しゅれでぃんがー 2021/12/09 18:38

ふちの無いメガネ



 私にとって眼鏡は消耗品だ。リフォーム業をしていた時は、瓦礫と粉塵に塗れるのでいつも眼鏡はドロドロ。細かい傷がしこたま入り、数か月でダメになってしまう。かけて見れば使えないことは無いので、我慢して使用を継続することもできるのだが。細かい傷が視界に映って気になるし、何より他人からの見た目もよろしく無い。だから、3500円で眼鏡が一つ買える店があるので、そこで定期的に買い替えていた。昔は3000円で二つ買えたのだが、今では3500円で一つ、5500円で二つになっていた。時代の流れだろうか。

 リフォーム業も辞めたことだし、そろそろ新しい眼鏡が欲しい。と、いうことで、先日買いに行った。もう眼鏡に過度な負荷をかけることも無いし、今まで使ったことが無いタイプの眼鏡が良いな、と思った。そうして店内を物色していると、なんとなく目を惹くデザインがあった。ふちが無い眼鏡である。そういえば、これは使ったこと無かったな。そう思った時すでに、レジへ持って行っていた。


 ふち無し眼鏡を使ってみて感動した。私が今までストレスを感じていたことが、ふち無し眼鏡では起こらない。これは眼鏡世界の革命であった。何かというと、【フレームが視界を遮らない】のだ。



 フレームがある眼鏡というのは、当然のことながらレンズの上の部分にもフレームがある。だから、鼻に引っかかる部分の金具がへたってきたりすると、常時徐々にずり落ちるようになってくる。この時、写真のような位置にフレーム上部がかかる。こうなると、視界の中心を眼鏡のフレームが遮るようになり、しかも、フレームより上は裸眼なのでぼやける。これが二重にストレスである。フレームは邪魔だし、視界はぼやけるしでイライラするのである。



 だが、ふちの無い眼鏡だとこれが起こらない。フレームが無いので、視界の中に眼鏡と裸眼の境界線が現れないのだ。もちろん、レンズより上側はぼやけるけど……明確にフレームの黒とか金属系の色で境界が発生しないので、正直気にならない。眼鏡というのは一日中、起きている時は常にかけている物だから。こういう部分が、とても大切。


 今はまだ安い眼鏡で日々を凌いでいるが。いずれ、生活に余裕ができたら。レンズ周囲の上下左右にフレームが無い眼鏡に、フルカスタムのレンズをつけた眼鏡を買って。ずっと使いたいなあと思った。

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