MARO/グローバルワン 2024/06/26 08:48

銀河英雄戦艦アトランテスノヴァ シャレーダーグローバルワン セラフグローバルワン

★付箋文★

誠矢達が大城家に戻ると玄関先で
サイバドック7号がひっくり返って気絶していた

「どうしたんだ7号!」
誠矢は慌ててサイバドッグ7号に突き刺さり
電気ショックを与え続けていたナイフを抜いた

すると7号が再起動し口から出た泡を飛ばしながら
少し早口に喋り出す

「戦闘隊長すみませんチーフが
スパイに浚われました!」

バカヤローッ誠矢は思わず怒鳴りつけていた

「仕方ないだろう誠矢・・忍犬を出し抜くとは
恐ろしい敵だ」

坂巻は家の中の状況で相手の動きを分析した
屋根から家内に潜入し直ぐに滝川チーフに
向かってナイフを投げ

それを庇った7号にエレキナイフが刺さった
「全て計算ずくだ・・凄まじい腕だぞ
坂巻が警戒している、Jジョーカーは
誠矢が思っている以上の怪物のようだ」

その時部屋の中を探索していた響が
ナイフで机に止められた手紙に気が着いた

「これを見ろ誠矢!」

それには{大城戦闘隊長、貴様の部下は預かった
無事に返して欲しければ貴様一人でCL38Gに
迎えに来い}と書いてあった

響はその内容に、どうして奴は誠矢の家や
滝川チーフが誠矢の部下だと知ってるんだ!?
その疑問に坂巻が答える

「奴はガルスグレーサーのスパイ戦士だ
ムーの末裔から情報を提供されたんだろう」

誠矢が決意を決めた顔をして立ち上がるのを見て
坂巻は無駄とは思いながら忠告する

「間違いなく敵の罠があるぞ、
それでも行くのか?」

「聞くまでもないだろう?」

「俺に任せろ誠矢、
必ず滝川チーフを取り戻してみせる
お前はハヤテには無くては成らない存在だ
危険は避けてくれ」

「此処で滝川の救出を坂巻に任せた俺に
何が期待出来る?そんな腑抜け
誰も付いて来ないさ」

『蛮勇も誠矢の魅力か・・』

「解った・・だがお前が行くのは
責任以外の感情があるからなのか?」

坂巻の急な質問に誠矢は少し考え呟くように
「それは・・俺にもまだ解らない」と答えた
誠矢は家を出ると直ぐに車を発進させる

「坂巻、誠矢のボディガードを!」

「ああ解っている、だがお前の車は
使えそうにないな」

「エッ、どうしてだ?」

「行けばわかる」

坂巻にそう言われた響は疑問に思いつつ
自分の車の席に座るとエンジンをかけようとした
「あっ!あいつ・・鍵を抜いていきやがった」
焦る響きに坂巻がウインドウをコンコン叩く

