【小説】JKリフレ♪”クール系塩対応女子”即おち♪わからせ!脱童貞!から結婚しちゃうお話(4)
…カチャリ。
ドアが開いた音がしたので振り向くと、そこには黒髪の女子がいた。
目が大きくて、肌が白くて…とても可愛い女の子だ。
制服姿で、少し恥ずかしそうにしている姿は……なんかグッとくる。
だが…
「あ、ども」
彼女はペコリと頭を下げた。
「よ、よろしく……」
俺も慌てて頭を下げる。
「そっち、座っていい?」
彼女は、俺の座っているベッドを指差して言う。
「あ、うん」
俺が頷くと彼女は俺の隣に腰掛ける。そして……
「お客さん、初めてだよね?」
「そう…だね、友人の紹介で」
「初めてで、ウチをご指名とか、すごいね」
「あーいや、うん、そういう気分だったから」
「へー……そうなんだ、ふーん……」
彼女はじーっと俺の顔を見る。
距離が近い。ちょっと緊張する。
「あー、美咲でーす、名前」
彼女が名乗る。いかにもつまらなそうな口調だった。
「みさき、ちゃん、だね、憶えた」
「うーんと、何見て指名したの?」
「えっ? ネットで」
「ネット、あっそー」
彼女は少し驚いた顔をした。
口調は変わらず素っ気ない。
これが塩対応ってやつか。
「あのプロフみて、何がよくて指名したんだか...
物好きだね、お客さん」
「あはは、そう?」
俺の笑いは乾いていた。気まずい。
「だって、前のお客、態度悪りーって
クレームになって
干されてたから、うち」
「えっ、そうなの?」
俺は一気にテンションが下がった。
クレームになるくらい態度が悪いというのはキツイ。
なんかガッカリだ。
(指名するんじゃなかった)
という雰囲気が滲んでいたのか、美咲ちゃんは俺にちょっと申し訳なさそうな顔をする。
だが、彼女の態度は変わらなかった。
「そんなわけで、割と今月、まじきついんで
オプションはありありで
ちゃっちゃと、しちゃう感じでOK?」
美咲ちゃんは、俺の隣に座ったまま、事務的な口調で言う。
「あ、うん」
俺は逆らわず返事をする。ここまで来て、揉めたりするのも本意ではない。
「あ、こーゆーお店も、初めてな感じ?」
「初めてだよ、この歳になるまで恋人もできたことないし」
自虐的に答えると彼女は……
「ふふっ、そうなんだ」と悪戯っぽく笑った。
「初めてで、ウチを指名したん?」
「そ、そうなるね」
俺は照れ笑いをする。なんか距離が縮んだ感じがするのは気のせいか?
「...ま、別にいいけど」
美咲ちゃんは、さっと立ち上がった。