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やさぐれ喫煙所 2022/06/27 18:46

雑務より 作品レビュー③ 夏神家に起きたこと

雑務です。

今年は史上最も早い梅雨明けになるらしく、早くも雨シーズンが終わりを迎えるそうです。

毎年雨が続くとジメジメしてやだなぁとか文句を垂れつつ、いざ梅雨明けが早いと知るとそれはそれでちょっと物足りない気持ちもあります。干ばつが起きない程度に程よく降ってくれ雨よ…。



という訳で6月ももうすぐ終わりですね。

祝日が無いでおなじみの6月ですが、僕にとっては結構楽しみな月でもあります。

6月はエロ同人ゲーの良作が多い(個人差あり)とか、透け乳首の季節とか、理由はいっぱいあるのですが、主な理由は

夏休みがあるタイプのNTRゲーで布石が打たれるのが6月くらい

だから…!

6月は不穏な月でもあるのだ…!



今回のレビュー作品とサークルさん


今回のレビューはサークルVENUSさんの夏神家に起きたことです。



こちらのサークルVENUSさんは2005年程より活動されている老舗であり、主にノベルゲームの制作で知られています。



主に夏を舞台とした作品を多く取り扱っており、基礎のしっかりしたストーリーとミステリーや推理小説にも似た物語の組み立て方、主人公とヒロインそれぞれの視点を生かしたものが特徴です。



今作「夏神家に起きたこと」はそのVENUSさんならではの書き味で、プレイヤーの心を緩やかに、そして激しく削ぎ落してくる傑作となっています。


夏神家に起きたこと あらすじ


嘘のわかる主人公、雨海壮真は1分1秒でも早く高校を卒業したかった。
家には女遊びでロクに金も入れない父親と、それを咎める母親が毎日のように口論を繰り返しており、自分の理性の限界がきていたからだ。




高校卒業という資格だけを求め無為に過ごす毎日だったが、2年目の春に転機が訪れる。




それは夏神桃(なつがみ はるな)という嘘の多い少女によってもたらされた、本来得るはずの無かった青春と…筆舌に尽くしがたい絶望だった。




夏神家に起きたこと キャラクター紹介



雨海 壮真(あまみ そうま)


本作の主人公担当。高校2年生。珍しい苗字。
幼少期に頭を強く打つ事故の副作用により、人の付く嘘がわかるようになる。
当時はそれを疎ましく思うも、人付き合いの中で嘘は必要悪だと思うようになり、現在の飄々とした性格に。


高校1年の時に尚樹と共に「女子生徒太ももランキング」を作成し、女子生徒から引かれていた。



夏神 桃(なつがみ はるな)CV:綾奈まりあ

本作のヒロイン担当。高校2年生。桃と書いて「はるな」と読む。実家が駄菓子屋。
クラスの女子不良グループの一人だが、真面目でおとなしそうな印象であり、言葉の端々に嘘が多い。


傍目から見れば、無理して不良グループに在籍しようとしている感じである。
後述するグループの友子と冴香にJKとしてのブランドの自覚を促され、パパ活を勧められるが…



実は九州の出身であり、時折方言が飛び出す方言女子。
本人はそれを気にして直そうとするが、気を許した相手にはぽろっと出てしまう所が実に良い。

CVを担当する綾奈まりあ様はくまモン県出身という事もあり、その方言が存分に活かされている。つまり自然な方言アクターなのである。これも本作の大きな魅力だ。



曽我 尚樹(そが なおき)

本作の絶対的ムードーメーカー担当。高校2年生。坊主。
常に頭の中はエロいことで埋め尽くされており、本能に正直。


女子のパンツを自然に拝める場所(通称Pスポット)を探したり、同級生に金を払ってまで下着を拝ませてもらったりとその行動は性を体現した生き物。


くだらない嘘をよくつくが、友人としては真摯に付き合っていける人物であり、壮真とも馬が合う。

このキャラがいるかいないかでこの作品の質は大きく変わったと思う
学生時代にこういうタイプの友人は一人欲しい所だ。



椎那 友子(しいな ともこ)CV:佐東 手鞠

本作のおっぱい担当。高校2年生。おっぱい。
女子不良グループの一人。桃と冴香とよく3人でつるんでいる。


JKという立場を完全に理解しており、それを利用してあんな事やこんな事で高校生活を謳歌している。
自前のおっぱい絶対的な自信を持っており、将来はこれで稼いでいきたいと思っている。



