雑談「シナリオの構成と心情について」と「9月追加特典DLコンテンツ」

■シナリオの構成と心情について
昨今何かと人気のアニメ「東京リベンジャーズ」と
「RE-MAINの7話」の心情表現を比べて思った事

しかしその店主はマイキーの兄で
そもそもマイキーが欲しいと言っていたバイクは
兄の所有するバイクの憧れからであった

場地は窃盗、一虎殺人で捕まり
出所した一虎は自身が不幸な目に逢ったのは
マイキーの責任だと歪んだ思念を持つ

まず突っ込みポイントはココで
逆恨みでもなんでもなく、ただただ一虎が悪い
マイキーはどちらかと言うと兄を殺されて恨みはしているが
元仲間なので歯がゆい気持ちの様な心情で
一虎の行動によっては許していたかもしれない

一虎の登場インパクトは大きく
マイキーにどえらい事をされて根に持ってる感
に対してどんな事があったのだろう？
マイキーは一虎に何をしたんだろうかと
次週をワクワクしていたのだが、そこには何もなく
ただマイキーが被害者だっただけという
薄い内容だったのにはガッカリした

それに引き換え
RE-MAINの7話
部長とお父さんの話はもの凄く分かりやすくて良かった

部長、父、母は三人暮らしで
部長の幼い頃に母が亡くなってしまった
父は幼い息子を養う為、今後はもっとお金が必要だろうと
時間の長い以前よりも高給な職に就く
しかし、息子に苦労は掛けたくないと努力し
朝ごはんは欠かさずに作っていた

一方息子の部長はそんな父の苦労を少しでも減らしたいと
気を遣い父よりも朝早く起きて朝食を作らなくてもいい様に
カップラーメンを食べ、負担を少しでも減らそうと行動したが

それが逆に父から思えば
慣れない父親が作る飯よりも
インスタントのカップラーメンの方が旨いし早い
という、当てつけや嫌味に思えたのだろう

そうして部長は中学、高校と大きくなり
誤解と蟠りを抱えたまま、徐々に会話も少なくなり
ついには二人は会話をする事は無くなった

この、父の慣れない料理よりもカップラーメンを食べる
という圧倒的現代社会を表した風刺的な表現と心情は
非常に理解し易く、表現が秀逸だなと感じました

心情に訴えるものがあったので
やはり一時の流行りなどでは無く、一部しか人気が無い作品でも
実際にそれを見て見ないと良さは判らないんだなと痛感しました