ほわいとばーど 2024/05/26 00:00

【小説】JKリフレ♪”クール系塩対応女子”即おち♪わからせ!脱童貞!から結婚しちゃうお話(4)

…カチャリ。

ドアが開いた音がしたので振り向くと、そこには黒髪の女子がいた。

目が大きくて、肌が白くて…とても可愛い女の子だ。

制服姿で、少し恥ずかしそうにしている姿は……なんかグッとくる。

だが…

「あ、ども」

彼女はペコリと頭を下げた。

「よ、よろしく……」

俺も慌てて頭を下げる。

「そっち、座っていい?」

彼女は、俺の座っているベッドを指差して言う。

「あ、うん」

俺が頷くと彼女は俺の隣に腰掛ける。そして……

「お客さん、初めてだよね?」

「そう…だね、友人の紹介で」

「初めてで、ウチをご指名とか、すごいね」

「あーいや、うん、そういう気分だったから」

「へー……そうなんだ、ふーん……」

彼女はじーっと俺の顔を見る。

距離が近い。ちょっと緊張する。

「あー、美咲でーす、名前」

彼女が名乗る。いかにもつまらなそうな口調だった。

「みさき、ちゃん、だね、憶えた」

「うーんと、何見て指名したの?」

「えっ? ネットで」

「ネット、あっそー」

彼女は少し驚いた顔をした。

口調は変わらず素っ気ない。

これが塩対応ってやつか。

「あのプロフみて、何がよくて指名したんだか...

物好きだね、お客さん」

「あはは、そう?」

俺の笑いは乾いていた。気まずい。

「だって、前のお客、態度悪りーって

クレームになって

干されてたから、うち」

「えっ、そうなの?」

俺は一気にテンションが下がった。

クレームになるくらい態度が悪いというのはキツイ。

なんかガッカリだ。

(指名するんじゃなかった)

という雰囲気が滲んでいたのか、美咲ちゃんは俺にちょっと申し訳なさそうな顔をする。

だが、彼女の態度は変わらなかった。

「そんなわけで、割と今月、まじきついんで

オプションはありありで

ちゃっちゃと、しちゃう感じでOK?」

美咲ちゃんは、俺の隣に座ったまま、事務的な口調で言う。

「あ、うん」

俺は逆らわず返事をする。ここまで来て、揉めたりするのも本意ではない。

「あ、こーゆーお店も、初めてな感じ?」

「初めてだよ、この歳になるまで恋人もできたことないし」

自虐的に答えると彼女は……

「ふふっ、そうなんだ」と悪戯っぽく笑った。

「初めてで、ウチを指名したん?」

「そ、そうなるね」

俺は照れ笑いをする。なんか距離が縮んだ感じがするのは気のせいか?

「...ま、別にいいけど」

美咲ちゃんは、さっと立ち上がった。

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