ちょっと天然だが友達想いのいい子。性に奔放な性格は、過去の出来事が関係している。



葛原 冴香(くずはら さやか)CV:コトザ

本作のギャル担当。高校2年生。金髪。
半グレの彼氏を持ち、その権力を後ろ盾に校内、校外問わずやりたい放題の少女。


クラスのカーストの頂点に君臨し、他の生徒からは悪い意味で一目置かれている。


根は優しく、義理人情に厚い。



CVのコトザ様はなんと同サークル作品の「さまぁ☆ソルト」のヒロイン、塔子さんを演じた「しりかげる」様。あの清楚未亡人ボイスからこんなギャルボイスが放たれるとは…多分調べなきゃ絶対気づかない程演じ分けがすごい。



相楽 千歳(さがら ちとせ)CV:佐月 ユーリ

本作のクールビューティー担当。高校2年生。メガネ女子。
物静かでどのグループにも属さない孤高の美少女。


その佇まいはさながら図書室の女神。言いたいことは物怖じせずハッキリ言うタイプ。
冴香の恫喝にも応じず、皮肉を交えて返すという芯の強い少女。


見かけに寄らず、出るとこはしっかり出ているナイスバディ


不審者

本作の不審者担当。不審。
毎日公園で筋トレをしている九州訛りのおっさん。
家にまっすぐ帰りたくない壮真と運命的な出会いをする。
とある理由から壮真を鍛える。

小さな子供と話すときは標準語。



夏神 美心(なつがみ みこと)CV:貴坂 理緒

本作の癒し担当。母性の塊。
なつがみ商店という駄菓子屋を営む傍らパートに精を出す桃の母親。


その圧倒的包容力は男を骨抜きにし、優しく包み込むという。


壮真をからかうようにドキッとした事を言ってのけるが、その言葉に嘘が見られない事から壮真の心をかき乱す魔性の女性。こんな母ちゃん欲しい。



山田(やまだ)

壮真の通う高校の生徒指導担当。ハゲ。
教師側からは信頼の置ける人間だと思われているが、実際は…

学校内では葛原と椎那には頭が上がらないでいる教師。
何かと指導にかこつけて夏神を狙っているが…?



雨海 倫介(あまみ のりすけ)

壮真の父親。
毎晩女遊びに金を使っている節があり、そのせいで家にあまり金を入れていない。

その事を理由に妻と毎晩のように口論している。

職場での体裁を気にしてか、離婚には消極的である。


雨海 芳恵(あまみ よしえ)CV:秋葉 モモ代

壮真の母親。
夫とは冷めきっており、女遊びをしている倫介にヒステリックになっている。

何かと離婚という言葉を持ち出すが、自分に一人で生きていける力が無い事も悟っており、半ば脅しの言葉となっている。


CVを担当する秋葉モモ代様は前作「さまぁ☆ソルト」で

駄菓子屋のおばあちゃんも担当している。
VENUSファンにはお馴染みのおばちゃん役だが、実は七色の声を使い分けるベテラン声優さん。いつかメインヒロインをやってくれる日が来ることを願って…。





レビュー

体験版までの内容を含みます







新学期の鮮やかな桜並木のワンカットをバックに、主人公・壮真の「あの家から出るため、早く卒業したい」旨が吐露されていく。


ここで「あの家」と呼称するくらいなのだから、家庭環境がよくない事がわかる。思春期だもんな…わかるよ…。とか勝手に親身になっていたが、想像以上に事が重く、後に後悔する事に。軽々しく同調してごめんよ…。



教室に着き、新しいクラスの生徒を見定める。


最初に目に入ったのは女子カーストを牛耳る金髪ギャルおっぱい少女
そして男子は顔のいいやつ、スポーツ系のやつ、オタクと派閥が分かれている感じだ。




いやしょうがないだろ、基本的にゲームが好きで何が悪いんすか。運動も別に嫌いじゃないけど好んで汗を流すまではいかないってだけで、スポーツに詳しい訳でもないからそういう連中と話が合う訳もなく、かといって顔がいいかと言われればもうそれは個人の判断じゃない?そもそも客観的に見て顔の良い悪いって誰の基準でどう決まってるんすか。TVでもてはやされてる奴に似てるからイケメンってそれはもうある意味暴挙でしょ。大体スポーツしてないからってゲーム好きが虐げられる意味がわからなくない?そっちは健康にパラメーター振り切ってるだけで、こっちはこっちでちゃんとゲームに脳のリソースを割いてだな…


壮真はどこのグループにも属してないようだった。いわゆる孤立組である。
そこに中学からの腐れ縁、尚樹がやってくる。壮真の唯一無二の親友である。


この尚樹のキャラがもう最高なのだ。
声がでかく、明るく、馬鹿でエロ。
持つべき友人としての欲しい部分を全て持っている最高の友達だ。


この尚樹の登場により一気にゲーム内の雰囲気が明るくなる。
陽のポテンシャルを120%持ち合わせる彼の成しえる非凡な業である。


尚樹なくしてこのゲームのバランスは保てない、それ程に強烈かつ重要なキャラである。



そして読み進めていると、尚樹のセリフが真っ赤に染まった

どうやらこのゲームにおいて、キャラクターが嘘をつくとそのセリフが赤く表示されるようだ。


そしてその事は壮真にしかわからない。


なるほど、他では見ないシステムだ。わかりやすい。
つまりこの先も嘘のセリフは赤く表示され、それを壮真が理解しながら話が進むという事だ。






…まてよ?







