ほわいとばーど 2024/05/26 05:05

【小説】JKリフレ♪”クール系塩対応女子”即おち♪わからせ!脱童貞!から結婚しちゃうお話(5)

「それじゃ、おまかせコース、ってことで

そこ、横になって待ってて

準備するから」

美咲ちゃんは、荷物置き場になっているクローゼットを開ける。

口調は変わらずに素っ気ない。

「あ、はい」

俺はおとなしくベッドに横たわる。

素っ気なくはあるけど、雰囲気は悪くないし、少しは打ち解けた気がする……

これからどうなるんだろう?

「緊張、してる? お客さん

いーよいーよ、もっと気楽にしてて」

美咲ちゃんは、再び俺の横に腰掛ける。

「あ、うん」

「うちも、別にそんなに上手いってわけじゃないし

この仕事、よく知らんし」

「そ、そうなんだ」

「...そう、マニュアル、あるから、それ見てやってるだけ」

「マニュアルがあるんだ」

「店長が読んどけって、これ」

美咲ちゃんはスマホを取り出すと、俺に画面を見せる。

そこには……

『ラブ・エステティック接客マニュアル』というタイトルが書かれていた。

「……これ、見てやってるんだね」

「うん、研修入れて、お客さんで三人目」

「そっか……」

「...んで、前のはクレームだから

とりあえず、最後までお願いしますね」

「あ、はい」

俺は頷く。

さっきから口調は変わらないが、『最後まで』という言葉には重みがあった。

もしかしたら……

「クレーム入ると、お金、出ねえし

今、すごく困ってて

罰金とか、ありえんから」

「罰金?そんなにきついの?」

「……うん、仕事してるのに損するのは困るじゃん?お客さんには関係ないけど」

「うん……」

俺は複雑な心境だ。軽い気持ちで指名しただけだが、何だか彼女の期待を大きく背負ってしまった。

「ちゃんとするし、お客さんにも、満足してもらえるから、絶対…

だから...その...

とにかく、はじめるよ」

美咲ちゃんは、スカートをたくし上げながら言う。

「わかりました」

「えーと、オプションフルコースだと、いきなり添い寝か

んじゃ、横空けて」

美咲ちゃんは靴を脱いでベッドに寝転がる。

彼女の下半身が目に入る。

ハイソックスに包まれた細い太ももと膝小僧。

とても可愛いのに……態度がなあ…

制服の下のことをつい考えてしまう。

考えていたらドキドキしてきた。

「おっと、いきなり密着はダメなんだ

えーとね、焦らし?みたいなのが大事らしくて...」

彼女は、ベッドの上でマニュアルをチラ見している。

「お客さんの好みに合わせるけど...」

「いや、任せるよ」

「いいの?

あ、そう

...ん、な、なんでもないから」

やっぱり慣れてない?

慣れない塩対応女子と慣れてないお客の俺。

なんだかコントのようでおかしくなる。

「じゃ、マニュアル通りに...」

彼女は、いきなり俺の耳に近づいて、耳元で囁いた。

「もっとくっついて欲しい?」

耳からゾクッとした感覚が広がる。

「いや、これでいいよ」

「そ、わかった」と美咲ちゃんは頷く。

そして……

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