ネタメモ『CodeEden』せんせい、アルテミス加筆

スーツ

「せんせい」はどれだけ生活が困窮しても、一張羅のスーツを手放さなかった。宇宙世紀では物質としてのスーツはレアで、しかるべきところに売りつければそれなりの値段になる（アバターでスーツのデータを作り、ホログラムを肉体にまとったらもはや衣服すら必要無いので）。そのスーツは彼が教員時代の給料で買った、とても大きな最初で最後の買い物だった。

　安宿で埃をかぶるだけの代物ではあるが。もう二度と袖を通すことはないのかもしれないが。それでも彼は、この一着を手元に残している。

アルテミスのリアルな容姿、体格

『Aちゃんねる』
　アルテミスのアバターはロリロリした魔法少女。彼女のリアルの容姿は背が高くガタイが良い女性。アイドルとしての理想が古い時代のA〇Bとか欅坂みたいなのをレトロデータで見て育ったから、線の細い華奢なアイドルになりたかった。だからこそリアルの姿を世間には一切晒さず、身バレを心底恐れている。それゆえに過剰なまでのプライベート秘匿主義者で、リアルの友だちは一切いない。共演者とかもアバターでしか顔を合わせないし、同僚たちですら彼女のリアルデータを一切知らない。

　ガタイの例はまあ、艦これの大和とか武蔵とかそんな感じ。いわゆるデカ女で、デカいことがコンプレックスになってる。