尚樹の雰囲気に流されそうになるが、これはれっきとした寝取られゲーだ。
嘘がわかる主人公なんて、彼女が寝取られたら秒で気づいてしまうのでは。



…いや、とりあえず考えない事にしよう。
大体寝取られゲーだからって必ずしも寝取られるとは限らないんだから
もしかしたら不意打ちで純愛ゲーの可能性だってある。用心するに越したことは無いが、最初から疑ってかかったって面白くない。この設定には何か理由があるはずだ。一旦細かい事は考えず読み進める。



改めて尚樹の「クラスの女子のレベルが高い」気づきに同調し、周りを伺う。



半グレの彼氏がいる事で有名葛原
オッパイ選手権開催の暁にはトップクラスに躍り出る椎那
その二人とよくつるんでいる夏神

この夏神、二人の会話に同調する度にセリフが真っ赤である
まるで無理をしながら二人に付き合っている、そんな雰囲気丸出しだ。



制服の着こなしこそギャルだが、僕は一目でわかった。この子は養殖のギャルだ
もう言葉選びからして嘘こそつくものの、どこかギャルになりきれていないのだ。
多分罵倒もしてくれないし、スマホの片手間に足コキもしてくれないし、恐らく夜の営みに愛をもって接してくれるタイプだ。ギャルになりきれていないのだ。


しかし、多分なにか理由があるに違いない。養殖とはいえギャルはギャル、しかもJKなのだから国宝と言っても過言ではない。崇め奉らなければ




そして授業中にも夏神は嘘を付く。
先生に当てられても、わざと解らないフリをするのだ。
恐らくイイ子である事が葛原達の反感を買うと思ったのだろう。強かな子である。



問題のわからない夏神を叱責する教師に葛原が食って掛かる。
「こんな問題誰もわからないだろう」という空気を作り出したのだ


そんな空気の中、葛原に目を付けられると悟った他の生徒たちも次々に解らないフリをする中、凛として答えたのは相楽だった。


ある意味空気の読めない、いや読まなかったのだろう彼女は誰にも縛られない独自の感性を持ってこのクラスにいたのだ。


勿論この件で葛原の機嫌はすこぶる悪くなるのだった。



そして唐突に「Pスポを探せ!」が始まった。



Pスポとは「パンツが見えるスポット」の事であり、主人公と尚樹が学校のあらゆる場所を探索し、パンツが、それもごくごく自然に見えるスポットを探すシステムなのだ。



尚樹曰く、そういうスポットは各学校に一つはあるという。
根拠は「学校の建設に関わっているのはほとんどが男だから」だそうだ。



目から鱗だった。
元々こういった建設は公共事業の一環であり、大手が担うケースが殆どだが、その土台を決めるのは設計士だ。そしてその設計に異議を唱える者はほとんどいない。よっぽどの問題が起きない限りは。


そして建築法に引っ掛からない限りそのまま通してしまう事が多く、問題が起きるとしたら現場の職人によって発見される。勿論それまで誰も気づかない設計ミスはあるが…。


そんな設計士が計算ずくでPスポを作り出していたとしたら…!?


ありえない話ではない。景観を重視し…等と会議でPスポを煙に巻き、未来ある健全な男子生徒達へのささやかなプレゼントを用意してくれているなんて事もあるかもしれない…!?


結論:Pスポはある。




そうして必ずあるはずのPスポを探しに階段に来た所で椎那と出会う。
男子の視線に敏感な彼女は、我々がパンツを見ようしていた事を言い当ててしまう。
パンツ見ようとなんて思ってねぇし!!



すると性に奔放な彼女は1000円でパンツのご尊顔を拝める提案を申し出る。破格だ。
しかし尚樹選手、手持ちは870円と僅かに足らず!!