「響こっちだ」

「お前の車は鍵が抜かれてないのか?」

「抜かれているがスペアを持ってる」

「用意が良いな、追いつけるか?」

坂巻は予備の鍵でエンジンを掛けながら
「追いつかなくても行き先は解っている」と
言った。

_____________________
★付箋文★

誠矢はJジョーカーに指示された
CL38Gポイントの浜辺に来ると
一本の木に人が縛られているのが見え
そこで誠矢は車を降りて駆け寄った

「大丈夫か滝川!」

だがそれは只の人形だった
そしてその人形の胸にはナイフで手紙が
突き刺されていて、それには

  {ここから浜辺に沿って歩け、道しるべの
   ある方向にだ}と書いてある

誠矢が周りを見渡すと南の方に何か落ちている
歩み寄ってみると其れは滝川鏡子の履いていた
ブーツの片方である

「あっちだな・・・」

誠矢は示された方向に走り出した

「無事でいてくれ・・『鏡子』」━━━━━━━━━━━━━━━━━━

誠矢を追う車中で
響竜一が運転席に座る坂巻進吾に質問した

「さっきお前が誠矢に言った責任以上の物を
滝川チーフに持っているんじゃないかって
・・どういう意味だ?」

坂巻は溜息を付き

「響・・おまえ誠矢と
どれくらい付き合ってるんだ?」

「どれくらいって・・15年かな?」

「それだけ付き合って誠矢が
滝川君に注ぐ視線がキャッシーに
向けていたものと一緒だと気が付かないのか?」

「そ・・それじゃあ誠矢の奴は・・」

「そうだ・・誠矢は滝川君に愛情を抱いている」━━━━━━━━━━━━━━━━━━

誠矢が岬を回って300メートル程走ると
Jジョーカーが立っていた。

側の木に滝川鏡子が縄で縛られ捕まっていた
鏡子は誠矢を見ると

「戦闘隊長すぐに引き返して下さい、と叫んだ」
誠矢はそんな鏡子に、
「心配するな絶対助けてやる!」
と叫び返して駆け出しスペースサーベルを抜く

「行くぞJジョーカー」

Jジョーカーもスペースサーベルを抜き
「望むところだ!来い大城誠矢!!」
と迎え撃つ

サーベル同士で激しく打ち合う二人
何度目かの衝突の後、Jジョーカーの
サーベルは誠矢のサーベルに叩き落とされた
鏡子には少なくともそう見えた

『総隊長・・誠矢さん・・お願い勝って!』

この時ジョーカーは後ろに飛んで
砂に刺していた50センチぐらいの
棒状のものを二本引き抜く
誠矢はJジョーカーを貫こうと
サーベルを前に突き出すが

Jジョーカーは力を込めてそのサーベルを
2本の棒で挟むように激しく叩く
すると誠矢のサーベルは中間部分から
鋭い金属音を立てへし折れた

「バカなムーンライトJ38製の
超震感サーベルが折れるなんて!」

サーベルを空中から出現させて
誠矢に近づきながらJジョーカーは

「確かにお前達地球人が作り出した
その武器は優れている、だが
そのサーベルには構造的弱点がある
ソレは側面だ!」

「お前達の武器工場には
材料となるムーンライトの(インゴット)が
余る程ある、それを少々拝借させて貰った
此で終わりだ大城誠矢!!」

そう言ってサーベルで切りかかった
辛うじてそれを避けた誠矢は鏡子の元に駆け寄った。

「今助けてやるぞ鏡子!!」
そう言って縄を解こうとしたがその隙を見逃す
Jジョーカーではない

「そうはさせるか!死ね」

そう叫んでナイフを投げる
だが投げたナイフの手元が狂い
鏡子に向かって飛んでいった

その時、Jジョーカーと鏡子は
信じられない光景を見た

其れはナイフが鏡子に刺さろうとした
瞬間、誠矢が鏡子を庇ったからだ
ナイフは誠矢の右腕に突き刺さった

「馬鹿な」Jジョーカーは誠矢が
自分より部下の命を優先するとは夢にも
思っていなかった
「何故だ・・なぜなんだ!?」

その疑問は鏡子も同じだった
「どうして私なんかのために!?」

どう考えても命の重さが違う
誠矢は今や地球人類の希望なのだから

「さあ・・な・・それよりJジョーカー
鏡子には指一本触れさせない命を賭けてもな!」

其処で誠矢が鏡子を愛している事が解り
思わず死んだ弟と恋人の顔が重なる
「・・戦いに情けは無用だ!」

Jジョーカーはそう言ってサーベルで
誠矢に切りつけるが
誠矢は避けもせず壁のように立ち塞がり
胸から斜めに血が吹き出すが微動だにしない

『どうして避けない?死ぬ気か!?』

「上官として・・部下を・・
傷付けさせる事は出来ない!」

この一言でJジョーカーの殺意が揺らいだ
『併しこの男はここで殺さなければ
いずれガルスグレーサーにとって
