必ず反応をくれるわけじゃない。
自分に置き換えてみたらわかる。
「あおたこ君は、800人くらいフォローしてるけど、その人達全員がアップしたものに対して全て、反応を返してますか?」と言われたら「やってない」と答えるほかない。
 
本当に「いいね」と思ったとしても、その作品に対してなんらかアクションを起こすというのはけっこうめんどくさいのだ。
「いいね」や「リツイート」ボタンを”押す”というアクションがめんどくさい。
コメントをリプするのがめんどくさい。
ほとんどの人がそうなんじゃないか。
もちろん、そのやりとりを楽しんでいる人もいるし、それはめちゃくちゃ幸せなことだと思う。
俺はリプ大好き派(いまのところは)。
 
そもそも、「フォロー=自分を応援してくれる」の図式が間違っている。
実際は「なんか気になったからキープ」の意味合いの方が強かろう。
 
もちろん、自分のことを応援してくれている人もいる。
その人達が自分のために労力と時間を割いて行ってくれている応援の結果が、100件の「いいね」「リツイート」「感想リプ」なのだ。
 
これは本当にありがたいこと。
これがなければ創作なんて、並の神経ではとても続けてはいられない。
 
Ci-enにしても、俺はフォロワーが300人いるけど、反応をくれるのは20人前後といったところ。
Ci-enについては特に、いいねよりもコメントの方がうれしいけど…、コメントするのってめんどうだと思うよホントに。
 
「いいね」の意味一つとっても、「このイラストすばらしい!」「うまくはないけど好き」「応援してるよ!」「見た」「なんか変な絵を描いてるやつだからブクマしとこう」「がんばれ」「おっ、まだ生きてたんだ」とか人によって違うから、俺の場合はCi-enのいいねは「既読」の意味と解釈してる。
 
ぶっちゃけ、記事を読んで既読をつけてくれてるだけでもありがたい。

こんな感じで、フォロワー300人中150人以上は記事を読んでもくれてないのだ。
(Ci-enの閲覧数機能はよくバグるので信憑性に欠けるかもしれないが)
つまり、いわゆる”生きているフォロワー”は100人前後で、かつその中でも反応をくれる人が20人前後。
 
これが俺の実力なんだろうなと思う。
 
 
まず、フォロワー数=自分を応援してくれている人の数”ではない”という意識を持つこと
これが病まないための考え方①。
 
そして、反応をくれない1900人を憎むのではなく、
それぞれの時間を割いて反応をくれている100人に感謝し、その人達の期待に応えるために創作を続けること

これが病まないための考え方②。
 
この考えは、例えフォロワー数が万単位になったとしても大事だと思う。
以前直接メッセージをくれた方にも話したことをここでも。
 
俺が絵を描き始める前から尊敬する、本当に魅力的な絵を描く人がいる。
その人は30000人フォロワーがいたが精神を病んだ。
イラストの反応が1000前後なことをすごく気にしていた。
 
俺の場合は1900人でヒーヒーいってるけど、29000人からシカトされているという心理状況になった場合、想像を絶する苦しみがあると思う。
 
その人は鍵垢になってしまったけど、今も頑張っているようです。
 
 
もし、「他人の評価なんて気にならない。描きたいと思ったから描いただけ。その作品に対するリアクションなんてどうでもいいし気にしない。」なんて人がいたとしたら、俺はその人は嘘つきだと思っている。
本当に人の評価が気にならないのであれば、絶対にネットにアップしない。
アナログなら、描き終わったら即、タンスか何かにしまってオワリのはず。
 
イラストだけじゃない。
音楽も、小説も、ボイスも、3Dも、エフェクターも、Vtuberも…。
創作を続けていく以上、これからも”実際に反応をくれる数”に悩まされ続けるとは思う。
 
それでも前に進むしかない。
生まれてはじめて、本気で成功したいと思ったことだから。
 
 
とはいえ、去年からあらたに”販売数”という悩みのタネが追加されて、あおたこ君の精神状態はさらに楽しいことになってしまっているが…。
 
ほんとに馬鹿にされるかもしれないけど。
実は俺は10000本売るつもりでゲームを作ってる。
いや、みなまでいうな。
そんなに売れないことは自分が一番よくわかってる。
CG集もそのくらいの思いで作った。
 
900円(税抜)で販売するつもりだけど、現実的に初日30本いけば上出来だと思う。
それからじわじわ売れたとしても1年間で300~400本いくかいかないかだろう。
 
1本の手取りは定価で450円。
つまり、たとえ500本売れたとしても225,000円にしかならない。
半年以上くらいかけて作るのに。
 
もうこの結果はみえてしまっている。
それでも心が折れずに完成させるためには、「このゲームを絶対10000本売ってみせるぞ!」という、気が狂わないと得られないような強靭な意思が必要。
 
精神論は大嫌いだけど、今の俺には精神論が必要だと思う。
 
結局、最後の最後は自分しかない。
自分だけが、自分の作品を完成させられる。
 
でもその自分を動かす力の源として、フォロワーさんからの反応というのは非常に重要なのです…。
 
いつも反応をくださる方々、本当にありがとう。
本当に、本当に、ありがとう。
 
頑張ります!
 
 
おわり

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

月別アーカイブ

記事を検索