まったく…金出してまでパンツ見たいと思うかね…。

え、僕?僕は金出してまでパンツ見ようとなんて思ってないし…。



結果として尚樹の軍資金不足によりパンツは見せてもらえないのであった。



そうして収穫のないまま教室に戻ると夏神と椎奈の豊満な二つの乳がぶつかる鮮やかな百合のワンカット
そして不良グループの二人だから百合の間に挟まるオタクはいなかった
このクラスで本当に良かった。



椎那は夏神とイチャイチャしながらいろいろ誘惑していたが、セリフが一切赤くならないのでバイの可能性大



そうこうしている内に放課後に。
親と会いたくない為、早い時間に家に帰りたくない壮真は時間をつぶして帰らなければならないが、それに付き合ってくれるのが尚樹だ。こういう所が尚樹の魅力の一つであり、壮真が友人関係に満たされている描写でもある。
いや別に僕にもこういう友達の一人や二人いたし…。



そうしてバッティングセンターで汗を流し、尚樹が帰った所でもう少し時間を潰していると、オッパイと遭遇する。絶妙なアングルのCGを引っ提げてやってきた彼女の乳に改めて感心する。大きさ、形ともに世界レベルだ。



すると葛原と夏神もやってきた。葛原は壮真の事を認識してはいなかったが、夏神は
雨海という珍しい苗字からか、壮真の事を知っていたようだった。



改めて椎那に苗字を説明すると、「なんか難しいから」と、壮真の壮を取って「そーちん」と名付けられる。誰が粗チンだコラァ!!



椎那達と別れて壮真は自宅へ帰ってきた。家族関係の冷え切った自宅へ



母親の専業主婦として最低限の仕事を表すように用意された父親の夕食と、それも手も付けない父親。そんな家庭環境に辟易しながら今日も壮真は生きる為だけに冷食を口に運ぶのだった。



早く家を出たい。その思いがより募る。



そして次の日



懲りもせず尚樹とPスポを巡っていると、屋上で吹きあがった風により夏神のPを目撃してしまう。Pを見られた事により夏神は方言爆発で問い詰めてくる。可愛いぞ夏神



なんとかその場をやり過ごし教室に戻ってくると、葛原が次の授業の課題を相楽からカツアゲしている場面を目撃する。葛原の恫喝に一切の物怖じ無く課題のプリントを差し出す相楽。基本事なかれ主義な壮真だったが、この葛原の行動は壮真の奥底に眠る何かを突き動かした



衝動的に相楽の課題のプリントを葛原から取り上げた壮真。これにより葛原のイライラは有頂天に。


葛原からの土石流のような罵倒に怯むことなく応じる壮真の間に夏神が入った事によって事態は収束したが、壮真は葛原に目を付けられてしまう


しかし壮真に後悔は無かった。
思えば、自分が行動を起こさなかった事によって壊れた家庭に今の現状を重ね、次は後悔したくないと体が勝手に動いたのかもしれない。


その結果として壮真は自分でもよくわからない感情葛原のマーク相楽からの感謝、そして気づけば自分もやってない課題のプリントを写す権利を得るのだった。



放課後、いつも通りに時間を潰しにブラついていると、本来社会人なら働いている時間に
公園で筋トレをする不審者を目撃してしまう。



壮真の視線に気づいた方言丸出しの不審者は壮真を逃がさなかった。



行動は完全に不審だが、腕っぷしの強さはかなりの物を持つその男は、葛原(の半グレの彼氏)に目を付けられ、一戦交えるかもしれない壮真を鍛え上げる事に。



以降、壮真はこの不審者に粘着される。



ん…この方言どこかで…



不審者にしごき回された帰り道、夏神とばったり会う。


公園から適当に歩いて迷子になっていた壮真は、最寄りのコンビニまで夏神に送ってもらう。


…なんかいい雰囲気だぞ。かわいいぞ夏神。


その道すがら、夏神は学校で起きた課題のプリントの件を引きずっていた。


彼女にとっても葛原の行動はやりすぎだと思っていたらしく、止めようと思ったが言い出せなかったようだ。やはり根は良い子らしい。かわいいぞ夏神。




そうした夏神とのやりとりを終え、帰宅すると家では父親と母親の口論。
壮真のストレスはマッハだったが、あと2年我慢すれば…とヘッドホンを耳にその濁った感情を抑え込むのだった…。



この後、嘘を見抜けるのに相楽に騙されて野郎の下着を拝むことになったり、公園で頭痛に苛まれ、夏神家で看病された事をきっかけに夏神家に入り浸る事になったりして夏神との仲が急激に進展する。そして不審者は何を隠そう夏神の父親であり、その嫁…つまり夏神の母親、美心さんはとびっきりの美人であった。ちんちん勃つ



この過程で壮真が過去に転落事故に遭い、その副作用で嘘が見抜ける事が発覚する



そうして不審者もとい夏神の父親の下、体を鍛え半グレ彼氏との対決の為如実に頭角を現していく壮真。


そして夏神がパパ活をしている事を知ったり、夏神家で夕食をご馳走になる際に自分の家庭との落差からか、夏神家のオムライスの暖かさからか、涙してしまった壮真をその包容力という名の豊満なおっぱいで美心さんに慰めてもらったりして日常は進んでいく。


更に、パパ活中の夏神を止める際に半グレ彼氏と対決したり(負けるといろんな意味で大変な事になる)、葛原の男気を見る場面や、夏神の親父の不思議な強さを目の当たりにする事となり、物語は佳境へ。半グレ彼氏とやり合った後の一枚絵は壮観。


これをキッカケに夏神はパパ活から足を洗い、壮真との仲を深めていく事になるのだが…









…といった感じでレビュー終わ…お…








アレ!?これ普通のギャルゲーか!?