最大の脅威に育つそんな予感がする』

「俺はどうなっても良い・・・だが
鏡子は助けてやってくれ頼む!」

「!!・・貴様そこまで・・」

その時Jジョーカーは又しても
自分の弟とその恋人の姿が
誠矢と鏡子に重なって見えていた

『そうか・・これは俺個人の復讐か・・』
Jジョーカーは鏡子に近寄ると縄を
サーベルで切る、そして数歩歩いて振り返り

「戦いに情は不要だ・・だが俺はお前達二人を
殺さない・・俺が今お前達を殺せば
弟の死を理由にした殺人になるからな」

「いくら戦う相手でも愛し合う者同士をこんな
卑劣な方法で殺せば弟に顔向け出来ない」

「・・どういう事?」

「サイボーグの俺も所詮人間だ
それくらいは解る・・もっとも・・
お前達自信は気づいていない様だが」

「Jジョーカー!」
誠矢は気力を振り絞り敵の名を呼んだ
「何も言うな傷に触るぞ、俺は
ハヤテ総隊長とは戦わなかった
それだけだ・・」

其れだけを言い残してJジョーカーは
テレポーテーションで去っていった。

_____________________

坂巻達が誠矢の車に気づいて車を止め
後部ドアを開けると
サイバドック7号が飛び出した

「それじゃあ頼むぞ7号!」

「ラジャー」
そう返事をして7号は地面の匂いを嗅ぎ始める

「坂巻隊長、風に乗って血の匂いがします」

「何だと!?」
最悪の予感が頭に過ぎる坂巻に7号は
「こっちに近づいてきます」と伝えた

その時響が遠くに見える人影に気が付く
「あれを見ろ坂巻!」

その方向を見ると胸を血に染めた誠矢に
鏡子が肩を貸して歩いてくる
そして坂巻達に気が付いて鳴きそうな顔で
鏡子が助けを求めた

「お願いです助けて下さい!私のために
総隊長が酷い怪我を!」

「何も言うな滝川チーフ!
直ぐに誠矢を車に乗せるんだ」

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★付箋文★8:46 2024/06/26

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シャレーダーD02 シャレーダーD02


ターゲット04

シャレーダーセカンドNO.32アフリカ奪還作戦I シャレーダーセカンドNO.32アフリカ奪還作戦I


シャレーダーセカンドNO.40 シャレーダーセカンドNO.40

シャレーダーセカンドNO.39 シャレーダーセカンドNO.39

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シャレーダーセカンドNO.35 シャレーダーセカンドNO.35

シャレーダーセカンドNO.34 シャレーダーセカンドNO.34

シャレーダーセカンドNO.34

これは大阪に生き残る
200人の運命を賭けた
絶望と希望の脱出劇

それは悪霊と化した妹とする
恐怖の鬼ごっこ
その恐怖の時間を
逃げまわる婦警隊副隊長
泉真紀子、だがこれは
巨乳隊長が考えた作戦だった
その間に 一番の大物
アーモンに罠を仕掛ける
隊長と侍ディーヴァガイ
そして木星は最悪の戦場と
化してしまうのだった。
シャレーダーセカンドNO.33 シャレーダーセカンドNO.33

シャレーダーD01 シャレーダーD01 シャレーダーD01 シャレーダーディストラクション      フェーズ01 シャレーダーディストラクション      フェーズ01

人造悪魔ダークネスに
よって世界は激変した!
そんな最中
大阪に取り残された女達が
最後の希望として頼ったのが
最強最悪の武闘派警官の二人
今、最も危険な獣達が
檻から解き放たれる!

婦警隊の副隊長を務める
泉真紀子 彼女はかって
その俊足を活かして
引っ手繰り屋をしていた
彼女を更生させたのは
婦警隊長 亘理洋子

泉は洋子に変わって囮役を買って出た
恐るべきダークネスの大目玉ボス
サイクロプスの追撃の末
囚われの身となり、触手責めにより
洗脳快楽○問を受けるのだったーーー

と言う訳で突然始まった
シャレーダーディストラクション
全40話と言う長編のため
残り数話の所で長らく止まっていましたが
やっと全話のペン入れも終わり
此から再スタート致します・・・
エロ無しは一般でも発表しますが
18禁モードが読めるのは
ダウンロードサイト
だけ ですので宜しくネ!ダス





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