夢姫 2020/11/11 16:31

私の中にいる母親の亡霊

亡霊といっても、まだ生きておりますが…。

自分に鞭を打っていた…何かあると自分を全否定する自分の中にいる者の正体がわからずにいたが…あれは母親だ。

よく、いつまでたっても親のせいにするなとか、大人になってまで親のせいにするなとか、言われるが…私からすれば、そういう家庭で育ってよかったね。といってやりたい気分になる。逆パターンはよくあるのにねぇ~、いつまでもお前の親だから頼っていいんだよとか都合のいいこと言って子ども扱いとかね。

「なんであんたはできないの。他の子はできているのに」

「仕事(勉強)もしないでゲームばかりして…あんた好きなことしかしてないじゃない」

「あんたはできるのよ、私の子なんだから」

「ゲーム作りとか絵はいいわね。けれどそれして生きていけるの?」

「アルバイトもいいわね。でも、いつ就職するの?それじゃ生きていけないでしょ?」

就職難でアルバイトしかないので、それをしても次は就職は?といわれる。
あの人もまた、満足しない人なんだろう。

家事や仕事は完璧に近いほどできるが、育児はダメなタイプだ。完璧主義を押し付けてくる。

オヤジも社会的には完璧だが「男が台所に立つな!」タイプだったし、なにより生活はあまりできない…が、それを押し付けてきたりまではしない
絵にしても、うちの家系は音楽とかそういったのはいるが、絵はいないな…とかその程度である。まぁ、義理の親だし…逆に丁度いい塩梅でもあったのだろう…ただ、話せばわかる父親なんだが、話ずらい雰囲気を作ってしまうので、言い出せなくなるのだ。

父は良いとして、この母の亡霊が自分の中に住んでいる。

我が母親は精神二級と自立支援の手帳を見せても、「騙されているんじゃないの?」とかいった。
医者も白目をむきながら「あー…うん」的な感じだったし、ここまで行くと笑い話であり、母親が言う通りだとしたら、お前、国と医者をだました天才詐欺師じゃんと友達達も爆笑であった。

他に付け加えると

「他の子はほかの子」と都合のいい時には言ったり

「大きくなったら、あんたがママの面倒を見るんだからね」

「あんたが結婚して子供を産まないと、あんたしかもういないんだから、我が家は絶えちゃうんだからしっかりしてね」

とか…これを幼稚園生や小学生から言われていたんだ。
で、できたりすると、抱きしめたり愛情がある振りをする。振りではなく本人は本当に愛してるつもりだったのだろうけれど…。

正に飴と鞭、洗脳よね…。

そしてこれって…”子供を愛してる”じゃなくて”子供を愛してる自分を愛してる”なんだろうな

それでも、ご飯はお百姓さんがつくったんだから大事にとか、好き嫌いはアレルギー以外殆どない所とか、良い所もあったと言ったら…友達に「それって、ダメンズと付く合って別れられない女みたいだから、考えるのやめた方がいいよ。DV受けてる人も同じような事いって結局別れられないみたいなのとそっくり」といわれた…思えば医者にも「親に期待しない方がいい、傷つくのは君」といわれたな…。そう言う事か…。

…とりあえず、正体はわかったよ…どこかに行って二度と帰ってこないでと思うのと同じく、わたしもまた母親と同じタイプだから反出生主義者になった。
まぁ、いや、周り友達というかもう知り合い程度になっちゃってるが、孕ませておいて面倒見ない奴がチラホラいるので、ああはなるまいと思ったのもある。


さて、それは兎角…この亡霊どうするかであるな

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