青春そのものか!?エロシーンは!?




いや勿論ある、あるのだが…ここまできたら敢えて紹介しない方が逆に気になるだろ…?




販売サイトのサンプルページで夏神がエロい事になるのはもうわかってるだろうから、強いて言うならだけど…間男が誰なのか多分絶対わからんと思う


あとは…さすがVENUSさんと言うべきか、エロシーン的にもシナリオ的にも種の蒔き方が二つの意味でえげつないといった所ですかね…へへ…(プレイ後にこの文章をもう一度読んでみよう!)



でも納得の間男だと思う。みんなも誰が夏神を堕とすのか予想してみよう!!






いっかくん


VENUSさんの作品で真っ先に思いつくのがいっかくんである。



いっかくんとはVENUS作品にスターシステムのように出てくるオリジナルキャラクターであり、ci-enのプラン名にもなっている程で、球体の体に角が生えている




種類もいくつかあるようで、今回紹介した作品には出てこないが、中にはプレミアの付いた貴重な物もあるらしい。ゲームの看板作品にもなったりと用途は多岐にわたる。



美心さん曰く、桃が小さい時に流行したらしいので、本作は前作「さまぁ☆ソルト」よりしばらく時間が経っているようだ。



色欲の小毬荘~千星編~」にもその姿が確認されているのでいっかくん探しをしながら他の作品をプレイするのも面白いかもしれない

ストーリーに耐えうる精神が持てばの話だが






最後に


夏目前という事と、今作の続編、「夏神家に起きたこと+(プラス)」が発売目前という事もあり、今作を取り上げさせて頂きました。



「夏神家に起きたこと+」では一体どんな物語が、そしてどんな絶望が待ち受けているのか…今から心を鍛えておかなくては…



改めて、快く協力して下さったVENUSさんに感謝申し上げます。



以下、関連リンク

夏神家に起きたこと Dlsite
https://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ354311.html

夏神家に起きたこと FANZA
https://www.dmm.co.jp/dc/doujin/-/detail/=/cid=d_215217/

サークルVENUS 公式サイト
http://venus66.sakura.ne.jp/

サークルVENUS ci-en
https://ci-en.dlsite.com/creator/220

サークルVENUS Twitter
https://twitter.com/venusntr

夏神桃役 綾奈まりあ様 公式サイト
http://maria-xxx-rain-drops.sweet.coocan.jp/

綾奈まりあ様 Twitter
https://twitter.com/ayana_maria

綾奈まりあ様所属 Ci-en
https://ci-en.net/creator/862

椎奈友子役 佐東手鞠様 公式サイト
https://temaribonbon.wixsite.com/sato-temari

佐東手鞠様 Twitter
https://twitter.com/temari_sato

葛原冴香役 コトザ様 公式サイト
https://pont.co/u/kotozachan

コトザ様 Twitter
https://twitter.com/cotochanno

相楽千歳役 佐月ユーリ様 公式サイト
https://yuuristk.wixsite.com/rhythm

佐月ユーリ様 Twitter
https://twitter.com/yuuuury_

佐月ユーリ様 Ci-en
https://ci-en.net/creator/5955

夏神美心役 貴坂理緒様 公式サイト
http://vocelista.sakura.ne.jp/matamota/index.html

貴坂理緒様 Twitter
https://twitter.com/soleil_crown

雨海芳恵役 秋葉モモ代様 公式サイト
https://sun115.wixsite.com/momo115

秋葉モモ代様 Ci-en
https://ci-en.dlsite.com/creator/5550

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やさぐれ喫煙所 2022/06/25 17:07

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やさぐれ喫煙所 2022/05/29 07:48

眞人017:のぞき見の代償

どもども!
眞人です。

最近Twitterでは軽いシャドウバン(?)くらいつつ
しばらくおとなしくしておこうと決めた眞人ですが
みなさまいかがお過ごしでしょうか?

