墓王(仮):セバスチャン
元王宮勤めの騎士。人望が厚く力量も高い騎士だったが、教会が出現してからどんどん世の中全体の流れが変わってくる。王宮では元々の神官が排除され、女神派の神官が幅を利かせ始める。女神の力を盾にした横暴も見られ始めたが、その恩恵に貴族たちは溺れてしまってそれらを取り締まろうとする騎士の方が罪状を捏造されて投獄や追放、処刑までされるようになった。
セバスチャンはその流れを許すことが出来ず、しかし己の力ではどうにもならないという無力感に苛まれる。尊敬する上司や部下たちがどんどん無実の罪で摘発されていく。そしてとうとうその世界を見ていることすら出来ないほどに心を消耗させてしまったので、王宮を去る決断を下した。
地方貴族の子息の教育係になったものの、そこでも聖女が生まれたことでまた聖女政争に巻き込まれる。
セバスチャンが最初に世話をしていたのはメアリの真ん中の姉。聖女であるのにまともだったから、セバスチャンの聖女観が変わった。
祭壇云々の設定が浮いてきたせいで、話が組みにくくてしょうがない。一旦そこは白紙にしよう。