しゅれでぃんがー 2019/12/31 10:06

ジャーナル:【庵野監督・特別寄稿】『エヴァ』の名を悪用したガイナックスと報道に強く憤る理由を読んで

ダイヤモンド・オンライン様より記事を拝見。







【庵野監督・特別寄稿】『エヴァ』の名を悪用したガイナックスと報道に強く憤る理由



 記事の内容をまとめると。

1.
 今回準強○わいせつ容疑で逮捕されたアニメ制作会社「ガイナックス」の社長は、ほんの数年前に「ガイナックス」に入ってきた人物。『エヴァンゲリオン』とは全く関りが無い。

2.
 現在のガイナックスには『エヴァンゲリオン』の制作に係わった人間は1人も残っていない。

3.
 現在『エヴァンゲリオン』を製作しているのは、庵野秀明監督が代表取締役を務める「株式会社カラー」。

4.
 にもかかわらず、報道では『エヴァンゲリオン』との関係性を匂わせるような書き方をしたせいで様々な不利益を被った。

 故に、記事を寄稿した。ということらしい。
 どういう不利益かが気になる人は、実際に記事を読んで確認して欲しい。



 創作業界というのは、得てして食い物にされるものである。古くは手塚治虫の時代から。アニメや漫画が別に好きではない人たちが間に入ってきては、マージンを抜いていくのだ。

 しかし、アニメ関係者たちのわきの甘さもある。この件は学生時代からの友だちだから、とお金のことをなあなあにし続けた結果だ。ビジネスに私情は厳禁である。

 アニメ業界全体への影響を考えて、穏便に済ませようというのも分かる。ならばなおのこと、初めから弁護士なりなんなりを雇って対応してもらわなかったのか。もし雇っていてなおこの結果だったのならば、その弁護士は本当に大丈夫な人だったのだろうか? 友だちだから、という考えでビジネスをするのはとても危険だ。


 『アニメがお仕事!』(作者:石田敦子)という漫画で、とあるキャラが「あんな方向に行くなんて」、と噂されているシーンがある。読んだ当時はどんな方向か分からなかったが、この記事を読んだ今ではこんな感じだったのかも、と思う。自分は描かずに人に描かせる。そしてお金は自分の物。困ったらそれらの財産を売っぱらって金にする。

 『吼えろペン』(作者:島本和彦)という漫画では、ガイナックスの社長を「絵を描く気は無いがアニメの仕事がしたい。だから人に描かせる」という人物像で描いていた。あの漫画はどこまでもヤバいラインを色んな意味で攻めている漫画である。


 私は祖父の介護をしていた時に、遺産のやり取りでもうお金のもめごとはこりごりである。介護が終わってからすぐに稼げる仕事を探していた時、最終的に車のローンを組まされそうになったこともある。





 お金が絡むことは、私情を挟まず弁護士を挟む。これが一番である。 
 

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