しゅれでぃんがー 2021/08/06 09:33

プレイ日記

 一時期プレイ日記をたくさん書いていた。youtubeではプレイ動画が繁栄しているから、プレイ日記もそれなりに需要があるんじゃないかと思っていたからだ。しかし、今は殆ど書かなくなった。ゲームの魅力を語るならレビューの方が手っ取り早いからだ。

 プレイ動画やらプレイ日記というのは、どちらかというとプレイしている人間の気配がメインコンテンツだったりする。ゲームの展開やシナリオに対して、その人の独特な感性や反応が見られる。プレイするゲームより、どちらかというとゲームを既にプレイした人たちが他人のプレイしている姿を見て楽しむコンテンツなのだ。だから、レビューとプレイ日記というのは、厳密には客層が全然違う。見せる方向が違うのだ。


 最近、面白いゲームをプレイした。『タイムクライムパラダイム』というゲームだ。独特の世界観に、全部手作りのキャラ、マップ画像。没入感がすごい。シナリオも巧み。続きが気になってのめり込むゲームだ。この作品の魅力を伝えるには、レビューでは不都合がある。レビューは結論をすぐ出してしまうし、何処がどうすごいかを簡潔に書いちゃうから。シナリオがよくできてるゲーム、例えば推理ゲームだとか謎解きゲームなんかだと一瞬でネタバレまで書いちゃうから。楽しめないし、まだ遊んでない人がレビュー読んじゃったら大変なことになる。購買意欲を削ぐまである。

 こういうゲームの場合、プレイ日記の方が適切だ。プレイしている私の目を通して、指を介して中身をなぞる。ただ中身を書くだけではなく、私が思ったこと、感じたこと、驚いたこと、感動したこと。書いている『私』を介してゲームに触れることができる。その『私』は時に邪魔にもなるだろうが、ゲームに加えて『私』を読んで楽しむという仕組みができる。普段から私が行っている、『私』のコンテンツ化。それがプレイ日記という媒体では色濃く出る。読んで楽しいプレイ日記というのは、筆力が試される。だから書いてて面白い。私のブログで未だに読まれているのは『SHRIFT』の虐殺ルートのプレイ日記だったか。あの記事は未だに閲覧されてる。ログ開くと毎回あるからね。閲覧履歴。攻略方法目的の人が大半だろうが。あんな尖らせた記事はわりかし好きな人は気に入ってくれるような気がする。私も個人的にあのプレイ日記は頑張って書いたので気に入っている。そのせいで燃え尽きたかもしれない。





 話が逸れた。これからはまたプレイ日記も増やしてみようかな。【プレイ日記の方が面白い記事が書けるゲーム】の傾向がぼんやりと分かってきた。あとは、面白く書けるかどうかだけ。

 その技術を、私はもう身に着けているはずだ。ならば、それを証明すればいい。結果はPVとUUで出るのだから。





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