しゅれでぃんがー 2021/04/03 23:35

物語概論 枠組みについて思考整理

 こどえでを例にして、自分の中の創作術を整理し言語化する。

 シリーズを形作るにおいて、まずは枠組みを作る。枠組みの名前は後付けでもいいが、メインとなる作品において重要な要素から命名するのがしっくりくるかもしれない。これはそのシリーズ全体を乗せる机というか、敷き布のようなイメージ。これの上に作品を置いていく。

 メインとなる作品は他の作品とのつながりを持つ権利を持たせる。今思いついたが、「オールスターシステム」とでも呼ぶか。オールスターとして定義した作品は、他作品のすべてのキャラ、そして主人公も登場させることができる。

 オールスターと定義しない作品には、原則として【他作品の主人公】は登場禁止。情報として匂わせるとかならいいが、本人が出てきて喋ったり動いたりするのはNG。主人公以外なら一応出てもいいが、あんま出しゃばらないようにする。

 何故かというと、主人公格というのはその時点で一番歴史が蓄積するポジション。なので、他作品のサブやモブで登場してしまうと、出た先の作品の主人公と歴史を共有することになってしまう。するとどうなるかというと、【主人公格の中での序列が下がってしまう】のだ。サブで出ただけでも、既に自分の作品でメインを張って結末まで書かれたキャラというのはキャラが強いので。同格の主人公のはずなのに、他作品の主人公の格下扱いになってしまう。一度その印象が付くとそれを拭うのは不可能に近いので、致命的。ガンダムSEEDのキラ、アスランとガンダムSEEDデスティニーのシンが最悪の例だろう。あんな感じになる。だから、そのキャラの権利と立場を守るためにも。【自作品であろうと、安易なコラボはしない】のが賢明だろう。ゲームなら、隠しキャラぐらい隠さないと危険である。もしくは、そのキャラを登場させないと勝てないぐらい敵を強くするか。それでもきついけど。


 長く活動して作品が増えてきたら、やっぱ自作の主人公やキャラたちが一堂に会する作品というのは作った方がいいと思う。お祭り作品というのは単純に楽しいし、ファンサービスにもなる。その作品でまだ読んでない作品のキャラに興味を持ってくれて、それを買ってくれるユーザーもいるかもしれない。同人作品でセルフコラボの大規模プロジェクトを回しているサークルさんは見たこと無いから、ここまで持っていければ面白いことができそうだとは思う。

 全員が集まる理由はなんだっていい。次元のゆがみだとか、魔法が暴走したとか。寝て起きたら異世界だった、みたいなのでもいいんだ。作品として完成してるキャラたちというのはある程度適当でもちゃんと動くから。なんだかんだでこじつけはできる。キャラの強いやつらが集まってわちゃわちゃする、というのが大事なのだ。

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