今月のまぬりさんの記事のやさぐれNTR観の記事
https://ci-en.dlsite.com/creator/3262/article/644631
読み応えありましたよねぇえええ

この…「どうだい?ワイの相方はよぉ?
って感じといいますか
私も完全に同意ですんで
今後も一緒に創作活動続けて間違いない無しと思ってますぜ

…といったところで

眞人くんは作業進んでいるのかい?

YES!
フラム先生の全イベント絵のベース塗りが完了しましたぁああ!

…といっても、表情差分や、汁差分、加筆演出などはまだなんですが
ここまでやっておけば、あとはもう余裕余裕

では続きはフォロワー様向け記事ということで…

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やさぐれ喫煙所 2022/05/25 22:22

雑務より 作品レビュー②

5月も末に差し掛かり、気温の上昇と共に梅雨がチラつく季節になってきましたね!


これからカビと湿気とG対策をしていかなければならないと思うと気が滅入って来ますが、実はこの季節結構好きです。
何故ならSNSのTLに透けブラのイラストが大量に投下される時期だから…!



改めましてこんばんは、雑務です。



4月の記事はちょいとお休みをもらいまして、2か月ぶりの雑務記事になります。



4月から5月にかけてバタバタしておりまして、その合間に親戚の葬式に行くなど友人の赤ちゃんを見に行くなど初めて媚薬を飲むなどのイベントがありましたが、どうにか落ち着き記事を書く時間が取れました。今後もこうありたい。



そんな中、一本の寝取られ作品に出合いました。
この作品は「主人公視点」での絶望感に強く焦点を当てた作品という印象を受けました。



例えるなら「僕の彼女が何故こんな男に」というクベルのようなヒロイン対間男1:1モノに対して「僕の彼女が何故こんな事に」という主人公の苦悩や焦燥感、後悔を強く煮染めた感じの作品でした。



そしてそのジャンルも僕は結構好きなのだ…。





危ぶまれる日常




今月のレビュー作品はサークル空上さんの新作、危ぶまれる日常です。




こちらの作品はツクールMV形式で、ジャンルとしては寝取られは勿論の事、ヒロインの幼馴染としての側面を強く描いています。そして人妻属性もついてくるという二枚抜きぶり。




更に影絵ありヒロイン視点別個にあり回想も充実という最良物件で、昨今の寝取られモノに求められるアレやコレをぎゅっと詰めた作者の熱い想いが垣間見える作品です。




間男には立ち絵が無いシステムなので誰に寝取られるのかを楽しみながらプレイできるのもハラハラ感が増してGoodです。




主人公「葉月直人」視点で進むこの物語の終着点は一体どんなものになるのか…











レビューの前に



この先ネタバレ要素を多く含みます










ストーリー


ニューゲームから始めると即座に出てくる「高校生編をスキップしますか?」の選択肢に心が躍る。




高校生編をスキップするか、という事は
高校生編があるという事




思わず小泉構文が出てしまったが、つまりは学生時代の馴れ初めをしっかり描いております、という事と同義なのだ。




最近では「俺は●●!そしてこいつが俺の彼女の〇〇!」で馴れ初めを思いっきり省略してしまう作品もあってその度にションボリしていたのだが、この作品はそこを緻密に描いてくれる。こんなに有難い事はない…!







勿論高校生編から始める。







真っ暗な背景に響く車のクラクションと急ブレーキ音。
鈍い衝突音と救急車のけたたましいサイレン。
そして走馬灯のように蘇る幼い頃の記憶…






あれ!?異世界転生モノだったか!?








やばい全然予想してなかったぞ最近では必ずしも転生先で無双できるとは限らないとも聞いてるし心の準備が間に合わないぞスライムとかだったらまだしも木の棒とか自動販売機とかだったらどうしようせめて無機物は勘弁して…!






と思いきや雀の鳴き声と共に幼馴染の「柏木綾」に寝坊寸前の所を起こされる形で高校生編が始まる。良かった、現代だ。







学校指定のワイシャツが窮屈そうに悲鳴を上げて主張する巨乳に世話焼き属性、更にボブカットと遺憾なくJKフェロモンを振りまいている彼女が今作のヒロインだ。


綾の待つ公園へ行く前に綾の妹である楓ちゃんに挨拶。





無表情で無口と綾とは正反対の彼女に困惑しつつ綾の元へ。

そこでは近所の無邪気な男の子「シー坊」がこれから登校する綾を困らせていた。



平和だ…



朝起こしてくれる可愛い幼馴染と学校に行くという何気ないイベントだがそこかしこに「日常」が溢れている。風が頬を撫で、鳥は歌い、日の恵みを全身に浴びる…。



こんな高校生活も悪くない…




シー坊をなんとか振り払い、遅刻ギリギリで学校に滑り込む。






すると校舎から物騒なBGMと共に男性教諭が現れた


見るからに悪人の香りがする色黒の体にスキンヘッド、赤いジャージと不穏な空気を漂わせて近づいてきた教師「下山」は不純異性交遊を取り締まる生活指導の教師だった。



男の視線は綾の二つの豊満を無遠慮に突き刺しており、綾は辟易している。



先程「間男に立ち絵はないので誰が間男かわからない」と説明したが




どう考えてもこいつ竿役だろ!!!




