しゅれでぃんがー 2020/12/30 16:45

日記 『討魔の乙女』予想外の大作

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女商人ラーム』がとても良かったので、以前のセールで買ってあったのをやってみた。ビビった。どうみても『女商人ラーム』を遥かに超えた力の入り方。いや、分からんけど。凄いボリュームにがっちりしたシナリオ。大作RPGやん……、と。ベタではあるがだからこそいい。黒幕が分かった時は思わず唸った。なるほど……やりおる……。でもそれはありそう、てかその方が面白いか、と。いやあ、このシナリオやりますねえ……。感服。エロゲーじゃないとできないシナリオしてるし。エロじゃないとできないシナリオをエロゲーでする、というのは、道理が通っていてやはり良い。


 本当にオーソドックスなRPG。スキル取得に自身の経験値を使うのでそこがちょっと奇抜だったが、まあスキル全部覚えたらその後は普通のゲームである。でも、レベルデザインもきっちりしてあったし、イベント数がめちゃくちゃある。仲間にできるキャラは全部一枚以上スチルがあるし、そのせいで主人公のイベント数が少ないなんてこともない。むしろ多い。ワールドマップもすごく広く、画面全体に情報量がぎっしり。本当にありそうな街並みをマップチップで表現している。隅から隅まで丁寧に作られた素晴らしいゲームだった。


 トゥルーエンドまでクリアしたが、シナリオを吟味すると「このゲームに寝取られ要素を入れる意味は別に無いな」、と気づく。シナリオとはまったくかかわりが無いので。でも、寝取られイベントはじつに全スチルの内の半分ぐらいを締めている。そこまで力を入れて作っているなら、シナリオやゲーム性に関係無くてもこのゲームはNTRが題材なんだな、と納得せざるを得ない。メインストーリーには手抜きが無く、寝取られというサブコンテンツも同等かそれ以上の熱量を感じる。だいたいはどちらかが疎かになりそうなものなのに。同人ゲームにもこんなすごいゲームもあるのか、と感動した。

 クリアまで丸一日遊んで、しかも時間を忘れるほど没頭できた良いゲームだった。

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