日記　『女商人ラーム』面白かった！

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　タイトル画像の立ち絵から覗く腹筋に惹かれて購入、プレイ。スチルのクオリティがしょっぱなからよかったし、最後までよかったけど。プレイを続けられたのはそれだけが理由ではない。シンプルながらも目新しいRPGシステムで、なかなか面白かったからだ。

　これはワールドマップのスクショだが、一番初めは自分の店以外すべての空間が真っ黒な闇に包まれている。それらを調べると、行動力を1消費して黒マスを消すことができるのだ。そこには固定イベント以外は毎回ランダムにアイテム発見や敵出現の判定が存在し、それがRPG要素として機能している。これがなかなか興味深いのだ。ワールドマップが全部きちんと作られていて、意外なところに町があったりイベントがあったり。ついつい探してしまうような楽しみがある。行商人（女）が人間やモンスターに襲われるCGが7種類あって、それは行き倒れている行商人を見つけたら見られるのだが。マップ全域に隠されたように行き倒れているので、探すのが面白い。

　一番嬉しかったのは、異世界の洞窟を発見した時だ。明らかにマップに不自然な空間というか、いけそうな部分があったので探ってみたらドンピシャで発見。あれはガッツポーズ。そんな喜びを感じさせてくれる良いシステムだった。戦闘バランスは防御力を一定値まで上げるとどんどん敵の攻撃のダメージが0になっていくので、大味。スキルツリーで基礎ステの防御力を7ぐらいまで上げればもうクリアできるだろう。仕様を理解すれば楽になるが、分からない場合なかなか手こずるかもしれない。防御だけ上げれば良いゲームだった。

　寝取られていくゲーム、というのが私はけっこう好き嫌いがある。彼氏がいる場合でも、彼氏の描写がスカスカだったり寝取る側のキャラが立っているならそれなりに楽しめるが。彼氏側が善人だったりキャラ立ってたりするとダメである。このゲームの場合は前者だったので楽しめた。旦那である男が何というか、人としてしょーもさなそうで寝取られても何も感じない。素直に寝取られを楽しめるいいスパイスである。

　とにかくスチルが良い。人外スチルを高クオリティで描く作品は基本的に外れが無い。ゲームとしてつまらなくても絵だけで最高、そこまでいける力がイラストにはある。それになんとこのゲーム、寝取りキャラである商会のおっさんが、スチルでちゃんと髪とか生えて丁寧に描かれているのである。だいたいの同人ゲームって、竿役はスキンヘッドで全裸なのに。なんというか、このゲームはスチルに関して言えば他のゲームとは一線を画すというか。格が違うな……と感心した。

　ゲームとしても楽しかったし、スチルも大満足。遊んで心からよかったと思えるゲームだった。