行き過ぎた指導の果ては「不純異性交遊が認められたら退学」というハラスメントの極致。
最近の校則はよくわからんけど退学まで行ってしまうとは…厳しすぎる風紀を前に理路整然と二人は幼馴染でありそれ以上の関係はないと説明する直人と綾。




その場を凌ぎ、後者に入っていく綾を見つめる下山の顔はもう教職のそれではなかった。
その間男然とした立ち振る舞いはいっそ清々しくもあり「不意打ちなぞ以ての外。正々堂々正面からお相手致します」とも取れる恫喝めいたセリフや綾を品定めするようなセクハラ発言からも、この男がキーパーソンになる事は明らかだった。




ギリギリ遅刻に間に合った二人は教室で友人のけんじ明朗快活JKさとみに下山の件を労われる。
さとみの発言からも下山の評判はかなり悪いようだ。







というかさとみお前…いくら夏服で薄着とは言えお前これ…
おっぱいでっか…ワイシャツぱっつぱつやぞ…好き…♥
そして透けブラの主張が激しすぎるだろ…好き…♥





程なくして始まったHRでは、クラスメイトの一人、伊藤が退学になった旨を知らされる。



担任教師の話を聞いた面々は口々に「伊藤は高橋と付き合っていたのでは」「それがバレたから退学になったのでは」とある程度の予想が立っていたが、担任教師がこの件に関して詳細に語ることは無く、噂だけが一人歩きする形になった…。




伊藤の詳細を調べている最中に、さとみに社会人の彼氏がいる事が発覚したり、伊藤の彼女であった高橋が生徒指導室に呼び出されている所を目撃したり、サッカー部のイケメンキャプテン早川の話題が出たりとそこかしこに暗雲が立ち込める。

「嫌な予感」に余念がない。





そんな中綾はというと、テスト前でロクに勉強をしてない直人を付きっ切りで世話してくれるという良妻賢母ぶり。正統派ヒロインのいい匂いがしてくるではないか。




翌日はテスト当日。いつもの様にギリギリで登校していると、下駄箱で下山と遭遇する。
どうやら下山はさとみに彼氏がいるのではと訝しんでいた。
直人と綾はそんな下山を適当に往なし、テスト終わりにさとみに注意喚起を促す。
当の本人はというと下山の悪評を知りつつも意にも介していない様だったが。





しかし次のシーンでとんでもない事が発覚する。





直人とけんじが連れ立ってトイレに行くのだが、ここで直人のቻンቻンが「すげー小さい」事をけんじに指摘されてしまうのだ。指摘した本人は直人の「すげー小さい」ቻンቻンを見た事で自分のቻンቻンに自信を持ち、直人は「ቻンቻンの大きさなんて大した問題ではない」と自分の「すげー小さい」ቻンቻンを笑い話にしてしまう。





でも考えてみて欲しい。実際ቻンቻンの大きさなんて多種多様である。
特に高校生ともなればその大きさは多岐にわたり、今その時小さくても後で大きくなる事だってある。直人の言う通り今は大した問題ではないのかもしれない。






学生よ、ቻンቻンの大きさで悩むことは無いぞ。
ቻンቻン小さくても結婚して子供がいる家庭を僕はいくつも見てきている。
(夜の営みが満足しているかは別として)
真の人生のパートナーはቻンቻンの大きさで相手を選ぶような事はしないのだ。
(少なくとも今は)
愛情さえたっぷり注いでもらえれば他に何もいらないのだから。
(建前は)





そんなこんなで教室で駄弁っていると、突然さとみが下山に呼び出される
例の社会人の彼氏の件を嗅ぎつけたのかと思われたが、さとみはあっさり解放される。
どうやら彼氏を「兄」と偽り下山の言及をパスしてきたようだ。あっけらかんとした性格だが強かだ。


だがいい加減下山のこういった行動に反撃の狼煙あげるべきだとけんじは主張。
下山の弱みを握り、おとなしくさせる方法はないだろうかと提案する



下山の弱みを握ろうとあちこちを捜索する過程で直人は様々な謎と直面していく…




といった所が高校生編の主なストーリー。


高校生編での見どころは、主に「直人と綾の関係性」や「下山の人間性」、「登場人物の今後の布石」等、丁寧に描いている所だ。



高校生編が終われば物語は社会人編へと進むのだが、社会人編を100%楽しむための要素がぎっちり詰まっているので、初プレイで高校生編をスキップしてしまうのは非常にもったいない。というかいきなり社会人編をプレイしても楽しめないと思う。
あくまで高校生編のスキップは振り返り様と割り切って、しっかり最初からプレイすることをお勧めする。




