月刊ソンム製作所通信2023年1月号

皆様、こんばんは。
ソンム製作所のテレダインAGSです。
今年も当サークルをよろしくお願いいたします。

今年は心機一転して創作に取り組みたいということで、NovelAIに手をつけて「負け袋」(福袋的な何か)を公開してみましたが、いかがでしたでしょうか。
今回のゲソ通ではNovelAIと負け袋の話を書きたいと思います。
今月の偽ヒロの作業では動作試験を積み重ねていて、現在はダメージ計算式の調整に入ったところ。
実はゲソ通で書けることは特にないんですよね。
ダメージ計算式を解説してもつまらないと思うので・・・今号ではゲーム制作から離れることにします。

さて、NovelAI・・・
と言っても私が使ったのは文章生成ではなくCG生成の機能のほうです。
使ってみた感想を一言で表すなら、条件指定可能なCGガチャみたいといったところでしょうか。
様々な条件を指定できるし、AIの裁量の程度も決められますが、出てくるCGは中々AI任せなところがあります。
例えば、負け袋その2の赤髪ナースの最初の一枚。
実はこの絵は「性交」がキーワードとして指定されています。
でもこのナース、特に性交とかしてませんよね・・・?
実はその他にもハレンチなキーワードが指定されているんですが、その辺もどういうわけかスルーされています。
それでも、かなり見栄えする子に仕上がったので採用が決まりました。
また、負け袋その1のほうの娼婦の最後の一枚。
これは娼婦の一~三枚目と同条件で生成しているのですが・・・
この最後の一枚だけなんとなく体つきがふっくらしていると思いませんか?
おっぱいといい太ももといい、なんだか前の絵よりむっちり感が増している気がします。つまりこれは・・・
産んだ後ってこと?
という解釈でこの絵は即採用となりました。

これらの2例は嬉しい誤算だったのですが、中には悲しい誤算もありました。
・おっぱいの数が多い。
・手や足の数が多い。
・人ではなく胴っぽい何か。
宇宙的恐怖の深淵を覗き込んでいるかのように、CG生成ではガリガリとSAN値を削られるということを身をもって体験いたしました。

まあ良くも悪くも予想外のCGが生成されうるということで、「一貫したキャラで欲しい絵を生成してもらう」にはあまり向いていないかなという印象です。
正直なところ、自分のゲームで使うにはそもそも技術的に難があるなと思いました。
逆に、生成された絵に話をつけるとか、キャラクターデザインの可能性や絵の構図を検討するのにはかなり有用なツールになるんじゃないでしょうか。
少なくとも、今回の負け袋的な用途では是非また使ってみたいと思っています。
絵柄については機械学習で平均化されたテンプレートがもとになるため、良くも悪くも「機械学習時点の平均」の画風になっているはずです。
私はだいぶ古い人間なので、今回の負け袋の絵はどれもいかにも現代風の絵だという印象を受けました。
絵柄は新鮮な感じがしますし、前述のように予想外の要素もあるということで、今後もちょいちょい利用してみたいと思っています。
1シーズンに1回くらいのペースで継続して負け袋的なことができればいいですね。
ただゲーム制作で切羽詰まってると、中々そうもいかないかもしれませんが・・・

負け袋1・2のストーリーについてはAI生成ではなく私が書いたものです。
生成されたCGに合わせる形で話をつけて、ショートストーリー風にまとめました。
作風的には過去作のゲームのシナリオと同じなので、ゲーム作品のストーリーのサンプルみたいな側面がありますね。
負け袋でいけるクチならゲームのほういける・・・はず。
この程度の中身であっても、継続していけば数年後には「負け袋集」が出来るくらいの数と量になるのではないかと思います。
一本一本は短くてもゲームのサンプル的なものが増えるのはいいことなので、ゲームの売上を改善するという観点からも、やはり継続したいところです。

あと、負け袋1・2はご覧の通りそれぞれ娼婦もの、ナースものですが、自分としては結構好みなシチュなので、今後のゲームの企画を検討していく上で今回の負け袋の要素が割と強めに出てくる可能性があります。
全くそのままという形はないと思いますが、今年の負け袋を思わせる設定・シナリオのゲームを作ることになるかもしれません。
中の人が同じ以上、CGに付けたストーリーだろうがゲームのストーリーだろうが、やっぱり似たような感じになってくると思うんですよね。
「娼婦に溺れたら敵女だった!」とか「ナースに溺れたら敵女だった!」とか「ナース娼婦に溺れたら敵女だった!」とかいうのは、大変自分の好みのシチュです。
そしてソンム製作所は私の好みでゲームを作る同人サークルです・・・

今回のゲソ通のお話は以上となります。
肝心の偽ヒロ対代ヒロ第一部の完成がまだ見えてこない状況ですが、今年も作業を進めて年内の発売に漕ぎ着けるつもりです。
日々作業しておりますので、いましばらくお時間を頂ますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
それでは改めまして、2023年もソンム製作所をよろしくお願いいたします!

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