柏木綾というヒロイン



このゲームのヒロイン、柏木綾ちゃんは非常に他人思いで誠実、そして思い切りがよく気が強いが女の子らしさも持ち合わせている…という男心をくすぐるナイスな性格だ。


・毎日直人と登校するために家に起こしに来てくれる
・近所の少年への面倒見がいい
・セクハラ教師には毅然とした態度
直人の家に強引に泊まりに来る


等、学生としても女の子としても頑張り屋だ。


そして直人もそんな綾に好意を抱かない訳がなく、高校生編の最後には両想いとなるのだが、それまでの道のりは(直人が鈍感でヘタレなせいで)決して平坦ではなかったのだ。


ある時は部屋で二人っきりになり、いい感じになった所で妹に水を差されたり、またある時はサッカー部のイケメンキャプテンに食事に誘われ、どうしたらいいか直人に尋ねると平気で「行って来たら?」と促され拗ね気味に誘いを受けたりと、ある意味青春真っただ中の少年少女している。


そんな綾ちゃんの強気で凛としたイメージを際立たせるシーンが、下山に不純異性交遊として退学をチラつかされ、体を求められるシーン。


これまでのNTR作品であれば、ここで「約束だけは守って下さいね…」のセリフと共に体を預けるのがパターンとなりつつあるが、綾ちゃんは違ったのだ。




下卑た笑みを浮かべる下山を一発張ると共に退学を受け入れてしまうのだ




その気丈な姿はまるで女騎士(最近の女騎士はすぐ堕ちるけど)を髣髴とさせる。






NTR王道のお約束を見事に破った綾ちゃん。
もしやこのまま寝取られたりしないのでは?というある意味一抹の不安が脳裏を過る。




しかしそこはこの男なら誰でも振り返り、強い印象を与えてきた豊満なボディが許してくれなかったのだ…。





えっちシーンについて



社会人編では直人と結婚し人妻になり、更に色っぽくなった綾ちゃんが男の毒牙にかかりまくります。




何故そうなったかは、序盤の交通事故まで話は遡ります(というより、交通事故に合う迄が回想みたいなものなので実質事故ってからが本筋)




このままエンディングまで直人視点で突き進み、最終的に綾がひた隠しにしてきた事実を回想で見返す事で全てが明らかになる仕組みになっています。





もちろんここまで一切エロシーンが無い訳ではなく、なんと幽体離脱(!?)をしながら綾の様子を一部見る事が出来るのです。これなら主人公が序盤から終盤までずっと寝ていても様子がわかって便利ですね!(尚、意識が戻るとその記憶は混濁し曖昧に)



なかなか他にはあまり見かけないシステムで僕は好きです。







そして続編へ


僕がこの作品をレビューさせてもらおうと思った理由の一つに





1作品まるまる序章





という、実に思い切った事実があります。


そう、この「危ぶまれる日常」実は続編にあたる次の作品が本編らしいのです。





うせやろ工藤…通しプレイで3時間、綾ちゃん視点の回想で2時間くらいのまぁまぁ長編なのにまるまる序章なん…?





しかも空上さん曰く、本当のメインヒロインは先程ちらっと紹介した無口で無表情でクールな楓ちゃんらしいのです。





うせやろ工藤…このゲームで楓ちゃんと会話できた回数なんて数える程なんやぞ…?






実を言うと僕は「1話まるまる序章」という話を先に知ってからのプレイでした。



そんな基礎が充実したNTRストーリーやるしかねぇだろ…!という心持ちで挑んだこの「危ぶまれる日常」でしたが、ちゃんと次回作に繋がる布石そのものでした。




楓ちゃんとの詳しい関係性や馴れ初めはエンディングにばっちり描かれているので直人くんには申し訳ないが絶望感を次回作でもう一度味わえるという、言うなれば超死体蹴りゲーなのだ。




勿論この作品だけでも寝取られゲーとして完成しているのでストーリーを重視した寝取られモノを味わいたい方にもお勧め出来る一本となっております。




最後に


快くレビュー許可を下さったサークル空上さんに感謝致します。
続編の完成をお待ちしております…!




サークル空上さん代表、空上さん

危ぶまれる日常

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やさぐれ喫煙所 2022/05/22 00:49

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    私は、まぬりさんのファンです。突き進んで行って欲しいです。

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